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2002.11.02 ぴえぞう
ワケあって、新しい楽器を購入しました。
フェルナンデス社のベース「Pie−Zo」です。

単体で音が出せるアンプ・スピーカー内蔵ギターに
「Zo−3」(通称「ぞうさん」)というシリーズがありますが、
これはそのベース版。
ピエゾーという名前は、ピエゾというピックアップを使っているので
それと「ぞう」をかけたもの。
メーカー希望小売価格39,800円のところを
ボディ裏にキズありとのことで19,900円とお買い得。
(どこにキズがあるのか全然わからないんですが。)
このシリーズは
「どこへでも持っていって弾いてね」がコンセプトなので、
とてもコンパクトな作りです。
見た目「小さいなあ」と思い、
弾いてみると、改めて「うわー小さい!」
スケール長を測ってみると、ギター(レスポール)とほぼ同じでした。
ボディがレスポールより小さいので、
結果としてレスポールより小さくなるワケです。
これはちょっとオドロキ。
「ベースはギターより大きいものだ」という先入観を覆されます。
これに慣れてしまうと、
大きくて変に重いEpiphone Rivoliを持ち歩くのが苦痛になりそうだ。
音はというと...
ボリュームを上げると歪んで低音域が薄くなって、
いかにもエレクトリックといったカンジ。
でもまあ、
そもそも、この小さなボディで、
小さなスピーカーで、
電源は9V乾電池1個で、
そしてこの低価格で、
ベースの重低音を出そうなんて無茶な話。
そういう点を差し引くと満足レベル。
これはかなり製品としてレベルが高いですよ。
良い仕事してますなあフェルナンデスさん。
2002.11.03 Movie:リング(アメリカ版)
日本版と内容はほとんど同じ。
わざわざ観る価値なかったなあ。
少しは独自の解釈がなされているかと期待したのだが。
元々オイラは日本版の映画も好きではない。
原作の小説が大のお気に入りなので、
そこからの逸脱が気に入らないという理由。
映画化の際、多少の逸脱は仕方がない。
表現媒体が変われば表現手法も変わって然るべき。
しかし、映画版リングは原作の根本を覆していると思うのだ。
原作には貞子の亡霊は出てこないし、
有名な「貞子が井戸から出てくるシーン」も存在しない。
てゆうか、そもそも貞子は亡霊ではない。
伝染病のように増殖する怖さがポイントなのだから、
亡霊にしてしまっては話に矛盾が生じるし、
なぜビデオを他人に見せれば助かるのかが不明確では
増殖する怖さが伝わらなくなってしまうではないか。
(続編の展開が苦しいのはこのへんが原因。)
日本版の映画を観て、
特に「貞子が井戸から出てくるシーン」で
「コワーイ」とか言っている輩をみると
腹立たしく思ったものだ。
とはいえ、日本版の映画は評価に値するとは思うのだ。
おそらくは原作のファンからの批判を覚悟して、
映画としての「絵的な怖さ」を重視したのだろうから。
そこには独自の解釈と工夫が存在しているのでエライ。
好き嫌いは別としてね。
その点、アメリカ版の映画は何の工夫もなく
日本版のストーリーをなぞっただけで、
貞子(役名は違うが)が井戸から出てくるシーンは
日本版をそのまんまコピーしたようなもの。
これじゃあ評価のしようもないですわ。
アメリカのスタッフは原作を読んでいないような気がするな。
2002.11.04 満足
トヨタ「VOXY」のテレビCMについて。
「I am a father」というキャッチコピーで、
娘と遊ぶ父親のシルエット。
しかし、流れている曲は「Satisfaction」。
"I can get no satisfaction"
「俺は満足できねえぜ」って歌詞。
オトーサンたちは家庭に満足していないってこと?
それは商品コンセプト上マズイでしょう。
以前書いた、日産「X−TRAIL」(I fought the low)もそうだけど、
どうして、CMで伝えるべきメッセージとかけ離れた曲を使うかなあ?
広告代理店はカッコイイってだけで選んじゃいけないよ。
クライアント企業も、ちゃんと考えようね。
他にも、三菱自動車で次のような例があります。
・不祥事の後、再スタートの気持ちを込めたCMで、
ビートルズの「Magical Mystery Tour」を使っていたが、
この曲は「無秩序とハプニングの旅」がテーマで、
その後のビートルズが迷走状態になったことを考えると、
「先が思いやられるなあ」と思ってしまった。
・同窓会で再会した女性とイイカンジになりそうなシーンで、
流れる曲は、エリック・クラプトンの「いとしのレイラ」。
この曲は、親友の妻への横恋慕を歌ったものなので、
「この二人は不倫の関係か?」なんて思ってしまう。
日産「セレナ」の「Like a rolling stone」も「違うだろ!」って思うし。
クルマのメーカーってどうしてこうなの?
2002.11.05 THE RISING / BRUCE SPRINGSTEEN
発売されたのはだいぶ前。
聴くのを忘れていたオイラでした。
ってことからもわかるとおり、
オイラはさほどブルース・スプリングスティーンが好きではなかった。
どうも「パワフルときどき哀愁」というのが趣味に合わなくてねえ。
このアルバムも店頭で見て「おう、久しぶりだな」ってカンジで、
軽い気持ちで買ったので、そのまま聴きそびれていたのでした。
予備知識まったくなしの状態だったので、
歌詞カードを読んでびっくり。
多くの曲で、あの「9.11同時多発テロ」のことが歌われている!
アジテーションするでもなく、
怒りを激しくぶつけるでもなく、
世界貿易センタービルに登った消防士の立場で、
愛する人を失った人の立場で、
これから自爆テロを実行しようとする人の立場で、
それぞれの深い悲しみを歌っている。
あくまでも間接的な表現に終始して。
誰が正義で、
誰が悪だとか、
そんな単純なものではない。
「ブルース・スプリングスティーンのアルバムは短編小説集のようだ」
とよく言われるが、本当にそのとおり。
オイラも哀愁がわかる年齢になったのか、
ブルースの歌声がすんなりと入ってきました。
Eストリート・バンドの演奏もクオリティが高くて、
こんな重い題材を、暗くなりすぎないように
前向きに進む力に転換しているのが音楽の力だ。
2002.11.10 結婚
permanentsのギタリストshogoが結婚した。
昨日、披露宴に出席。
u16氏も結婚したし、
近頃、身近な同世代の結婚が続いている。
めでたいことである。
めでたいことではあるが...
周囲の人たちから、
「キミはまだか?」
「大丈夫か?」
「キミが心配だよ」
なんてことを言われることも増えてきた。
「キミはまだか?」はまだ良いとして、
「大丈夫」とか「心配」ってのは何だろうね?
結婚しないと何かマズいことでも?
こういう人たちって、
人は結婚しなければならないもので、
誰でも「結婚したい」と思っているもので、
いいトシして結婚していない人のことを
「結婚できず困っている」と思い込んでいるのだろうか。
はなはだ心外である。誠に遺憾である。
結婚の良さは否定しない。
良いもんなんだろう。
その人にとっては。
人それぞれだってことを理解して欲しいなあ。
オイラは基本的にひとりが好きだし、
自由が好きだし、
いろんなことをやりたいし、
しがらみが嫌いなので、
ひとり暮らしが最高に幸せ。
だから心配してくれなくても大丈夫だよ。
こういうことを書くと、
「またまた、負け惜しみ言っちゃって」
とか言う人もいそうだけど、
これを「負け」と思っている時点で
オイラの考えを理解できない人だと思うので、
反論しても無駄なんだろうね。
「遺伝子を残さない」という点では、
生物として負けといえば負けですが、
むしろ「試合放棄」かな。
こういう遺伝子は絶えた方がよかろう。
なお、shogoの披露宴で、
ひさしぶりに演奏をしました。
詳細はバンドのページをご覧ください。
2002.11.11 TV-DRAMA:精霊流し
今日から始まったNHK夜の連続ドラマ「精霊流し」。
長崎が舞台のドラマです。
(月〜木 23:00〜23:15 全16回)
このドラマに出てくる精霊船は、
オイラの長崎の友人が責任者となって
彼の町の自治会で製作したものだそうなので、
良かったら観てあげてくださいな。
長崎の風景もなかなかレトロで良いですよ。
2002.11.12 AFTERMATH / The Rolling Stones
60年代の音楽業界はイイカゲンであった。
ビートルズやローリング・ストーンズといったイギリスのバンドは
イギリスとアメリカでまったく違うアルバムが発売されていた。
ビートルズがアメリカでブレイクしたのは、
5枚目のシングル「I want to hold your hand」からであり、
その時点でイギリスでは既に2枚のアルバムが発売済みであった。
いまさらファーストアルバムから出しなおすわけにもいかず、
2枚のアルバムから選曲し、シングルを加えて
「ファーストアルバム」として発売。
その後、英米のズレをムリヤリ補正しながら、
ヘンなアルバムを独自にリリースし続ける。
ローリング・ストーンズの場合はそこまでヒドくはないが、
曲を入れ替えたりして独自のアルバムを製作していたのは同様。
アメリカ編集盤の傾向としては、
・曲数が少ない(英盤は14曲、米盤は12曲が標準)
・ヒットしたシングル曲を入れたがる
といったところ。
商売っ気が強すぎてどうもねえ。
日本はというと、
日本独自の編集盤も出していたが、
アメリカ盤、イギリス盤も同時に販売しており、
非常に混乱することとなった。
よく調べずにうっかりアメリカ盤を買ってしまい、
後で整合がとれなくて困る事態が発生したりした。
CD化に伴い、ビートルズはアルバムの整理に着手した。
「イギリス盤=正規盤」とし、他国の編集盤は発売中止。
オリジナルアルバムに入っていないシングル曲などは、
「Past Masters」という2枚の編集盤に収録した。
これによって、13枚のオリジナル・アルバムと
2枚の「Past Masters」、計15枚のCDを買えば、
正規リリース全曲を入手できるようになったのである。
実にわかりやすく、ファンに親切ですね。
対して、ローリング・ストーンズはどうかというと、
権利の関係で「アメリカ盤=正規盤」とされ、
イギリス盤が発売中止となったため、
CDでは聞けない曲が発生してしまった。
このへん、文化遺産として扱われるビートルズと、
いまだ現役で生々しいビジネスが絡むストーンズとの
違いが出ていて面白いが、ファンとしては困るのよ。
前置きがとても長くなってしまいました。
今日の本題「AFTERMATH」は、その犠牲となったアルバム。
イギリスとアメリカで、同じタイトルで発売されたが、
中身が違うというシロモノ。
アメリカ盤はイギリス盤から4曲を削り、
かわりにシングルを1曲入れたという作り。
初期の名盤といわれただけに、
イギリス盤がなくなったことは大不評でした。
オイラは昔レコードから録音したテープを持っている。
もう音質も劣化してしまっているので、
CDで買いなおしたいと思っていたのだが、
アメリカ盤はどうも買う気がしなくて困っていた。
そこへ朗報!
イギリス盤「AFTERMATH」が再発売されたのだ。
買いましたよ当然。
初期のストーンズって独特のカッコ良さがあります。
クールな都会派の不良たちなんですね。
特にリズムがクール。
むしろビートルズの方が荒っぽい熱気に満ちている。
それはリバプールの田舎者パワーなのだなあ。
2002.11.14 長編小説の愉しみ
ここんとこずっと、会社の行き帰りに
宮部みゆきの小説「クロスファイア」を読んでいた。
文庫本で上下巻、合わせて750ページの大長編である。
電車に乗っている時間は往復で約50分。
オイラの読書スピードは1時間100ページ前後なので、
約8日間かかることになる。
読まなかった日もあるので、
実際は2週間位かかっている。ロングランだ。
今日、あと15ページというところで駅に着いてしまった。
駅のホームで最後まで読もうかとも思ったが、
ぐっと我慢して、読破の喜びを先延ばしにした。
駅から家までの道のりが何とももどかしいことよ。
全5巻の「屍鬼」を読んで以来、
大長編小説にハマっているのだ。
こういう長い小説は、家では読まないことにしている。
だって、そんなことをしたら、
睡眠時間を削っても一気に読んでしまうに決まっている。
電車で読めば、駅に到着した時点で
強制的に中断させられるから安心だ。
(家では別の短編小説を読んだりしているが、
よく話の筋が混乱しないものだと自分に感心したりもする。)
そういう読み方をしているので、
読破するのに日数がかかる。
もどかしいけれど、そのほうが、
読み終えたときの達成感というか、
やりとげた喜びが大きいのである。
でも、それだけだろうか?
確かに、読み終えたときの達成感は心地よい。
が、長編小説の愉しさは、それだけではないような気がする。
何なんだろう?
なぜ長編小説はこれほどハマるのだろう?
と思っていたら、
ある作家のエッセイに、次のようなことが書いてあった。
長編小説は、断続的に見る夢に似ている。
読んでは生活を行う を繰り返しているうちに
ゆるやかに効く薬をからだに与えられたようになってくる。
目からウロコが脱落。
そーそーそーそー。
スゴく腑に落ちた。
この作家は、本の内容はさておいて
「とにかく長いものを読みたい」という欲求があるという。
頭ではなく体が欲している とも書いていた。
オイラもそう。
長編小説で、虚構と現実の間を行き来する感覚は、
ハマるとクセになる快楽だったりするのだ。
2002.11.17 Live:PRIMAL SCREAM
所はお台場。フジテレビの近く。
東京のオシャレなデートスポット。
クリスマスムードでラヴにあふれた街。
そこにあるライブハウス「ZEPP TOKYO」では、
「ヒッピーを殺せ」だの、
「撃って急いで殺して火をつけろ」だの、
不穏な言葉を撒き散らすバンドが演奏中。
違和感を禁じえないライブハウスであるなあ。
そんなプライマル・スクリームのライブ。
観客のヒートアップ度合いは、
ここ数年でオイラが観たライブのなかでも
最高ではなかろうか。
と書くと、プライマル・スクリームを知らない人は
「派手なアクションをつけまくるバンドなのだろうか」とか、
「ヴォーカルは大声で叫びまくるのだろうか」とか、
「超絶の技巧やグルーヴを持つバンドなのだろうか」
なんて思うかもしれないが...
そんなことない。
たいして上手な演奏ではないと思うし、
アクションで煽るわけでもない。
ヴォーカルは歌もキャラもへなちょこだ。
そんなバンドがこれだけ盛り上げる不思議。
その不思議が、そのままプライマルの魅力である。
盛り上がった理由は、曲目にもあったと思う。
最新盤から6曲
前作から4曲
その前から3曲
その前から2曲
その前から2曲
と、最新版からの選曲が少なく、
過去の、盛り上がること確実な曲のオンパレードだ。
ローリング・ストーンズじゃあるまいし。
「エンターテインメントに走りすぎ」
という批判もあるかもしれないが、
オイラ的にはOK。
ライブはエンターティンメントで良いと思う。
いまだに「ROCKS」が一番盛り上がるのは確かだし、
「MOVIN' ON UP」に代わる曲は存在しないのだし。
とにかく客席はものすごい熱気。
汗だくになった帰り道の寒いこと寒いこと。
最新アルバムのタイトルは「EVIL HEAT」。
つまり「邪悪な熱気」ということであるが、
さほど邪悪でもなく、素直な熱気のライブであった。
<よだん>
2階席で盛り上がっていた女性に、
ステージから何か声をかけた。
その女性はタンクトップをめくって
おっぱいをぽろり。
うわー!外国みてえだ。
メンバーも客席も大喜びの一幕。
2002..11.26 ブルーの原因
ずいぶん久しぶりの更新です。
ずっと更新できなかったのは、
飲んだくれていたわけではなくて、
先週後半位からずっと、
無気力と憂鬱に支配されていたからです。
無気力で憂鬱なときって、
ホームページの更新なんてできないもので。
やっと、今日は少し元気です。
よく考えたら、
先週から急に寒くなって、
かつ天気の悪い日が続いていた。
そして今日は少し暖かくて晴天。
なんだ、天候に左右されてるだけか。
単純なココロだのう。
2002.11.29 1年間の読書
11月の図書費用が35,000円を超えた。
使いすぎだよねえ。
1冊平均600〜700円としても、
50〜60冊も読んだってことになる。
ふと、
「この1年間で、何冊読んだのだろう」
と興味が湧いたので、数えてみた。
なんと、ぴったり365冊!
内訳は、コミック:225冊、小説など文章の本:140冊。
正確には、去年の12月中旬に
本を売却して以降の読書量なので、
1日1冊以上の読書ペースであることが判明。
実際は1日1冊というより、
土日に4〜5冊という読み方だけど。
かけたお金は279,530円。月平均で約23,300円。
おそろしい。
本を読まない人には「キ●ガイだ!」と言われるかも。
でも仕方がないのだ。
本を読んでいる時が一番シアワセな活字中毒者だから。