Mさんの質問:

『三面等価』を教科書と授業ノートを利用して復習中なのですが、

NNP=GNP−固定資産減耗

NNE=GNE−固定資産減耗

NI=GNI−固定資産減耗−間接税

のそれぞれの式と

GNP=GNE=GNI となるという資料を考え合わせると、

NNP=NNE=NI とならないので、わからなくなってしまいました。

また、2001年からはGNPという概念はもう使われなくなり、

GDPに統一されたと教科書にありましたが、

その場合はGDPを用いて、どのように三面等価を考えていけば良いのですか?

 

◇回答

大変鋭い質問ですね。僕も教科書も、この点には触れていませんでした。

 

「NNP=GNP−固定資産減耗

NNE=GNE−固定資産減耗

NI=GNI−固定資産減耗−間接税

のそれぞれの式と

GNP=GNE=GNI となるという資料を考え合わせると、

NNP=NNE=NI とならないので、わからなくなってしまいました。」

というのは、その通りですね。

実は、NIには、税込みの「市場価格表示」と、税抜きの「要素費用表示」とがあり、

「市場価格表示」NI=「要素費用表示」NI+間接税

また「市場価格表示」NI+固定資本減耗=GNI

です。上にある式についていえば、

したがって

NNP=GNP−固定資産減耗

NNE=GNE−固定資産減耗

「要素費用表示」NI=GNI−固定資産減耗−間接税

「市場価格表示」NI=GNI−固定資本減耗

で、「市場価格表示」NI=NNP=NNE

つまり、教科書の「NI」は、要素費用表示であることが説明されていないですね。

「また、2001年からはGNPという概念はもう使われなくなり、

GDPに統一されたと教科書にありましたが、

その場合はGDPを用いて、どのように三面等価を考えていけば良いのですか?」

これは、以上と同様に考えてもらえば良いです。