◇質問1

「スミスは、「人は交換そのものを喜びとする」(「交換性向を持つ」)と言ったとのお話でしたが、

たしか高校で「分業が確立されると人は交換せざるを得ないが物々交換は困難なので貨幣ができた」と

スミスが言ったと聞いたように記憶しているのですが。(24年前の高校だから、今はそんなこと教えてな

いかもしれませんが)「交換性向」とは、どこに出てくるのでしょう?

◇回答(12/4)

・スミスは分業の発展について、こう述べています。分業は人間においては他の動物に比べてさして大

きくもない才能の違いを生かし専門的な技能を身につけることで促進されるが、さらにそれは交換によ

って進展する、というのです。

「人間のそれぞれの才能が生み出すさまざまな生産物は、取り引きし、交易し、交換するという一般的

性向のおかげで、いわばひとつのたくわえとなり、だれでもそこから、他の人々の才能の生産物のう

ち、自分の必要とするいかなる部分でも買うことができるのである」。

・以上は中央公論新社の「世界の名著」37巻、p85上段の文章です。分業と交換性向については、83

ページから述べられています。