2009.03.01
ルカさんお迎えから1カ月。
だいぶ扱い方がわかってきました。
となると、心残りなのが
「tolerance」。
自分で言うのもなんですが、曲はいいと思うんですよ。
もったいない。
今ならもっとうまく歌わせることができるのではないか。
というわけで「tolerance」改訂作業を開始。
まずはいったんパラメータをすべてデフォルトに戻す。
キーを変更。
原曲は低すぎて可愛さが不足していたので、
キーを変えながらいくつか試してみる。
元のCからEへ、2音上げるのがベストと判断。
「強い大人の女性が、ふと見せる弱さ」
というイメージに合うよう、ブライトネスと
オープニング、クリアネスの値を試行錯誤。
サ行、タ行、ハ行、カ行など、摩擦音が気になる音に
DYN斜め上げカットを施す。
MC4に取り込んで、コンプレッサーを強めにかける。
キーの変更に伴い、低音部が薄くなったので
ベースのフレーズとエフェクトのパラメータを変更。
いい感じ!
どうせだから、動画も作りなおして再アップしようかな。
2009.03.02
ちょっといい感じのコード進行を思いついたので
MC4にギターで入力してみる。
これを膨らませて曲ができそうだ。
ギターにエフェクトをかけようとしたらMC4が異常終了。
いや大丈夫。
PCを買い替えて以後、頻繁に落ちるようになったので
(Vistaって・・・)
ちゃんと事前に保存してありますよ。
そういうわけで実害はないのだけれど、
なんだか急にやる気がうせた。
今日の作業はヤメ!
2009.03.03
帰宅途中に雪が降り出した。
しかもなかなか根性のありそうな雪質。
結局「淡雪」の歌世界と現実のリンクはすぐに終了。
天の神様よう。
昨日とはうって変わってやるき満々のオレ。
「tolerance <take2>」の調声に精を出します。
紙に歌詞をひらがなで書いて、発音や音量がおかしいところをチェック。
↓
ボーカロイドエディタで修正
↓
MC4に取り込んで、紙にチェックしながら聴く
↓
まだ直っていないところや、かえっておかしくなったところをチェック
という作業を何度も繰り返す。
はっきりいってめんどい。
けど、この作業を行うのはほぼ最終段階。
「これが終われば完成だ!」と思えばなんとかやれる。
2009.03.04
昨日の時点で「完成!」と思っていた「tolerance <take2>」。
ipodに落してヘッドフォンで聴いてみたところ、
まだアラが数箇所あることが判明。
あらためてよく聴くと、「サ行」「タ行」に顕著な
ルカさん特有の英語っぽい発音が気になる。
一度気にしだすともうだめだ。
こうなったら徹底的にやってやろうじゃないの。
DYNのカーブを変えてみたり、VELの長さを変えてみたり、
OPEの値を変えてみたり、音符をつなげてみたり離してみたり、
音符の長さを変えてみたり、子音と母音に分割してみたり、
これまでの18曲で習得してきたあらゆるテクニックを試してみる。
エディタで「よしいい発音になった」と思っても、
MC4に取り込むとまた変わってしまったりして・・・
おそろしや無限調教地獄。
やっているうちに耳が正常な判断力を失ってくる。
とりあえず「完成!」にはなったものの、
一晩たつとまた新しい難点が見つかる可能性も。
完成するのかコレ?
2009.03.05
どうしても音が奇麗につながってくれないところがあるのです。
「頼らず生きる」とかの、八分音符が続くところなど。
エディタの調整でなんとかするのはあきらめた。
スタッカート気味に歌わせて、リバーブの残響音でつなげることに。
で、長すぎず短すぎずの、ちょうどいい残響音を得るべく
リバーブのパラメータをいろいろいじって調整したのですが、
残響音を得ようとすると響きが金属的になりすぎて、
この曲の持つ柔らかい雰囲気が崩れてしまう。
残響音が強いタイプと、やわらかく広がるタイプの
2つのリバーブを併用することで解決しました。
で・・・
「tolerance -take2-」完成!
・・・いやあ疲れた。
でも苦労した甲斐はあった と思う。
以前のバージョンを既に聴いた方、ダウンロードした方も
ぜひもう一度聴いていただきたい。
◆ニコニコ動画
◆ピアプロ
2009.03.06
ぐちります。
「wake up!」の書き込みに「単調でつまらん」というのがあって
軽くヘコんでおります。
A−B−A−B−C−D−A−B−Bという構成で、
3分半のポップソングとしては変化に富んでいる方だと
自分では思っていたのだけどなあ。
普段聴いている音楽によって、受ける印象はまちまち。
不特定多数の人に聴いてもらう難しさです。
例えば、洋楽ロック好きな人は、
「単純なフレーズを反復する気持ちよさ」
を理解する人が多い。
リフ1発で御飯3杯はいけるみたいな。
でも、J−POP好きな人は、それを「退屈」と
感じてしまうといった傾向があったり。
オレは洋楽ロック好きな人なので、
ついシンプルな音にしてしまいがち。
J−POP好きな人にも受け入れられるように
考えて作っているつもりではいるのですが
なかなか難しいのです。
独りよがりな音になっているかもしれず、
でも、独りよがりというのは、自分で気付かないから
陥ってしまうもので。
考えれば考えるほど深みにはまる。
「バレンタインディなんてだいきらい!」の歌詞にある
「ぐるぐる回って結局同じところ」は、
何気に心の叫びだったりもするのです。
まあ、最終的には「結局は遊びだし」と
開き直るしかないんですけどね。
アマチュアでさえこうなのだから
プロのソングライターやアーティストが
受けるプレッシャーはすごいのだろうな。
2009.03.07
ひさしぶりに新曲アップのない週末。
買ったけど観てなかったDVDを観たり。
のんびり・・・というより・・・退屈だ。
半年間、毎日のようにやっていた音楽づくり。
すでに生活の一部と化しているのです。
次の曲に取り掛かりますかね。
2009.03.08
退屈に耐えきれず、休みなく新曲に取り掛かります。
タイトルは「月下舞踏会」。
ろまんてぃっくなマイナーの三拍子です。
かなり前に作ったお気に入りの曲なのですが、
バンドには向かないのでお蔵入りしていたもの。
ルカさんの声に合いそうなのでサルベージ。
歌詞を女性の立場で書き直し。
アレンジはほぼ脳内でまとまっているので、
土曜の深夜と日曜の夜で一気に制作。
思ったとおりだ。ルカさんの歌イイ!
マイナー曲がめっちゃ似合うよなあ。
でも、歌のばらつきがいつにもまして大きいので
調整に苦労しそうな気配です。
2009.03.09
仕事が忙しい!
帰りが遅い!
でも少しずつ進めるのだ。
今日はバッキングトラックの修正と
エフェクトのパラメータ調整程度。
ちょっとした作業だけれど効果は大きい。
2009.03.10
仕事は今日で一段落つくはずだったのですが・・・
新たな仕事が続々と舞い込んでくるので忙しさは変わらず。
なので、今日の制作も軽めに。
ルカさんのエフェクト調整。
コンプレッサーを深めにかけて音量のばらつきを補正する。
ミクはコンプを使わずDYN調整で補正したほうが
自然な歌い方になると思うのですが、ルカさんは逆に
コンプで補正したほうが自然な歌になるようです。
2009.03.11
さあ正念場!
ルカさんの発音補正に着手します。
「tolerance <take2>」なんか、この作業に4日かかったからなあ・・・。
ルカさんの発音はちょっと独特で、
「し」が「しぇ」、「だ」が「ざとだの中間」、「で」が「どぅえ」、「ず」が「づ」
のように聞こえるクセがあります。
また、カ行・サ行・タ行・ハ行の摩擦音が大きくて耳障りだったりします。
気にしなければ、気にならないのかもしれないのですが、
気にしだすと、気になって仕方がない。
パラメータをいろいろといじって試行錯誤。
いまいちパターンが読めない。
ミクはだいたい「こういうときはこうすれば直る」という
パターンが読めているんだけど。
2009.03.12
続きです。
なんとか違和感のないレベルになってきたぞ。
ひと安心して、動画の制作に着手。
タイトルが「月下舞踏会」ですから月・夜のイメージで。
2009.03.13
動画制作の続き。
眠い。
今日は歯の治療中に寝てしまったくらい眠い。
でも明日は制作時間が取れそうにないので
なんとか今日中に形にしなければ・・・
2009.03.14
「月下舞踏会」なんとか完成してアップです。
ふう。
◆ニコニコ動画
◆ピアプロ
自分で歌詞を解説するなんて野暮なことではありますが、
誰も気がつかないと思うので、ちょっと説明を。
歌詞を要約すると
「出会ったばかりの男女が野外で踊る」
現実にいたら変な人たちだ。
ここでいう「踊る」は、別の行為の暗喩。
「Slot in」の「歌」と同じ例えだと思ってみましょう。
・・・んまあ、なんてはしたない。
そんな歌姫に育てた覚えはありますよ。
だってルカさんの声ったら、フェロモンつゆだくなんですもの。
ミクはピュアでかわいい路線、
ルカさんはセクシー大人路線、
という使い分けで今後も行きますよ。
2009.03.15
「Slot in」の再生数が
「不安な歌姫」に肉薄。
抜き去るかと思いきや、「不安な歌姫」も地道に伸びて
一進一退の攻防を繰り広げています。
なんでいまさら伸びるの?
これはまさにインターネットの功罪。
やっぱりみんな、「再生数が多い曲を聴いてみよう」と考えるので、
大きいものはさらに伸び、小さいものはなかなか伸びない。
「再生数が多い=良い曲」とは限らないので、
ホントは全部聴いてもらいたいところなのですが、
みなさんそんなにヒマではないですよね。
しかしそれでは弊害が。
たとえば、
「wake up !」を聴いて気に入った人が
他の曲を聴いてみようと思ったときに、
「不安な歌姫」や「Slot in」では「あれ?」って思うでしょう。
そういう人には
「トビラ」や
「イノセントスマイル」を
聴いていただきたいところなのですが・・・。
曲が多すぎなんですよね。
そして、曲調がバラエティに富みすぎ(一貫性がなさすぎ)なんですよね。
選びようがないですよね。
というわけで、
「お試しナビゲーション」ページを開設しました!
それぞれの曲調・テンポ・歌唱イメージをアイコン表示して
好みの曲を選びやすくしました。
そこからニコニコ動画・ピアプロにも飛べます。
2009.03.19
なんだ。結局1/31以降は毎週アップ。
「制作ペースを落とす」とか言っておきながらこの始末だ。
でも、今週は3日間ほど音楽制作をお休み。
他のことをして遊んでいました。
何かって? いまは内緒。
そのうち明かす日が来るでしょう。
さて、今日から新曲の制作を開始。
タイトルは「はるかぜドライブ」。
読んで字の如くです。
急に暖かくなりましたからね。
ミクのヴォーカルで、のほほんとした曲にするつもりです。
2009.03.20
「はるかぜドライブ」は、タイトルとリズムだけ決まっていて、
他はまったくノープラン。
これまでも、こんな感じで作り始めることは多くて
作り始めるとあっさり形になったりしていたものですが・・・
今回は苦戦しております。
まずコード進行が定まらない。
昨日とりあえず入力していたコード進行を何度も変更。
歌詞も「これだ!」っていう手ごたえが感じられない。
なんとか形はできたものの、まだ「仮」ってとこ。
春の歌だから、タイミングを外さないうちに完成させたいのだけどなあ。
2009.03.21
お出かけの用事があったので、出発時間ぎりぎりまで
「はるかぜドライブ」の制作進行。
昨夜は「いまいち」と思ったのですが、一晩寝かせてみると
意外と悪くないんじゃ?と気持ちが変化しました。
とりあえずこのまま進めてみることにしましょうか。
来週土曜日アップが目標です。
「Slot in」の再生数が
「不安な歌姫」を抜いて歴代トップになりました。
どちらにしても、オレが一番好きな曲ではないし、
一番良い出来だと思う曲でもない。
心境としては微妙です。
良いものが必ずしも売れるわけではないし、
売れているものは良いものとも限らない。
わかってはいてもだ。
個人的には
「wake up!」と
「Pangea Sunrise」が
もうすこし伸びてもいいと思うのだけど。
2009.03.22
昨日の新聞に初音ミクのことが取り上げられていました。
一般の社会人の間で、初音ミクの知名度は
実はそんなに高くないのです。
会社の人と「作曲が趣味」という話をすると
オレ「初音ミクって知ってます?」
相手「知らない」
オレ「ヴォーカルを打ち込みできるソフトがあるんですよ」
相手「?」
オレ「歌詞とメロディを入力すると歌になるんです」
相手「へえ、そんなのがあるんだ」
てな会話になることが多いのです。
少しは知名度が上がってくれると説明しやすくなるんですが。
初音ミクのムーブメントにおいて、ピアプロの功績は
とても大きいと思うのですが、取り上げられないのはなぜだろう?
音楽は作れても絵は描けないオレのような人でも
ニコニコ動画に映像をアップできるのはピアプロのおかげです。
「はるかぜドライブ」だんだんと形になってきました。
ミクの歌も、直すべきところがほとんどない。
今回は楽に仕上がりそうです。
ルカさんの声は濃厚なので、仕上げに何度も聴いていると
おなかいっぱいになってしまうのです。
その点、ミクはあっさりさっぱりしていて、ほっとします。
ルカさん発売以降、ミク曲の再生数が落ちています。
逆に、ルカさん曲はアップ直後から伸びが良い。
どうやらミクファンの多くがルカさんに乗り換えた模様。
ミクにはミクの良さがあると思うのですけどね。
2009.03.24
なんとなく手ごたえの感じられなかった「はるかぜドライブ」。
三連符のゆったりリズムに、ギターが低音でルートと5度・6度を弾く
オールド・ロックンロール風のバッキング。
オレの好きなタイプの曲なはず。
なんだけど、何かもうひとつ決め手がほしい感じ。
サビにブラスを入れることを思いつきました。
複音で入力し、例の「Stereo」エフェクトで左右に振り分ける。
おおっ!キターこれだ。
ちょっとした思い付きがハマると、それまでイマイチだった曲が
大好きな曲に急変する。
よくあることなのです。
でも、このブラスのフレーズはどこかで聴いたことがある気もする。
うーん・・・ま、とりあえずいいか。
2009.03.26
「作曲が趣味」と言うと、
「詞と曲はどっちを先に作るの?」
と聞かれることがよくあります。
その場合のオレの回答は「いろいろ・・・」なのです。
ちょっと投げやりっぽく聞こえてしまうのが難なのですが。
これまでの20曲を分類してみましょうか。
◆詞が先にできた曲
・夢の終わり
・ロスタイム
・聖夜の歌姫
・wake up !
・淡雪 計5曲(25%)
◆メロディが先にできた曲
・いけない太陽
・世界の玩具
・トビラ
・ユビキタス
・Pangea Sunrise
・月下舞踏会 計6曲(30%)
◆メロディと詞が同時にできた曲
・静かな愛 計1曲(5%)
◆アレンジが先にできた曲
・歌で満たすの
・イノセントスマイル
・不安な歌姫
・またあおうね
・tolerance
・Slot in
・バレンタインデイなんてだいきらい!
・はるかぜドライブ 計8曲(40%)
ね、バラバラでしょ?
作り方による曲の傾向の違いも特にない。
「アレンジが先」を「曲が先」と拡大解釈すれば、
詞より曲が先ともいえるのですが、その場合でも
実は詞のテーマやタイトルが一番最初にできることが多いので
「詞が先」といえなくもない。
ちなみに、オレが一番作りやすいのは「アレンジが先」。
詞が先だとメロディに乗せにくいし、
メロディが先だと、コードをつけるのに苦労するのです。
ギターを弾きながらテキトーな英語で歌う、
いわゆる「桑田啓祐方式」はあまりやりません。
オケをPCから鳴らしながら、アドリブでキーボードを弾く
という方法が多いですね。
この方がメロディアスな曲になりやすい。
曲調に応じてキーボードの音色を変えるのもポイントです。
2009.03.27
どえらく忙しかった今週ですが、昨日までの時点で
なんとか9割方完成した「はるかぜドライブ」。
明日は夕方からOASISのライブを見に行くので、
今日のうちに残り1割を完成させておいて、
明日は動画制作とアップロード作業だけにしておきたい。
そんな時に限って、飲みのお誘い。
もちろん行きますよ。
趣味は、付き合いを断ってまでやるもんじゃない。
しかし問題は、残り1割が「ギターソロの生演奏」だってこと。
酒が入ると音感が鈍るし、リズム感も悪くなる。
こんな状態で弾いたギターを記録に残したくはないのです。
というわけで本日完成はあきらめました。
さてさて・・・明日アップできるのでしょうか?
2009.03.28
さあて、ギターソロを録音しますよ。
と思ったら、オーディオ・インターフェイスがうまくいかない。
まただよもう。
よくわからないまま、やる気をなくした。
そもそも、「この間奏は絶対ギター!」というこだわりがあるわけでもないので、
シンセリードの打ち込みにあっさり軌道変更。
これはこれで、爽やかで良い。
「はるかぜドライブ」完成!

今回なんと、無謀にもイラストを1枚自作。
イントロとエンディングで使っています。
ミクが車に乗っている絵がほしかったのですが、
ちょうどいいのが見つからず、だったら自分で描こうかと。
どうせなので、わが愛車 Fiat Punto に乗せてみました。
たまたま先日、「お試しナビゲーション」のアイコン制作用に
フリーのドローソフトを入手したので、それを使って描きました。
立体感のない稚拙なイラストですが・・・。
ちなみに3/19に書いた「別の遊び」とは
このお絵かきのことです。
なかなか楽しい。
2009.03.29
さっそく次の曲に着手。
「はるかぜドライブ」は、春の光の歌でした。
でも、春は夜もいい。
ちょっと心がざわめくような春の夜の雰囲気。
そんなイメージで言葉を探していて
思いついたタイトルが「Stray Cherry」。
「迷える桜」って感じの意味です。
「野良桜」という訳し方もありますが。
いまのところ決まっているのは、このタイトルと
リズムとアレンジの雰囲気のみ。
この言葉からどこまでイメージを膨らませられるか。
「ペースダウンするつもり」と書いておきながら、
まったくペースダウンしていない状況でしたが、
今後はたぶん本気でペースが落ちると思います。
それはなぜかというと、
釣りのシーズンに入るから。
元々、釣りに行けない冬場の暇つぶしに始めたのです。
暇つぶしどころか睡眠つぶしになりました。
というわけで、ペースは少し落ちるかもしれませんが、
ネタが枯れるまで続けると思いますので、
今後ともよろしくお願いします。