今回はレポートを提出してもらい、評価を試験の点に上乗せしました。
予想していたより多用な本を読んでくれて、私としてもうれしく思っています。

何人かの人に最高点を付けましたが、中でも熊谷英人君(310174H)の『E.バーク「フランス革命についての省察」を読んで−現代における保守主義の意義−』が力作でした。バークがフランス革命を批判し、それを突発的な暴動以上のものとはみなしていない点、リアリストであるがゆえに「理念の軽視」をはらんでいる点、改革を否定はしないものの現状維持と惰性にとらわれてしまうことは否めない点などを批判的に読みとっています。

また高橋一生君(320191)も、ゾンバルトの「恋愛と贅沢と資本主義」を要約し、さらに現代日本のブランド文化に結びつけて考察していて力作でした。

ところで残念なことに、まったく同じ内容のレポートが別の人たちから提出されています。これについてはテスト時のカンニングに等しいとみなし、テストも含めて双方の人の得点を零点としました。