生チョコの作り方

いろいろと売られている生チョコですが、
私の目にはどうも??


美味しい生チョコが簡単に作れるので、
バレンタインデイに向けて
試してみては?



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簡単に言うと…

 チョコレートに生クリームを混ぜて、冷やし固め、切ってから、ココアパウダーをまぶす。
 それだけのことです。

 水分10%以上が生チョコ、なんて話を聞いたこともありますが、つまらないことを決めるものです。

 水分が限りなく多いと、ドリンクチョコレート(ココア)になってしまいます^_^;が、固形をギリギリ保つ範囲で、水分を多くしてやったほうが、口どけの良い、美味しい生チョコになります。

 なぜかと言うと、口の中で味を感じるには、水溶液でないとならないからです。

 ところが、市販の、特に大手メーカーの生チョコは、トラブル(カビ、変質)を避けるために、水分を少なめにしています。
 水に砂糖が溶けますね。その濃度が薄いと、微生物が繁殖して変質したり、カビが生えたりします。
 砂糖をうんと入れて甘くするか、水(生クリームなどの水分)を少なくすれば、それを防げるというわけです。

 柔らかさ、なめらかさを、液体油脂を使って出している、インチキこの上ない生チョコが氾濫しているので、ここはひとつ、本物の美味しい生チョコを、自分で作ってみましょう。


味は、チョコレート次第

 とは言っても、プロが使うチョコレートを手に入れるのは難しいでしょう。

 市販の板チョコで、好きな味のものを選んでください。

 スーパーなどで「製菓用チョコレート」が売られていますが、品質はあまり良くありません。
 お土産にもらったゴディバの板チョコなんかがあると、ピッタリ。生チョコにすると生き返ります。
 「生き返る」というのは、チョコレートは時間が経つと融点が上がり、口の中の体温で溶けにくくなるのです。ロウのようで、美味しくなくなる。


生クリームは

 当然、純粋な乳脂肪100%のものを買ってきてください。

 植物性の脂肪でできたもの、混合のものは、安いのですが、美味しくない。
 言ってみればバターに対してのマーガリンのようなもの。
 香料が強くって、出来あがりも香料が勝ったものになります。

 それが好きだと言う人もいるでしょう。それはご自由に。
 ここでは、売っているのより美味しいのを作ろう、という主旨でお話しています。


 しかも、ケーキ用ではなく、料理用の純生クリームです。

 純生クリームでも、ケーキ用には安定剤を加えたものがあります。
 ホイップして使うには具合が良いのですが、安定剤は要するに粘り気です。生チョコを作るときに、ねばねば成分は、美味しくなくします。
 安定剤、乳化剤などの加えられていない、純粋なクリームを探してください。パッケージを良く見るとわかります。
 具体的には、よつばか中沢、かな?


配合は…

 ま、大まかに、チョコレート:生クリーム=2:1と考えてください。

 ミルクが入っていても少しの、黒めのチョコレートだったら、ひとまず、キッカリこれでいくことにしましょう。

 ミルクチョコを使ったとき、出来あがりは少しやわらかくなります。
 その場合は、2.5:1。

 私たちは、シリコンペーパーにステンレス枠をのせて、流し固めます。
 皆さんは、ケーキ用のステンリングか、タッパーにアルミホイルを敷き込むなど、工夫してください。底にくっ付いて、抜けなくなりますからね。

 次に、その表面積を計算してください。掛ける1.2〜1.3が、必要な生地量となります。

 15cmの直径のリングだったら、半径×半径×3.14×1.2で212g。
 これで、1.0cm〜1.1cm厚になります。

 それを2:1で割ると、チョコレート141g、生クリーム71g、となります。

 ただし、使うチョコレートによって成分がかなり違うので、調整が必要になります。

 作ってみて、もう少しやわらかくしようと思ったら、71gを1割増の78gにして、もう一度作ってみると。一度に2割増は冒険。そのくらいの微妙な分量です。

 デジタル式のはかりが必要になるかな。

 チョコレートの中のココア成分は水を吸い、ボテボテになります。
 ココア分(油脂を除いて)が多いチョコレートだと、同じ生クリームの量でも、固い仕上りになります。
 砂糖が多かったり、ミルクの配合されたチョコレートでは、相対的にココア分は少ないので、柔らかくなってしまいます。
 生クリームの量を変えて、固さを調整します。


さあ、混ぜましょう

 本には、生クリームを煮立てて、刻んだチョコレートを加える、と書いてあると思います。

 が、少ない量で作るとき、生クリームを沸騰させ過ぎて、水分を飛ばしてしまいがちです。

 それでは安定した出来あがりにならないので、沸騰はさせないことにしましょう。

 沸騰させるには、殺菌する目的もあります。生チョコを長持ちさせるためです。
 けれども、手作りの生チョコはすぐ食べてしまうだろうし、冷蔵庫で保管するだろうし、必要無いでしょう。
 現在の生クリーム自体も、たいへん衛生的に作られています。


 プロが作るとき、と言ってもいろんなやり方をしているでしょうが。
 生クリームは沸騰直前まで熱して、少し冷まします。
 バニラビーンズで香りを付けたり、転化糖と言う水あめのようなものを溶かす都合もあって、加熱します。
 チョコレートを刻むのはたいへんなので、溶かしてしまいます。
 混ぜ終わりの温度が高過ぎると分離してしまうので、溶かしたチョコレートで混ぜるときは、生クリームを冷ましてから、合わせます。


ちょっと面倒な注意

 ゴムベラを使いたいのですが、すきまに雑菌がわんさかいる可能性が高いのです。

 まず、鍋にお湯を沸かし、ゴムベラを沈めて殺菌しましょう。

 ついでに生チョコを混ぜるボールも浮かせて、殺菌します。
 洗ったばかりのボールで、ふちの巻き込みの中に水が入っているような時は、しっかり沈めて殺菌してください。

 このお湯は、湯煎にも使います。

 ボールに分量の生クリームを入れて、沸かさないように熱します。直火でも、電子レンジでも良いでしょう。

 チョコレートは、溶けやすいよう刻んだら良いのですが、ま、簡単に細かく割るだけでも大丈夫。

 いっきに加えて、ゴムベラで混ぜて溶かします。
 生クリームの熱だけでは溶けきらないでしょうから、鍋のお湯で温めながら混ぜ、溶かしてください。
 熱いお湯に浸けたままにしておくと、チョコレートの中のミルク分が凝固してしまうので、50℃〜70℃くらいが適当でしょう。

 そして、用意した型に流し込みます。そのまま放置して、固まるのを待ってから、冷蔵庫に入れてしっかり固めてください。

 固まったら、型から取出して、食べやすい大きさに切り分けてください。
 ココアをまぶして出来あがりです。

 切るときは、ナイフを温めて。
 直火でも、熱湯でも良いけれど、濡れているとまずいかな。


 ココアは、飛びやすいので、ビニール袋に入れてまぶしたら汚れにくいでしょう。

 なお、ココアパウダーも、いちばん最初に口に触れる部分なので、大事です。

 しっかりした良いものを、開封したてのものを、使いたいですね。
 砂糖や、ミルクの入っていない、脂肪22〜24%のものを使ってください。

応用編

 お酒を入れたい時、加える酒の量の倍量の生クリームを減らしてください。
 同じ固さにするためです。

 でもね、チョコレートの香りは強過ぎて、なかなかお酒とかみ合わなかったりします。

 チョコレートの風味がいまいちのとき、かたいところでオレンジリキュールですが、そんなことをするよりも、手作りのオレンジピールでも混ぜたほうが、よっぽど美味しいと思います。

 ラムレーズンも良いかもしれません。

 チョコレート自体の風味を強化するなら、バーボンウィスキーもいけます。
 樽の香りの効いたケンタッキーバーボンが良いです。
 男っぽい、渋い味になります。

 ホワイトチョコで作ることもできるんですよ。

 そのときは、生クリームとの割合を、3:1、もしくは3.5:1くらいにします。

 まぶすのも、粉糖にします。

 抹茶をまぶすというのも良いかもしれません。
 そのときは、ホワイトチョコの生チョコにも抹茶を混ぜて。

 粉糖に、食用色素を少しだけ混ぜてから、生チョコにまぶすと、生チョコの水分で湿気っってきたころ、ほんのりピンクになりますよ。
 入れ過ぎないよう。量も大事ですけれど。


 分からないことがありましたら、メールをどうぞ。
 成功報告メールもお待ちしています。


  質問にお答えして 生チョコの続き へ続く



2001/01/10

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