1999年7月までに観たお芝居の感想をヒトコト。
あんまりたいしたコトは書いていません。あしからず。


1999年7月31日
ランニングシアターダッシュ「新・ぼくの先生」
伊丹アイホール

ランニングシアターダッシュ「新・ぼくの先生」を観に、伊丹まで電車で。初めてアイホールに行ったときはものすごく遠い場所のように感じたけど、なれてきたら梅田からJRで15分、駅前だし近いもんだ。お芝居は、結構よかった。最初のほうは何だかどの役者さんも演技過剰にみえて、「これを2時間近くも耐えられるのかな・・」と少々うっとうしく感じてしまったけど、観ていくうちにだんだん嫌な感じがなくなっていった。「この町に終わりがやってくる」ってどういうことなんだろう、どうやってオチをつけるんだろうって思っていたけど、本当の最後に全て分かって、不覚にもじわっときてしまった。いつもに比べて、主人公の先生以外の登場人物が多くてそれぞれの人物の書き込みがあっさりとかわされた感じで、そこは少々物足りなかったけど、全体的にはよくまとめられていたように思う。主演のジャージ公三さん、舞台の上ではほんとによく動くのに、最後のカーテンコールのときは「どこにでもいそうなただのオッサン」に戻って見えました。ほんと、顔つきからして違う。

1999年6月20日
TEAM発砲B・ZIN「ビデオ・デ・ゴメンバー」
近鉄劇場

TEAM発砲・B・ZINの「ビデオ・デ・ゴメンバー」を観た。出かけるときに妹がちょっともたついたので開演ぎりぎりに近鉄劇場に着いてしまった。周りの人にちょっと迷惑をかけてしまった。すみません。お芝居の内容はわたしの好きな(!)ヒーローもの。ヴィデオから怪人が飛び出してきて、過去の辛い経験に囚われた現実世界の売れないライターは、その怪人とともに「ヒーローは絶対に負けない」という決まりゴトを壊そうとする・・。広い劇場だったので動きやすそうで、アクションにも切れがあったような気がした。ストーリーもお決まりのパターンを踏みつつ、ところどころにちょっとしたフェイクを仕掛けてあって面白かった。ヒーローものってハマると抜けられないんだよねえ。次回作の大阪公演予定はないらしいが、ぜひ来てほしいところです。

1999年6月13日
スーパーエキセントリックシアター「未来マヤ文明の逆襲」
シアタードラマシティ

スーパーエキセントリックシアター「未来マヤ文明の逆襲」を観た。小ネタ満載で結構笑えた。テレビでもよくみる三宅裕司さんとか小倉久寛さんとかが出演していたから馴染みやすかったのかな、大きな劇場の割には臨場感を感じた。そもそもめったにお芝居につきあってくれない夫が観に行こうと言い出したのは、夫が三宅さんのファンだから。小倉さんはすご〜くちっさくて、でも動きはすごかった。ストーリーはスケールが大きくて、一言では言えない。短大生のときに授業でマヤ文字をちょっとだけ勉強したので、懐かしさのようなものも感じたりして。マヤ文字って絵みたいでユーモラスなのに情報量が多くて、まだ完全に解明されていないところがロマンを誘ったなあ。マヤの暦も13月まであるところがわたしの興味をそそる。うん、マヤ文字の本読み直してみようかな。

1999年5月23日
GO!GO!マグネグflowerモモンガ「裏目の模様」
カラビンカ

GO!GO!マグネグflowerモモンガ「裏目の模様」を観た。元劇団★世界一団の村田敦志さんが新しく旗揚げした劇団の初公演。村田さんの大ファンであるわたしは、世界一団退団を悲しみつつも作演出を手がける今度の公演をとてもとても楽しみにしていた。場所は梅田カラビンカ。どこにあるのか知らなかったのでたどり着けるのか不安だったけど、世界一団の応援ホームページで教えていただいた地図を持っていった。ちゃんとたどり着けた。
お芝居の中味は・・わたしはこういうアッケラカンとしたお芝居、すきです。大変楽しめました。別に爆笑するような面白さではなく、考えさせられるようなこむずかしいものでももちろんなく、なんというか映画っぽい感じ。飽きることなく最後まで観られました。とにかく、サッパリしているんです。小さな舞台ならではの演出も興味深くみました。かかっていた音楽もなかなか。わたしはWould-Be-Goodsしか分かんなかったけど・・。ど真ん中の最前列で観たので(会場は狭く、最前列の鼻先まで舞台である)、汗だくになりながら一生懸命演じる役者さんのつけまつげまできっちり見えました。熱かった!

1999年5月18日
HOBO’s「ゆかダンボ〜リンチラがホンチラ〜」
扇町ミュージアムスクエア

HOBO’s「ゆかダンボ」を観た。タイトルの意味はわかんないけど、コント集だった。コント、お笑いにはチトうるさいわたし。感じたことは、コメディアンの人が演じるコントとはテンポもリズムも、そして落とし方も違うな〜ということ。もちろんどちらがいい悪いということではないけど。自然というか、演じているようで演じていない感じがあるというか。あまり知っている人は出演していなかったのだけど、ますもとたくやさんが出演していたからね。コントってやるのも楽しそうだな、わたしもやってみたいとおもう。俳優よりはコメディアンになりたい。

1999年5月15日
クチーナ・ミラノ「スターフィールド・カフェ」
新神戸オリエンタル劇場

クチーナ・ミラノ「スターフィールドカフェ」を観に行った。演出はランニングシアターダッシュの大塚さん。はじまった瞬間にわかった。音楽、スローモーションを多用した動き、セリフ、どれもがとてもセンチメンタルで、最初のうちは正直言って甘すぎるんじゃないかとおもったぐらいだ。最後までこれが続いたら観ていて辛いんじゃないかなと・・。でも、ずっと観ていくうちにその甘さというかせつなさのような感じがいい具合になってきた。よく動けるいい役者がそろっていたからかもしれない。観終わったときには素直に「来てよかったな」と思えた。2回目のカーテンコールの時、なりやまない長い拍手のなかで、田嶋ミラノさんが涙ぐんでいたのがとても印象的だった。

1999年4月24日
リリパットアーミー「破天鬼」
近鉄小劇場

リリパットアーミーのお芝居は初めて観たけど(プロデュース公演は去年観たけど)、何というか、お芝居そのものは悪くないんだけども客席の雰囲気についていけない感じがした。長くやっている有名な劇団であるせいかもしれないけど、ちょっと笑えるぐらいのことでも手をたたいて大笑いする常連さんみたいな人が結構いて、「今のそんなにウケる程のことかな〜?」と思うことが結構あった。常連しかわからないネタもあってもいいとおもうけど、ちょっとそういう違和感を感じることが多すぎる気がした。観客が甘すぎるっていうのか・・。MOTHERではそういうこと全然感じなかったしね。でも、芝居そのものはおもしろかったと思った。話はそんなにひねった感じもしなかったけれど、やっぱり役者がそろっているなと思った。野田晋市さんがよかったかな。そうそう、テレビカメラが入ってました。

1999年4月6日
MOTHER「ホスピタル」
近鉄小劇場

近鉄小劇場にMOTHERの「ホスピタル」を観に行きました。会社からだと遠いので、走りました。開演時間を5分過ぎてやっと到着。何とか始まりに間に合ってほっとした。疲れていることもあって、「ヘビーな病気モノだったらイヤだなあ」とおもっていたけど、それは心配に及びませんでした。すごくおもしろくて、MOTHERって人気あるの分かるよなあ・・と思った。どの役者さんもとてもよく声が出ていてうまいなあと思ったけど、わたしのめあてはますもとたくやさん。おもしろい役で、彼の台詞でかなり客席がうけていた。ほんと、観に行ってよかった。

1999年3月20日
劇団赤鬼「スパイ・マイ・フレンド」
神戸アートヴィレッジセンター

去年の末にMerryMakersを観たので、ちょっと興味があったので行ってみました。ちょっとほろっとさせるような、でも元気のある若いお芝居だなあと思った。最後の方、クライマックスの部分は少々練り足りないような感じもあったけど、観ていてとても楽しめたしおもしろかったです。来週も週末に同じ場所で上演があります。妹と二人で「あのジョー役の人、すごい男前だ〜」と騒いでいました。ああいうタイプのかっこいい人、あまりわたしの観るお芝居では見かけないなあ、と(わたしは別に顔がいいヒトが好きって訳ではないけど)。

1999年3月3日
劇団★世界一団「ハワイの結婚式」
HEP HALL

HEP HALLで、劇団★世界一団の「ハワイの結婚式」を観てきました。村田敦志さんがすごくすごくめだってた!わたし、以前からファンだったけれど、更に好きになってしまいました。ハンサムって感じじゃないし、ヘンなキャラクターを演じているところしか観たことないんだけど、いつもものすごく強い印象を受けるんだなあ。お話は村田さん演じる31世紀の落ちこぼれ大学生が卒論のために19世紀にやってきて、そこでハワイのお姫様と日本の宮様(明治天皇の養子)との不思議な政略結婚に巻き込まれる・・という感じ。いろんな人の思惑が絡まりあって、でも話はわかりやすかった。このお芝居は途中いっぱい笑わせてくれたけど、わたしは見終わった後ちょっと哀しくなった。確かにみたのに忘れてしまう夢と、運命の出会い・・。わたしも以前、「忘れてしまう夢も、覚えている夢も、結局わたしという人間に与える影響は同じなんじゃないかな?夢判断でみえない本当のところの正体は忘れてしまった夢なんじゃないかな?」と考えたことがあるので、なおさら最後の村田さん演じる31えもんの言葉が心に入ってきたのかもしれないな。

1999年1月31日
ランニングシアターダッシュ「後ろから2番目のウィザード」
HEP HALL

ウィザードというのは馬の名前で、競馬の物語。競馬に夢をかける男達と、走り続けることが命の証でもある馬達の物語。笑いの要素もふんだんにあるけれど、なかなかじわっとするいい感じになっていた。一番前の席で観ることが出来たので、すごい迫力でした。この劇団はその名の通りよく走る。妹は競馬記者オグリさんに話しかけられる役(?)があたってしまっていたが・・。このお芝居、なかなかよくっておすすめです。

1998年12月27日
Merry Makers「地球人大襲来」
HEP HALL

Merry Makers「地球人大襲来」を観た。年末なのに結構混雑していた。このお芝居、Merry Makersというのは3つの劇団が集合して出来ているから、混雑していたのは客席だけじゃなくて舞台上もだったけど。出演者は35人もいたらしい。そりゃもう、群衆シーンなんかは迫力あった。お話は宇宙の果てにある惑星エンドに地球人が侵略目的でやってくる、その攻撃までの20分20秒を描いた物語。惑星エンドのあちこちでいろいろな物語が交錯する。ばかばかしいもの、哀しいもの、よくわかんないものなどなど。惑星エンドには多種多様な宇宙人種が住み着いていて、その種の違いがさまざまな悲喜劇の源のようだった。そして、物語は徐々に集まりはじめ、20分20秒のタイムリミットがやってくる・・。
2時間40分以上もある長かった芝居の割には、そして登場人物が多い割には、複雑にならず話の筋を見失うこともなく最後まで楽しく観ることが出来ました。ただ、中には何を言っているか聞き取りにくい役者さんもいて、そのあたりがちょっとわかりにくかったりした。でも、お祭り騒ぎという劇団名にぴったりのたのしさ、落ちの抜け具合がわたしは結構すきです。あと、わたしは世界一団の村田敦志さんのファンなんですが、あの人の出番も多くてうれしかったです。

1998年12月20日
ファントマ「トゥー・フェイシーズ」
八尾プリズムホール

ファントマの「トゥー・フェイシーズ」を観てきました。わざわざ八尾市まで行って。電車を乗り継いで2時間ぐらいかかった。遠い!でも観に行ってよかったと思えるおもしろさだった。さすがファントマ、期待を裏切らないなあ。これで3公演観に行ったことになるけれど、どれも主人公が平凡な職業ではない、あるいは平凡な生まれではなく、ぎりぎりのところで生きているという話だった。だからといってそれを悲観しているわけでもなく、潔く受け入れて生きている。その姿には余裕すら感じられる。そのあたりがばかばかしいお笑いの中でもそれに飽きてしまわずに観ていられる所以なのかな、などと考える。まあ、普通に観ていても十分笑えるし、ストレスたまってたのも吹っ飛んだ感じです。

1998年12月11日
惑星ピスタチオ「ナイフ」
シアタードラマシティ

惑星ピスタチオの「ナイフ」を観てきた。惑星ピスタチオはこれで3回目。前回公演を観ていないのだけれど、あのあとたくさんの団員が抜けて、今回は6人の出演だった。惑星ピスタチオのお芝居はいわゆる大道具・小道具といわれるものがなくって、パワーマイムでスピーディに話が進んでいくところが特徴だと思う。マイム(と役者自身が話すト書きのような解説)で展開していくので暗転とかはないし、そのまま同じ衣装でひとり何役もこなすのでボンヤリ観ていたら話が分からなくなってしまう危険性もある。実際好き嫌いのある劇団だと思う。わたしは好き。道具立てが少なくって、マイムで状況まで演じてしまうことで、他の劇団とは全く違う視点から舞台が見えてくるような気がするから。
今回のストーリーは、運命に翻弄されるひとりの男、ジョン・スピードナイフの時間と星を交叉した人生を軸に展開される。運命と罪、出会う人たち(人じゃないのもいましたが)との時間が、不思議な符合を形作る。舞台上の人数が減った分、芝居はシンプルに研ぎ澄まされた感じになったと思った。

1998年9月27日
ファントマ「戦闘鬼」
伊丹アイホール

ファントマの「戦闘鬼」を観にいった。おもしろかった〜。前回観にいったときも思ったけれど、ファントマのお芝居は分かりやすいし、わらえるし、ポイントはちゃんと押さえてあるし、ほんとうに「エンターティンメント」ってコトバがピッタリ。今回のお芝居、舞台は平安時代。老ノ坂の首塚(・・ってうちの近所じゃん)に封印された酒呑童子が復活し、それを追う四天王の渡辺綱と半分鬼の茨木童子・・(ちょっとはしょりすぎ?)。とにかく、次回作が楽しみ。

1998年8月5日
リリパットアーミープロデュース「一郎ちゃんがいく。」
近鉄アート館

円形の舞台で、私の席ははじっこだけど前から2列目だったのでとても舞台に近かった。妹は主役一郎ちゃん(とはいってもこのお芝居、だれも彼のことをちゃんづけで呼んでなかった気がする・・まあ、いいけど)を演じた升毅さんの大ファンで、それで一緒に観にいったのだ。
お芝居は今まで観てきた中にはなかったタイプのものだという感じ。学問バトルなんてなんともわたし好みのテーマだし、後半に展開されるそのバトルの場面はプロの役者さんとはいえ「よくあんな覚えにくいせりふをあんなに大量に覚えられるもんだなあ」と感心を通り越して感動してしまった。惑星ピスタチオの舞台も数回観に行っていたのに、佐々木蔵之介さんがあんなに雅な感じの人だとは思ってなかったし。他の役者さんも強者揃いでほんと飽きさせませんでした。

1998年7月9日
演劇集団キャラメルボックス「さよならノーチラス号」
新神戸オリエンタル劇場

おもしろかった。タイトルのノーチラス号は「海底二万里」の潜水艦の名前だけど、本を読んでいなくても楽しめるお芝居にしてあった。本も何冊か出てきて、「風の又三郎」や「1973年のピンボール」などなど。上川隆也さんはテレビでみるより体格がよくて大きく感じた。でもすごくきびきびしていた。どの役者さんもよかったけど、いちばんわたしの目にかっこよく写ったのはやっぱりサブリナだなあ。コミカルで、機敏で。イヌが出てくるお芝居が続きました。



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