Futashika diary !

2006/02 / diary / 2007/01

Dec.02

■日記を再開します。

mixiっていうのがあらわれてそっちのコミュニケーションが面白かったり、blogというものが出てきたり、reset-N稽古場日誌を始めたり、関心空間自転車部に日記の機能があったりして、あとメールマガジンとかTOKYOSCAPEのblogとか、「日常を記述する場所」が異常に増えてわけがわからなくなっていました。

■あと、「忙しすぎて日記どころじゃない」ということもあったわけですが、振り返ると日記を書いていない頃というのはどうも自分の現在位置を見失いがちだったように思います。「今わたしはここにいます」ということを記し続けることは意外と自分にとってよいことだったのかもしれません。

■blogというものをどう考えていいかとまどっていました。RSS配信機能で更新を即座に伝えることができること、トラックバック機能、コメント機能によってほかのひとと繋がることができるといったメリットがあるわけですが、まあ、あまり興味がない。futeki noteは「これは広く伝えたい」という強いメッセージがあるときに限って使おうと思います。

■自転車日記も関心空間自転車部の私の空間でたまに書くのでよろしくお願いします。mixiでは本名で登録しているので検索してみてください。

■さて、雨の土曜日。EPHEMEREというヴィジュアルアートのグループ展を見に行く。

ESPACE CULTUREでフライヤーを色々みていたらマルセイユ現代美術館が今日から展示を再開したのがわかり、メトロとバスを乗り継いで行く。以前行ったときには閉まっていたのだ。なかなかのんびりしていい美術館でありました。

DARTYにヒーターを買いに行く。不動産のムシュー・アギラがアパートのヒーターをなかなか直してくれないので電話したら、自分で好きなのを買ってもいいということだったのだ。早くそういってくれればいいのに。グリルオーブンも壊れていたので同じことをした。壊れているよ、といってから見に来るまで2週間。買い直すことについて家の持ち主の許可を得るから電話を待ってくれといいつつ1週間。DeLonghiのヒーターを買い、雨の中持って帰る。60ユーロ。月曜になったら不動産にレシートを持って行って小切手を書いてもらわなくてはいけない。小切手をもらったら自分の口座があるクレディ・リヨネにいって換金。

■"Adagios"を上演したLa Friche Belle de Maiに行き、Theatre de l’Unite "PROMENADE AVEC LUTHER"を見る。Theatre-MassaliaのロビーでLa Fricheの芸術監督であるフィリップと再会。招待にしてくれた。彼は"Adagios"をとても気に入ってくれたので、reset-Nのマルセイユ公演は実現するかもしれない。昨日つくった英語ページをフィリップに見せないと。終演後、美味しいスープとワインを頂く。

■帰宅し、reset-Nの3カ年計画を書いて鶴牧さんにメール。助成の申請が幾つかあるのだ。

Dec.03

■朝までreset-Nの英語ページを作り続ける。

■午後から、マルセイユ国立劇場(通称La Criée )に行き、ハムレットを見る。演出はHubert Colas。この劇場では前にも戦争と平和3時間30分というのをやっていたが、今回のハムレットも4時間40分。3幕のあとに一度だけ休憩があるが、それまで3時間ぶっ通し。

Dec.04

■電気屋のレシートを持って不動産事務所に行き、アギラさんから60ユーロの小切手をもらう。クレディ・リヨネで入金の手続き。小切手の裏にサインをして、振り込み用紙に自分の口座番号、日付、金額などをサインして銀行の専用ポストに入れる。これで2,3日後に振り込まれる。

■事務所に行ってブログの更新をする。冷静でいなくてはと思う。本当にひどいことが始まろうとしている。楽観できる材料はない。

■DJらしく、一曲紹介しておこう。ECD 『ECDの東京っていい街だなあ』。

東京はもう、だめなのかなあ。
日本ってもう、だめなのかなあ。

■いや、音楽を紹介している場合じゃない。

■それにつけても思うのは「知らない」ということの恐ろしさだ。

■昨年私は事故に遭った。前方の車が私の自転車に気づかずに運転席のドアをあけたことが原因らしい。らしというのは意識不明で当時の記憶が全くないから。気がついたときは病院のベッドで点滴を受けていて絶対安静といわれた。脳挫傷。スキャンの写真は脳内の出血を示していた。

■それでも私は自転車で東京を走りたいと思う。できれば、もっと安全な東京を。歩道で歩行者の生命を脅かしたいとは思わない。被害者になることはこれからもあるかもしれない。でも加害者になるのはいやだ。だからどうか、車道を走らせてほしい。

■運動しよう。知ってもらうために。こんなことやりたくなんかない。でも帰国してあの自転車に乗るために、日本を少しでもまともな国にするためにやらなくちゃいけないんだ。

■見ていてください。

■風間研 『舞台の上の社会』を読み返す。示唆されることが多い。この人の著作は全部読まないとまずいな。

Dec.05

■劇団の三カ年計画についての補足を鶴牧さんに返信。

日本サイクリング協会から問い合わせの返事が来る。うーん。

疋田智さんからもメッセージを頂く。「共闘しましょう」といってくれた。本当に、疋田さんの存在がありがたく心強い。感謝だけでなく行動で示さなくてはと思う。

■別件で渋谷区区議平田喜章氏とのメッセージのやりとり。大丈夫かな? と思う部分もないではないが、若者の声に耳を傾けて区政に反映させようという真摯な姿勢には敬意を表さないわけにはいかない。もう渋谷区民ではありませんが、できる限りの協力はしたいと思っています。

L'INSTITUTE EURO' PROVENCEでフランス語の勉強。今日は上海の張くんと北京のミャオミャオさんとベルリンのアネットさんと一緒。

■Théâtre de Ajmerの事務所に立ち寄る。アパートの入居時にテアトル・ドゥ・アジュメの劇団員として加入した保険の払い戻しがあったそうで、フランクから95ユーロの小切手をもらう。嬉しい。■ファブリスとも再会。

■アリストファネス『女の平和』を読み終える。ふむふむ。

■週刊誌の現場にいるジャーナリストに道交法改正案提出の動きについて取材検討のお願いをメールで書いて送る。■メディアへのコンタクトを続けなくては。

Dec.06

ユーロ・プロヴァンスでフランス語のレッスン。例文に「彼の名前はケンジ・タカシです」というのが出てきた。

Théâtre Gyptisに『女の平和』を見にいったが、なんとフランス名物のストライキだった。「申し訳ないけれども法律との闘いをして変化を起こさなくてはいけないんだ。明日は開演できると思う」というようなことをいわれた。

■仕方がないので近くにあるParis Storeへ。ここはマルセイユで一番アジア食材を多く扱っているスーパー。殆ど中華食材なのだけれど、醤油も味噌もある。あと充実しているのは寿司関係。刺身醤油も粉わさびもある。米は『のだめカンタービレ』にもでてくる"Shinode"。

Théâtre du Gymnaseで公演をやっていることを知り、"Marcia Hesse"を観劇。緻密なアンサンブル、流麗な芝居運びに唸る。脚本Fabrice Melquiot、演出Emmanuel Demarcy-Mota。■終演後のカーテンコールで老女優が「私たちは闘っています」というようなことをスピーチ。

Dec.07

■戦闘の夢。そして、矢口真里と食事に行く夢。なぜだ。

■劇団サイトのリニューアルについて鶴牧さんとチャット。今後のことについて劇団員にメール。

■歯の痛みがひどくなってきた。■"Adagios"を稽古していた頃に歯の詰め物がとれてしまい、歯医者で治してもらったら、「まだ虫歯があるから治した方がいい」といわれてその気になったのがまずかった。4本治療したうちの3本が今痛い。何もしないほうがよかったんだ。■Dr.Thiriatという女医さんだった。「日本人なのね。私の母もベトナム出身なのよ」といわれたがこういうのって返答に困りますね。■驚いたのは、治療中ずっと歌を歌っていること。作業の合間に歌というよりは歌の合間に治療をしている感じ。ふんふーんふふふふーんガガガガガ、ああああーああああーチュイーンという様子でなんというか、あたまがへんになりそうだった。■社会保険の手続きが終われば治療費の7割が返ってくるのだけれど、例によっていつになることやら。参った。■フランスの歯医者は完全予約制なので、すぐには治療を受けられない。バファリンで耐える。■学校には行ったが、『女の平和』は明日にパス。

■劇団員の外部出演情報をおしらせ。久保田芳之、長谷川有希子が『ユニークポインティバル』というのに出ます。12月9日と10日。アトリエセンティオ

Dec.08

■ついに銀行からクレジットカードの通知が届いた。学校のあとでクレディ・リヨネに寄り、カードを受け取る。長い闘いだった。■手数料の安い学生向けの口座を作ろうとしたら、あっちの支店に行け、あっちの窓口に行けとたらい回しにされて、辿り着いたオフィスでは「来週の月曜に時間とれる?」といわれた。「いまやりたくない」というだけの理由で追い返されてしまった。■そして翌週に手続きを済ませたがいつまで経っても何も送られてこないのでたまりかねて出向いたら、手続きがストップしているとの由。残高が十分でないことが理由。申し込んだときにいえよなあ。■ともあれ、VISA機能つきの銀行カードをようやくもつことができた。カルト・ブルーといって、色々なところで決済ができる。地下鉄の切符もTGVの切符もこれでスムースに買える。

reset-Nの英語ページをちまちまと修正。SPAMが余りに多いのでメールアドレスのリンクをとり、コンタクトフォームを設置。Web Libertyからスクリプトをもらいました。XHTMLなので気に入っています。

futeki noteココログというシステムを使っているのだけれど、なんというか、だんだん気に入らなくなってきた。movable typeを設置できないからしょうがないや、と思っていたのだけれど、Web Libertyのブログ機能つきダイアリーやBlognなどの存在をしると心が騒ぐ。■とりあえずreset-N_iteのサイトをどちらかでリニューアルしてみるか。

Théâtre Gyptisに行って『女の平和』のチケットを買おうとすると、スタッフが「こないだ来た人だよね。覚えてるよ。このチケットを使って」と招待券をくれた。ありがとう。■Tetra Art Compagnie。演出Raymond Vinciguerra。

Dec.09

■"24 TWENTY FOUR season2"を見終わる。いやあ、これはとんでもないですよ。今更ながら。

Théâtre Tourskyでブレヒトの『アルチュロ・ウィ』をみる。カルト・ブルーで払ってみた。学生証を持っているので11ユーロ。バファリンで歯痛を押さえながらの観劇だったがこれが大当たり。素晴らしい上演だった。演出はThéâtre Marie-Jeanne を拠点にするSam Harkand。

■観劇中に構想中の『繭』についてとんでもないアイディアが閃く。ちょっとこれは、どうなんでしょうか。成立するプロットかどうかわからない。一晩おいてみよう。

Dec.10

■朝までreset-Nサイトのリニューアル作業。一段落して眠ろうかというときに大事な用事を思いだした。ある短期大学の非常勤講師に応募しなくちゃいけないんだった。

■少し眠ってアヴィニョンへ。見ておきたい芝居があったので。

■前回訪れたときに行けなかったプティ・パレ美術館に足を運ぶ。これでもかこれでもかと中世のキリスト教絵画が並んでいる。■売店で変わった写真集を見つけて買おうかどうか少し悩む。モノクロで、人々が垂直に飛び上がって空中に静止している写真のシリーズ。結局3種類のポストカードを2枚ずつ買った。Alberto Terrileというジェノヴァの写真家。

■山田ひろ美さんに教えてもらったTapaslocasというお店で一休み。東京乾電池アヴィニョン演劇祭に出たときに打ち上げをした店だという。サングリアがたいへんに美味。

Théâtre Des Hallesでベケット『勝負の終わり』を見る。演出Alain Timar。nine inch nailsがかかった。

■帰りの電車がプラットフォームに入ってきてびっくり。隅から隅までグラフィティーの犠牲になっていた。窓ガラスもスプレーのペンキで覆われて全く外が見えない状態。■グラフィティーには好意的な心情をもっていたのだけれど、これはどうなんだろう。自分たちの立場をどんどん苦しいものにしていくことがわからないのだろうか。社会の敵であることが目的なのか、それとも自分さえ捕まらなければいいという馬鹿なのか。窓ガラスを潰して描いた絵がそのまま残る筈はないのに。■そういうことはともかく、外が見えないことで今どこなのかがわからず困った。

■帰宅して、冷凍の魚をフライパンで焼いたが、それが魚ではないことに気づく。grenouilleでした。絶句。スーパーの冷凍食品売り場にあるんだものなあ。パッケージも調理例の写真なのでまったくわからなかった。

Dec.11

■パラディ通りの歯医者さんへ。以前行った歯医者さんは"Adagios"で演出助手だった俳優のファブリス・デュプイが教えてくれたところだが、今度はもう一人のファブリス、ファブリス・デカニーニさんの紹介。法律と日本語を勉強していて、とても親切な人。

■Dr.Thomas DIAZさんの診察を受ける。歯は正常に治療されているが、歯茎が炎症を起こしているから薬をのむだけでいいとのこと。

■薬局で薬を買って、ファブリスさんに滞在許可証のことを相談する。もう一度書類を揃えて県庁に状況を問い合わせましょうといってくれた。何かの不備で処理が止まっているのではないかという意見。■収入を証明する文化庁の書類が英文のままなのが原因ではないかというので法定翻訳をしてくれるところを在マルセイユ日本総領事館に問い合わせる。担当者の返事は「裁判所に行くと紹介してくれる」「電話帳で調べることもできる」「パリの日本人会もやってくれる」ということ。なんだそれは。日本のフランス大使館にもいいたいことはあるけれど(もとはといえばここの領事部が私のビザを間違えたことが問題)、法定翻訳ができるオフィスのリストくらいはくれた。

県庁再アタックに備えてThéâtre de Ajmerの事務所で各種の書類をせっせとコピー。

■ふと思い立って、読みかけて中断していたいとうせいこう"55Note"を一気に読む。ルーセル、デュシャン、ソシュールの3人についての刺激的な仮説。■55歳で『しあわせな日々』を発表したベケットについても追求してくれたらなあ。デュシャンとチェスをしたことがあるそうだし。

■まだ全部を読んでいない『20世紀少年』のことを考える。登場人物が世界大統領となる経緯でローマ法王との事件は重要だが、アラブ社会のことが言及されていないことが気になる。ああいう政権が日本を支配するのはまだしも、「世界大統領」はいくらなんでも無理があるのではないかと。あのとんでもなく面白い漫画に「リアリティー不足」を指摘するのは野暮の極みだけれど、アラブ社会がコーランよりも『ともだち』を選ぶということがあり得るか。■マルセイユに住んでいると「アラブ」について考えずにはいられない。■とにかく、最後まで読まなくては。

■上の疑問、17巻を読んで氷解しました。そういうことだったか。

Dec.12

■ファブリスさんと待ち合わせて翻訳事務所へ。英文で書いてある文化庁の書類とシティバンクの残高証明の仏訳を依頼する。3通で150ユーロ。

■学校へ。語学習得のモチベーションが落ちている。ううむ。

■全然研修してないじゃないかと思うかたもいらっしゃるでしょうが、受け入れ先のThéâtre de Ajmerが長い休みに突入してしまったから仕方がないのです。

Dec.13

■ファブリスさんの強い勧めでドラゴン通りの病院へ行き、ある書類を書いてもらう。ファブリスさんには本当に頭が下がる。女性のドクターも素晴らしいかたで助かった。

■入国したての自分にアドヴァイスしたいことといえば、ヴィザが学生ヴィザになっていた時点ですぐにフランスの弁護士に相談しろということだ。ここまでこじれることになるとは誰にも予測できなかったけれど。

『20世紀少年』を読み終える。拍手。

■『のだめカンタービレ』のTVドラマ版で、世界的な指揮者であるフランツ・シュトレーゼマンの役に竹中直人がキャスティングされていることを知って衝撃を受ける。ひどいことだ。いや、竹中さんは素晴らしい俳優ですよ。でもそういうことじゃない。見ないで文句をいうのもなんだけれど、たぶん間違ってる。そのドイツ人の役を日本人がやることで失うものは途轍もなく大きい。

Dec.14

県庁へ。寝坊が怖いので眠らず音楽を聴いて起きていた。朝7時15分に到着。門の外で1時間待って整理券を受け取り、自分の番を待つ。■ファブリスさんが合流。県庁の職員にいろいろ説明してくれるが「受け取りが届くのを待ちなさい」の一点張りで書類は見てもくれない。だいたい予想どおりだったのでショックはなかった。■やりとりを見ていた女性が話しかけてくる。CADE(Centre d'Accéss au Droit des Étrangers)の法律家で、相談を受け付けているとのこと。戦線が拡大していく。

■ファブリスさんと善後策を検討。とにかく揃えられる書類は全て揃え直そうということ。■Théâtre de Ajmerの事務所に行って、クリスティーヌに受け入れ証明をフランス語で書き直してもらう。■そしてバスでLa Fricheへ行ってソフィーに同じことを頼む。

■心身ともに疲労。日本の政府から派遣されて、フランス大使館がヴィザを発行しているのに県庁の滞在許可手続きに数ヶ月かかってしまうことがどうしても納得がいかない。提出した書類がきちんと受け付けられているかだけでも調べたいのだけれど。■ファブリスさんは法律を勉強しているひとではあるが外国人の滞在手続きに詳しいわけではないし、日本総領事館も「待つしかないですね」とのこと。今日出会った法律家の事務所に行くのが正解なのだろう。

■少し眠り、ひたすら音楽を聴き続ける。

Dec.15

■某短大の件、決まらず。無念。

■ファブリスさんの住むドラゴン通りへ、手紙をとりにいく。口頭での説明ではなく、起こったことすべてを文書にして提出するのがいいという意見。

■ドラゴン通りはたしかこのへん、と思ってBlay Foldexの地図を開くがドラゴン通りが載っていなくて慌てる。大きな通りなのにどうしたことだ。ちょっと迷って探し当て、再び地図を開いて驚いた。マルセイユ6区の39ページでは中心の綴じ部分で字が潰れていて、マルセイユ中心部のページでは右端の「ここから先は39ページ」ということを示す番号で"rue de"のあとのdragonが潰れているのだった。

■近所に住む國府さんの誘いでバーへ。國府さんはこちらの大学院で博士論文を書いている研究者。アパートに入居できるまでずいぶん助けてくれた。

■國府さんの友人ピエールと再会。映画の仕事をしているという女性と話し込む。ホドロフスキーの映画を今やっているから明日来てくれたら招待してあげるとのこと。映画館で見られるチャンスは少ないので嬉しい。ぜひ行こう。

■発作的な衝動でmassigla lab.のサイトreset-N_iteのサイトをリニューアル。Blognもいじってみたが何かが気に入らない。Web Libertyのほうが好きになれるみたいだ。プラグインを入れるとRSS2.0も出力できる。

Dec.16

■朝早く家を出てCADEへ行ったがドアが閉まっている。今日は土曜日だからやっていないんじゃないかと疑っていたが案の上だ。ファブリスさんに電話すると、今日ではなく月曜に行きましょうといっていたのだった。私の勘違い。ああ。

■午後、センターブースの中にある歴史博物館へ行ってみる。予想以上に面白かった。昔の船の復元や、古代海洋都市時代の模型に興奮。

■映画館Les Variétésへ。昨日の女性はちゃんと顔を覚えていて0.00euroというチケットを出してくれた。"エル・トポ"と"ホーリー・マウンテン"を見てぶっとぶ。特に"エル・トポ"は凄いですよ。

Dec.17

国立劇場ラ・クリエでLes Histrions(detail)という作品を見る。いやあ、面白かった。脚本Marion Aubert、演出Richard Mitou。

montévideoへ。grimというプログラムで恩田晃がきているのだ。アキ・オンダはaudio sportsのCDで気になっていたミュージシャン。"Broken Pieces"というレコードもよくDJでかけていた時期があった。■今日はAlan Lichtとのデュオ。カセットプレイヤーを使ったインプロヴィゼーションでした。

Dec.18

■頭痛。

県庁へ。(何度目だろう!)。窓口でファブリスさんが粘ってくれて状況がわかった。滞在許可申請の書類は届いている。まだ読んではいない。来週読むだろう。■来週ってなんだ。今日は月曜日だというのに。10月に送った書類をまだ読んでいない!

Dec.19

■学校へ。

仏日文化協会の愛子さんから電話があったので滞在許可証のことを話す。

■心身ともに疲労が激しく、何もせず寝込む。

Dec.20

■テアトル・ドゥ・アジュメの事務所でreset-Nのサイトを調整。ウェブをいじるのは気晴らしにいい。

■XHMTL1.0StrictからXHTML1.1への以降を本格化させようと思う。最新の文法への情熱が自分でもよくわからない。■不具合などありましたらぜひ教えてください。

La Fricheへ行き、Marseille Objectif Danseを見る。

Dec.21

■カヌビエール通りのサンドイッチ屋でパニーニを買おうとしたら「うちのパニーニを食べたら3日は眠れなくなるよ」といわれた。たいへんだ。■「こういう商売をしようというひとがいたら、このシャバダのパンがおすすめだ。外側がクリスピーで中身はスムースだ。これが一番だ。」ということなので一応書いておきます。シャバダがいいそうです。

■学校へ。俺の集中力は90分が限界みたいです。

■夜、一度は見ておかないとと思っていたオペラを見にいく。ヴェルディの『リゴレット』。Wikipediaであらすじを読めるのがとても便利。指揮は先月モーツァルトを振っていたPaolo Arrivabeni 。Arnaud Bernard 演出。ううむと唸る。

■自転車の車道走行禁止法案のことを考えると憂鬱になる。間違ったことが日本で常識になっているから本当に難しい。

■PCの調子がものすごく悪いので思い切ってウイルスバスター2007を削除し、ノートンインターネットセキュリティー2006に戻す。嘘のように軽快になる。なんだったんだ。■調子に乗ってインターネットセキュリティー2007をシマンテックストアから買おうとしたが、クレジットカードが違うようだ。フランスのVISAカードでは決済できないのか。うーん、どうしたらいいだろう。

Dec.22

■久々に母に電話。ショックなニュースがあった。

著作権保護期間延長問題についての文章をfuteki noteにアップ。

■「タカイロ、VENTILOを見たか?」とフランクにきかれた。VENTILOはイベント情報紙なので何か面白い芝居でもやっているのかと思ったら、「2006年のベストイベント」のページに"Adagios"が出ているのでした。ハムレットやアルチュロ・ウィをさしおいてベスト10に入ってしまった。

Dec.23

■マルセイユの目玉観光スポットであるイフ城に行ってみた。『モンテ・クリスト伯』の舞台になったところです。もともとは要塞として作られて、完成後すぐに刑務所として使われるようになった島。フェリーで20分ほど。

■こちらにきて初めて、日本料理の店に行ってみた。そんなに恋しいわけでもないのだけれど、興味で。ノートルダム・デュ・モンのYAMATOというお店。中国人がやっているみたいで、味噌汁にレンゲが入っていたり、食後に中国のお菓子がでてきたり。天ぷらを頼んだんですが、まあ、ミックスフライでした。ソースの小皿とともにでてきました。

■思い立ってリンクページを更新してみました。いろいろとあるので覗いてみてください。

Dec.24

スティーブ・エリクソンの処女作『彷徨う日々』の再読を終える。やはり凄い作家だ。

■夜、教会に行ってみる。歩ける範囲にあるノートルダム・デュ・モン。カソリック教徒ではないのだけれど、ヨーロッパの聖夜を体験してみようと思った。色々なことを考えながら礼拝。

Dec.25

■クリスマスなのでフランスは祝日。宗教シンボル禁止法が制定されたときに「クリスマスが祝日なのはいいのか」という議論は起こらなかったのだろうか。スカーフをかぶって学校に行くことは許されないが、クリスマスは休み。それはないんじゃないか、と異国の異教徒は思う。

■スティーブ・エリクソン 『アムニジアスコープ』を一気に再読。たぶん6回目か7回目。読むたびに新しい発見と興奮がある。■それにしても "American Nomad"は和訳されないのだろうか。

Dec.26

■数日前からreset-Nのサイトのリニューアルを少しずつやっている。主な公演の出演者をひととおり入力した。心がかき乱される作業。

Badaboum Theatreに行く。ここは子供向けの舞台をやっている劇場。Lulu Poppopというタイトルの芝居を見る。演出Laurence Janner。

Dec.27

農水省にメールを送る。海外日本食レストラン認証制度について。こんなことをしている場合ではないけれど、本当に馬鹿げているし、やってはいけないことだ。2億6千万円が投じられようとしている。詳しい反対理由はいずれfuteki noteのほうに。■それにしても松岡農水相ってどういう男なんだ。安倍内閣の閣僚ってのはこの程度なのか。

Dec.28

海外日本食レストラン認証制度のことを延々と考えてしまう。くだらないが、非常に多くの要素を含んだ問題。だが、くだらない。自分の常識を一方的に他国に押しつけようとする傲慢さ。それを「文化を守る」といってしまう国際感覚の無さ。つくづく、軽蔑すべき人物が大臣になってしまったと思う。そして、「米メディア猛反発」と報じてそれで済ませる日本のメディアも。

MSNビデオ「ジーコジャパンは一体何だったのか? 村上龍が3人の識者と語り合う!」というのが配信されていることを知ってクリックしてみる。メンバーは村上龍のほかにセルジオ越後金子達仁、近藤篤。90分のうち、現在配信されている前半部分を見てみたが、ほとんどセルジオ越後が一人で喋っている。9割近いのではないか。それもほとんど「日本という国はここがおかしい、だからダメだ」という内容。全然ジーコジャパンの検証にならない。セルジオ越後は同席の3人の意見に殆ど興味がないのだった。唖然とした。■「セルジオ越後は何に怒っているか? 村上龍が2人の識者と黙って聞く!」というタイトルがいいと思います。少なくとも前半に関しては。■3人ともすごく面白そうなことをいいかけるんですが、セルジオ越後がさえぎってしまいます。残念です。

Dec.29

■家を出てゴミ袋を舗道のゴミ箱に入れると、初老の婦人がわあわあと話しかけてくる。どうやらゴミ箱の脇に捨ててある雨戸を捨てたのが俺だと思っている様子。違う違うと説明して「よいお年を」と別れる。

■近所に自然食品の店ができていた。さてはと思って入ってみると案の定、日本の食材。ただし日本から輸入したものではなくLIMAというブランドの健康食品。■蕎麦、うどんもあったが、蕎麦つゆもないし、出汁をとるための鰹節、昆布といったものがない。パッケージの調理法にはどう書いてあるんだろう。■UME SUというのも謎。こころひかれる。■MU TEAというのがあって手に取ってみると「無茶」とかいてあった。そして衝撃のコピー。

MU TEA 無茶の無は無限の無

■年末にすごい啓示をいただいた気がした。

■郵便局に行き、家族への絵葉書に切手を貼って投函。

■reset-Nの劇団員紹介ページを丁寧に修正。新年から公開します。貴重な写真の数々が見られると思います。お楽しみに!

Dec.30

■年越しに備え、バスに乗ってパリストアへ。中国語での表記は巴黎超級市場。

■バスの中でガキどもと若者がものすごくうるさくて閉口する。携帯電話のスピーカーで音楽を聴くのが流行っているようなのだ。ヘッドフォン使えよなあ。たいていヒップホップ。もしかしたら「みんな、このラッパーのメッセージをきいてくれ」とか思っているのかもしれない。でもきっと、耳を塞いで隙を作るのがいやなんだろう。

■渋谷公会堂がネーミングライツで渋谷C.C.Lemonホールになってしまったことを知り、愕然とする。どうなっているんだこの国の文化行政は。民間のスポーツ施設がとりいれるのはともかく、地方自治体の音楽ホールがそれをやるなんて。■fringe blogでは「ネーミングライツは商業主義か」と書かれていますが、商業主義でしょう。サントリーホールはもともと民間のホールだから全く問題が違う。公立の文化施設はどのように運営されるべきかという理念が欠けています。商品名を冠して赤字運営を補填しようとするのは本末転倒も甚だしい。税金で設立され、運営されているホールが企業の宣伝ツールになっていい筈がない。企業メセナとどう違うのかという荻野氏の指摘は理解に苦しみます。これは渋谷区のモラルハザードです。

■サダム・フセイン処刑のニュースを見る。2007年は本当にひどい年になってしまいそうだ。

■契約しているfreeというプロヴァイダーのサーヴィスでアルジャジーラ・インターナショナルの放送を見ることができる。日本でも一時期、SkyPerfecTV !が試験放送をしていたがすぐに見られなくなってしまった。きっと何か、圧力がかかったのだろう。

Wikipediaによると、アルジャジーラに一番多くの映像使用料を払っているのはNHKだとか。freeでは100チャンネル以上のテレビ放送を見ることができて、モロッコやらアルメニアやらインドやら中国やらの放送まで見られるのだけれど、NHKを初めとする日本のテレビ局は番組ラインナップに入っていない。国際的な市場価値がないんですね。アニメとゲームは世界を席巻していますが、それ以外はまったく売れていないともいえる。

Dec.31

石原慎太郎都知事東京ワンダーサイトを巡る色々な問題を知る。呆れて声も出ない。

■メディアの興味は四男、石原延啓氏やその知人の登用をめぐる「公私混同」に興味が集中しているようだが、そもそも多額の公金で損失を補填しているという『能オペラ 美しき剣』はなぜ公演中止になったのだろう。知事は、作曲家細川俊夫氏が非常識な契約を要求してきたことが理由と答弁しているが真実だろうか。

■それにしても石原慎太郎の公式サイトのドメインはsensenfukoku.netだ。宣戦布告。この手の人物はどうして「闘う」「守る」といいたがるのだろう。どうしてそういう政治家に人気が集まってしまうのだろう。

MEZZOというチャンネルでフィリップ・ジャンティの舞台をやっている。見ていたがワインを飲み過ぎたようで眠ってしまった。

■夢。何か、反政府的な活動をしているグループにいて、ヴィザを非合法に手に入れなければならない。俺たちはろくな打ち合わせもないまま銀行を襲う。仲間たちが入り口を固め、俺と女性の相棒(誰だかわからない)は窓口の女性行員に銃を突きつける。だが、相棒の女性は要求をうまく喋ることができない。口論の果てに彼女は引き金を引いてしまう。窓口の向こうで倒れる女性行員。俺たちは何も手に入れないまま逃走する。銀行を出たところで解散し、合宿所のようなところに戻る。発砲した女性は帰ってこない。

2006/02 / diary / 2007/01
Futashika!