Seoul Report 2000.6.2〜4
FRIDAY
普段会社に行くのと同じ時間に家を出発。成田に向かう。
上り電車は会社員で満載だ。
旅行に出かけるときはウキウキした気分になるが、
今回は平日の休みということもあって尚更である。
ソウル中心部に到着したのは夕方。
宿を予約せず来てしまったので、まずは宿探しから。
Ashidaが「ガイドブックで目をつけたところがある」と言うので、
行ってみると、朽ちかけたようなおんぼろ宿であった。
全員一致で却下。
2件目の宿もおんぼろではあったが、
許容範囲内だったので、そこに決定。
そのかわり安い。一泊ひとり1,500円位。
街を軽く見物した後、焼肉を食べ、バーでビール。
帰り道、日本にいたことがあるというオバサンに声をかけられ、
少しお話をして宿に戻る。
シャワーを浴びようとしたが、ガスの火力が足りないのか、
お湯が暖まるまでに5分くらいかかった。
裸で待つ空しさよ。
SATURDAY
貧乏旅行はAshidaのモットーかもしれない。
だけど我々は違うのだ。
というわけで、2日目はマトモなホテルを探して、
チェックイン後、本格的な観光の開始。
午前中は「南大門市場」をぶらぶらし、
市場内にある食堂で食事。
午後は2グループに分かれ、
Ashida・u16・hushはマッサージ&あかすりへ。
オイラとひらぱぱは史跡探訪。
美を求める者と快楽を求める者の違いってやつか?
ソウルの史跡といえば、李王朝の宮殿「景福宮」が有名。
確かに壮麗で美しいのだが、観光地っぽいのが難点。
オイラ的には、王の位牌を安置している「宗廟」の
緑に囲まれたシヴい雰囲気の方が気に入った。

↑景福宮は派手で端正な美しさ。

↑景福宮は韓国の人にとっても観光地。修学旅行生もいた。

↑これは宗廟。静かで落ち着いた雰囲気。
夜は食事の後「東大門市場」へ。
南大門と比べると屋台の数が多く、
パチモンくさい商品も売っていて面白い。
南大門は観光客が多く、
東大門は地元の人が多いそうだ。
しかし結局どちらの市場でも何も買わなかったオイラ。
宿の近くに戻ってくると、また昨日のオバサンと会った。
オバサンは居酒屋で働いている(経営している?)とのことで
案内されたその店で飲む。
日本語で話しかけ、店に誘いこむというのは、
ボッタクリの典型的な手口である。
考えてみると、かなり危険な行動ではあった。
しかしその店は良心的な店で、美味しく飲んで食った。
結構有名な店であることを後で知った。
SUNDAY
飛行機の時間が早いので、起床後即空港に向かう。
5人とも空港までの地下鉄でぐったりしている。
毎日夜中まで飲んでいたからねえ。
昼過ぎには成田に到着。近いよねえ。
オイラの郷里長崎と、時間・料金とも殆ど変わらない
3時には帰宅し、後は何事もなかったかのような
普通の日曜日の午後を過ごしたのであった。
hushとひらぱぱは、そのまま中山競馬場に行ったとのこと。
CITY
ソウルは大都会である。
聞いてはいたが、実際見るとオドロキである。
なにせ人口は東京とあまり変わらないのだ。
りっぱなビルが建ち並び、車と人で溢れている。

↑ソウルは大都会!

↑夜景はこんなカンジ。結構ハデだ。

↑こんなスゲえビルもあるぞ。
オイラの妹は高校時代に修学旅行で韓国に行ったことがあって、
「韓国の空気はキムチとほこりが混ざったような匂いがする」
なんてことを言っていたけど、
そんなに気になる匂いは感じなかった。
都会になるということは、
その街の匂いが消えることなのかもしれない。
しかし、一本裏道に入るとこんなカンジで、
朽ちかけたような小汚い食堂やバーが並ぶ。
なんとなく怖いようなホッとするような風景。

一見都会に見えても、まだまだ急造の感は否めない。
昭和30年代の東京も、こんなふうだったのかもしれない。
WORD
数年前に、大統領みずからTVCMに出演したり、
「ソウル・ウォーカーになろう」のスポットCMを集中投下したりと、
観光に力を入れている様子だったので、
英語か日本語が十分通じるだろう、
最悪でも漢字の表示くらいあるだろうと、たかをくくっていた。
甘かった。
街はハングル文字の洪水である。
なにがなにやら、さっぱりわからない。

↑なにしろこんなである。なにがなにやら。
地下鉄の駅にある路線図もハングル表示で、
行き先をいちいちガイドブックで確認しなければならない。
ガイドブックに載っているようなホテルや料理店は、
だいたい日本語が通じるようだが、
ふらっと入ったバーや喫茶店では
メニューすら読めず、ちょっと苦労した。
FASHION
ソウルの若者は結構おしゃれである。
こざっぱりとした、カンジのいい服を着ている。
しかし、なにか物足りない気がする。
よく観察してみると、
ミニスカートの女性がいないことに気がついた。
女性のボトムは圧倒的にジーンズが多い。
足を露出させるのは道徳的にはばかられるのだろうか?
ミニスカート大好きのオイラとしては少々寂しい。
ちなみに厚底靴はほとんどいないようだ。
当然、ルーズソックスもいない。
しかし、それはそれで、なかなか爽やかでよろしい。
男性のヘアスタイルは、耳の上をカリっと刈った好青年スタイル。
茶髪はたまにいるが、ロンゲは全然いない。
オイラ程度の長さでも珍しそうに見られる。
唯一見たロンゲは、ロケをしていたTV局のクルー。
どこの国でも、業界人は小汚い。
全般的に、日本と比べると爽やかでスポーティな感じ。
というか、日本の若者のファッションが異常だという気もする。
FACE
街を歩いていると、
物売りの人から日本語で声をかけられる。
韓国人と日本人は基本的顔立ちは同じだと思うが、
なぜ日本人だとわかるのだ?
先述の、日本に住んでいたおばさんによると、
日本人は眉毛が濃いのですぐわかるのだそうだ。
で、よく観察してみると、
韓国の人はあごががっちりしている人が多いようだ。
あと、みんな耳の上をカリッと刈り上げた好青年ヘアなので、
日本人だとわかるのは髪形のせいもあるのかも。
ところで「韓国女性は美しい」という噂だったが、
「そうかあ?」という印象。
オイラとしては日本人女性の方が好きだね。
「韓国女性は化粧が好き」と聞いたこともあるが、
あまり化粧をしているようには見えない。
日本のこぎゃるのようなヤマンバメイクもいない。
もしかしたら、ものすごく手間と時間をかけた
超ナチュラル・メイクなのかもしれない。
そうだとしたら結構コワイものがある。
FOOD
韓国旅行のメイン目的は「グルメ」であった。
当然、韓国といえば「焼肉」がデフォルトである。
初日は、ガイドブックに載っていた
「塩焼きカルビ」の店に行った。
韓国の焼肉は、コチュジャンをつけた生ニンニクを乗せて、
チシャに包んで食べるとさらにウマイ。
しかしこの店、美味しかったとは思うものの、
なんとなく納得がいかないものが残ったので、
2日目はガイドブックに頼らず、
脇道に入ったところにある焼肉店をテキトーに探して入った。
あとからガイドブックを見ると、その店が載ってやがんの。
冒険したつもりで、結局は観光客の典型と化したオイラたち。
2日目のひるめしは、南大門市場の大衆食堂。
テキトウに頼むと、一品の量がハンパでなく多かったため、
恐ろしい量がテーブルに並んでしまい、ちょっとビビる。
時間的にはブランチなのだが、大量に食ってしまった。
オイラのメイン料理は「サムゲタン」。
店の人は「高いですよ」と言っていたが、それでも800円くらい。
鶏の胴体を丸々1匹分使ったスープで、
内臓を抜き、ニンニク・高麗人参・もち米などを詰めてある。
とても美味しかったのだが食べきれず途中でギブアップ。
最終日は空港のレストランで朝食。
さすがに疲れていたので、あっさり済ませようと
日本蕎麦のあるレストランに入った。
しかし、蕎麦が品切れとのことで、
仕方なくビビム冷麺を食べた。
朝だってのに濃すぎだよ。
食後しばらく経って、
疲れが取れて元気になっている自分に気がついた。
考えてみると、2日目も朝は疲れていたのに、
午後ずっと歩き続けられる位に元気を取り戻していたし、
夜遅くまで飲んでいても結構平気だった。
どの料理もニンニクたっぷりで、必ずキムチが付いてくる。
こりゃあ元気にもなるよなあ。
韓国人のパワーの源はこれだな。
唯一マズかったのは「缶コーヒー」。
千葉県民なら知っているであろう「マックスコーヒー」を
さらに煮詰めたような激甘である。
海で隔てられているとはいえ、
韓国と日本はお隣り同士である。
文化的な交流もあったはずなのに、
なぜここまで違った食文化になってしまったのか不思議だ。
韓国にいる間は気にならなかったのだが、
日本に帰ってきて、自分がニンニク臭いことに気がついた。
TREND
ソウルのゲームセンターでは、
「ダンス・ダンス・レボリューション」が大流行中。
若者が元気に踊っている。結構上手。
次の流行は「サンバDEアミーゴ」か?
キックボードも何人か見たが、
まだ流行とまではいかないようだ。
携帯電話の普及率は高そうだ。
ソウルでは地下鉄でも電波が入るようで、
電車内でもあちこちでピロピロうるさい。
メールしている人は見かけなかったけど、
韓国にはiモードみたいなのはまだないのかな?
全般的に、日本で流行したことが、
少し遅れて流行しているようだ。
日本と欧米との関係をみるようでちょっと複雑な心境。
ENTERTAINMENT
ソウルで買ったCDの感想は「I listened」に書いた。
Ashidaが買ったCDも、バラード中心だったようだ。
ポップより哀愁を好むのは、東アジア地域の特性だろうか。
たまたま街頭で何かのイベントをやっていて、
高校生くらいのアマチュアバンドが演奏していた。
けっこう上手い。
韓国のアマチュアバンドのレベルは高いかも。
髪型が例のさっぱりカットなのが微笑ましい。
日本文化の解禁を受けて、日本の映画がヒットしている様子。
映画「ラブレター」(岩井俊二監督・中山美穂主演)の
サントラCDが売れているようだ。
当時、ちょうど「Shall We Dance」が公開されていた。
竹中直人が韓国で有名になるかと思うと、ちょっと嬉しい。
テレビはあまり観なかったが、
食堂にあったテレビで恋愛ドラマをやっていて、
言葉がわからないのでストーリーはわからないが、
観ているだけでなんだか切なくなってきた。
いまの日本のTVタレントは、
妙に明るい天然ボケなタイプが主流なので、
ドラマを観て切なくなることが少ないのだな。
ところで、ご存知の方がいらしたら
ゼヒ情報をいただきたいのだが、
携帯電話の広告に出ている人に、
オイラひとめぼれしてしまった。
目のデカイ、ちょっと昔の斎藤由貴みたいな感じのコ。
名前とかプロフィールとか、
HPのURLとかがわかると嬉しいな。
結構面白かったので、またいつか行こうかな。