初音ミク&DTM制作日記

(2009.04)



2009.04.02

書店で「サマヨイザクラ」というタイトルのコミックを発見。
なんてこった。
英訳すると「Stray Cherry」ではないか。

かぶってしまった。
なんたる偶然。

さてどうしたものか?
タイトルを変えるか、そのまま続けるか・・・。

そのままでも別にいいんだけど、
このコミックからパクッた とか
思われるのも心外だしなあ。




2009.04.03

先日、「はるかぜドライブ」のイラストを描いたことで、
「絵を描くのが大好き」ゴコロが目覚めてしまいました。

子供のころは絵を描くのが大好きだったのですが、
「自分にはアートの才能がない」ということに気がついて
やめてしまったのです。

でも、久しぶりに描いてみると、なんて楽しいんだろうと。

アートの才能なんて関係ない。
楽しく描けばいいんだよね。

というわけで、実は、イラストを1枚描き進めていたのです。
仕事が忙しくて帰りが遅いにもかかわらず、毎日、
少しずつ描き進めていったルカさんのイラスト。
本日完成です。

初心者の稚拙な絵ですが、ピアプロにアップしたので
よろしければご覧ください。
もちろん動画に使っていただいても結構ですよ。

http://piapro.jp/content/gllcj1x762q4gb13




2009.04.05

「Stray Cherry」(仮)のメロディを考える。
考える。
考える。
・・・・・

だめだ!
浮かばない!

なんだろな。この苦戦っぷりは。
アレンジはできているんだけどな。




2009.04.06

昨日に引き続き、帰宅の電車内で
「Stray Cherry」(仮)のメロディを考える。
若干不本意なれど、なんとか形にはなりました。

次は歌詞だ。
・・・・・

だめだ!
浮かばない!

絶不調であります。

こういうときは、ちょっとしたきっかけで
するするっとできたりするもんなんですが、
そのきっかけがなかなか。

歌詞のテーマを変えた方がいいのかな?
「イノセントスマイル」の前例もあるしな。




2009.04.07

絶不調の「Stray Cherry」(仮)はさておいて、
会社の喫煙所で突然新曲のアイデアが浮かぶ。
これだから音楽は不思議。

ようし帰って入力だ!と勇んでいたら、
上司から飲みのお誘い。

そりゃ行きますよ。
酒飲み大好きっすから。

さてさて、明日まで曲を覚えてられるかな?




2009.04.08

さて、その昨日思いついた曲ですが、
タイトルフレーズが「Stray Cherry」(仮)のサビのメロディに
ぴったり合うことに気がつきました。

これはもしかして、
音楽の神様の思し召しかい?

というわけで、昨日思いついた曲は、
「Stray Cherry」(仮)と合体。
メロディも大幅に変更して、
やっと焦点が定まってきました。

いいかげんな作りをしているように思えるかな?
いやいやいや。よくあることだと思いますよ。




2009.04.09

「Stray Cherry」(仮)の歌詞とメロディが完成。
正式タイトルは「踏まれたいの?」になりました。

ドSキャラが定着してしまったルカさん。
「踏まれたい!」という声があちこちで上がっております。

よろしくてよ。踏んでさしあげますわ。




2009.04.10

「踏まれたいの?」バッキングトラックの制作進行。
これはなかなか。
「Slot in」に続く、えろ路線ですよ。




2009.04.11

ルカさんのヴォーカルトラックに、ふとした思いつきで
エキサイターをかけてみた。

おお?
音のつながりが滑らかになった。

本来エキサイターとは、音の輪郭をはっきりさせるエフェクト。
ルカさん声には予想外の働きが。




2009.04.12

調子に乗って、また絵を描いています。
今回は「踏まれたいの?」に使うための絵。

4時間ほどで完成。
ずいぶんと早くなりました。
3作目にしてやっと手慣れてきたのかな。




2009.04.13

曲の細部の詰めはとりあえず後回しにして、
動画を大雑把に作成。
きのう描いた自分の絵と、ピアプロでチョイスした絵。

そこはかとなくえろい。




2009.04.14

間奏のソロに着手。
えろといえば・・・テナーサックス!

MC4付属のプラグインシンセ「TTS-1」。
こいつすげえ!
サックスの生々しい音色と演奏のニュアンスが
ベタ打ちの状態でも再現されている!

掲示板で、MC4のことを
「TTS-1を買ったらDAWソフトが付いてきた感じ」
と書いていた人がいました。
まあ、そこまでとはいいませんが、わからなくはない。

テクノ系には向きませんが、オレみたいな
生楽器風アレンジにはベストマッチです。




2009.04.15

歌の調整に着手。
今回は「tolerance」や「月下舞踏会」みたいに
苦労しなくて済みそうです。

バッキングトラックにブラスを追加。
頭の中にあったイメージにほぼ近くなってきました。

ジャズ風ロックといった感じの曲調です。
とはいってもジャズに詳しいわけではなくて
ジャズ特有の複雑なコード進行が作れない。
なので、あくまでもジャズ「風」ロックなのです。

ルカさんの長所は、こんなふうな
ちょっと変わった曲も歌えるところですね。




2009.04.17

歌の調整、バッキングのバランス調整、間奏のフレーズみなおし
などなど、最終の詰めの段階。

ここまでくると、必要なのは才能より根気です。

時刻は午前4時・・・ふう。
ひとまず完成。

でも、長時間作業すると耳が正常な判断力を失っているので
また明日聞きなおしてみましょうか。




2009.04.18

一晩おいて聞きなおしてみると、やっぱりあるんですね。
いまいちなところが。

修正作業が終わって、さあ完成だ!
と思ってヴォーカルトラックの波形を見ていたら
ぽこんとレベルが一瞬上がっている場所が。

VOCALOIDの段階でノイズが混入していました。
原因はわかりませんが、たまにあるのです。
その音符を消去して再入力すれば直ります。

MC4に再度取り込んで、今度こそ完成!
と思ったら、別の場所にもノイズが・・・。



そんな土壇場のトラブルもありましたが、


「踏まれたいの?」完成!



ちょっと自信作です。オススメ認定。




2009.04.19

「踏まれたいの?」
ニコ動のコメント&マイリス数すくねっ!

おかしいなあ・・・
自信作だったのになあ・・・

マニアックすぎたか?

そもそも自分の音楽の好みってちょっと変なんですよね。
渋好みというか、地味好みというか。
シングル曲より、アルバムの中の曲が好き。
それも、2曲目とか4曲目とか8曲目とかに配置されるような、
ちょっと存在感が薄めな曲に、妙に惹かれるのです。

また、人気の高いボカロ曲を聴いてみると、どうやら
細かい符割で上下に大きく動くメロが特徴。
つまりそれが「今の売れ線」ということなのでしょうが、
オレはゆったり滑らかなメロディラインが好きなので
そういう曲は作る気にならない。

さらに、古いタイプのロッカーなので
今時の、つるんとした感触の人工的な音色も苦手。

そういうわけで、

売れ線の曲が作れねえ!

という事態になっているわけですね。

だからといって、受けのために自分の好みじゃない曲を作るのは
「自分自身の楽しさ」をスポイルすることになるので、
趣味としては本末転倒でしょう。

自己満足と他人の評価のギャップは
表現活動の永遠のテーマなのですね。
(ん?以前も書いたなコレ)

「いいトシしてそんなことで悩むな!」
と自分にツッコミを入れてみる。




2009.04.20

などと愚痴っていても仕方がない。
できることを楽しくやるしかないのです。

で、さっそく次の曲に着手。
タイトルは「−2」(仮)。

この仮タイトルの意味は、いまはまだ内緒。
完成するかどうかさえ分からない状態なので、
完成しそうだったら明かすこともあるでしょう。

ギターリフを使ったロックンロールになる予定です。
歌は・・・やっぱりルカさんかな。




2009.04.21

「−2」(仮)のメロディを考える。
うーむイマイチ。

歌詞がまだなので、「あー」で歌わせてMC4にインポート。
iPodに落して、通勤電車の中で聴きながら練ることに。




2009.04.22

「−2」(仮)のギター・ベースをエフェクト処理。
ギターはとにかく激しく。
ベースはとにかく太く。

お手本はSex Pistolsです。

メロディも修正。
まあまあ良くなったかな。




2009.04.25

近頃、ちょっと高をくくりすぎじゃないだろうか。

作詞は、あまり苦労していないものだから、
「そのうちできるさ」って感じで、
後回しにしがちなのです。

これじゃいけない。
真剣にやらなければ。

と反省して、「−2」(仮)の作詞に本腰を入れて取り組む。
テーマは決まっているので、VOCALOID EDITORを開き、
脳をフル回転させて言葉を探しながら入力していきます。

歌詞ができたので、正式タイトルも決定。
「Dead End」になりました。
悪女ルカの危険な愛のうたです。




2009.04.26

曲のキーを決めると、使える音階も決まります。
これを調性といいます。
とはいっても、さほど厳密なものではなくて、
調性から外れた音も、意外と使えたりします。
意図的に使うと、ちょっとしたアクセントになったり、
部分的に雰囲気が変わったり。

例えば「バレンタインディなんてだいきらい!」
「たくさんあげるなかの」の部分。
メジャー(長調)の陽気な曲ですが、この部分だけ
マイナー(短調)で使うべきコードを使うことで、
「ふっと悲しみがよぎる」感じを表現してみました。

調性外の音を非常に上手く使ったのがビートルズ。
ビートルズのすごさは色々な面で語られていますが、
音楽理論の面でいえば、調性外の音を使うセンスが
素晴らしいのです。

そんなビートルズが大好きなオレなので、
調性外の音を使って作曲するのも大好き。

なのですが、昨年の12週連続リリースの頃は、
実は意図的に避けていました。
自然に使ってしまったときは仕方ないとして、
狙って使うのは自粛しようと。

アクセントになる・雰囲気が変わるということは、
言い換えれば「違和感が生じる」ということ。
自然で耳馴染みの良い曲を目指しているオレなので
変な違和感は邪魔だ と。

それが今年に入って、変わってきました。
いや、変わったというより、地が出てきたというべきか。
「wake up !」以降、すべての曲で調性外の音を使っています。
ルカさんの声がまた、調性外の音が似合うんですよ。

難点は、クセになることと、エスカレートすること。

「Slot In」では、AのキーでEフラットのコードを使用。
かなりきわどいコードではありますが、
ジャズ・ブルースで使われる音ではあるので
まあなんとか許容範囲内でしょう。

しかし「Dead End」では、DのキーでEフラットを使用。
調性外れも甚だしい。
普通ありえねえだろ と自分に言い聞かせるも、
この気持ち悪さが気持ちよさに変ってしまって。

こうなるともうだめだ。
耳が慣れてしまって、正常な判断力をなくしているのです。

皆さんは、この音を「気持ち悪い」と受け付けないのか、
それとも、気持ち悪さが気持ちよさに転化するのか、
発表後の反応が楽しみです。


えー、ここまでは実は前置きです。
長いよ!

4/20に書いた、「Dead End」の仮タイトル「−2」の意味を明かしましょう。

キーがDのとき、Eの音は「2度」とよびます。
で、「−」は「半音下がる」の意味で使われます。
つまり、「−2」は「Eフラット」ってことで。




2009.04.27

MC4から「エフェクトの数が制限を超えました」とのメッセージ。
なんと!

それほどまでに音色にこだわっている「Dead End」ですが、
目指すサウンドはSex Pistols的なパンク。

エフェクトを多用しているようには聴こえないと思いますが、
分厚いバンドサウンドを打ち込みで表現するのは
意外と手間がかかるものなのです。

ものすごい手間と時間をかけたナチュラルメイク
ってとこでしょうか。




2009.04.29

「Dead End」のヴォーカル調整にとりかかる。
ルカさんの調整のキモは「サ行」「タ行」「カ行」。
ここの摩擦音をいかに抑えるか。

抑えすぎてもいけない。
抑えすぎると、「つ」は「とぅ」になってしまうし、
「し」は「ひ」になってしまう。

最近やっとコツをつかんできたような気がします。

摩擦音は、入力した音符のはるか手前で発音しているのです。
なので、音符より前のDYNを調整するのがポイント。

Vocaloid Editorで聴いて、ちょうど良い発音になっていても
DAWに取り込んでエフェクトをかけると、また違って聞こえるので
何度もチェックし修正を繰り返します。

DAWとiPodで「よしOK」となっても、
ニコニコムービーメーカーに取り込むと
また違って聞こえたりして・・・

きりがないよう。





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