18年度〜21年度の記録はコース概要の下に紹介しました
江部乙丘陵地フットパスのコース概要
○「江部乙丘陵地のファンクラブ」案内人が同行します
○参加費用は、一般500円、会員300円(保険料、農作物の試食代、謝礼)です
○マップは現在準備中です
○リンク
 エコ・ネットワーク
 北海道観光振興協会「道央パレット」
 根室フットパス
 黒松内フットパス
山の辺コース(高速バス停発着・・・約9キロ・・・・標高差約90メートル)
@高速江部乙バス停留場〜約4キロ〜丸加高原
 ・停留場&駐車場周辺には逸品ぞろいのりんご園やアスパラ農家がある
 ・遊山荘(山荘)に続く小道をたどり、エゾノコリンゴなど当地特有の自然環境に注目したい
 ・私道を通過し、高速道の管理道路を経て、丸加高原へ向かう(途中から桜と白樺の歩道となる)
※丸加高原は道央圏屈指の景観を誇る場所で、コスモス広場まで上り、石狩平野と暑寒別や樺戸連山のパノラマの風景を堪能し、広大な牧場(500ha)に草を食む牛や羊などをゆっくり眺めることができる。旧滝川畜産試験場の牧羊サイロ(滝川市指定文化財)や宿泊や入浴ができる「伝習館」がある。
A丸加高原〜約3.7キロ〜鍬塚
 ・自然観察の森の遊歩道を散策し、草花や野鳥などに親しみ、榛谷美枝子さんらの句碑を訪ねる
 ・自然観察の森を抜けると緩やかな下り坂、前方に暑寒、周辺に丘の畑が広がる
 ・東15丁目の陸橋から高速道の管理道路を経て、13丁目鍬塚方面へ向かう
 ・北海道農民福音学校ゆかりの鍬塚(石碑)をたずね、往時を顧みる
B鍬塚〜約1.4〜高速江部乙バス停留場
 ・周辺農家で旬のアスパラやリンゴ、プルーンなどの農作物を試食体験する
里山コース(道の駅発着・・・約8キロ・・・・・・・・・・標高差約50メートル)
@道の駅〜約1.5キロ〜野鳥館
 ・屯田兵屋(滝川市指定文化財)や江部乙神社などを見学し、開拓の歴史をしのぶ
 ・空知灌漑溝の上を歩き、江部乙小学校グランド横を通過する
 ・一端国道12号へ迂回し野鳥館(大崎順助さん主宰の私設野鳥写真館)を訪問見学する
A野鳥館〜約1.5キロ〜江部乙公園
 ・小学校敷地のパークゴルフ場脇を通り、緑寿園(老人ホーム)隣の江部乙公園に向う
 ・江部乙公園のミズバショウ園や周辺のりんご園を見学する
B江部乙公園〜約4キロ〜陶芸ギャラリー&カフェ
 ・アオサギのコロニーのある「交流の森」周辺で四季折々の自然に触れる
 ・江部乙中学校校舎正面にある旧滝川北高校の記念碑を見学する
 ・東11丁目「フルーツの丘」の先で眼下の景観を眺め、岩橋英遠「道産子追憶之巻」の世界をしのぶ
   (この一帯から多数排出した芸術家やゆかりの文化人を想起する)
 ・大野耕太郎さんの陶芸ギャラリーを見学し、旬の農作物を試食体験する
C陶芸ギャラリー&カフェ〜約1キロ〜道の駅
丘の辺コース(道の駅発着・・・約8キロ・・・・・・・・標高差約70メートル)
@里山コースの@に同じ
A里山コースのAに同じ
B江部乙公園〜約1.2キロ〜鍬塚
 ・「13丁目の丘」(リンゴ室ギャラリー)で織物&染色展が開催されることがある(不定期)
C鍬塚〜約1.4キロ〜東11丁目ビューポイント
 ・右に丘陵地のシンボルの赤いサイロ、左に丸加高原を眺めながら丘の辺コースのピークへ向かう
 ・ビューポイントで一休みしながら、眼前に広がる風景画の世界をゆっくり堪能する
Dビューポイント〜約1.3キロ〜陶芸ギャラリー&カフェ
 ・名産江部乙りんごの歴史をしのびながら、長い下り坂を歩く
 ・このわずかな道に、彫刻デザインの五十嵐威暢さん所有レンガ納屋や在フランスチェリスト津留崎直紀さんの実家、洋画の一木万寿三さんの実家、大野耕太郎さんの陶芸ギャラリーなどが連なり、まただれでも目を惹くような民家がある
 ・大野耕太郎さんの陶芸ギャラリーを見学し、旬の農作物を試食体験する
E最後は里山コースのCに同じ
平成21年度フットパス
平成21年10月17日(土) フットパス(丘の辺コース)

 東15丁目でビートの収穫を見ているところです。東1線道路ではこの付近が一番高い場所で、暑寒別岳を見るビューポイントです。
 昔は東裏通りと呼ばれた道で、江部乙屯田兵村には国道を挟んで東西の裏通りがあったことを知りました(滝川屯田にはない)。現在は国道のバイパス
○天候 晴
○時間 8時30分〜12時00分
○参加数 20名

○まとめと感想
 今年最後のフットパスは7名の市民参加を得、残り少ない秋を堪能して無事終了しました。”江部乙公園がよかった!”との感想もありましたが、エゾリスに出合い、テーブルつきのベンチで休憩し、コクワを採り、グランドの土手を歩き、野球をしている若者たちを見る。一期一会の旅心で歩けば、見慣れた場所が意外に変化に富み、新鮮な世界であることに気付く経験をしました。
 今回は”足元に埋もれた歴史を感じながら歩こう”というテーマを設定し、これまでに歩いたことのない灌漑溝わき道や屯田兵村にあった射的場の位置などを初めて見学しました。また野の道をたどりながら青々とした菜の花の畝が広がっているところを見つけ、ここが菜の花ビューポイントと、はや来春への期待感が沸いてきてカメラ愛好者にはよい収穫となりました。
 最後は岩橋ぶどう園で試食収穫を体験し、お土産のぶどうと思い出を抱えて家路につきました。千歳から参加のお2人はカフェー「オルノ」で昼食後丸加高原方面を周遊し、イギリス風の景観だと感嘆され、満開のコスモスを楽しんでお帰りになりました。
10月5日(月) 新ひだか町職員江部乙丘陵地フットパス視察研修 
 来年度からフットパス導入に向けての準備を進めている新ひだか町(旧静内と三石)から4名の職員が我々ファンクラブを訪問(午後1時〜4時)されました。
 はじめに野鳥館で当クラブの運営するフットパスの概要説明と質疑で理解を深めましたが、我々もこれまでの経過やコース設定のポイント、今後の課題などを再確認するよい機会になりました。
 その後、山の辺コースの実際を一部散策し、引き続き伝習館でまとめをし、丸加高原展望台までご案内して一望千里の自慢の景観をご覧いただきました。
 固定のマップやコース標示がなくても、基本はすぐれた素材の発掘と、地域の人々の協力を得ながらやっていることを体験していただきましたが、”案内人”がいなければ(楽しく)歩けない、との印象をもたれた様子でした。
 この後、別の班が行政主導の黒松内町を訪問し研修を深めることになっているそうです。なお余談ですが、同行されたA参事さんは丸加高原の桜並木の無残な姿に驚いておられました(日本の道100選の一つ静内桜並木は大切に育てられているので・・・)

この方々が訪問された新ひだか町企画、農林水産、社会教育(2)の皆さんです。この写真は、果樹園のわき道でナイフを使いナシの皮を剥いている場面です。
9月27日(日) フットパス(山の辺コース)

桜とシラカバ並木の間に丸加高原へ通じるコスモスロードを軽快に歩んでいるところ。歩いて見なければ気付くことのできない魅力が一杯詰まっています。
○天候 快晴
○時間 9時00分〜14時40分
○参加数 20名

○まとめと感想
 遠く恵庭岳まで望めるこの秋一番の快晴に恵まれ、札幌や千歳の参加者5名の方々も加わり総勢20名、コスモスと実りの江部乙丘陵地のフットパスを満喫しました。
 出発するとまもなく見事な駒の鳴き声に旅情が触発されました。麦刈後の畑に一面のイヌタデの大群落発見、江部乙にも珊瑚草!と驚かされたり、コスモスロードの上空に舞うノスリに励まされながら丸加高原を目指しました。コスモス祭りの丸加高原で昼食休憩しました。この時間、乗馬体験された方もいるようです。
 午後は句碑を巡り、鍬塚碑で農民福音学校の歴史などに耳を傾け、最後はお目当ての嶋津農園にてプルーンを腹一杯試食させていただき、またトウキビやスイカの差し入れもいただき、疲れがいっぺんに吹き飛びました。ありがとう、ご馳走様でした! 
8月29日(土)〜30日(日) 第11回全道フットパスの集いinかみふらの
○天候 29日雨のち晴れ 30日晴れ
○参加者
 29日 6名
 30日12名
○まとめと感想

 29日は朝8時30分に江部乙を出発し約1時間で現地着。午前中十勝岳の麓に広がる和田草原を歩き、上富良野八景の一つから眺望を楽しみました。30日は6時30分出発、千望峠側に設定された2コースを歩き、大きな起伏の畑や十勝連峰の美しい景観を十分堪能しました。町民挙げての支援体制で歓迎していただき、フットパスへの期待の大きさを感じました。
 初日の講演も印象深いものがありました。古道研究の宮田太郎氏は北海道にも埋もれた歴史があることに気付くことでフットパスの魅力が倍加すること、また松浦武四郎の業績について北海道特に上富良野地方との関連を松阪にある同館名誉館長の高瀬英雄氏が語る中に、思いがけずもわが郷土の岩橋英遠画伯が描いた武四郎の絵の話が飛び出しました。自身の面立ちも小柄な体格も武四郎似で思い入れは強かったはず。「道産子追憶之巻」の画家には武四郎の偉業がよく見えていたに違いありません。当地のフットパスにも大きな示唆をいただき、感激しながらお話を拝聴しました。英遠には2枚の作品がありますのでぜひご覧下さい。

2日目、約200余の参加者が千望峠パス(10キロ)を歩いている風景。畑では小豆やとうもろこしなども見かけましたが、日曜日の畑では出面さんが入ってジャガイモの収穫が行われていました。
上富良野フットパスは11コースもあるそうです。山を見るには千望峠側にビューポイントが沢山ありました。ここが11本の中で一番楽しめそうなおすすめコースだったのではないかと感じました。
6月20日(土)雨竜(暑寒の里)フットパス
○天候 曇り
○時間 フットパス 9時00分〜12時20分
     湿原講座 14時00分〜15時30分
○参加数 19名(うち雨竜町民2名)
○まとめと感想

 暑寒連山は江部乙丘陵地ファンクラブにとって”ありがたき ふるさとの山!”であり、もしこの景観がなかったならきっと当地のフットパスは生まれなかったに違いないし、また岩橋英遠の「道産子追憶之巻」も誕生しただろうか? 今年3回目のフットパスはその暑寒の麓、雨竜町へお邪魔しました。
 平坦な地形ながら、向かいに丸加高原牧場が見え、遠くに十勝連峰を望みながらの2時間の散策。暑寒ダムの用水で作られる雨竜米や暑寒メロンなどの穀倉地帯、有名な蜂須賀や戸田、町村農場の名残をとどめる開拓記念碑や史跡公園を巡りました。
 また10年前に脱サラした若い方の民宿で休憩(コーヒータイム)、空知地方の”なまら蝦夷”の発信基地も初めて訪問しました。
 昼食後、雨竜自然館へ移動し、{速報! 山開きを迎えた雨竜沼湿原}講座を拝聴しました。写真家の岡本さんのスライドによる山開き直前の自然情報紹介で、4月中旬以降何度も調査活動で訪れ収録してきた貴重なもの。今年の積雪や雪解けの様子、植物などの様子がとてもよくわかりました。山開きは年によって時期が大きく変化しますが、こうした地道な調査活動に支えられていることに感謝を忘れてはなりません。今年は明後日22日です。
 意欲的な若い人たちのネットワークがあるように感じましたので、楽しみな町です!

写真は「史跡公園」。市街地から雨竜沼方面へ右折する角にあり、旧蜂須賀農場跡地を利用したものです。敷地は2,9ヘクタールもあり、文化財指定の{開拓記念館」(明治27年建築の旧須賀農場事務所)アカマツ並木、観賞池などがあります。
5月24日(日)菜の花巡りフットパス

写真ギャラリー「野鳥館」(大崎順助さん主宰)での様子。クマゲラのスライドショーや石狩川に集まるハクチョウの大パノラマ写真(4メートル大)に感嘆。
○天候 曇りのち晴れ
○時間 8時30分〜12時20分
○参加数 18名
○まとめと感想
 「リラ冷え」の中でスタートしたが、次第に天候も回復、最後に暑寒連山の美しい山並みを見ることができました。菜の花もリンゴの花も満開で、4時間見所満載の丘の名所巡りを楽しみました。
 また、今回は欲張って丘のギャラリー3館も訪ねました。「野鳥館」は道内でも類のない貴重な野鳥写真館、「13丁目の丘」では地元や札幌の趣味の仲間たちの羊毛を素材にした手作り作品展と2階からの菜の花の展望など、「陶居」では作家の大野耕太郎さんから江部乙丘陵地や作品に寄せる思いを聞かせていただき、作者と作品とをじかに触れることができ感激しました。他に「鍬塚」とゆかりの賀川豊彦のこと、岩橋英遠や一木万寿三画伯のエピソードなど。
 最後は嶋田農園のアスパラを試食させていただき、新鮮なお土産を手に家路につきました。
5月9日(土)フットパス&講演会
○天候 晴れ
○時間 8時30分〜12時00分
○参加数 フットパス(67名)講演会(75名)
○まとめと感想

 フットパスは札幌や南幌、小樽からの参加者も加え、総勢67名が集まり、2コース3班編成で半日里山や山の辺の散策を堪能しました。生憎菜の花が遅れていましたが、桜満開の時期にぶつかり、当地が知られざる桜の里であることを再認識する機会となりました。樹下でくつろぎ、記念撮影する姿も見られました。
 また今回特別に牧場を巡るコースを組み込んでみましたが、眼前に広がる樺戸や増毛連山と石狩方面まで望める大パノラマの景観に、一同大感激の面持ちでした。
 午後は講演会。”北海道の農村地帯がよみがえる!巌さん流フットパスのすすめ”を開催。北海道地域環境学習講座の一環として、小川巌先生の講演を拝聴しました。最後に道内3地域の活動紹介やエコトイレなどの質問が出て、フットパスへの理解を深めました。

もう間もなく牛が姿をみせる丸加高原牧野。ここは牛が歩いた獣道です。今回は特別の許可で利用させていただきました。
平成20年度フットパス
平成20年10月13日(日)里山コース

「交流の森」の沢を上り下りしているところです。ここは野趣に富む沢筋の道が300mほど続きます。
○天候 晴れ
○時間 8時30分〜12時15分
○参加数 21名
○まとめと感想
 今年度4回目のフットパス、紅葉深まる絶好の日和に恵まれ、屯田兵屋の内部見学や一木果樹園訪問を新たに採り入れてみました。春にも歩いたコースですが、季節が変われば、風景も自然も出会うもの全てが新鮮な印象で、一同満足された様子です。
 土地のものは身近にあるがゆえに、その価値や魅力に案外気付いていないことが多いものですが、フットパスはいい経験をさせてくれるように感じます。同じコースを何度歩いても毎回面白いものが見つかるという体験を積み重ね、その歩き方や本来の楽しみ方に近づいていきたいものです。
 雨竜、芦別や深川在の会員が参加しましたが、雨竜でもフットパスをはじめるとの報告がありました。ともに発展するよう、エールを送りました。
9月21日(日)山の辺コース
○天候 曇りのち晴れ
○時間 8時50分〜15時00分
○参加数 20名
○まとめと感想

 コスモスと秋の味覚を巡る、をテーマに江部乙丘陵地「山の辺コース」9キロを歩きました。午前中はパノラマの風景をながめながら、牧場の一角から高原の風にそよぐコスモスを見下ろし、故黒柳朝さんの思い出に浸りました。お祭り広場で昼食。午後は自然観察の森にある榛谷美枝子さんらの句碑で、丸加の秋の訪れを捉えた秀句を鑑賞しました。鍬塚で江部乙の知られざる歴史の一端を学び、最後に嶋津農園に到着、プルーンの試食とリンゴのもぎ取り体験、栽培の薀蓄など、いい話が聞け、初参加の5名の皆さんも満足の様子でした。
 ところで、疲れがいっぺんに吹き飛ぶような大きなスイカと美味しいゆでトウキビを差し入れていただいた嶋津農園さん、また、普段使わない道なのにわざわざ草刈をしてくださった遊山荘の高橋啓治さんや小出洋一さんと奥さんなど、今回も地域の方々のご協力をいただきました。草の根のフットパスはこうした心温まる陰の支えによって成り立つもので、深く感謝する次第です。

自然観察の森にある句碑のひとつを鑑賞しているところ。郷土の生んだ俳人榛谷女史の情熱に呼応して、世界的な物理学者であり、句会「天為」を主催する有馬朗人(元、東大総長)をはじめ、丸加高原の見事さに共感された道内外で活躍されている方々の句が刻されています。
5月24日(土)丘陵地コース
○天候 晴れ
○時間 8時50分〜14時30分
○参加数 23名
○まとめと感想

 高速バス停発着13キロ、札幌からエコ・ネットワーク7名(小川巌代表)と道新記者1名が江部乙丘陵地のコースを初体験していただき、大変有意義な交流会となりました。参加された皆さん、ありがとうございました。
 今日はまたJRのヘルシーウォーキングもありましたが、我々のコースは人知れぬ私道や車の入らぬわき道、遊歩道などを選びながら菜の花のビューポイントを訪ねるもので、単なるウォーキングとの違いが歴然としておりました。エゾノコリンゴなどの美しい花も随所に見られ、フットパスの魅力や感想などを交流し、交流の森でくつろいだ楽しい昼食をとりました(「トマトの家」の冷えたリンゴジュースも大好評でした)。
 普段はあり得ないような民家の2階まで上がっての菜の花鑑賞、農家の庭先でのアスパラ試食、陶芸家の大野耕太郎氏の作品解説など、今回も地域の方々の協力をいただき、感謝感謝です。

最初の目的地、丸加高原を目指し、シラカバの小道を軽快に歩いているところ。
5月18日(日)里山コース

交流の森から11丁目へ続く林間道(約1,2km)
○天候 晴れ
○時間 8時30分〜12時30分
○参加数 15名
○まとめと感想

 前日の雨が自然の色香をいっそう深めて、丘陵地は菜の花の甘い香に包まれました。フットパスは歩いて巡る旅であり、遥かな思いと知的刺激を楽しんで歩きたい、と出発。
 開拓の歴史と北辰小学校のこと、野鳥館でスライド鑑賞、菜の花のミツを求めて養蜂箱があることなどを知りました。リンゴなどの果物も花盛り。エゾノコリンゴもたくさん咲いています。エゾリスに出会ったり、ヒナを抱えたアオサギを観察しました。また。オオアマドコロを調べたり、カキドオシの花をみかけました。
 わき道から歩くものでなければ知りえない菜の花畑をゆっくり眺めました。最後は大野耕太郎さんの陶芸ギャラリーを訪ね、カフェーで冷たい飲み物をいただく人もおりました。江部乙出身で、初参加の方2名が懐かしそうに歩かれたのが印象的でした。
平成19年度フットパス
10月21日(日)丘の辺コース
○天気 雨
○時間 8時30分〜11時30分
○参加 9名(うち市民2名)
○まとめと感想
 6名も当日欠となるような最悪の天候。終始冷たい雨に悩まされ、野鳥館&鍬塚方面を省略。紅葉の里山を中心に歩きましたが、ゆっくり話したり自然を楽しむ余裕が取れなかったのは止む無し、でしょう。
 しかし、今回も目新しい出合いが沢山ありましたよ。冬眠前のコウモリ観察や美味しいブドウの試食を始め、三國シェフのりんご園や江部乙公園に作られた桜の苗圃の見学など。最後は陶芸喫茶”オルノ”さんで散会となりましたが、依頼先のどのお宅でも本当に温かなもてなしを頂きました。御礼申し上げます。
 ここはかなりの悪条件下でも期待に違わぬ魅力を宿すお宝コースであると、改めて感じた次第です。
9月23日(日)山の辺コース
○天気 快晴
○時間 9時00分〜14時50分
○参加 10名(うち市民2名)
○まとめと感想
 ”歩けども歩けども秋の雲遥か”(泰明)
29日、一木万寿三展講演のため長男榛谷泰明氏が来滝されます。氏は北辰中卒、日本の海岸線を全部歩いたフットパスの先覚者。”北海道一周徒歩の旅「北のオデッセイ」”(山と渓谷社)など。
 本日のフットパスは高速バス江部乙駐車場発着往復10キロの行程。
 午前中江部乙川上流部で丸加山ろくの地形と先住民族や地名の由来など、昔の面影をしのんでみました。また道端に咲くエゾリンドウや赤い木の実(ホオノキ、コブシ)、秋蝉の声などに行く秋を感じながら歩きました。最後は牧場に上り、草を食む牛や羊たちの大斜面から眼下のパノラマの風景を探勝し、コスモス畑を下ってお祭り広場を見学、昼食。野点をいただく人も。
 午後は万寿三展関連として、「文学の径」で句碑の人と作品の勉強会。その後畑中の道を歩みながら「鍬塚」碑に立ち寄り、菜種や麦の畝を眺めながらビューポイント探し。最後は果樹園で美味しいりんごや特大のプルーンを試食させていただきました。
 丘陵地には人知れず眠れるお宝がある! を改めて強く感じた一日でした。 
8月5日(日)里山コース
○天気 曇りのち晴れ
○時間 8時30分〜12時30分
○参加 20名+NHK取材班5名
○まとめと感想
 里山コースは今年2回目。NHKのレポータらと歩く珍しい機会でしたが、開店したばかりのカフェ「オルノ」さん見学や、(下の写真にあるように)滝川北高校の閉校記念碑訪問、岩橋邸の家人とのお話など,目新しい出会いがありました。
 (市指定文化財の)屯田兵屋や「家族の像」を見ながら開拓の歴史(小、中、農学校に「北辰」という名を付し伝統を誇りを継承させるなど)に触れ、”温故知新”で町を見直す機会となりました。また丘陵地ゆかりの文化は、故人の文化勲章の岩橋英遠や北海道文化賞の一木万寿三の両画伯をはじめ、現在も綺羅星のごとき芸術家たち(陶芸、デザイン彫刻、写真や音楽など)が国内外で活躍中。生家を見て回りながらこれほど人材が揃っている地域は国内農村部にはないはずと強く感じた次第です。また散策路には豊かな自然度を象徴するように、エゾリスが偶然2度も登場し、思いがけない出会いに一同感激しました。最後に改装された大野耕太郎さんのギャラリー&カフェ「オルノ」を訪ね、お隣の農園で健康安全のこだわりトマトなどを試食させていただきました。
 夏過ぎ行く季節を感じながら、変化に富む地形の散策、初めて参加の新会員(4名)も元気に歩きました。自慢の山並みを紹介できませんでしたが、仲間や地域の人々との触れ合いを楽しみ、歴史や文化の素晴らしさを再発見出来たように思います。やっぱり来てよかった!が実感です。
 里山フットパスコースは偶然ながら年々変化し、新しい魅力が加わってきました。地域に根付くまであと一歩の感じですが、夢を大きくもってさらなる進化をめざしたいものです。
6月24日(日)里山コース
○天気 曇りのちにわか雨
○時間 9時00分〜14時20分
○参加 12名
○まとめと感想
 参加者の中に屯田兵の末裔(兵村はみな違う)が5名おりました。季節は例年より少し進んでいる感じでイチゴやさくらんぼが色づき、りんごの実摘みが始まっております。望遠鏡で野鳥(モズやアカハラ)や植物(ツルアジサイ、岩橋さんの桐の花)を眺めたり、ヨシ原の中に咲くコウホネを調べ、森で野鳥のさえずりに耳を傾けました。
 一木万寿三画伯の実家訪問し、最後は大川農園。こだわりの水と塩や牛乳の利用など、工夫研究を重ねた薀蓄話にすっかり感心、すばらしい野菜類を目の当たりにして驚嘆しました。ここで雨に降られたのが残念。
 江部乙丘陵地帯はフットパス本場のイギリスの風土と似たところがあるといわれていますが、当地に歩く文化を定着させるには課題が多い。今後とも会員同士が景観や歴史・文化、農業や地域の人々とのすばらしいふれあいを楽しんで、何度もその魅力を実感し、さらなる意欲と創意工夫を育てていきたいものです。
5月27日(日)山の辺コース
○天気 晴れ
○時間 9時00分〜14時20分
○参加 9名
○まとめと感想
 今年度第一回目のフットパスは会員限定で実施。満開の菜の花を見ながら、見る角度によっていろいろ変わる当地自慢の風景をたっぷり堪能することができました。可憐な草花に足を止めてしばし図鑑を調べ、農民福音学校の歴史や農家の人との出合いもあるなど、盛りだくさんの内容でした。「幸せは歩いてやってくる」をまた実感した次第です。
 足元にある宝物、しかし案外自分では気づかないものです。このコースは道内屈指のフットパスコースだと我々は自負しているものです。菜の花祭りでお越しの札幌方面の方々にご紹介してみましたが、「僕の前に道はない。僕の後ろに道が出来る」(高村光太郎)の精神で、今後も頑張りたいと思います。
 行事終了後、高速バス駐車場のゴミ拾いを実施しました。
平成18年度フットパス
10月1日(日)丘の辺コース
○天気 快晴
○時間 午前8時30分〜12時40分
○参加 14名
○まとめと感想
 フットパスは、単なる健康目的のウォーキングや公園内の自然歩道と異なり、地域の文化・歴史・自然・農業などとの「ふれあい」を楽しみながら「人が歩く道」のことです。
 10月1日は今年最終回で、好天に恵まれ9キロの丘巡りを実施しました。点から線へ、丘陵地に点在するお宝を発掘し線として繋いでゆく趣向のフットパスです。
 発着地点の(旧北辰小学校跡の)農村改善センターでは、10月30日まで江部乙屯田兵物語(ふるさとへの手紙)展が開催中で、先人のフロンティア精神を再学習しました。また最近すぐ傍の照光寺の裏手に昔から八十八ヶ所として親しまれていた場所から観音菩薩像八十八体が移設されいるのを知りました。こちらは信者の高齢化などのためと思われます。
 さて江部乙丘陵地は国内外で活躍の絵画、音楽などの芸術家を排出した土地で、珍しいほど文化の薫り漂う農村部です。東11丁目通りで、近々の個展準備で忙しい陶芸家大野耕太郎さんのギャラリーを訪問しました。地元にいながら初めて訪問したという人も多く、素晴らしい作品にもギャラリーの雰囲気にもすっかり魅せられました。続いて灌漑溝のすぐ上の嶋田リンゴ園さんで、たわわに実る真っ赤なリンゴに触れ、サンサやつがるリンゴとプルーン等を試食させていただきました。画家一木万寿三さんの実家やチェリスト津留崎直紀さんの生家を過ぎ、レンガの納屋を見ました。ここは最近デザイナーの五十嵐威暢氏が借り受けて、アトリエに再生しようと構想されているとのこと。楽しみな話題です。11丁目のビューポイント、休憩地に着いた時、札幌からやってきた若い女性が上から降りてきました。高速江部乙で降車すると丘陵地を巡ることができると聞いてやってきたといいます。ただ案内表示がないので困った、と。早急に、何とかしなければと感じた次第です。
 11丁目から13丁目の横通り、丸加高原が見えてきました。今朝は素晴らしい雲海で、最近登別から10名ほどの団体が撮影に見えており、少し知られるようになってきました。早朝から撮影をしてきた新十津川のHさんも一緒に歩いています。13丁目の角にある、(農民福音学校をしのぶ)鍬塚碑の解説を「芽生ヶ丘の青春」の著者である河野さんに解説していただきました。ここを主宰した横山春一さんが村に寄贈した15haの農地に戦後江部乙農業高校が出来ました。建物の材料が最近当地で話題の東10丁目生まれの医師、歌人の福住一郎さん(根室の軍需工場で強制労働させられた朝鮮人たちの治療中に感染、惜しまれて夭折)が、治療に専念した施設を解体して運んできた、とのことです。なかなか興味深いお話でした。
 13丁目を下りはじめて交流の森近くに、最近外装を塗り替えたばかりの大きなリンゴムロがあります。家人とながながと立ち話を始めた養鶏趣味のYさん、なんと即決借用することに決めた、とのことです。
 最後の訪問先は大崎順助会長の野鳥館。ブドーやコーヒーをご馳走になりながら、ご本人撮影のカワセミのDVDを鑑賞しました。ここも地元にいながら初めて入った人が多く、数々の写真を感心しながら眺めていました。
9月23日(土)山の辺コース    
○天気 快晴
○時間 午前9時00分〜14時20分
○参加 12名
○まとめと感想
 札幌駅前から丸加高原への交通アクセスは、高速バスを利用すると便利です。遠いとの先入観で敬遠しがちですが、高速江部乙駐車場まで1時間20分、しかも料金は格安(4枚綴り5400円、片道1350円)。そこから歩いて1時間です。しかし歩いて入る近道はほとんど人に知られていません。
 今回は、老い(77歳)も若き(44歳)も皆好奇心旺盛な我がメンバー12名が歩いてみました。まっすぐ向かうと距離が短いので回り道し、路傍の小さな秋に立ち止まり、あれこれ道草を楽しみながら往還とも2時間の行程でした。車が入れない私道が、あちらこちらに、と言うわけです。地域の人の理解、協力が欠かせません。野趣満点のお宅を見学したり、キノコや山ブドウもたくさん採れたり、エゾリスが目の前を駆け抜けるなど、次々と楽しい発見がありました。「幸せは歩いてやってくる」とはこのことか?と。丸加のコスモスフェアやホーストレッキングも見学しました。24日は1ヶ月前に亡くなったチョッちゃんこと黒柳朝さんを偲ぶ会がこの会場で開催されます。
 帰り道に入るとまもなく、ここが最高だわ! と弾んだ声が出ました。ビューポイントを見つけたようです。菜種や麦の色わずかに青し、でしたが、ここは旅するものに郷愁を誘う道に違いありません。最後はこだわりの特産江部乙リンゴで舌鼓をうち、好天に感謝しつつ家路につきました。
5月28日(日)里山コース   
 
○天気 雨
 ○時間 午前8時30分〜12時15分
 ○参加 14名
 ○まとめと感想
   野鳥館を出るころからあいにく雨となり、合羽を着て歩きました。上は77歳、下は44歳、初めて歩いた人が多かったが、中に江部乙ゆかりの人も多く、昔話も出たりして温かな交流が出来たように思います。丘陵地の歴史や文化、自然や農業に触れ、改めて当地の魅力を再発見することができました。
 写真は東11丁目、津留崎直紀氏(芸大、パリ音楽院卒、在フランスのチェリスト)の実家の隣に咲く満開の菜の花で、前日ここで民放の撮影があったとのこと。お母さんともしばし談笑。晩夏に種蒔きをし、雪解けとともに背丈が伸び、この時季に花を付けたものです。6月4日は菜の花祭りです。