陳 情 書
環境問題が深刻な昨今,21世紀に手渡す財産として,私たち大人はすべてを考えていかなければならないと考えております。
特に,町づくりの中で”今ある緑地”を維持して残し続けるという事は,相続税などの関係で大変な努力のいる事であり,松戸市内の現状は憂うべく状態で宅地化などが進んでおります。
こういう最中にあって,市に対して30年有余よわたり『子どもの森』として貸借しておられた関武夫氏の意思を引き継ぎ,生態系保護協会に寄付する事で永遠に『森』として残る事になった幸谷字熊ノ脇にあります約1.1haの存在は大変大きく,また,意義ある緑地と言えます。
現在は,この『森』を愛し親しむ多くの人たちが集い『関さんの森を育む会』を創り,月一度の観察会や管理,また楽しい諸行事を行っております。
文化放送の取材では200人ほどの人々が集い,参加者は市内ばかりでなく全国からも注目される存在になっております。
また,復元の意味もあって,日大の学生の方たちも定期的に調査しているところです。
この都市化する中,フクロウをはじめ野鳥のすみかとなり,めったに見られない植物たちも生存しているという,市内にあって大変大きな財産となっております。
さて,現在,国段階でも”緑地”を保全とようという事から”都市緑地保全法”の見直しが行われました。
松戸としても緑地保全のために地区指定を行う作業をされている所と聞き及んでおりますが,是非とも,この『関さんの森』を地区指定として加えていただき,この森を機軸に馬橋・小金地域の緑地を次世代に残す財産として力を貸していただきたくここにお願いするものです。
松戸市長殿
1998年2月18日
『関さんの森を育む会』 関美智子