Back Number 1999.9


19990831 なにゆえ個人ページを開設したか?

いや大した理由はないんだけどね。

元々バンドのホームページとして開設し、
なるべく個人色を消した作りにしていたのだけれど、
だんだんと、表現者としての欲求がつのってきて、
個人としての言葉を発したいと思っただけで。

僕自身が面白いと思ったことを書き、
誰かがそれを読んで試してみる。
そして、その誰かがそれを面白いと思ってくれたら、
少しは誰かの役に立てるかな と。

個人の発言をネット上に乗せるというのは、
とても気恥ずかしく、
少々怖いものでもある。

評論的な内容が多くなると思うけれど、
評論というよりは感想文のレベルであり、
個人的な好き嫌いからの発想なので、
あまり本気にとらないでね と
とりあえず言い訳をしておこうか。

気まぐれで始めたので、
気まぐれで終わるかもしれないよ。


19990831 I am PINK / HINANO YOSHIKAWA

のっけから「吉川ひなの」である。
意表をついて受けを狙ったところもあるけれど、
実は結構本気で気に入っているアルバムではある。

ちょっと変わったおんなのこ的なイメージが売りなだけあって、
普通のアイドルのアルバムとは作りが違う。
パンク的だったりクラブ的だったり、
藤井フミヤがプロデュースしていたり、
高浪敬太郎がアレンジしていたり。

だけど、クレジットの中に、
「Voice Trainer」という人がいるのが、
本職のシンガーではない証拠だったりする。
はっきりいって音程はひどいし。
でも、そのインチキ臭さがかえって魅力。

CMにも使われていた「ハート型の涙」と
「事態はおんなのこ」がとても良い!


19990831 Novel:バトル・ロワイヤル/高見広春

政府によってランダムに選ばれた中学3年生のクラスが、
「国防上必要な戦闘シミュレーション」と称するゲームに参加させられる。
参加者は与えられた武器で、クラスメート同士殺し合いをする。
生き残れるのはクラスで一人だけ。

極限状態で他人を信じることの難しさ。
八方塞の心理描写が息詰まるほどスリリング。
ヘヴィで過激でポップでロックな小説だ。

登場人物の言動が中学生らしくないのがちょっと難点だけれど、
小説としてはメチャメチャ面白い。
途中まで読んだところで寝るべき時間になったが、
徹夜しても読み終えたい衝動に駆られた。
翌日は仕事なので我慢したけれど。

内容のあまりの過激さに、
いろんな文学賞で落選したそうだ。
かなりエグイ描写が多いので、
残酷モノが苦手な人にはお薦めしない。


19990831 Movie:ガメラ3

夏休みにレンタルビデオで鑑賞。
「特撮がスゴイ」と聞いていた。確かにスゴイ。
技術的に優れているというだけでなく、
カット割りや怪獣を写すアングルが凝りまくっている。

怪獣映画だからと言ってあなどってはいけない。
怪獣同士の戦いに巻き込まれて命を落とす人々が描かれる等、
リアリティを重視した作りになっている。
怪獣やSFは全くの空想の産物であるだけに、
かえって細かなリアリティへのこだわりが必要なジャンルなのだ。
オトナの怪獣ファンも多い今、
子供だましでは怪獣映画も成立しなくなっているのだろう。
逆に、子供にとっては難しすぎるように思える。
子供が単純に楽しむものではなくなっているのかもしれない。


19990901 Comic:神戸在住/木村紺

僕は漫画大好きだけれど、漫画雑誌はほとんど読まず、
単行本を買って読むことが多い。
知らない作家でも、表紙とタイトルだけで買うことがある。
この本はまさに表紙が気に入って買ったものだ。

絵は漫画というよりイラストレーションに近い。
スクリーントーンを全く使わず、模様や中間色はすべて手描き。
ベタも殆どない。
おそらく定規も全く使わず、
すべて(コマの枠線さえも)フリーハンドで描かれている。
が、見づらい絵ではなく、やわらかさが感じられる。

神戸に住む女子大学生と、その友人達の日常のおはなし。
何も特別なことはない、ごく普通の生活。
なのに、読んでいて何故かとても楽しくなる。
まるで登場人物たちが本当の自分の友人たちで、
一緒に遊んでいるような感覚。
もちろん僕はとうの昔に大学を卒業しているので、
僕のノスタルジアにすぎないのかもしれない。


19990901 Apple Venus Vol.1 / XTC

XTCは可哀想なバンドである。
とても良質なポップソングを生み出すにもかかわらず、
世間一般的にはとてもマイナーな存在であり、
クオリティがセールスに結びつかない。

移籍したレコード会社が積極的なパブリシティを展開したこともあって、
このアルバムは結構売れたのではないかと思う。
ファンとしては嬉しい限りだ。
そういえば秋に出ると言われていた「Vol.2」はどうなっているのだろう。

XTCを聴くときは、BGM的に流すよりも、じっくりと聴いたほうが良い。
メロディラインやアレンジをよく聴いてみると、
細部までこだわったセンスのよさに気が付く。

Apple Venus Vol.1は、XTCの幅広い音楽性の中から、
「美しさ」だけを抽出して煮詰めたようなアルバムなので、
従来からのXTCファンにとってはたまらないものがあるけれど、
XTC初心者には、このアルバムより「Oranges&Lemons」をお薦めする。


19990901 Movie:死国

これも夏休みにレンタルビデオで鑑賞。
先に原作を読んでいたので、どのように映画化したか興味があった。

それにしても、何故日本のホラー映画は、
青い光で照らしたり、
室内で風を吹かせたり、
雷を鳴らしたりするのだろう。
「死国」の怖さは幽霊の怖さとは違うと思うのだけれど、
意味もなく幽霊を登場させるし。
そういうこけおどしを排除して淡々と表現した方が、
より怖い映画になったのではないだろうかと思う。

ただ、個人的には主演の女優が大変好みだったので、
じっくり観ちゃったけどね。


19990902 釣りは面白い

釣りは面白い。
糸井重里氏は「釣りはおもつらい」と言った。
そのとおり。釣れないととてもつらい。
けれど、釣れたときの面白さは、
釣れないときの辛さを帳消しにしてくれる。

僕の釣りはブラックバスが主。
関東にある某湖に毎週のように通っている。
ほとんどボウズがないのが自慢。

 
  これがブラックバス。35cm位。

バスなどのルアーフィッシングは
魚を掛けるまでのプロセスを楽しむ要素が強い。
一番楽しいのは「アタリに合わせた瞬間」だ。
ロッドにずしんと重みが乗ったとき、
バス釣り人は無上の快感を感じる。

なので、釣り上げた魚そのものには執着しない。
「キャッチ&リリース」が前提である。
釣りをしない人から、
「食べないのに何故釣りをするの?」と聞かれることが多いが、
魚を手に入れるために釣りをするのではなく、
合わせの快感を味わうために釣りをするのだということを、
釣りをしない人には理解できないようだ。


19990902 僕のポイント

僕は普段、家から車で2時間程のところにある湖に行く。
その湖自体はバスの釣り場として有名だが、
その中では、僕の行くポイントは無名なところだ。
雑誌やポイントガイドで紹介されたのを見たことがない。

バスフィッシングが流行して、
雑誌やポイントガイドが多数出版されている。
が、どの本も紹介しているポイントはほとんど同じで、
だから有名ポイントには人が多く集まる。
人が多く集まると釣りにくくなるし、
ガキがうるさくて集中できなくなる。
だから近頃は、有名ポイントには行かなくなった。

僕がよく行くポイントは、たまたま見つけたところだ。
車で通りかかって「ちょっとやってみようかな」と
試してみたところ大当たり。
こんな良いポイントなのに人が少なくてラッキーだ。
マスコミ情報にばかり頼っていてはいけない ということだね。

難点が一つある。
「とても根掛かりが多い」ということだ。
湖底に岩などがごろごろしているのだろう。
バイブレーションなんか使ったら100%根掛かりする。
それが、ここが有名ポイントになれない大きな原因なのだろう。
初めて来て、何回か投げて、ルアーを3個位ロストして、
がっくりしてすぐに帰る人をよく見る。
この人にとって、ここは最悪のポイントとして記憶されるのだろう。

だけど「バスは障害物のそばにいる」というのがバス釣りの基本である。
根掛かりが多いということは障害物があるということで、
バスがいる可能性が高いということになる。
僕が初めてこのポイントに来たときも根掛かりを連発したが、
「バスがいるに違いない」と信じて投げ続けた。
ルアーをロストしたくないから障害物を避けるというのは本末転倒だ。
根掛かりが嫌ならバス釣りなどするな と言いたい。

 
 釣り場の朝日。あいにくやや曇天。


19990903 ニューウェイブ・フォトグラファーへの道

最近、カメラを買った。
嬉しくて色々写しては、一人悦に入っている。

僕の写真の師匠はU16氏とA24氏。
「よっしゃ改心の出来!」と思う写真を見せても、
「うーん....」という反応。
まだまだ甘いらしい。
精進せねば。

カメラといっても、一眼レフではない。
ズーム付きのコンパクトカメラだ。
迷ったのだけれど、
コンパクトカメラのほうがニューウェイブという感じがして、
僕らしいかなと思ったので。

どういうことかというと、
写真の世界をロックに置き換えて考えてみたのだ。

一眼レフの世界は、テクニックと知識が要求される。
様式美の傾向が強く、
プログレッシブ・ロックやハードロックのイメージがある。

が、「写ルンです」のヒットや、近頃のインスタントカメラの流行などで、
チープな仕上がりなれど、テクニックも要らず
「いい」と思った瞬間を撮るスタイルが一般的になってきた。
これは「パンク」の考え方に近い。

近頃のコンパクトカメラは凄い。
簡単にクオリティの高い写真が撮れる。
科学技術で感性をサポートすることにより、テクニックを不要にする。
これは、音楽でいうと「テクノ」といえるだろう。

ロックがプログレからパンク・ニューウェイブに移行したように、
現在の女子高生のような、写真が日常的なものになった世代から、
ストリート色が強いフォトグラファーが生まれてくるのではないだろうか。
そうすると、HIROMIXなどは、SEX PISTOLSに該当するのかな。

てなわけで、ニューウェイブ・フォトグラファーを目指して
感性を磨こうと思う今日この頃。


19990903 ビギナーズ・ラックということ

先日、会社の同僚2名と、いつものポイントに行った。
一人は例のU16氏。
彼はトラウトは釣ったことがあるが、バスは初めて。
もう一人はA24氏。
彼は四国でバス釣りをやっていたとのこと。

U16氏が何と1投目でヒットした。
彼は「ビギナーズラックってあるんだな」と言っていたけれど、
ビギナーズラックというのは単なる運ではないと思う。

ビギナーと言うのは、余計な知識を持っていない分、
教わったことや、入門書に書いてあることを忠実に実行する。
つまり、基本を守って迷いがないということだ。
だから良い結果が出る。
これがビギナーズラックの正体ではないかと思う。

不思議なことに、迷いがあると釣れない。
少し経験を積んでくると考えすぎて、
ああでもないこうでもないと、ルアーをとっかえひっかえして、
何もつかめないで終わることがある。
A24氏は、まさにそういう感じだったのではないかな。

実は僕もこの日は少しやばかった。
ビギナーに先に釣られてプレッシャーがかかり、
自分を見失いかけたけれど、
何とか冷静にパターンを探り当てることができた。
僕もまだまだだな。


19990903 3D−PHOTOの楽しみ

写真ネタをもう一つ。

立体写真というものがある。
ぱっと見は同じような写真を二つ並べて、
寄り目にするような感じで見ると、立体に見えるというもの。
僕はこれが大好きで、自分でも撮影したりしている。

原理は簡単。
右目の位置から撮った写真と、
左目の位置から撮った写真を並べて、
右目で右の写真を、
左目で左の写真を見れば良い。

原理が簡単なので、撮り方も簡単。
昔は「写ルンです」を2つくっつけて、
同時にシャッターを切るという方法で撮影していた。
が、この方法で撮影した写真は大きすぎて、
立体視するのが少々難しい。
そのうち、写ルンです用の「立体写真アダプター」なるものが発売され、
即刻購入。以来、幾多の立体写真を撮り続けてきた。

だけど、僕が喜んで撮っているのに反して、
周囲の反応はとても冷ややか。
「立体に見えない」という人も多いが、
「立体に見えるけど、だからどうしたの?」というように、
立体写真を面白いと思わない人も多い っていうか、
立体写真を面白いと思わない人のほうが多い ということに気付いた。
子供の頃から立体写真が大好きだった僕としては、とてもショックだった。
なぜ皆この面白さがわからないのだろうと。

立体写真の魅力は、何といっても現実感である。
何てことのない記念写真でも、
背景の木々や、服のしわや、みんなの笑顔や、
彼女の胸のふくらみまでリアルに感じ取ることができる。
写りがよければ、光の向きさえもよくわかる。
目の前に小さな現実がある超現実的な世界。

立体は立体的な感動を与えてくれる(by 島本和彦)

愛用していた「立体写真アダプター」であるが、
先日、旅行の最中に壊れ、帰らぬモノとなった。
最近はどこにも売っていないので、とても哀しい。


19990903 Novel:リング・らせん・ループ/鈴木光司

あまりにも有名な小説なので内容は説明しない。

リングは理屈抜きに面白かった。
ホラーなのだけれど、謎解きの面白さもあって、
一週間という時間制限がサスペンスだし。
ラストのどんでん返しと後味の悪さが新鮮だった。

らせんは、そのリングの「理屈抜き」の面白さに
「理屈をつけようとする」愚行のように思えた。
ちょっと苦しい辻褄合わせではないか?

ループに至っては「なんじゃそりゃ」と思った。
「そりゃないだろう」とも思った。
仮想世界を使えば何でも説明できるだろうけど、
それでは僕がリングを読んで感じたスリルは何だったのだ?

「続編はつまらない」の見本みたいなもんだ。


19990905 Comic:アガペイズ/山田玲司

最新刊が発売されていたので本日購入。
ちょっと買いづらい表紙で困ったけどな。

「風水」を取り入れた「高校野球」漫画。
荒唐無稽に思えるが、登場人物が皆、心に傷を抱えていて、
スポーツ漫画の爽快さは微塵もない。
重いテンションが癖になる奇妙な作品。

「アガペイズ」連載の前、作者が風水にはまったと聞き、
どうなることかと心配していた。
表現者が宗教や精神世界にはまると、ろくなことはないので。
どうやら杞憂だったようで良かった。

「Bバージン」のエンターテインメント性と、
「ストリッパー」「インディゴブルース」の重さを
ミックスさせることに成功していると思う。


19990906 個人HPの存在意義とは?

personal websiteをアップロードしたのは9月4日。
だけど、中身の文章は8月31日から始まっている。
この4日間のタイムラグは一体何か?

迷っていたんだよ。アップするかやめるか。

個人のホームページに対する批判に、
「不毛なひとりごとにすぎない」というものがある。
確かにそうかもしれない。
僕が何を書いたところで、
おそらく世間に与える影響なんかほとんどないし、
そもそも「おこがましい」というものだろう。
発表する意味や目的や必要が果たしてあるのか?と
自問自答していた。

バンドのHPには「知名度アップ」「ライブの集客」という目的があり、
宣伝のためのメディアとしての存在意義があるけれど、
個人のHPにはどういう意義があるのか。
「表現欲求」を自己満足させるだけなのか?
結論が出ないまま、とりあえずアップした。

いま現在、実はまだ揺れている。
表現するということはとても恥ずかしいことで、
それが無意味なものだとすればなおさらである。
とりあえずはしばらく続けてみて、
恥ずかしさに耐えられなくなるのが先か、
個人HPに意義を見出すことができるのが先か、
試してみようと思う。

反響などあると励みになるんだけどね...


19990907 おさるさん

ぼくはさるをかっている。
ちいさいさるだけど、
ぼくをのせてはしってくれる。
はしるのはあまりはやくないけれど、
かぜがとてもきもちよくて、
さるとぼくはひとつになる。

だけどぼくはこんじょうがないので、
さむくなると、さるとあそんであげられない。
ぼくはおへやのなかであそび、
さるはさむいさむいおそとで、
あめやかぜやゆきにたえながら、
はるがくるのをじっとまっている。

だからせめて、いまのうちに
さるとおもいっきりあそんであげるんだ。

※「なんのこっちゃ、よくわからない」という方は、
 バンドのホームページの「members」をご覧ください。


19990908 The Mod Scene

LEVI'SのCMに使われている曲が気になっている人は多いのではないか?

このアルバムは、1960年代初頭にイギリスで大流行した
「モッズ」ムーブメントの曲を集めたもの。
LEVI'SのCM曲は "Hipster Image" というバンドの "make her mine" という曲で、
このアルバムの1曲目に収録されている。
Hipster Imageというバンドは知らない人がほとんどだろう。
この曲だけの一発屋らしい。

つまり、このアルバムはLEVI'Sとのタイアップ・アルバムなのだけれど、
スーツの上にアーミーパーカーを着て会社に行くなど、
一時期モッズ入っていた僕には嬉しいアルバムである。
(今こんな格好をすると「踊る大捜査線の織田裕二のマネ」と思われるけどね。)

25アーティスト・26曲入り。
有名なのは "Small Faces"くらいで、あとはマイナーなバンドばかり。
はっきりいってB級である。
そのため、つまらない曲も結構入っているが、
「おおっ」というようなカッコイイ曲も入っているので、まあ許そう。

タイアップ・アルバムなので、あっというまに店頭から姿を消すかもしれない。
気になった方は即ゲットすべし。


19990910 豪雨のコスト

どうせ個人HPを作るのであれば、毎日更新してやる なんてことを
考えていたのだが、事情があって1日空いてしまった。
昨日、大阪に出張した帰りの新幹線が集中豪雨のため止まり、
1時間半以上も遅れてしまったためだ。
東京駅に到着したのは深夜1時、帰宅したのは2時半だった。
さすがにHPを書く気力はないやね。

東京までは帰れても、終電に間に合わないのは明白だったのだけれど、
JRが臨時列車を走らせてくれたので、何とか家に帰ることができた。
こういう経験は初めてだったので、疲れたけれど、結構スリルで楽しかったな。
笑いをとるために東京の友人に携帯で電話したりして。

今回JRが受けた損害はいくらくらいなのだろう。
臨時列車を走らせるコストや駅職員の残業手当などだけでも結構な額だろうなあ。
新幹線が2時間以上遅れると切符は払い戻しになるらしい。
そうなったらかなり恐ろしい金額になりそうだ。
試算してみようか。

 1車両に50人乗っていると仮定して、16両で800人。
 1人当たりの切符代が12,000円とすると、
   800人×12,000円=9,600,000円(!)
 少なくとも7台の新幹線に影響があったようなので、
   9,600,000円×7台=67,200,000円(!!)

1時間半遅れで運転再開したとき、
「前に列車が何台か詰まっているので、時間がかかることが予想される」旨の
アナウンスがあったのだけれど、意外と早く到着した。
「払い戻しなんかしてたまるか!」という、気合いの力走だったのかもしれない。


19990911 バス釣りは犯罪か?

今日本屋に行ったら、「ブラックバスがメダカを食う」というタイトルの本があった。
オビに「バス釣りは犯罪である」なんて刺激的な言葉があったのでムッとしたが、
宝島新書という新しく創刊されたシリーズであり、出版社も力を入れているから、
おそらく多くの本屋で平積みになって多くの人の目に触れるであろうと考え、
この本(またはオビの言葉)に感化された人に対する反論準備のために購入。
(よくいるんだよ。バス釣り反対派で「バス釣り自体が悪い」という人。)

バスが現在のように増えたことに、違法放流が絡んでいるのは間違いないが、
僕も含めて大多数の釣り人は、バスがいるから釣るのであり、
いないところに移植してまでも釣ろうとは思ってはいない。
だから、「違法に放流した魚を釣るのも犯罪だ」なんてことを言われても困るのだ。
著者はこういう釣り人の言い分を「欺瞞」とし、「犯罪によって育成された土壌に
成り立つ遊びや商行為が法治国家である日本で許されていいはずがない」と
書いているが、それこそこじつけの理屈のように感じられ、感覚的に理解できない。
建設の過程で違法行為があったゴルフ場でゴルフをするのは犯罪か?
悪質な地上げで建設されたマンションに住むのは犯罪か?
(↑あまり上手いたとえじゃないな。)

著者は、日本の生態系を元に戻すには「バス釣り禁止・バスの絶対駆除」を説く。
読者に「バス釣りをするな、まわりのバス釣り人にも呼びかけて欲しい」と説く。
が、こういう書き方をされると誤解する人も多いと思う。
「バス釣り禁止」は、あくまでも「バスの絶対駆除」とセットになってこそ効果がある。
釣りをやめるだけでは、バスは増える一方だろう。
釣りによってバスが減ったことは著者も認めていることだ。
だから僕は自主的に釣りをやめる必要を感じない。
もしバスの絶対駆除とバス釣り禁止が、法的に、または湖の方針として出されたら、
それは効果があるだろうから素直に従うつもりだ。
生態系が元に戻るに越したことはない。

だけど、それは現実的に可能なのだろうか?
バス問題はどの湖でも深刻なものになっているが、絶対駆除はほぼ不可能とあきらめ、
「仕方ないからバスを利用する」方向で考えている湖が多いようだ。
多くの人の生活がかかっているのだから、
自然を守る必要性は承知していても、現実的な方策を取るしかないのだろう。
これは、リゾート開発と自然保護の問題に似ているように思う。
(著者は、奥只見のリゾート開発で地元の人ともめたことを書いており、
「生活を犠牲にして自然を守れといっているのではない」というが、
僕にはそういっているとしか思えない。)

つまりは、バスは湖にとっても釣り人にとっても「必要悪」になっているのかなと思う。
著者は必要悪を認めない人なのだろう。
意見がかみ合うはずもないよなあ。
この本は理屈としては正論をいっているのだけれど、なんとなく空虚な感じがする。

まとまらなくなってしまったけれど、このへんで。
明日はバス釣りに行くつもりなのでね。


19990911 Movie:ふれあい

本日深夜、AM2:10より、TBSで映画「ふれあい」が放映される。
このページを今日見ている関東在住者は必見だ!

1974年作の日本映画で、主演は中村雅俊・壇ふみ。
なぜオススメするかというと、笑えるポイントが満載なのだ。

・主人公は漫画家を目指す大学生で、モンキー・パンチのアシスタントをしている。
・主人公のファッションは「ベルボトムジーンズ+下駄」である。
 友人の結婚式にもジーンズで出席する。当然長髪である。
・ヒロインのファッションは「超ミニスカート+ハイソックス」である。
 壇ふみの顔でこのファッションは結構つらい。フトモモの太さもなんだか痛々しい。
・主人公が行き付けの店のマスターは「ロンリー」というあだ名である。
・ヒロインが主人公の家で初めて料理を作る場面があるが、
 作る料理が「イカのてんぷら」である。
・最後にハッピーエンドになると見せかけて、唐突に悲劇となり、
 あっけにとられているうちに終わる。

特にファッションが凄い。
今でも70年代風の着こなしはあるけれど、
やはり本物は一味違う。コクがあるってカンジ。

このわずか2年後にはパンクが勃発し、
ベルボトムはスリムに駆逐されることになるのだが。
当時は最先端のカッコイイ生き方・ファッションだった筈だ。
それが、今では笑われる存在になってしまう。
時代というものは恐ろしい。
今のコギャルの格好なんてのも、何年かしたら笑いものになるね、きっと。


19990912 Novel:双生児/江戸川乱歩

映画化されるということで、本屋に平積みで売っていたので、
出張に行く新幹線の中で読んだ。
僕は新幹線の中で江戸川乱歩を読むのが好きだ。
ストーリーに引き込まれて、時間を忘れることができるから。

この「双生児」には、以下の5編が収録されている。

・双生児
 なぜこれを映画化しようと考えたのか不思議に思うほどつまらない。
 20ページくらいの短編であるが、心理描写を丁寧に描けば、
 芸術的な映画になるかもしれないけれど、多分退屈なものになるだろう。
 エンターティンメントに徹した乱歩映画を見たいよう。

・一人二役
 これは面白いぞ。
 異常な心理がテーマであるにもかかわらず、抑え目の表現で、
 エンディングが妙に爽やかで笑ってしまいそうだ。

・ぺてん師と空気男
 全体のストーリーより、文中にある「プラクティカルジョーク」が面白い。
 新幹線の中でにやにやしてしまった。

・百面相役者
 オチは「なんだそりゃ」ってカンジ。
 他ならぬ乱歩の作品なので、期待でわくわくしてしまう分、
 ラストのこけ方も激しい。

・一寸法師
 まさに乱歩の世界。
 不気味で猥雑な雰囲気に浸れるけれど、
 推理小説としてはイマイチだろう。
 乱歩自身も「失敗作」だと思っているらしい。
 最後の最後に、読者を煙に巻くところは好きだけど。

もし、初めて乱歩を読むのがこの本だという方がいたら、
「なんだ、乱歩ってこんな程度か」とは思わないで、
他のも読んでみて欲しい。
この本は「面白くない方」に入るから。


19990913 お酒の神様

先週、夜2時まで飲んで、
翌日午前中はまったく仕事にならず、
「もう二度と酒は飲みません」と、
神様に誓ったものだった。

だけど今日、
僕はなぜか酔っていて、
しかも二次会にまで参加している。

「どういうことだ」と神様に問われても、
「こういうものだ」と答えるしかないよね。

ちなみに、酒の神様は、
ギリシャ神話では「バッカス」、
日本では「松尾様」という(ホントだよ)。
ぴったりだね。ははは。


19990914 性銃的深夜酔散歩

もはや神様も許してはくれまい。
舌の根も乾かぬうちに、夜1時まで飲んでいる俺さ。

酔うと歩きたくなりませんか?
ならない? そう?

家から近いところで飲んでいたので、
約1駅半の距離を歩いて帰った。
タクシー代がないわけじゃなかったけれど、
歩きたい気分だったので。

ヘッドフォンで、
Sex Pistolsを大音量で鳴らしながら、
夜中の国道14号を一人歩く。
しんどいけれど心地よい妙な気分。

でも、暑い季節はやめた方がいいかな。

※酔っ払いにつき乱筆乱文乱入力お許し下さい。


19990915 Yellow Submarine Songtrack / The Beatles

映画「Yellow Submarine」に使われている曲を、
「リミックス」して製作したアルバム。
正直言って、あまり期待はしていなかった。
4トラックのマスターテープをどういじっても、
たかがしれているだろうと思っていたからだ。

当時のビートルズの録音方法は、
4トラックに音を可能な限り詰め込み、
いっぱいになったら別のテープの1トラックにまとめて、
さらに音を重ねていくというもの(リダクション・ミックスという)。
これを繰り返すため、当然、最初のトラックの音は劣化する。
また、音の配置も難しく、特にCDでは音の分離が良いことが災いして、
左右バランスが悪く、妙な空間が開いていた。
もちろん、当時の技術的な制約の中であれだけのものを作ったということだけでも
ビートルズはすごいといえるのだけれど。

このアルバムのリミックスは、
リダクション・ミックスの前の最初のトラックにまでさかのぼって
音を分離した上で行っている。
つまり、最初からミックスをやり直した訳だ。
そこまでやったか!と拍手ものだ。

リミックスといっても、ハウスやダブのような極端なものではなく、
楽器を追加したり、抜いたり、構成を変えたりということはしていない。
原曲の完成度をさらに高める目的で行われたものだ。
ベーシック・トラックの音質劣化がない分、全体にクリアな音になっている。
特にドラムがシャープになり、コーラスの美しさが強調されたカンジ。
ベーシックトラックからリミックスしたことで、音の配置も現代風になり、
厚みのある聴きやすい形になっている。

現代的に生まれ変わったビートルズサウンド。
賛否両論ありそうだけれど、僕はとても気に入った。
この調子で「Rubber Soul」から「Magical Mystery Tour」までを
全部リミックスしてくれないものだろうか?


19990916 1999年9の月

さて気が付けばもう9月も半ばを過ぎた。
ノストラダムスが予言した7月も、
暦のずれから本命といわれた8月も、
オウムが予言した9月2日(3日だったかな?)も、
なんにもなく過ぎ去って、
秋の訪れを感じた今日。

恐怖の大王は降ってこなかった。

子供の頃はマジで怖かった。
ひねた若者の頃は「滅びちまえ」と思っていた。
ここ数年は9割方信じちゃいなかったけれど、
「もしかして」くらいは頭の片隅にはあった。
何も起こらなかったとしても、
生き延びることが出来た喜びを味わったり、
新しい人生を生きるんだといった心意気だとか、
何らかの感慨があるんだろうなと思っていた。

実際には、仕事が忙しかったり、
お酒を飲んで盛り上がったり、
休日には魚を釣りに行ったり、
ごく普通の7・8・9月を過ごしている。
どこかに空しさが漂っているのを感じる。

破滅に憧れる気持ちがあったことは否定できない。
自分の生と死が運命で決まっていると考えることで、
気持ちをラクにしようとしていたのかもしれない。
結局は自分の意思で生きるしかないんだよな。

さて、続いてしまった世界でどう生きていこうか。
何が変わるということは多分ないのだろうけれど、
とりあえず気分転換に髪を切ろうかな。


19990917 Movie:Yellow Submarine

「Yellow Submarine Songtrack」を紹介したので、
ついでに映画「Yellow Submarine」も紹介しようか。
最近発売された完全版はまだ見ていないんだけどね。

1968年公開の、ビートルズを主人公にしたアニメーション映画。
ビートルズのメンバーは最初あまり乗り気ではなかったらしい。
当時、アニメは子供のためのものだったのだろうし、
大人の不良なロックンローラーであるビートルズが乗り気でなかったのは当然だろう。
が、完成した映画を見て感動し、大いに気に入ったということだ。

大まかなストーリーは次の通り

 海底にある平和な国「ペパーランド」に、悪者「ブルーミーニーズ」が武力侵攻する。
 ブルーミーニーズに占領されたペパーランドは、色彩と音楽をなくしてしまう。
 黄色い潜水艦で脱出した市長がビートルズと出会い、助けを求める。
 ビートルズはペパーランドに行き、楽器と歌でブルーミーニーズと戦って
 ペパーランドに平和と色彩と音楽を取り戻す。

武器が「音楽」というところがステキだ。
いかにも60年代的な思想ではあるが、
音楽で何かを変えることができると信じる人や、
そう信じたい人にとっては泣けてくるストーリーである。
ビートルズが感動したのもうなずけるというもの。
最後に本物のビートルズが登場して、
ジョンが「Singing!」と言うのも、感動的にカッコいいエンディングだ。

ペパーランドへの旅の途中に、
ビートルズは「ジェレミィ」という生き物と出会う。
「Nowhere man」である彼は、ビートルズとの旅と、
ブルーミーニーズとの戦いを通して自分を取り戻し、
「Someone」になっていく。
僕はこの映画を見て、彼に感情移入してしまい、
自分もビートルズに救われた気分になった。
こういう人は多いのではないだろうか。

この映画を見ると、音楽の力というものを信じたくなる。


19990918 MINI

僕の愛車は「MINI」。
英国の車だ。
遅い・狭い・乗り心地悪いの三重苦を背負った車だけれど、
数値では表せない魅力をたくさん持った車である。

 
     愛車と愛竿。いつもの釣り場にて

一般的に、MINIは故障が多いと思われているようだが、
実際はそんなことはない。
当たり外れもあるようだけど、僕のは故障が少ない。
走行中にエンジンが止まったことがあるけれど、
消耗部品の寿命だっただけなので、故障の内には入らないだろう。

MINIのようなマニアックな車に乗る人のなかには、
過保護ともいえるような注意を払っている人もいるが、
僕は、「今でも現役として生産されているMINI」を
「クラシックカーのような扱い」にはしたくなかったので、
故障が少ないのをいいことに、結構雑に扱ってきた。

さて、今日のこと。
クラッチペダルがびくとも動かない!

自走することができないので、ショップの人に来てもらって、
車に曳かれて修理工場行きとなった。
初の本格的故障である。
とほほのほ。

クラッチを踏まなくてもニュートラルには入るんだなあ。
初めて知ったよ。

「クラッチペダルが動かない」というと、
ショップの人は「え?」といった。
珍しい故障なのだろうか?

でも、このくらいでは懲りないぞ。
こんなトラブル程度では嫌いになんかなれない。
MINIってのはそういう車だ。


19990919 TV-LIVE:宇多田ヒカル

TVで宇多田ヒカルのライブを見た。
僕の音楽嗜好の中で宇多田ヒカルをどう位置付けたら良いのか、
これまで中途半端に納まりが悪い状態だったのだが、
このライブを見てはっきりした。
僕は宇多田ヒカルのファンだったのだ。
(あくまでも「アーティスト」としてだよ。)

僕は洋楽ロックファンであり、日本のロックにはほとんど興味がない。
意識的に聴かないようにしているわけではない。
TVを見ていると情報はどんどん入ってくるし、
コンビニに入ると有線が流れているし、
興味がなくても、どんな曲が流行っているか位は把握している。
そのうえで、本気で聴きたいと思わせるアーティストが少ないので、
結果的に日本の音楽をほとんど聴かなくなっているにすぎない。

本当は「日本のロックはつまらない」なんて言いたくない。
自分も日本語で曲を作る人なので、
「日本のロックもいい」と思いたいのだ。

「Automatic」を初めて聴いたとき、メロディラインと声が新鮮だった。
キンキンのハイトーン・ヴォーカルには辟易していたので、
宇多田ヒカルの柔らかい声質には好感を持った。

だけど、作られたアイドルが「アーティスト」と呼ばれる現状、
宇多田ヒカルはそうではないという確信が持てず、
マスコミの扱いが「話題性」に傾きすぎていること、
技巧的な歌い方が逆に「作られた」感じがしたことなどで、
素直に認めることができないでいたのだ。

今日見たTVのライブで、宇多田ヒカルは堂々と歌っていた。
ライブでの歌の上手さ・リズムの良さは、
作られたアイドルではないことを証明していた。
僕は偏見を捨て、素直に聴いてみる気になったのだ。

それにしても、16歳でこんなに完成されていていいのか?
このままいけば、大物アーティストになれる可能性もあるが、
逆に大人になるとつまらなくなる危険性を秘めているようにも思える。
次のアルバムが楽しみなような不安なような。


19990919 Not Fished

クルマが故障したので、
今日はおさるさんに乗って、
近くの川にバス釣りに行った。

今の町に引っ越してきた当時に何度か行ったが、
一度も釣ったことがなく、
他の人が釣ったのも見たことがないので、
「本当にバスがいるのか?」と思ったものだ。
それ以降、この川には行かなくなった。

だけど、「最近よく釣れるようになった」という記事が
某釣り雑誌に載っていたので、久々に行ってみたわけだ。

釣れないでやんの。
周囲の人も全然釣れていない。
本当にバスがいるのかあ?

久しぶりのボウズ。
それも、アタリのひとつもない真性ボウズだ。
手を変え品を変え、いろいろ試したけれど反応なし。
釣れない釣りはつらいなあ。


19990920 アタマガイタイ

ああ頭が痛い。

僕は頭痛持ちなのでときどきとてもつらい。
特に雨が降り出す前に痛くなる。
天気予報ができますよ。
便利だけどとてもつらい。
どうして雨が降り出す前に頭が痛くなるのかな?
気圧の変化が神経に影響するのかな?
誰か医学的に解明してくれないかな?

でも今日は雨が降る気配はないし、
煙草がマズいところからして、
たぶん風邪でもひいたんでしょうな。
風邪はひきはじめがかんじんですよ。
あたたかくしてゆっくり寝てください。
おくすり3日分出しときますね。

ああ、まともな文章が書けないぞお。
脳みそが正しく動いていないカンジだ。
今日はもう寝るよ。ぐっない。


19990921 おこのみでどうぞ

お好み焼きが好きだああぁ

世界中の食べ物の中で一番好きかもしれない。
「世界中の食べ物を全部食べたのか?」というツッコミは禁止ね。

だって「お好み」を焼くんだよ。
「嫌い」と言ったら語義矛盾ではないか。

屁理屈はさておき、
お好み焼きといったら、僕は断然「関西風」。
小麦粉が多くて、具が全部混ざり合った状態のものが一番。
僕の生まれ育った地域には「もんじゃ焼き」という食べ物は存在しなかったので、
東京に来て初めて食べたときは軽いカルチャーショックを受けたものだ。
なかなか美味しいとは思ったけれど、やっぱりお好み焼きにはかなわないね。

ところで先日、大阪に出張した際、
「ねぎ焼き」なるものを食した。
青ねぎが大量に入ったお好み焼きのようなものなのだけれど、
なんと「醤油味」なのだ。
でもこれが美味しくてびっくり。
関東のお好み焼き屋にはあまりないのが残念。

何故こんなことを書いているかというと、
お好み焼きを食べてきたからなんだけどね。
今日はちょっとひねって「カレー味」と「大量の紅生姜入り」。
変わった味だったなあ。ひねりすぎか?


19990922 まねっこ

ソーテックが敗訴したねえ。
メーカーの姿勢を問われる事件ですな。

僕はMac党ではないのでMacを擁護するつもりはないけれど、
iMacの魅力はデザインだけではないだろう。
機能・性能と、Appleの企業としての理念を含めた
トータルのコンセプトがMacの魅力である筈だ。

それに対して、e−oneの企画コンセプトは安易にも程がある。
「iMacのデザインとWindowsの普遍性のいいとこどり。」
そこには企業としての理念は存在しない。ただ「売る」ことだけだ。
まあ僕もメーカーで働いているので、気持ちはわからなくはない。
それも企業の生きる道ではあるが、従業員は空しいだろうなあ。

クルマの世界でも、MINIに似せた軽自動車というものがよくある。
これもe−oneと似たようなコンセプトで、
「MINIのようなクルマが欲しいけれど、扱いにくいのはイヤ」という
安易なユーザーに向けた安易なクルマである。
MINIのファンは形だけが気に入ってるんじゃないぜ。

ちなみに僕のPCは「富士通プリシェ」。
購入当時、普通の形をした同価格帯のPCに比べると
性能・拡張性が少々劣ってはいたけれど、
その明快なコンセプトを体現したデザインが気に入った。
(女のコ向けというコンセプトだけど気にしない。)
こういう形で気に入ったモノには愛着がわくものだ。
コンセプトのないデザインなんかクズだ。

e−oneが発表されたとき、
こんなもの恥ずかしくて誰も買わないよなあと思っていたら、
結構売れているらしい。
買う側にコンセプトはないのか?!


19990923 I'm Only Sleeping

昨晩、深夜4:00に就寝。
で、14:00に起床。
これですでに10時間も寝てしまっているのに、
寝転んで本を読んだりしているうちに、
17:00頃にまた眠ってしまい、
目が覚めたら22:00であった。

寝過ぎだよなあ。
こんなに寝てしまっては、今夜眠れるか心配。
明日は普段より1時間以上早く起きなければならないのに。

アタマがいたいよう。
寝過ぎるとアタマが痛くなるのは、
眠っている間に脳の血管が収縮するためらしい。
人間は8時間以上眠ってはいけないという説がある。
他の動物に比べて脳が多くの酸素とエネルギーを必要とするので、
長く眠ると脳が酸欠・エネルギー不足の状態になり、
脳細胞が死んでしまうということだ。
今日一日でいくつの細胞が死んでしまったことだろう。
こんな生活をしてると、ただでさえ悪いアタマがさらに悪く...

何故、この話が「I played」のコーナーに載っているかというと
「眠る」というのは最高に贅沢な遊びだと思うからで。

まあ、「何をやってんだ俺は」と思うこともあるけどね。


19990924 Tonight I need your kiss / 甲斐よしひろ

甲斐よしひろが小室哲哉と組むと聞いたとき、
嘘だろう、何で、よりにもよって と思ったものだ。
聴くのが怖い気がして、ずっと聴けないでいたのだけれど、
同じく甲斐ファンのU16氏がCDを持っているとのことなので、
借りて聴いてみることにした。

ジャケット記載のクレジットがよくわからない。
Composed & Arranged by Tetsuya Komuro
Written by Yoshihiro Kai とあるのだが、
「Written by」は普通作詞・作曲を指し、
「Composed」にも作曲という意味があるから、
二人のどちらが作曲したのか明確ではない。
聴いた感じでは小室の作曲のように思えるが。

以下、聴いた感想。

@全体に詞と曲がかみ合っていない印象。
 特にAメロで、言葉の途中に休符が入るところなど、
 あまりこなれていない感じを受けた。
 言葉の途中に休符が入るのは、宇多田ヒカルや
 Mr.Childrenなんかにも多いパターンで、
 ある種今の流行ともいえるが、彼らの場合は
 そうした方がリズムに乗るから良いのであって、 
 この曲はリズムに上手く乗っているとは思えない。
 むしろ無理矢理くっつけた感じがする。
 作詞者と作曲者が違う場合に、こういうことはよくある。

Aサビ以外はメロディラインがしょうもない。
 小室の作曲だとしたらうなずける。
 TVの世界におけるヒットメーカーである小室哲哉は
 CMなどで使われるサビの部分はキャッチーな良いものを作るが、
 それ以外は手を抜いているのではないかと思うことがある。
 甲斐よしひろの曲はサビ以外もきっちり作りこんだものが多いので、
 もしこれが甲斐の作曲であるとしたら、甲斐にしては失敗作だろう。
 (とはいえ、サビが優れているというわけでもない。他の部分に比べたら
 いくぶんマシという程度で、甲斐の歌い方でなんとか持っている感じ。)

Bアレンジは、バッキングのギターがなかなか良い。
 が、全体に淡々としすぎていて、リズムにもグルーヴが感じられない。
 甲斐の感情溢れる歌い方を活かしきれていないのではないか。
 もしかしたら、あえて感情を抑えることを狙ったのかもしれないが、
 アルバムの中の1曲ならともかく、シングルとしてはふさわしくないだろう。

C主要な音がステレオ定位の中央付近に集まっていて、
 音空間に広がりが感じられない。
 昔の歌謡曲のようにこじんまりとしたMIXだ。
 ダイナミックな感じがしない要因の一つでもある。
 ヘッドフォンでじっくり聴きこむのではなく、TVや有線でかかった時に
 全体の音がまんべんなく聞き取れるようにしたのかもしれない。
 (ここんとこに小室の戦略が見えるような...)
 けど、甲斐の音楽はそんなBGM用途にされるようなもんじゃないと思う。
 甲斐バンド時代の、ボブ・クリアマウンテンがMIXした一連の作品を聴けば、
 ダイナミズムの違いは一目瞭然だろう。
 (もしこういうMIXが今の最先端だとしたら僕の認識不足です。)

結局、甲斐が小室と組んだ理由は何だろう?
「新しいことをやりたかった」という話もあるが、
甲斐はずっと昔から打ちこみの音楽をやっていたのだし、
この程度のアレンジなら小室の手を借りなくてもできただろう。
曲も大したものではないし、冴えたプロデュースでもない。
音楽的な面で、小室と組んだ必然性が感じられないのだ。

だとすると、その理由は?
甲斐ファンとして、一番考えたくなかったことだ。

これから僕は甲斐よしひろの音楽とどう接していけば良いのだろう。
カァーーイ! カムバァァーーック!


19990925 PictureBook:たれごよみ/末政ひかる(たれぱんだ)

たれぱんだが好きだあ。

そう、俺はUFOキャッチャーに2,000円ほどつぎこんで、
たれぱんだのぬいぐるみをゲットした男(34歳)さ。

僕はファンシーなキャラクターグッズが嫌いだけれど、
たれぱんだは別。
たれぱんだの100円ライターも愛用している。

たれぱんだの魅力は「笑えること」だ。
他のキャラクターだとこうはいかない。
ハローキティは可愛いだけだし、
ファービーが笑いを取ろうとしても不気味なだけだろう。

たれぱんだの2作目の本である「たれごよみ」は、
1作目よりも笑いのパワーが上がっていると思う。
笑えるといっても「ぶはははは!」という笑いではなくて、
「にまにま」とする笑いに満ちている。
思い出し笑いしてしまいそうな感じ。
本屋で立ち読みして、思わず「にまにま」してしまい、
「やべえ、不気味な人になってしまう」と思ったので、
購入して、家で思う存分「にまにま」した。

今回僕のツボに入ったのは「父の頭の下」。
たれぱんだが不精髭のオヤジのまくらになっている。
「ちょうどいいところにいたらしい」というキャプションがナイスだ。

たれぱんだグッズにもいろんなものがあるけれど、
たれぱんだマッサージ器には笑った。
たれぱんだも元気になるってかい?

僕も含めて、いい歳をした大人にもたれぱんだファンは多いようだ。
いま流行りの「癒し系」ってやつか?
それだけ、常に気を張っている大人が多いということだろうか。
「生まれ変われるとしたらたれぱんだになりたい」と思うものなあ。


19990926 小室哲哉いろいろ

先日、小室哲哉がプロデュースした甲斐よしひろのCDについていろいろ書いたが、
考えてみると、小室哲哉関係の曲はこれまでTVや有線やカラオケでしか聴いたことがなく、
CDでじっくりと聴いてみたのは今回が初めてであって、
1曲だけで決めつけるのはフェアじゃないよな と思ったので、
他の曲も聴いてみることにした。

CDを買って印税を小室哲哉に支払うのもちょっと癪なので、
近所のレンタルショップにて、次の3枚を借りてきた。

 ・KI-RA-ME-I-TE / 甲斐よしひろ
 ・MISS YOUR BODY / globe
 ・I WANNA GO / 華原朋美

選曲が少々古いのは勘弁してくれたまえ。
新譜は1週間レンタルできないんだよ。

で、聴いた感想。

@MIXはステレオの左右いっぱいに音を配置していて、
 「Tonight I need your kiss」のように中央に集まってはいない。
 この曲が特別だったようだ。でも何故?

Aやっぱりサビ以外のメロディはイマイチ。
 言葉がメロディラインに上手く乗っていない。
 サビはキャッチーであるが、Aメロ・Bメロとの脈絡がない。
 今流行っている「Be Together」なんか特にそう感じる。

Bアレンジは予想外にシンプル。
 「小室=ユーロビート」のイメージがあったので、
 もっと音を詰め込んでいるかと思ったらそうでもない。
 さすがに「ユーロビートはもう古い」ことに気が付いたか?

C「KI-RA-ME-I-TE」はギター中心のアレンジで意外。
 ますます甲斐が小室と組んだ意味がわからん。

全体的に「作りこみが徹底していない」ように思える。
思いついたサビのフレーズに、Aメロ・Bメロをくっつけて、
はい一丁あがり!的な安易さが見えてしまう。

ところで、昨夜「夜もヒッパレ」にTMネットワークが出演していた。
工藤静香と松本明子が宇多田ヒカルの「First Love」を歌い、
小室哲哉が「初めて聞いたけどいい曲ですね」とコメントしていた。
本当かよ?
自分よりたくさんCDを売り、今の日本の音楽で話題の中心になっている
宇多田ヒカルの大ヒットシングルを聴いたことがないとは。
自分以外は気にならないってことか?
「宇多田なんか相手にしてないぜ」という強がりのポーズかもしれないけれど、
本当に聴いたことがないのだとしたらあまりに独善的であり、
新しいものを吸収しようとしていないことになる。
粗製濫造のようなCD作りを続けていることと合わせて、
小室哲哉が流行の最先端から滑り落ちる日も近いのかもしれない。


19990926 TV-SHOW:ガキの使いやあらへんで

今日の「ガキの使いやあらへんで」は、久しぶりの「全編トーク」だった。
僕は、ダウンタウンが一番面白いのはフリートークだと思っているので、
この番組が全編トークだったときはとても嬉しい。
期待を裏切らず、30分間笑わせてもらいました。

ダウンタウンのトークは、先が読めないところが面白い。
浜ちゃんが振り、松ちゃんがどう返すか。
こっちの予想を遥かに越えるぶっ飛んだ返しだった場合、
反射的に笑ってしまうとともに、
「やっぱすごいや」と、尊敬に似た気持ちが湧き上がる。

以前、お笑い系のショーパブに行った事がある。
そこに出演していた芸人のコントは、ほとんどオチが読めるような
「過去に誰かが使った笑いの焼き直し」ばかりであり、
笑うどころか、だんだん腹が立ってきたことを憶えている。

だけど、この番組は全編トークの回は視聴率が悪いらしい。
確かに、僕の周囲にも「フリートークは面白くない」という人は多い。
ってことは、僕のセンスが変なのかな? とも思ったけれど、
松本人志の著書に「即興でアドリブでしゃべってどれだけ笑い取れるかって
いうところが笑いの醍醐味」てなことを書いてあったので、
僕のダウンタウンの見方は正しい と思っている。


19990927 デンタル

今日は夕方歯医者に行き、
治療後、いったん会社に戻ったけれど、
麻酔が気になって仕事をする気になれず、
とっとと帰った。

僕は歯が弱いのか、虫歯になりやすいようだ。
歯の磨き方が悪いのかもしれない。
奥から3本は上下左右全滅だ。
治療していない完全な歯は半分もない。

今回は虫歯が痛んだわけではなく、
以前治療した時の詰め物が取れたからなのだけれど、
詰め物と歯の境目に進行した虫歯が原因で取れたらしく、
結局削ることになった。

詰め物が取れたときは、なるべく早く治療したほうがいいよ。
僕は以前、そのまま放っておいたら、
空いた穴に歯茎の肉が入り込んでしまい、
電気メスで切断するはめになった。
電気メスは痛いぜえ。麻酔かけても効きゃあしねえ。

あ、考えてみると、
今治療している歯はこの時と同じ歯だ。
ということは、今回が3回目の治療ということか。
もう本当の歯はわずかしか残っていないんだろうなあ。

僕は麻酔が効きにくいようだ。
麻酔しても痛いのでもう1本多くうってもらったりする。
酒のみは麻酔が効きにくいらしい。

今日は麻酔が醒めても特に痛みはなく、
よし、いいぞ と思っていたのだけれど、
風呂に入ったら途端にうずき出しやがった。
鎮痛剤を飲んで早く寝なきゃ。


19990928 心身ともにダウン中

昨日の書きこみはなんだか文章が混乱しているなあ。
治療した歯がうずいて、じっくり考える余裕が全くなかったので、
思いついた言葉をただ並べただけの文章だ。

ここ一週間くらいの書きこみを見ると、
頭が痛かったり、
歯が痛かったり、
ずっと寝ていたり、
ソーテックを批判したり、
小室哲哉を批判したり、
ちょっと陰気な方に傾いている気がする。
体調が悪いと気持ちもダウンしてくるのかな。

実は今日もまだ歯がうずいてとてもつらい。
加えて、先週からひきっぱなしの風邪もつらい。
早く健康体になって爽やかな気持ちになりたいものだ。


19990929 MTR

このHPにもよく登場するu16氏が、MTRを買ったと自分のHPに書いている。
MTRかあ、昔よく遊んだなあと、少し懐かしい気持ち。

MTRとは、マルチ・トラック・レコーダーのことで、
要するに多重録音ができるテープレコーダーのこと。
近頃はパソコンでディスクに書きこむタイプもあるけれど、
以前は、個人で使用するものはカセットテープに録音するタイプが主流だった。

カセットテープには目に見えない筋が4本あると思いたまえ。
この筋をトラックという。
普通のステレオだと、4本のトラックに、A面右・左、B面右・左の音が録音される。
MTRは、B面用のトラックもA面で使い、1トラックずつ個別に録音することで、
音を重ねていくことができる。

4トラックということは、音を4つ重ねることができるわけなのだけれど、
たった4つの音ではスカスカのアレンジになってしまい、今一つ物足りない。
(それが逆に効果的な場合もあるけれど。)
そこで、次に紹介するような録音テクニックを使う。
上手く使えば、プロっぽい仕上がりも可能だ。

@ピンポン録音
 1〜3番のトラックに録音し、それを一つにまとめて4番のトラックに録音する。
 そうすると1〜3番のトラックが空くので、1〜2番のトラックに録音し、
 これを一つにまとめて3番のトラックに録音する。
 この方法だと、7つの音を重ねることが可能になる。
 一つのトラックにまとめる際に、同時に楽器を弾きながら録音すると、
 最大で10種類の音を重ねることも可能である。
 ただし、10種類の音でも左右バランスでは4箇所にしか配置できないので、
 音は多くても厚みに乏しく、左右バランスが不自然といったデメリットもある。

Aリダクション・ミックス
 僕がよく使う方法。
 4つのトラックに録音し、音量と左右のバランスをとった状態で、
 ステレオに接続して別のテープに録音する。
 ステレオで録音するということは、4つのトラックを2つのトラックにまとめるということなので、
 そのテープをMTRにセットし、空いている2つのトラックに音を重ねる。
 この方法だと最大6つの音しか録音できないけれど、
 左右バランスでは6箇所に配置できるため、厚みと広がりを出すことができる。
 デメリットは、倍速録音(音質が良くなる)ができないこと。

僕はギター・ベース・ドラムマシン・キーボードと、一通りの楽器を持っているので、
自分一人で曲を完成させることができる。
以前はよく自作の曲を録音して遊んでいたものだ。

一番盛んだったのは、バンドが停滞期の頃だ。
活動停止中のバンドの代わりに、多重録音で表現欲求を満足させていたのだろう。

バンドが活動を再開した後も、
しばらくはMTRで作った曲をメンバーに渡したりしていたが、
そうすると自分のアレンジで曲のイメージが固まってしまい、
他のメンバーの個性を出せなくなることから、
今ではほとんど多重録音で作曲することはなくなった。
コード進行とおおまかなイメージを伝えてあとは各自におまかせである。

10月以降、バンドがしばらく充電期間に入るので、
久しぶりに多重録音で遊んでみようかな。
未完成のトラックがいくつかあるので、
まずはそれを完成させようか。


19990930 原発

少し暑いけれど良い天気の昼下がり。
普段通りの見なれた風景。
火災が起こっている訳でも、
建物が吹き飛んだ訳でもない。
今のところ体はなんともなくても、
空気中には放射線が飛び交っていて、
目に見えない危険が周りを取り囲んでいる状況。
静かな恐怖。

今日発生した東海村の放射線漏れ事故のこと。

僕は長崎の出身なので、
子供の頃から原爆・原子力の怖さを刷り込まれてきた。
なので、自分が東海村の住人だったら、
今夜は恐ろしくて眠れないだろうと思う。
不安神経症にかかってしまうかもしれない。
東海村の皆さんには気を強く持っていただきたいと願う次第です。

今のところニュースではイマイチ要領を得ないが、
「規定量の8倍のウランを入れた」というような発言があり、
「入った」ではなく「入れた」というところにぞっとする。
そもそも、なぜ規定量以上入るのか?
人為的ミスを物理的・機械的に防止するというのが
フール・プルーフの基本のはずだけれど。
今後おそらく、杜撰な管理体制が明るみにでることになるのだろう。

以前、東京電力のCMで、
日本の発電方法の比率を円グラフで見せる場面があり、
時計回りに、原子力・火力・水力の順に並んでいた。
普通、円グラフというのは、数字の大きい順に並べるものだけれど、
表示されている数字を見ると、火力が一番大きくて、原子力は二番だった。
これは「原子力発電が一番多い」と、意図的に誤認させることで
原発の必要性を認めさせようとしているとしか思えない。
こういう小細工はかえって信用をなくすもので、
小細工をしなければ必要性をアピールできないようなら、
原発なんかやめちまえ と短絡的に思うのだ。



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