Back Number 2001.3
2001.03.01 宇多田ヒカルの歌詞について語る
permanentsが活動を再開したことだし、
曲を作らなきゃとは思うのだけど、
曲はできても詞ができなくて困っている。
参考にしようと思い、
いろんな人の歌詞を読み返してみたら、
宇多田ヒカルの詞は大変優れていることに
改めて気がついた。
やはりラブソングが多いのだけど、
ちょっと意表をつくというか、面白い表現が気になる。
ねえ、どうしてそんなに不安なの?
揺るぎない愛なんて欲しくないのに <Never Let Go>
すごいでしょ。
普通は「揺るぎない愛が欲しい」んだよ。
この達観した姿勢はどうしたことだ。
I'll remenber to love
You told me how <First Love>
この「how」から「sex」を連想するのはオイラが汚れているから?
曖昧な態度がまだ不安にさせるから
こんなにほれてることはもう少し秘密にしておくよ <Automatic>
用意したセリフは完璧なのに
まだ電波届かない午前4時 <Movin' On Without You>
留守電になってる夜中
メッセージ聞きにもう一度かけたい <Addicted To You>
このあたりのリアルな恋愛シーンの表現は素晴らしいですな。
短いフレーズで現実的な心の動きをビシッと表している。
誰もが経験のある気持ちだと思うが、
それを歌詞として表現するのは難しいもので。
メッセージソング的な歌詞もなかなか良い。
ひとりだけの誓い
ギュッとささやいて眠る <Give Me a Reason>
「ギュッと」の使い方が上手いね。
傷つけさせてよ
治してみせるよ <For You>
「傷つけたくない」「傷つけられたくない」だったらよくある歌詞。
ふたりの関係によほどの自信と深さがないと出てこない言葉だろう。
宇多田ヒカルの強さを感じるフレーズ。
強すぎて、可愛げがないと感じる人もいるかもしれない。
そんなアナタに、
「オマエはいつも強いし泣かない」
それはキミのはやとちり <はやとちり>
なんて詞もあったりする。
これは宇多田ヒカルのリアルな体験かな?
変えられないものを受け入れる力
そして受け入れられないものを
変える力をちょうだいよ <Wait & See>
このフレーズは大人のほうがよくわかるんじゃないかな?
ガキの頃は、「受け入れる」という発想を否定しようとするし、
「変えるために力が必要」とも思いたくないだろう。
このフレーズは、うまくメロディに乗っていない。
ちと無理がある。
それでもあえて使ったのは、
このフレーズに対する思い入れがあるからなのだろう。
オイラも経験があるのだが、
どうやってもメロディに乗らないフレーズだったとしても、
それが本当に言いたいことであれば、
完成度を犠牲にしてもそのまま使ってしまうものだ。
全体的にみて、
「ありふれたフレーズは使わない」ということを、
自分の中で決め事にしているようだ。
そこんとこも、
宇多田ヒカルが別格扱いされる理由のひとつなのでしょう。
2001.03.03 Live:Bob Dylan
ロック・ミュージシャンが年をとってくると、
ライブはだいたい2つの方向に分かれて行く。
エンターテインメントに徹してドハデなショーを繰り広げるか、
円熟した渋い演奏を聴かせるかだ。
今日はボブ・ディランのライブ。
地味な事このうえなし。
照明は無色灯が多用され、ほとんど切り替わらない。
セットもない。ただ楽器とアンプが置いてあるだけのステージ。
アクションも、客をあおるMCもない。
演奏し、歌うだけのライブ。
しかし、その演奏と歌が素晴らしい!
ブルースやロックンロールがベースになっているので、
超絶のテクニックを披露するというものではないが、
ニュアンスとか小技とか緩急のつけ方とか、
3本のギターの絡み合いといった表現力はさすが。
ステージングが極端に地味なのは、
視覚的なギミックを排除して、
観客を音楽に集中させるための演出なのかもしれない。
ディランの歌は当然素晴らしい。
もう何をどう言いようもない。
ディランは、ライブでは原曲を大きく変えるのが常で、
アレンジやリズムだけでなく、メロディラインまで変えてしまう。
最初は何の曲だかわからず、
しばらくして「ああ、この曲だったのか」と気付くのも楽しい。
観客は全員ずっと座っていた。
ディランの意図を理解してか、じっくりと聴き込んでいる。
最後の曲が終わり、ディランが頭を下げた。
そのとき、観客が盛大な拍手とともに全員立ちあがった。
スタンディング・オベイション!
いまでは、ロックのライブというと、
1曲目から全開で盛り上がり、
最初から最後までずっと総立ちというのが普通だ。
それはそれで楽しいのだけど、
本来、スタンディング・オベイションというのは、
素晴らしい演奏を聴かせてくれた演奏者に対する
賛美の気持ちを表すものである。
「素晴らしい演奏をありがとう」って。
ガンガンに盛り上がるばかりじゃない。
こういうロックのライブもあるのだ。
2001.03.04 へろへろ
今日は雨ということもあって、
ほとんど寝ていたので、
夜眠れないと困るなと思い、
ワインとビールを飲んだところ、
妙に酔いが回ってしまって、
へろへろな状態です。
強い酒の後に弱い酒を飲むと
酔いが回るような気がする。
部屋でひとりで酔っ払うなんてu16氏みたいだ。
2001.03.05 20th Century Boy / T-Rex
ソニー「VAIO」のCMに、
T-Rexの「20th Century Boy」が
イントロだけ使われている。
(リズムがリミックスされているようだけど。)
この曲って、よくCMに使われますねえ。
ついこないだも何か他ので使われていた憶えが。
ロック界のCMソング大賞かも。
確かにあのイントロのインパクトは強烈だものね。
でも、いつもイントロだけで、
歌に入らないのはどういうわけでしょうか。
マーク・ボランの歌が入った途端に
一転して脱力感がみなぎるから?
2001.03.06 乗り物酔い
今日は展示会の仕事。
終了後、u16氏の運転する車で会社に戻ったら、
わずか30分程度で車に酔ってヘロヘロである。
オイラは乗り物酔いが激しい。
特にクルマ。
電車や飛行機はなんてことないのに。
それでも自分で運転する場合はなんともないし、
ひとの運転でも、遊びに行く時は平気。
てことは、たぶん気分の問題なんだろうな。
2001.03.07 しゃきっと歩く
昨日は展示会で立ち仕事だったので
今朝は足がとても疲れていて、
歩き方がへろへろしていた。
が、以前、
しゃきっと歩いたら疲れが取れたことを思い出し、
背筋を伸ばして、
大きく手を振って、
ゆっくり大股で歩いてみた。
すると、あっという間に体調回復。
正しい姿勢で歩く。
時間もお金も要らない健康法。
これはホントにオススメだよ。
2001.03.08 THE BEATLES ANTHOLOGY
昨年出版されて話題になった本:「THE BEATLES ANTHOLOGY」。
発売当初は何処へ行っても売っていなくて、
やっと最近、第2回配本が近所の楽器屋に入荷。
これがまた、どでかい本で、
B4サイズ、ハードカバー、厚さ4cm、368ページ。
まるで百科事典のよう。
本はベッドに寝転んで読むことにしているので、
あまりの重さに腕が疲れて、
少しずつしか読み進められなかったのであった。
内容がまた濃い。
ビートルズの雑学本や分析本はよくあるが、
なんといってもこれは、ビートルズのメンバーや関係者自身が
ビートルズについて語った本なのである。
メンバー同士の強い心の結びつきが感じられて感動。
本分だけでなく、バックの印刷も、よく見るとなかなか面白い。
タイプで打たれた手紙や文書が載っていたりする。
フィル・スペクターの「Long and Winding Road」のアレンジに
ポールが文句をつけている手紙もあったり。
但し、これはあくまでもマニア向け。
ビートルズの歴史を(表面的にでも)あらかじめ知っていないと
意味がわからないところも多いだろうし、
この本の面白さは理解されにくいかもしれない。
CD「1」でビートルズ入門した人は、いきなりこれを読んだりせず、
まずは入門編のビートルズ本を読んでからにすることをオススメします。
さて、オイラは熱心なビートルズ・リスナーであるとともに、
熱心なビートルズ本の読者でもあります。
オイラが読んだビートルズ本の数は
かなりなものと自負しています。
そこで、今後、数回にわたって
オススメのビートルズ本を紹介したいと思います。
貴方がビートルズのコアなファンになってくれることを期待して。
2001.03.10 原宿ロックンロール
今日は「若人の街」原宿へお出かけ。
甚だしく場違いってもんですが。
目的地は「GIMME SHELTER」というお店。
名前からわかる通り、
ローリング・ストーンズのグッズを扱う店です。
オイラはこの店から定期的なメール配信を受けていて、
先週のメールに、
「モッズ・スタイルのスーツを入荷!」とあったので、
行ってみたというわけ。
「モッズって何?」という方のために説明します。
60年代前半のイギリスで流行したスタイルで、
ドレスアップの際には細身の3つボタンスーツ。
ドレスダウンの際にはリーバイス501にフレッドペリーのポロ。
その上に、軍用のパーカを羽織るというファッションが基本。
ヘッドライトやミラーをたくさんつけたベスパに乗る、
スタイリッシュな不良たちです。
Beatles、Rolling Stones、Whoなど、
オイラが大好きなアーティスト達もこの系統。
興味のある方は、映画「さらば青春の光」をご覧あれ。
で、気に入ったのでこのスーツを購入。
近いうちに会社にも着て行くぞ。
会社員としてはギリギリの線ですがね。
ベロマークのステッカーとマウスパッドも購入。
マウスパッドも会社で使おうかな。
ロックなサラリーマンのアイデンティティってやつさ。
ついでにビートルズ・グッズの店「GET BACK」にも立ち寄り、
ブートレッグCDを3枚購入。
・幻のアルバム「GET BACK」(ルーフトップ・セッション入り)
・「A HARD DAY'S NIGHT」ステレオバージョン
・「REVOLVER」モノラルバージョン
このマニアックさがわかるかな?
2001.03.11 自画自賛
3月だというのに寒い日が続いていますな。
早く釣りに行きたいのに。
「去年はいつから釣りに行ったのかな?」と思って、
Back Numberを読み返してみたら、
つい他のところも読んでしまい、
結局、全部のBack Numberを読み返してしまった。
「おっ!結構おもしろいじゃん!」なんて自画自賛しながら。
「うぬぼれ」「自己満足」でしょうか?
いえいえ
自分が読んで楽しめないようなものを
他者に公開するなんて方が失礼ってもんでしょう。
バンド活動も同じ。
そんなことをしていたら、いつの間にやら夜があけていました。
朝6時過ぎに就寝し、起きたのは夜8時。
まったく週末の無駄使いだ。
2001.03.12 ビートルズ本の世界@:入門編
オイラが初めて読んだビートルズ本は、
カッパ・ブックスか何かの新書版
その名もまんまの「ビートルズの本」。
これはなかなか、シンプルなれどツボを押さえた
良い本でありました。
偶然ですが良い出会いをしたといえるでしょう。
でもたぶんもうこの本は絶版。
そこで、入門編としてオススメするのは
「もっとビートルズ!/香月利一」
新書版、全381ページの結構厚い本ではありますが、
最初の60ページでごく簡単にビートルズの歴史を記述し、
残りの約300ページを使って
「レコーディングについて」
「曲について」
「ライブについて」
「楽器について」
「プライベートについて」
など、ビートルズ雑学を非常に詳しく解説しています。
初心者にもわかりやすいうえ、かなり深いネタも満載。
アンソロジーでははばかられたような裏ネタもあり、
マニアが読んでも面白い本だと思いますぞ。
メンバーの家系図まで載っているのは
「だからどうした」ってカンジですが、
作者の熱意は感じますね。
但し、ちょっと身も蓋もない表現が多くて、
ほめちぎるだけじゃなく、率直にけなすこともあるので、
幻想を砕かれることもあるかもしれません。
ご注意。
2001.03.13 なかなか終わらない一日
仕事を途中で放り投げて、
東京ドームへ急ぐ我々。
そう、今日はKISSのライブ。
しかしライブ終了後、
会社に戻って仕事をする我々。
なんとも興醒めなことよのう。
やっと目処がついて23:30退社。
駅に向かう途中、某課長とばったり出会い、
ビールとギョーザをごちになる。
帰宅して、風呂に入るともう2時だ。
というわけで、
KISSのライブ・レポートは明日。
と思ったけれど、
明日は3/14なので、
らぶりい・えんじぇる君が登場するかも。
ま、それは気分次第で。
2001.03.14 Live:KISS
実を言うと、KISSってそんなに好きなバンドじゃない。
ドラムとベースのグルーブのなさが致命的だし、
奇抜なメイクとハデなステージとわかりやすい曲で、
要するに、インパクトだけのバンドと考えていたのです。
ごめんなさい私が悪うございました。
いや、確かに
奇抜なメイクとハデなステージとわかりやすい曲なのだけど、
ここまで徹底すると感動すら覚えてしまう。
◎ドハデな照明。
◎花火と火柱が上がりまくる。
◎ジーンが火を吹く。
◎ジーンが血を吐く。
◎ジーンが天井まで吊り上げられる。
◎ポールがセンターステージで歌う。
◎ステージがせり上がる。
◎エースのギターが煙を吹く。
◎エースのギターからミサイルが発射される。
◎エースのギターのヘッドで花火が回る。
◎バラードではミラーボールが回る。
◎MCの度に「トーキョー!」と叫ぶ。
◎客席にTシャツを投げる。
◎執拗なコール&レスポンス。
◎尋常じゃない量の紙吹雪。
などなど、
サービスてんこもりで、
もうお腹いっぱいってカンジ。
ここまで徹底すると、そりゃあもうファンは大変。
オーディエンスに100%以上の満足を与えようとする、
エンターテインメントの真髄をみた。
なんていうか、もう、演奏の良し悪しはどうでもいいやあ。
と、オイラのミュージシャンとしてのアイデンティティが危機。
2001.03.15 THE REMIXES / The Stone Roses
昨日発売されたStone Rosesのリミックス集。
数年前に解散したバンドであり、
リミックス音源も10年以上前の、
ファースト・アルバムの時期の曲ばかり。
レーベルが「Silvertone Records」ってとこで、
ピンとくる人もいるんじゃないでしょうか?
ファーストアルバムはこのレーベルから発売されたのだけど、
バンドに無断でビデオ・クリップを製作したことで、
怒った彼らはペンキ缶を持ってレーベル事務所に殴りこみ。
オフィスと社員と車をペンキまみれにして逮捕された。
(武器がバットとかじゃなくてペンキってとこがカッコイイ!)
その後、裁判を経てレーベルを移籍したので、
Silvertoneは残されたファーストアルバムとシングルの音源を駆使して、
編集盤と復刻盤をリリースしまくった という経緯があります。
なんともセコい話でありますな。
で、もういいかげん音源も出し尽くしただろうと思ったら、
「リミックス」という手があったか。
多少うんざりしながらも、
それでも買ってしまうんだよなファンってやつはさ。
ギター・ロックでありながら、
ハウス&レイヴ的な雰囲気が濃厚なバンドだけに、
打ちこみリミックスもまあまあハマる。
イアン・ブラウンのヴォーカルの存在感は不変。
あの声だけで音空間を支配してしまう。
どうしてあんなに下手なのに、
あんなに幸福に響くのだろう。
不思議なヴォーカリストだ。
とはいってもやっぱり、
バンド・サウンドのオリジナルバージョンが最高。
なんせ強力なグルーヴを持つバンドだからね。
2001.03.16 ビートルズ本の世界A:違う立場でみてみよう
そろそろマニアな本に移行していきますよ。
ビートルズのファンは、大部分がジョン・レノンのファン。
逆に、ポール・マッカートニーに対しては、
悪印象を持っている人も多い。
ポールが主導権を握って独善的にふるまい、
メンバーの反感を買ったことが
解散の原因のひとつとされていることもあって、
ポールは悪者扱いされることが多いのです。
しかし、ポールにはポールの立場があったはず。
それを理解するのに最適なのが
「MANY YEARS FROM NOW / BARRY MILES」。
ポールへのインタビューを中心に構成したものです。
A5よりちょっと大きい版型で、なんと826ページ!
厚さ6cmという恐ろしい分量。
当然、中身の濃度は凄まじい。
読破するにはかなりの時間と気合いが必要ですぞ。
圧倒されるのは、ポールの熱意とエネルギー。
超売れっ子でハードスケジュールの中でも、
夜遊びをし、いろいろな人と会い、
世界を広げて行く。
そしてそれをビートルズの音楽に反映させていく。
ポールはポップで、ジョンはアバンギャルド。
世間一般にはそう思われているけれど、
実はビートルズにアバンギャルドを持ち込んだのはポールだったり、
優等生的なイメージとは裏腹に、
自宅には常に裸の女が数人たむろしていたとか、
浮気エッチの最中を婚約者に見られて破局とか、
なかなかやってくれるぜ。
怠惰なジョンがやる気をなくしてしまうと、
働き者で熱意に満ちたポールが主導権を握るのは当然。
そうなると、熱意の感じられない他のメンバーに対して
いらつき、色々と口出ししたくなる気持ちはよくわかる。
おそらく、一番ビートルズにこだわり、
ビートルズを存続させようとしたのはポールであって、
その空回りがなんとも哀しいのです。
話は変わって、ビートルズがデビューするときのこと。
メンバーチェンジが行われました。
ドラマー/ピート・ベストがクビになり、
代わりにリンゴ・スターが加入したのです。
この交替の理由は、
「ピートはドラムが下手だったため」とされていましたが、
どうもそれだけではなさそう。
「ビートルズになれなかった男(作者忘れた)」は、
このピート・ベストに焦点をあてた本です。
ピートはドラムが下手だったわけではない。
メンバー中唯一のシブい2枚目で、
女性ファンが多かったピートに、
バンドの主役を奪われることを危惧したメンバーが、
彼を追い出したのだ と、この本は結論付けています。
確かにそれはそうなのかもしれない。
とはいえ、デビュー前の音源を聞くと、
ドラムは下手という程ではないけれど
リンゴに比べればドライブ感に乏しい。
リンゴのドラムの素晴らしさや、
性格面でバンドに与えた影響を考えると、
リンゴをビートルズに入れたのはやはり正解なのであって、
可哀相だけどそういう運命だったのでしょう。
2001.03.17 サンプリング
a24氏からサンプラーを借りて遊んでいました。
なかなか面白いです。
CDから、他人の曲の一部をサンプリングして、
1〜2小節の短いループを作成。
但し、メモリー節約のため、モノラル録音する必要があったので、
CDをいったんカセットテープに録音し、
MTRで左右のパンを真ん中に設定して
モノラル化したものをサンプリングする という
面倒臭いやり方をとりました。
テクノ・ユニット「24MHz」で使えそうなループをいくつか作ったので、
24MHzのメンバーに聴かせてみようかなと。
他人の曲からサンプリングする場合、
それが曲にハマルかどうかということが重要。
加えて、選曲のセンスもポイント。
観客に「なかなかやるな」とニヤリとさせたいものです。
今回使った音源は次のようなものだけど、
いかがなものでしょうかね。
・Revolution9 / The Beatles
・A Day In The Life / The Beatles
・Sgt.Pepper's Runout Groove / The Beatles
・Computer Game / YMO
・Bridge Over Troubled Music / YMO
・The Robot / Kraftwerk
・Whole Lotta Love / Led Zeppelin
2001.03.18 Movie:サトラレ
近頃、感動に飢えているオイラ。
で、「泣ける」と評判の映画
「サトラレ」を観に行きましたとさ。
(ホラー映画ばっかり観ているワケじゃないよと。)
日本昔ばなしに「サトリ」という妖怪が出てくる。
人の考えを読むことができるというもので、
現代だったらテレパスといったところか。
「サトラレ」とは、つまりその逆。
人に考えを読まれてしまう特異体質の人のこと。
脳から「思念波」が常に放出されている という設定。
おそらくは「サトリ」からのダジャレ的な思いつきで
考えられたお話なのでしょう。
いかにもドタバタ・コメディに合いそうな設定だけど、
そうはせずに、悲しくも暖かいストーリーになっています。
いやあ、泣けた。
比喩じゃなくてホントに。
涙ざあざあ流してしまったよ、恥ずかしながら。
オイラは映画を観て泣いた経験があんまりない。
どうも映画の登場人物に感情移入できなくて、
一歩引いた分析的な見方をするからだろうと自己分析している。
冷たいようだけど、そういう人もいるんですよ。
では何故この「サトラレ」では泣くことが出来たのだろう と、
映画館からの帰り道で考えた。
オイラが泣いたのは手術のシーンと、手術後の屋上のシーン。
サトラレである医者の懸命な気持ちと、無念な気持ちが、
病院じゅうの人たちに思念波に乗って伝わる。
医者も看護婦も患者も護衛のSPも、皆サトラレの感情を共有する。
そしてそれは、映画館の観客であるオイラにも伝わるのだ。
そう。この映画は主人公に感情移入する必要がない。
オイラはオイラのままで、映画館の観客のままで、
サトラレの気持ちを共有し、涙することができるのだ。
これはもしかして画期的な映画なのではないかしら?
2001.03.19 HOMEGROWN / XTC
恒例になってきたXTCのデモ・バージョン・リリース。
昨年発売されたアルバム「WASP STAR」のデモ・バージョンです。
アンディとコリンが、8トラックやPCなどの録音機材を使って
各自の家で録音したバージョンで、
「WASP STAR」に比べると、そりゃ当然完成度は落ちるけれど、
ナマな感じの粗さがなんとも良いのですよ。
特にXTCファンはこういうアウトテイクが好きな人が多そうなので、
マニアのツボをついた企画ですな。
ふつう、アルバム製作前にデモテープを作る場合は、
曲のイメージを固める目的だったり、
メンバーやプロデューサーや外部ミュージシャンたちに
曲やアレンジの概要を伝える目的で製作するものだけど、
XTC(特にアンディ)は、
ほとんど「完成品を作るのだ」という気合いが感じられて、
こりゃあもう趣味でやってるなきっと。
ライナーノーツの、本人による解説がまた面白い。
自画自賛したり悪態をついたり。
しかしなあ と、バンドマンであるオイラは思うのだ。
レコーディング前にここまで練り上げてしまうと、
他のメンバーのアイデアが入る余地がないじゃないかと。
現在のXTCはアンディとコリンだけになってしまい、
もはやバンドとは呼べない状態。
曲調も二人の個性の違いが明確になってきた。
実際のレコーディングでは、
それぞれがどういう役割を果たしているのだろうか?
ビートルズのホワイトアルバムのように、
それぞれの好きなようにやっているのだろうか?
ちゃんと協力し合っているのだろうか?
デイヴが辞めた理由はもしかしたらその辺なのだろうか?
XTCはもう解散しちゃうんじゃないのか?
変にエゴを主張したりせず、
このままゆるゆると続けて欲しいものであります。
2001.03.20 コイ釣りオヤジなんかキライだー
やっとだ。
やっと暖かくなってきた。
バス釣りシーズンの到来だ。
長い冬の間、この日が来るのを待ち望んでいた。
それなのに、ああ、それなのに、
いつもの場所にはコイ釣りオヤジが3人も。
なぜオイラがコイ釣りオヤジを嫌うのかというと、
ひとりで何人分ものスペースを取るからです。
正確には「コイのぶっこみ釣り」。
長い竿を使って遠投する釣り方で、
問題は、竿を3〜5本使うこと。
間隔を空けて置き竿にするので、
ひとりで護岸を数十メートルにわたって占有する。
これが3人もいると、釣れる場所はほぼ埋まってしまう。
他の釣り人にとっては非常に邪魔な存在なのだが、
それに気がつかない(または気にしない)、
無神経さが嫌いなのですよ。
置き竿にして、本人は何をしているかというと、
座ってぼーっとタバコを吸っていたり、
新聞を読んでいたり、
ラジオを聞いていたり、
同行者とおしゃべりしていたりする。
そして、魚がかかると、竿にセットした鈴が鳴るので、
よっこいしょと行って取り込む。
これまた鋭敏な感覚を必要としない、無神経な釣り方。
ヘラブナ釣りオヤジのように、
一心にウキを見つめる集中力と繊細さを持った釣り方であれば、
オイラも「邪魔をしてはいけない」と好意的な気持ちになるのだけど、
コイ釣りオヤジが、置き竿にしたままで、
お喋りしながら「ガハハハ」とか笑っているのを見ると、
その場所に入りたいオイラとしてはとてもムカツクのです。
そりゃ当然、釣りの楽しみ方は千差万別だし、
ヒトがどんな釣り方をしようと勝手。
だけど、オイラはやっぱりコイ釣りオヤジが嫌い。
そう、例えば、混んでいる電車のなかで、
足を大きく広げて座り、新聞を広げて読んでいるオヤジのような、
傍若無人な態度に見えるのです。
さて、本日の釣果ですが、
夕方になってコイ釣りオヤジが帰った後に1匹ゲット(日没直前!)。
あーよかった。
これでぼーずだったら気分最悪だもんね。
<Fishing Deta>
●釣果 バス1匹
●場所 いつものところ
●天候 うすぐもり
●風 やや強い
●水質 濁り強
●ヒットルアー
リングワーム(Green/White)/常吉リグ
2001.03.21 筋肉
昨日、久しぶりに車の運転と釣りをしたら、
今日、筋肉痛になった。
ちょっとヤワすぎるんじゃないの、筋肉よう。
2001.03.22 ビートルズ本の世界B:サウンド大研究
さあて、どんどんマニアックになっていきますよ。
ビートルズの魅力のひとつに、
「中期以降の凝りまくったレコーディング」があります。
4トラック〜8トラックなんていう、
今じゃ自宅でのデモテープ作成に使われるようなショボイ機材で、
複雑なサウンドを作り上げたのだから、
膨大な手間と工夫のたまものであることは想像がつくでしょう。
●「Beatles Recording Sessions / Mark Lewisohn」
スタジオに残っていた書類とマスター・テープから、
ビートルズのレコーディング全日程を解説したものです。
気の遠くなるような作業を経て完成したこの本は、
その後のビートルズ研究本において
常に参考文献として表記されるほどの価値の高い資料となりました。
いかにあの複雑な音を作り上げて行ったかが手に取るようにわかる。
文中に出てくる音楽用語の解説もついてて親切。
例えば、アルバム「Abbey Road」の最終曲「Her Majesty」で、
・最初に派手なエレキギターの音が入っているのは何故か?
・一番最後の音が途切れて半端な終わり方をするのは何故か?
といった謎が解けるだけでも、この本を読む価値はある。
ちなみに、資料としてだけでなく、読み物としても面白いですよ。
●「Making of Sgt.Pepper / George Martin」
ビートルズの最高傑作といわれるアルバム
「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」。
4トラックのショボイ機材でどうやって作り上げたか、
その過程を克明に記述した本。
上記「Recording Session」と同様、録音過程の解説本だけれど、
1枚のアルバムに絞ったことで、さらに濃い内容になっているし、
なんといってもプロデューサー/ジョージ・マーティン本人の著作だ。
単なるインド音楽の模倣だと思っていた「Within You Without You」が、
実はインド音楽と西洋クラシックの融合を目指したものだったとか、
「ほほう、そう言われれば成る程」という新たな発見もあり。
●「ビートルズサウンズ大研究/チャック近藤」
著者は、長年ビートルズの完全コピーバンドをやってきた人。
ビートルズの全曲をコピーし、演奏したそうで、
その経験を生かして、ビートルズの全曲を解説している。
ちょっと聴いたくらいでは気がつかないような細かいところを
実にマニアックに解説してくれるので、
この本を読みながら曲を聴くと、新鮮な発見があって楽しい。
この簡易版として「ビートルズサウンズのツボ」という本もあって、
これはアルバム単位で「プロデュース」「歌」「演奏」を解説したもの。
これもなかなか面白いです。
曲単位ではかえって見えづらかった大きな流れがわかるカンジ。
ビートルズほど、そのサウンドを研究されているアーティストはいないし、
きっと今後も出てこないことでしょう。
それほど革新的なサウンドだった訳です。
現在の機材を使えば、ビートルズが苦労して作り上げたサウンドも
簡単に作ることができる。
しかし、それが必ずしも良い結果には繋がらない訳で、
むしろ、制約が大きかったからこそ、
斬新なアイデアが生まれたのではないかとも思うのです。
2001.03.23 こわい?
会社帰りの電車の中、
オイラの横の酔っ払いおじさんが
大きな声でひとりごと。
ぐだぐだのろれつで
現代社会を批判しています。
乗客は皆、「あーうっとうしい」という顔で、
おじさんと目を合わさないようにしていました。
オイラもうっとうしくはあったのですが、
なんか面白くもあったので聞いていました。
おじさんがふっと横を向いたとき、
オイラと目が合いました。
するとおじさんは、
「あ、すいません、うるさくて」と
急に素に戻ってオイラに謝りました。
そしてぼそっと一言
「おっかない...」。
怒っていたわけではなかったのになあ。
確かにオイラは、髪が長いし、染めているし、
まともなサラリーマンには見えなかったかもしれません。
でも、恐い人だと思われるなんて...
オイラって見た目恐いですか?
2001.03.24 ねむい
なーんでこんなに眠いかなあ。
今週は休日があったにもかかわらず毎日すごく眠くて、
今日はバンドの練習があったから午前中に起きはしたものの、
練習後、帰りの電車の中で居眠りし、
家に帰ってひとやすみしている間にまた眠ってしまったりして、
それだけ眠っても今またすごく眠い。
これが春眠暁を覚えずってやつか。
せっかく暖かくなって良い季節。
もったいなくて眠ってなんかいられないのに。
2001.03.25 手帳
PalmやVisorやモバイルPCが流行っておりますが、
オイラは断然「手帳」派。
手軽さと書きこみ・検索の早さは紙媒体ならでは。
手帳でも、システム手帳みたいなデカく重いやつはパス。
「えぐぜくてぃぶなびじねすまん」ならわからないではないけど、
オイラ程度では、そこまでの機能は必要じゃない。
オイラが重視するのは、情報の量ではない。
持ち歩かなければならない最小限の情報を、
手軽に、簡単に持ち歩く ということだ。
で、オイラが愛用しているのは、
ダイゴーという会社の「Appoint Diary」という製品。
なんといっても小ささが魅力。
縦115mm×横73mm×厚さ7mm。
定期入れや名刺入れとほぼ同サイズで、
スーツやシャツのポケットに入れても違和感なし。
常に持ち歩けるので非常に便利である。
その小ささの割に、一週間の予定を書き入れるには十分で、
フリーメモのページや、市外局番リスト、文章の書き方、
贈答のエチケット、度量衡換算表、世界時差表、年齢早見表など、
ビジネスシーンで役に立つこともある情報が載っている。
背に鉛筆も差し込めてとても便利。
これ以上小さくすると実用性に問題がありそうなサイズに、
可能な限りの機能を盛り込んだ、完璧な手帳といえよう。
さて、もうすぐ4月。
オイラの手帳は4月スタートなので、
新しいのに変えようと文具店へ。
こんなに素晴らしい手帳なのに、何故か置いている店が少ないので、
毎年同じ店で買っている。
が、今日行ってみると「ない!」。
仕方なく、横幅が10mm大きい別の手帳を購入。
これも以前使っていたもので、まあ支障のないサイズではあるのだが、
これから1年間、ほぼ毎日身につけるものなので、
一番のお気に入りを入手できなかったことは実に悔やまれるのである。
2001.03.26 服を大処分
部屋の一角がえらいことになっている。
洋服を置いているスペースだ。
クローゼットは目一杯。
パイプハンガーもぎっちぎち。
シャツを入れているかごは、
かごの高さの倍以上に積み上がっている。
棚に積んでいるTシャツは、
ほんのちょっとの衝撃でなだれを起こす。
いかんいかん、こんなことじゃいかーん!
と、発作的に思い立って、
ちょうど明日火曜日は古着ごみの回収日でもあることだし、
いらない服を一挙に処分することにしたのだ。
処分する基準は、某エッセイストが書いていた
「3年着なかった服は、もう一生着ることはない」
という法則に従った。
(この法則、的を得ていると思うが如何?)
処分したものは、
・シャツ×12
・Tシャツ×15
・スウェット×1
・ジーンズ×2
・チノパン×1
・スーツ×2
・麻ジャケット×1
・ダウンジャケット×1
・ソックス×10
・トランクス×3
なんじゃあこの量はあ!
Tシャツなんかはデザインがカッコ良くて
捨てるのはもったいないのもあったけど、
Tシャツって放っておくと変色するんだよねえ。
選別していると、
「おっ、これはあのときに着ていた服だ」なんて
遠くに行った友人や昔スキだった娘を
懐かしく思い出したりなんかして。
みんな元気かな? オイラはまだひとりだよ。
2001.03.27 ビートルズ本の世界C:リアルタイムを疑似体験
オイラは1965年生まれなので、
音楽に興味を持ったとき、既にビートルズは解散していた。
つまりオイラがいくらビートルズを好きでも、
しょせん後追いであって、
リアルタイムで経験できなかったことは悔しいのだ。
そこで、当時の雰囲気を疑似体験できる本を3冊。
●「THE BEATLES 伝説の足跡/音楽専科復刻シリーズ」
音楽専科という雑誌に掲載されたビートルズ関連の記事を、
当時のままで復刻した本。
広告も当時のままで掲載されていたりして楽しい。
ちなみに、広告に載っているLPレコードの値段は2,800円。
今と変わらないとは驚きだ。
残念なのは、記事が1967年〜80年のものなので、
ビートルズ初期の狂騒を疑似体験できないことと、
半分以上はソロの記事であること。
それでも、ポールが成田で逮捕された事件の記事や、
ジョージが最も精力的に活動していた時期の記事などは、
あーそういう時期もあったんだねえと感慨深い。
●「苺畑の午前五時/松村雄策」
雑誌「Rockin' On」でおなじみの音楽評論家
松村雄策氏の小説である。
10年以上前のものなので、もう売っていないかも。
中学〜高校卒業までの時期をビートルズとともに過ごした、
筆者の自伝的青春小説といったところで、
60年代のロック文化の雰囲気が疑似体験できます。
主人公が独白する、
「俺はお前らとは違うのだ。ビートルズを聴いてきた男なのだ」に、
筆者がビートルズから受けた影響の大きさが伺えて、
うー!リアルタイムで経験できなかったことが悔しいよう!
●「話の特集:ビートルズ・レポート」
ビートルズが来日した1966年6月、
その直後に出版された本の復刻版。
ビートルズ来日によって巻き起こった騒動を
克明に描いたルポルタージュである。
この本は、ビートルズそのものを描くのではなく、
やりすぎともいえる警察の厳重警備(1日平均1,670人!)や、
特ダネを狙うマスコミの動きや、
実現までの主催者の苦労や、
ファンの若者と、それを否定する大人との対立など、
周囲の空騒ぎを、反体制的な視点で描いている。
たかがロックバンドの来日程度でここまで大騒ぎになるとは、
今じゃ考えられないことだ。
良くも悪くも、熱い時代だったのだなあ。
あー!つくづくリアルタイムで経験できなかったことが悔しいぞ!
2001.03.28 Distance / Utada Hikaru
ボーナストラックを除く12曲のうち、
既発シングルの曲が半分の6曲。
なんか損したような気持ち。
だいたい「Addicted to you」とか「Wait & See〜リスク〜」なんて
1年以上まえの曲を入れるのはいかがなものかと。
独特の「予想を裏切るメロディ展開」は相変わらずで、
着地するとみせかけてジャンプしたりする。
最初聴いた時はとても違和感があるのだけど、
2度・3度と聴くうちに、それがクセになる。
不思議と耳に残る良い曲を書くなあ。
爽やかなストリングスのバラードや、
ギターが気持ち良いロックンロール、
爆音ギターのヘヴィ・バラード、
ツアーバンドの生演奏によるジャズ風の曲など、
ファーストアルバムと比べると、
曲調のバリエーションが格段に広くなっている。
ファーストアルバムが
「才能が開花した瞬間」を捉えたものだったのに対して、
今作は「2年間の成長・拡大」がテーマになっているのかな。
「Addicted to you」を入れたのも、
ファースト以降のスタート地点ということで。
(単に販売上の理由かもしれないけど。)
しかし、曲とアレンジのバリエーションを広げすぎたことで、
全体的にアイドル歌謡曲的な雰囲気が漂ってしまう。
1曲1曲は良いと思うのだけど、アルバム全体としては、
脈絡なく曲が並んでいるだけの印象を受けるのだ。
「Wait & See 〜リスク〜」が特に浮いた感じになっているし。
バラエティに富んだ曲調をトータルイメージでまとめるのは
非常に難しい ということはわかっているのだけれど。
ファーストも複数のアレンジャーを起用していたが、
その割にはイメージの統一ができていたので、
通して聴くと、流れを感じることができた。
それに比べると、今作はちょっと物足りないところもある。
どうせだったら、
全曲ジャム&ルイスにMIXしてもらうとかして欲しかったな。
2001.03.29 ビートルズ本の世界D:演奏してみよう
良い曲に出会うと、
それを演奏してみたくなるのはミュージシャンの性。
耳の良い人なら、聴いただけで音を取って
演奏することが出来るけど、
オイラはそれがイマイチ苦手。
特にビートルズの曲はコード進行が変わっているので、
耳でコードを取るのはチト苦労するのだ。
そこでお世話になるのが楽譜。
今回はビートルズの楽譜をご紹介。
●「ザ・ビートルズ・ソングブック」(ソニー・マガジンズ)
ある程度耳で音を取ることができるのなら、
ちゃんとした楽譜でなくても、
コード進行さえわかればなんとかなる。
そういうレベルの人に最適なのがこの本。
歌詞の上にコードネームが書いてある。
昔の平凡とか明星の歌本のようなタイプ。
お手軽だし、このレベルで十分なことも多いのだ。
この本の良いところは、「全曲集」という点。
「DIG IT」とか「WILD HONEY PIE」まで載っている。
●「ザ・ビートルズ・バンド・スコア」(シンコー・ミュージック)
「本屋や楽器屋で売られている楽譜には、間違っているものも多い」
というと、楽器をやらない人は不思議に思うかもしれない。
楽譜はアーティストが自分で書くものではなく、
出版社の誰かが曲を聴いて、楽譜に起こしていくのだ。
(売れないミュージシャンがアルバイトでやるケースが多いという噂。)
なので、採譜する人の能力・やる気・根気といったものに、
楽譜の正確さは左右される。
その点、シンコー・ミュージックのバンドスコアシリーズは良い。
採譜者の気合いとプロ意識が感じられる。
一例として、「BIRTHDAY」という曲。
2本のギターでフレーズを弾いているが、
「1オクターブ違いで同じフレーズを弾いている」
と書いてある楽譜が多い中、
「実は若干違うフレーズ」であることを指摘している。
よく聴くとわかるよ(3〜4拍目)。
この楽譜を全部確認した訳ではないが、
こうした細かい点をきっちり採譜していると、
「良い仕事をしているな」と、採譜者を信頼できるのだ。
きっちりとコピーして弾きたい人には最適。
1冊がアルバム単位になっているのも無駄がなくて良い。
2001.03.31 この期に及んでまだ降るか
土曜日なのに珍しく午前中に目がさめた。
出かけようかと思ったが、外は雨が降っている様子。
しばらくベッドでうだうだする。
それにしても寒い。
ふと窓の外を見ると、
なんかひらひらするものが降っている。
なんと「雪」ぢゃあないか。
桜が咲いているというのに。
体が春モードに入ってしまった今、
急に寒さに適応なんてできやしない。
すっかり外に出る気をなくしたオイラは、
布団に戻って本を読んでいるうちに眠ってしまい、
再び目がさめた時は、夜の9時であったとさ。
今日はお花見ムードをくじかれた人も多かったのだろうな。