せんだぼり通信 No.85 |
ぼくが出会ったクモたち
澤田 和久
ぼくがクモを調べようと思ったわけ
21世紀の森と広場の野草園。アジサイの葉のくきに近いへっこんだ所に、白いわたみたいなすがあって、その中にまゆみたいなのが3つありました。そこから出入りしているでっかいアリ。ふしぎだなと思ってよく見ると足が8本。8本足は虫じゃない。アリそっくりだけどアリじゃない。アリのふりをしているクモだと知りました。クモってふしぎ。ほかにどんなかわったクモがいるのか知りたくなりました。
| 昆虫 | クモ | |
| からだの区分 | ![]() |
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| 頭部のかたち | ![]() |
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| からだのふし | むねにもはらにもある。 | ふしがない。 |
| 足の数 | 3対(6本)ある。 | 4対(8本)ある。 |
| 羽 | ふつう2対(4枚)ある。 | まったくない。 |
| 糸を出すとって | ない。よう虫で口から出すものはある。 | ふつう、ふく部のはしに3対あり、れい外なしにどのクモも糸をだす。 |
| しょっ角 | かならず1対ある。 | ない。かわりにしょくしがある。 |
| 目 | ふく眼が2個とふつう個眼が3個ある。 | 個眼がふつう8個ある。ふく眼はない。 |
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アリグモ
葉上をはいかいしている様は、まったくアリのようです。糸を引いておりるまでは、クモと気づきません。葉上に天まく状に糸でおおいを作り、その中でさんらんします。
体長:オス・メス6〜7mm
生息地:本州、四国、九州、南西しょ島
カバキコマチグモ
ススキの葉が三角形のおむすび形におりまげられています。この中がカバキコマチグモのさん室です。 かまれるといたいと聞いたので、気をつけてあけてみました。葉と葉がしっかりくっついていて、かんたんにはやぶけないで、少し力がいりました。中は白くなっていて、体長1cm5mmぐらいのメスが出てきました。
黄色っぽい卵のうもありました。1卵のう中の卵の数は80〜220個だそうです。10日でふ化し、子グモは数日間親グモのまわりに集まって、第一回目のだっぴがすむと、いっせいにお母さんの体に食いつき早くて3〜4時間、長くても半日で食べてしまうという、信じられないクモです。
体長:オス10〜13mm、メス12〜15mm
生息地:北海道、本州、四国、九州。郊外から山地まで。植物の葉上に生息。
ナガコガネグモ
21世紀の森と広場で、一番多く見かけたのが、ナガコガネグモです。よく日の当たる目立つ所に大きなすをすい直にはっていて、あみにはたてにかくれおびがついています。えものがかかると、さっと近づきすをはる時とちがう糸を大りょうに出してまいてから、すの中心に持ち帰って食べます。
体長:オス8〜12mm、メス20〜25mm
生息地:日本全土。こう外から山ろくにかけて、水田、草原、河原、林の周囲などの日当たりの良い場所。
イオウイロハシリグモ
ほかのクモにくらべてずいぶん大きくて、全体が茶色っぽいクモです。あみははりません。葉の大きい草やふとい木の葉上でえ物をまちます。え物が近づくと、いきなりとびかかり、足でおさえつけるようにしてかみつきます。昆虫、ミミズ、カエルなどをとらえ、外国では小さな魚を水面近くにおびきよせてとるものも知られているそうです。
体長:オス14〜16mm、メス20〜28mm
生息地:日本全土。水田、河原、けい流ぞいの山道など。
イオウイロハシリグモ
スジブトハシリグモ
スジブトハシリグモ
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水辺の草の上に多く、きけんを感じると、水面を走ってにげる。この写真をとった時も走ってにげた。
体長:オス16〜18mm、メス18〜20mm
生息地:本州、四国、九州
スジアカハシリグモ
山地に多く、葉上であしをのばしてえ物を待つ。
体長:オス10mm、メス11〜15mm
生息地:日本全土
千駄堀自然観察会 2000年9月24日(日)
天気……くもり後晴れ
野鳥……コサギ,カルガモ,オオバン,キジバト,コゲラ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ウグイス,シジュウカラ,スズメ,ムクドリ,ハシブトガラス,ハシボソガラス
昆虫など……アオスジアゲハ,キアゲハ,モンシロチョウ,スジグロシロチョウ,キチョウ,ヒメジャノメ,ヒカゲチョウ,ヤマトシジミ,オニヤンマ,ノシメトンボ,ナツアカネ,アブラゼミ,ツクツクボウシ,ショウリョウバッタ,オンブバッタ,ヒラタシデムシ,オナガグモなど
植物(開花していたもの)……セイヨウタンポポ,アキノノゲシ,ヒロハノホウキギク,ブタクサ,オオブタクサ,ハキダメギク,カントウヨメナ,ノハラアザミ,ヨモギ,セイタカアワダチソウ,アメリカセンダングサ,ガンクビソウ,タカサブロウ,ヒメジソ,トキワハゼ,スズメウリ,キツネノマゴ,アカバナ,カタバミ,イヌホウズキ,アカバナユウゲショウ,ノダケ,ゲンノショウコ,イヌタデ,ボントクタデ,オオイヌタデ,イシミカワ,ミズヒキ,ヌスビトハギ,アレチヌスビトハギ,ヤブマメ,ツルマメ,ヤハズソウ,ヤブツルアズキ,ツリフネソウ,イノコズチ,カナムグラ,ヤブガラシ,イヌガラシ,ヒガンバナ,チヂミザサ,ツルボ,ツユクサ,イボクサほか
オナガグモ(9/24 山田純稔)
林縁を歩いていると、クモの巣に松葉のようなものがひっかかっている? よく見るとクモ。上の写真はオナガグモが松葉のふり(擬態)をしているところ。下の写真は動きだしたところ。オナガグモは、名前のとおり、尾(腹)が長い。
アレチヌスビトハギ(9/24 東 由美)
アレチヌスビトハギ(マメ科)は帰化植物。実はけものの体にくっついて運ばれる。写真の下の方に実が見える
ノハラアザミ
(9/24東 由美)
ノハラアザミ(キク科)は、夏から秋にかけて、日当たりのよい草地は生えるアザミ。ノアザミは総苞がネバネバするのに対し、ノハラアザミは刺がするどくチクチクする。
千駄堀生き物調査 2000年10月22日(日)
天気……くもり
野鳥……カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,オオバン,キジバト,コゲラ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,シジュウカラ,メジロ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス
昆虫など……モンシロチョウ,キタテハ,ヤマトシジミ,ゴイシシジミ,ウスタビガ(まゆ),アキアカネ,コバネイナゴ,オンブバッタ,アオマツムシ,クサキリ,ツユムシ,エンマコオロギ,ツヅレサセコオロギ,カネタタキ,コカマキリ,オオカマキリ,アカスジキンカメムシ,オオホシカメムシ,マルカメムシ,ホソヘリカメムシ,ウスバカゲロウ(幼虫),オジロアシナガゾウムシ,ヒラタアブ,ジョロウグモ,オナガグモ,ゴミグモ,ナガコガネグモ,ジグモ,シロカネイソウロウグモ,イオウイロハシリグモ,アカスジハシリグモ,オオシロカネグモ,ハエトリグモ,ワカバグモ,アメリカザリガニ,ニホンカナヘビなど
植物(開花していたもの)……アキノノゲシ,セイタカアワダチソウ,カントウヨメナ,アメリカセンダングサ,コセンダングサ,タウコギ,ノハラアザミ,タイアザミ,コウヤボウキ,キツネノマゴ,スズメウリ,カナムグラ,ミゾソバ,アキノウナギツカミ,イヌタデ,ボントクタデ,ハナタデ,ウシハコベ,タネツケバナなど
オオホシカメムシ(10/22 東闊)
イシミカワ(10/22 東闊)
イシミカワはタデ科の植物。秋に目立たない花を咲かせ、美しい「実」をつける。色づいているのは、実の本体ではなく、実を包むがく片の部分。
千駄堀でのキノコの記録
9月と10月の観察会で確認できたキノコの記録を紹介します。なお、分類は山と渓谷社「日本のきのこ」によります。また、◎は食用キノコ、*は毒キノコ、□は観察会終了後に確認したキノコです。 (高野山 清)
| 2000年9月24日 | 2000年10月22日 |
| ツエタケ(キシメジ科) | ヒメホウライタケ(キシメジ科) |
| ウマノケタケ(キシメジ科) | ワサビカレバタケ(キシメジ科) |
| ヒメホウライタケ(キシメジ科) | タマゴテングタケモドキ(テングタケ科) |
| オオホウライタケ(キシメジ科) | ササクレヒトヨタケ(ヒトヨタケ科)□ |
| キシメジSP | ニガクリタケ(モエギタケ科)* |
| テングタケSP(テングタケ科) | ヒメワカクサタケ(フウセンタケ科) |
| ツブカラカサタケ(ハラタケ科) | ベニタケSP(赤いキノコ) |
| ナガクロモリノカサ(ハラタケ科) | ツガサルノコシカケ(タコウキン科)□ |
| オニタケ(ハラタケ科) | シロツチガキ(ヒメツチグリ科)□ |
| ネナガノヒトヨタケ(ヒトヨタケ科) | ノウタケ(ホコリタケ科)□ |
| タマムクエタケ(オキナタケ科) | ホコリタケ(ホコリタケ科)□ |
| オオキヌハダトマヤタケ(フウセンタケ科)* | キツネノタイマツ(スッポンタケ科) |
| アワタケ(イグチ科) | アラゲキクラゲ(キクラゲ科) |
| ヌメリニガイグチ(イグチ科) | |
| ヤマドリタケモドキ(イグチ科) | |
| ヤマドリタケモドキ(イグチ科) | |
| ニオイワチチタケ(ベニタケ科) | |
| ツガサルノコシカケ(タコウキン科) | |
| シカタケ(タコウキン科) | |
| ホコリタケ(ホコリタケ科) |
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新案・お茶がらマスクの勧め
三戸信人
この話は千駄堀に全く関係なくて誠に申し訳ありません。今、風邪が流行っています。咳が出てお困りの方に私の対症素人療法を一つお教えしたいのです。熱はあまり出ないが、喉が痛み、咳が出て、なかなか直らないというのが、今流行の風邪の特徴で、私もやられました。幼少のみぎり、私は風邪を引くと扁桃腺が腫れて熱を出す虚弱体質だというので、扁桃腺とアデノイドを取り除く手術を受けました。それでも、呼吸器系が弱い体質は相変わらずです。この手術の為に、却って免疫力が弱くなったかも知れません。松戸に住んでから、とくに風邪に罹りやすく、排気ガスが多い場所や管理の悪いエアコンの建物や車中などで咳き込んでしまいます。ちなみに、私、花粉症体質ではありません。
そこで、私は自己流のマスクを考案して、咳や風邪の予防、排気ガスやSPM (ジゼルエンジンの排気に含まれる微小粒子状浮遊物質のこと。喘息や肺ガンの原因になるとか、ダイオキシン等をかなり含むとか言います) 自衛策のつもりでおります。ウイルスや花粉、さらに排気ガスの成分まで除く効果ありと効能書にある市販のマスクは皆高価で、私には高値の花です。それらの中にカテキンを含んだ膜を使っているのがあるので、それなら私はそれと同じ効果のマスクを自家製しようと考えたのが、カテキンを含むお茶がらのマスクです。科学的実験データは一切なくて、お薦めする根拠は私の憶測(理論と言うにはあまりにおこがましい)と私個人の使用経験だけですから、このマスクが本当に上記の効能を示すかどうか疑問は残ります。普通のマスクと同じ(主に温度と湿度保持の)効果しかないかも知れません。以下そのつもりでお読み下さい。
「緑茶を飲んだ後のお茶がらを普段から沢山天日干しし、カラカラに乾かしておきます。それを細かくほぐし、お茶パックに詰めてマスクの内側にガーゼに挟んで着用します。ただそれだけです。掛けて暫くするとお茶の葉が吸湿して広がり、息が通りにくくなりますが、そうなって初めて効果が出ると考えています。使ったお茶がらは何日も使わないうちに取り替え、ガーゼやマスクも早めに洗濯します」
よくマスクで口だけを覆い、鼻孔を出している人がいますが、これでは効果がありません。お茶がらが濡れて少し息苦しいかなという位が丁度よいと思いますが、その時、息はガーゼの縁から少し洩れています。だから寒い場所等では眼鏡が曇るので気を付けましょう。また、走ったり、運動したりしながらでは、酸素が不足がちになるので着用を控えるべきです。せいぜい、ウォーキング時の使用が限度と思います。お茶がらは長く使うと細菌やかびが生えて却って有害になるので、こまめに取り替えます。私の経験では、排気ガスはかなり防げる感じですが、タバコの煙は素通りのように入ってきます。同様な素材として、お茶がらより飲む前の葉の方が効果的かも知れませんし、紅茶、コーヒー、それらの飲みがら等も良いのでしょうが、試してはおりません。
(2000. 10. 21)
事務局から…SENDABORI雑記…
会報がカラーになると通信費の納入率があがる
会計担当の東由美さんによると、会報がカラーになって、通信費の納入率が上がったそうです。また、口座振込の通信欄に記入される方も増えたとのこと。カラー版の会報は好評のようで、励みになります。ちなみに、会報のおおまかな編集は山田がやっていますが、作ったファイルは東闊さんが再編集。写真の明るさや色などは、東さんが補正して印刷しています。
感想をいくつか
会員の皆さんからいただいた感想を、いくかつ紹介しましょう。
「ニュース」がきれいになり、毎回感心して見ています。
花や草や鳥たちが身近になった気がします。
......そして、一部いくらぐらいかなぁ などとも。(鈴木とき子さん)
カラー写真がとても見やすくて、毎回楽しみにしています。食べられる植物の紹介などがあるといいのですが。(鈴木一正さん)
千駄堀の写真をおよせ下さい
試行としてはじめまたカラー印刷ですが、元にはもどりにくくなってきました。今後もカラーが続くかどうかは、カラー印刷したくなるような写真が集まるかにかかっています。皆さんからの投稿をお待ちしています。