映画,movie,劔岳 点の記,
お買いもの中毒な私!, ある公爵夫人の生涯, レッドクリフPartII -未来への最終決戦-,
シェルブールの雨傘, ロシュフォールの恋人たち, ラ・ボエーム,マンマ・ミーア!,
007/慰めの報酬, matsumo, matsumo2,matsumoto,matumoto
Japanese Only
2009年は観たい映画に中々出会えないため,この分では月1本も観られない年になりそうです。
「劔岳 点の記」(2009年 7月 1日)
2009. 7. 1(水),本日は映画サービスデーなので,有楽町駅近くの「丸の内TOEI」1Fにて,「劔岳 点の記」(木村大作監督)を観て来ました。10時開始の回で,30分前に着きましたが,この映画館,初回から座席指定なのですね(本当に久しぶりに行ったのですが,その大昔に入った時は,勿論,全席自由でした)。観客の数は,当初はあれと思うような少なさでしたが,上映開始時にはほぼ座席の約7割が埋まりました。ということで,勿論,まあまあの座席に座ることができました。
さて,感想ですが,傑作です!! 少なくとも,私が今年観た映画の中では最高のものだと思います。最初の部分こそ,そのゆるさに,この映画,大丈夫なのかと思いましたが,その後に北アルプスの場面が出ると共に,それは消え,雄大な山の景色の中の悠然とした流れに引きこまれて行きました。あ,勿論,原作の「新田次郎:剣岳 点の記」は読んでいますが,これと同じ位の素晴らしさだと思います。このように,映画も小説も同じくらい素晴らしいというのは稀なことですが,この映画は珍しくも原作の小説の水準に達していると思います。ですから,5段階評価でAです。
ともかく,あの立山連峰の雄大さ,その中の人間の小ささ。そして,この映画,今,流行のコンピュータ・グラフィックを使わず,全て実写だそうで,よくぞ,あのようなところに登山家ではない素人の役者さん達を登らせたものだと感心しました。私ではあのような岩場はとても登れないですね。また,雪が積もった尾根づたいの場面,雪庇がよく見える所を歩いていましたし。写した方も勿論ですが,俳優さんたちの根性には脱帽です。特に,素晴らしい演技だったのが案内人の宇治長次郎役の役者さんで,また,測量士の柴崎芳太郎役の役者さんも,その頼りなさそうな容貌が,実在感を与えていました。
それにしても,思ったことは,軍隊の幹部の連中の無責任さです。ああ言う伝統があったからこそ,日本は太平洋戦争に突入して,負けてしまったのですね。どのような山か,全く知らないのに,偉そうにその山に登れと命令し,それを登ると,今度は,「何も無かったことにする」と言うのでは,あまりの無責任さにあんぐりしました。まあ,考えてみると,今でもこの伝統は続いていて,今でも,会社の上層部はそうですからね。
また,この主人公の測量士さん,ロリコンだったのでしょうか。宮崎あおいが演じるあの新妻,あまり若すぎと言うか幼すぎです。後,剣岳に登る場面,なんだか,あまりに簡単に頂上に着いてしまったような気がします。この部分,もう少し,盛り上げないと,映画的では無いと思います。いくら,登る目的が測量のためと言うのであっても,あの部分,盛り上がらないと,映画を観た気分にならないと思います。それにしても,最後の岩場を登る場面,全員,ザイルで体を結び合っていましたが,もし,1人落ちたら全員ひきづられて落ちてしまうと思います。あの場面は,ザイルをしないのが正解だと思います。それと,室堂や立山の場面,いくら山岳信仰の所と言っても,あまりに人が多いような気がしました。まあ,時代劇でも同様なのですが,実際はもっと少ないのではと思います。
そして,背景に流れている音楽は全てクラシック音楽で,メインが「ビバルディ:四季」からの曲でしたが,感動的な場面では「ヘンデル:ハープシコード組曲第2番」より「サラバンド」の荘重な感じがよく合っていました。これ以外に,「バッハ:幻想曲とフーガト短調」,「マルチェッロ:オーボエ協奏曲」より「第2楽章」,「アルビノーニ:アダージョ」等もうまい使い方でしたし。
と言うことで,結論としては,5段階でA,山好きな人は勿論,映画に興味ある人,みんなに観て欲しい映画だと思います。
「お買いもの中毒な私!」(2009年 6月10日)
2009. 6.10(水),渋谷駅近くの「ヒューマントラストシネマ渋谷」にて,「お買いもの中毒な私!」(P・J・ホーガン監督)を観てきました。ここは何回か入ったことがある映画館ですが,以前とは名前が変わった上,初回以外は座席指定となり,その上,今回は最も狭く,60席しかない「シアター3」で観ることになりました。11時直前に映画館が入っているビルの前に行ったら,1階の切符売場は閉っており(帰りの時も閉まっていたので,もしかして,あそこは廃止でしょうか),8階で切符を買うことになりましたが,整理番号は4番で,上映開始30分前と言うのに,全く人気が無いようでした。そして,15分前に入場,この時も観客は多いとは言えなかったのですが,その後,ドンドン増えて,上映開始直前には何と補助席まで埋まりました。その上,男はほとんどおらず,渋谷風のギャルが多いのには,居心地が悪くて参りました。それにしても,このシアター3は初めて入りましたが,部屋が変形した形の上,入った時のスクリーンは非常に小さく,まるで,私の家の液晶プロジェクターのスクリーン位の大きさだったため,多くの観客からも「小さい」との驚きの声が出ていました。しかし
ながら,この映画,シネスコサイズに近いものであったため,本編上映になると,左右の黒幕が無くなり,よくやく,幅3m位になりました。
さて,感想ですが,面白かったです。笑える場面も結構あったし,ともかく,明るい映画ですので,観ていて楽しめました。佳作だと思います。まあ,確かに,この映画,米国一般人の借金体質を風刺しているところもあるのでしょうが,それはどちらかと言うと,付け足しと言う感じです。
それにしても,クレジットカードを10枚以上,持って入るとは!! 私も一時期,3枚持っていましたが,使わないのでリストラして,現在は2枚ですし,それも,店では使わず,通信販売や電話代等の支払いに使っているだけで,ポイントもサッパリ,集まらなくなりました。
また,部屋にある衣裳や靴の数,あれでは,とても,借金約1万ドルでは済まないと思いました。その位,すごい数でしたし,そもそも,買っている店が高そうな所ばかりでしたし。それにしても,主人公の借金の約1万ドル,すなわち,100万円なのですが,1000万円ならばともかく,100万円位,どうにかならないのと思ってしまいました。
また,日本人の場合,成功すると言うのは,大きな会社に入って入る,部長あるいは役員になることで,起業して成功するのは,ホリエモン氏やミキタニ氏のようにうさん臭く思われるのですが,米国では起業して成功するのが人に認められることなのですね。ですから,あの編集長は自分の会社を持つ訳です。勿論,これは,雇用が日本より不安定で,すぐにクビになってしまうことにも起因していると思いますが。と言っても,米国でも日本と同様に,大多数の者にとっては,起業より日々の生活なんだと思いますが。
さて,主人公役のアイラ・フィッシャーですが,アリシア・シルバーストーンみたいな感じのやや太り気味の女優さんで,元気一杯に演じている感じです。後半部分,失敗してしまったことを表すためか,額等に皺が目立つのが残念でしたが,全体的にはまあまあだったと思います。
なお,最後の方の場面の,大きなブディックのショーウィンドウの中に生きたマネキンがいる場面,あれはよくできていました。
と言うことで,この映画,5段階でBとしたいと思います。
「ある公爵夫人の生涯」(2009年 5月 1日)
2009. 5. 1(金),本日は映画サービスデーなのに,ぜひ観たいと思う映画はなかったので,もう美しさの盛りは完全に過ぎたキーラ・ナイトレイの出演作「ある公爵夫人の生涯」(ソウル・ディブ監督)を,池袋駅近くの「シネ・リーブル池袋」にて,観てきました。この映画館,メトロポリタンプラザの8階にあるのですが,1階から入ろうとしたら閉まっていて「11時開店」とのことで,一体どうやって8階に行けばいいのと思ったら,店の外に「センターエレベーター」と言う名前のエレベーターがあり,それを使ってようやく上に行くことができました。ううん,こう言うことは,閉まっている入口あたりにもっとわかりやすく表示すべきだと思いますが。と言うことで,10:15頃に劇場に着いて,整理番号は15番,そして,上映開始の10分前に10名づつ入場で,勿論,私は最も観やすそうな席に座ることができました。観客は合わせて50名程度と座席の4割程度が埋まったのみでした。ここに入ったのは2回目だと思いますが,それにしても,スクリーンは小さいですね。これならば,新宿駅近くの「テアトルタイムズスクエア」の巨大スクリーンの方が良かったと思いました。
さて,感想ですが,駄作と言っていい程のできの映画ですね。と言うのは,話があまりに表面的で主人公達の心の動きが深く描かれていないからです。その上,まるでポルノまがいな場面も結構ありますし。
ともかく,話が早く進み過ぎて,余韻もへったくれもありません。例えば,最初に結婚の話が出て,次に結婚式が僅かに描かれて,すぐにポルノチックな初夜,そして,出産直前と直後と言う訳で,これではあまりに話が飛び過ぎです。その上,話の方もひどいもので,女性と結婚するのは,男の子を生ませるためだと言うことで,その上,娘の母親の方もそれに乗っているのですからどうしようもありません。また,途中から,妻妾同居と言う訳で,ともかく,話が気持ち悪すぎですね。
一方,キーラ・ナイトレイですが,思った通り,この映画に必要な決定的に美しさ,すなわち,壮絶な美しさに欠けています。この役は,楊貴妃やトロイのヘレンのような誰でも認めるような美しさが必要だと思いますが,残念ながら,今のキーラにはそれが欠けています。せめて,故ダイアナ妃位の若さと華やかさがなければ,説得力に欠けますね。その上,若さも不足で,結婚前の18歳の役の彼女なんて,とてもその齢には見えず,どう見ても25
歳位にしか見えません。その上,結婚した後の彼女は化粧がドギツイほどの濃さの上,頬がこけ過ぎで,30歳以上にしか見えません。また,彼女が着ている衣裳も美しいとはとても言えない代物ですし。その彼女を美しい,美しいと褒めているのですから,ともかく,嘘っぽさを感じてしまいます。彼女の出演作で最後に観たのは「シルク」(2007年)でしたが,その時も年齢による衰えが顕著でしたが,今回の映画ではそれが決定的でした。
と言うことで,わざわざ,観に行く代物ではないと思いますので,5段階でDとします。
「レッドクリフPartII -未来への最終決戦-」(2009年
4月14日)
2009. 4.14(火),有楽町駅近くの「YOHOシネマズ日劇」11Fにて「レッドクリフPartII
-未来への最終決戦-」(ジョン・ウー監督)を観て来ました。毎月14日は「東宝シネマズデー」で入場料が1000円のためです。この映画,先週の金曜日が初日で,本日はその4日目のサービスデーですので,ものすごい混み方ではないかと危惧して行ったのですが,10時開始の初回で,9:25に劇場前に着いたら既にキップは販売しており,誰も並んでいない状態です。すぐに,入場券キップを入手し,11階に行ったら20名程の人が並んでいました。そして,9:35に開場,勿論,私は観やすそうな席に座ることができました。結局,上映開始直前に埋まった座席は全部で200程度と,ガラガラ状態でした(ここはの座席数は950程 です)。と言う訳で,もっと混んでいるのかと思った私は完全に拍子抜けでした。やはり,不況のため,解雇を恐れて会社を休む人が少ないためでしょうか。並んでいた時に隣の女性が言っていた”先日,突然,TVにて「レッドクリフ
Part 1」が放映されたのは,このPart IIが不入りのためではないか”との話,これを見ると真実っぽいですね。
さて,感想ですが,良かったです!! 傑作だと思います! 確かに,前半は不要だと思う話が沢山あり(孫権の妹が男装して,敵方の兵士となり陣形等をスパイする場面や,彼女と敵方の兵士との恋愛場面,また,敵方の兵士達によるサッカー場面等です),それらを40分程削って,2時間強の映画にすれば,もっと,よくなると思いますが,それでも,後半の映画「プライベート・ライアン」のような接近戦の戦闘場面があまりに素晴らしいので許します(笑)
今回の中で,最も素晴らしい演技をしていたのは,曹操役の役者さんでしょう。Part
Iでは単なるエロ親父だった曹操は,Part IIでは善悪を全て飲みこんだようなような感じで,素晴らしかったです。これにひきかえ,孔明はあまり出番がありませんので,生彩を欠いていた感じです。また,劉備は疫病で逃げてしまう(後で,別な理由が出て来るとは言え)と言う役なので,冴えないです。また,その部下の関羽と張飛は全く冴えませんし,まあまあ,頑張ったのは,趙雲と周瑜位ですね。
それにしても,孫権の妹が男に化けているのですが,あの声と格好で女とわからないのか,全く不思議です。そもそも,君主の妹が,あのようなところに行くのかと言うのが,大きな疑問ですし。
後,思ったことは,あのように大量の弓矢とか,火炎弾とかを使うのであれば,関羽とか張飛とかの英雄は全く意味をなさないと言うことです。あすこで描かれているのは,武勇と言うより,統率と作戦であり,一人の英雄が,敵をバサバサ倒したとしても,全体にはほとんど影響しないと思います。
また,小喬を演じた女優さん,見せ場での活躍があるためか,Part Iとは異なり,輝いていました。現代人が考える中国的美(あるいは日本的美)ですね。伏し目にした顔は,素晴らしいです。あの曹操の前で刀を抜く場面,映画「キル・ビル」の影響を受けている感じがしました。
そして,エンドクレジットが最近の映画にしては短いのもいいです。
なお,この映画,家庭で観るのはダメだと思います。あの戦闘場面の素晴らしさは映画館の大スクリーンでないと全く映えないと思います。
と言うことで,この映画,5段階でAとします。
「シェルブールの雨傘」(2009年 4月 1日)
2009. 4. 1(水),新宿駅近くの「K's cinema」にて,カトリーヌ・ドヌーブの出演作「シェルブールの雨傘」(ジャック・ドゥミ監督)を観て来ました。これ,「シネセゾン渋谷」等で上映されていたのですが,気がついた時には夕方の上映のみだったので,観る気にならず,上映館が変わって,ようやく,朝一番の上映になったので,観に行ったと言う訳です。と言っても,勿論,この映画はVHDやDVDで何回も観ており,私の場合,普通は観に行かないのですが,「ロシュフォールの恋人たち」と同様に,私の好きな女優さんの1人のカトリーヌ・ドヌーブの出演作であること,現在,上映されている映画で観たいと思う新作映画が1本もないためです。10:
25上映開始の15分前に劇場前(と言っても,ビルの3階ですが)に着くと,女性2人が並んでおり,私もその後に並び,更に,もう1名の女性が並んですぐの10:08に開場したので,中に入りました。結局,観客は合せて,たった15名でした。それにしても,この映画館,確か100名も入れない小さな映画館なのですが,この位の上映室がある家だったら,楽しいでしょうね。
さて,感想ですが,以前に家で観た時より遥かに良かったです。やはり,デジタル修復された新マスターのため,色彩が華やかになったためと,家で観る場合の10倍近くはある画面の大きさでしょうか。また,ミシェル・ルグランによる音楽も,以前に観た時より,遥かによく聞こえました。と言っても,映画館の音は大き過ぎで,聴いていて耳が痛くなりそうだったので,耳にチリ紙を丸めて入れて,音を少し小さくして観ました。あの音の大きさは,ヘッドフォン・ステレオでロック音楽等を聴き過ぎて,耳が退化してしまった人達のためだと思います。
この映画では,例の有名なメロディーの曲が,冒頭と最後は楽器だけで,そして,中の3回は歌詞を付けて歌われるのですが,その歌詞がみんな違うことに驚きました。そして,その歌詞も実によくできています。
また,この映画で描かれている室内の色彩感(ほぼ原色みたいな感じの色彩です),すごいですね。日本家屋の色彩感に住んでいる私には,とても落ち着いて住めそうもありませんが,映画的には実に合っています。
それにしても,当時のカトリーヌ・ドヌーブ,やはり,綺麗ですね!! 髪をまとめたような少女っぽい髪型も似合っていますし。最後の場面の裕福な夫人と言う状態も合っていますし。
後,最後の場面ですが,男の方はドヌーブとの子供に対してはひどくそっけ無いのに,現在の妻との間の子供とは熱心に遊ぶ場面,あれ,一体,どういう意味なのでしょうねえ。男にとっては,例え自分の子供であっても,近くにいない子供は自分の子供ではないと言う意味でしょうか,あるいは,単純に,自分の子供と会えないことを慰めるための反動なのでしょうか,解釈に悩むところです。後,思ったことは,フランスの若い女性って,金持ちの中年男性と結婚と言うイメージが強いのですが,この映画もそうでした。
また,エンドクレジットが全く無しと言うのもいいですね。今の米国映画は10分間位,延々と流れますが,あまりに長すぎです。
と言うことで,この映画,傑作であることを再確認しました。ですから,5段階でAとしたいと思います。
「ロシュフォールの恋人たち」(2009年
3月11日)
2009. 3.11(水),渋谷駅近くの「シネセゾン渋谷」にてフランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーブの出演作「ロシュフォールの恋人たち」(ジャック・ドゥミ監督)を観て来ました。ドヌーブのファンである私は,これ,勿論,DVDで持っているのですが,残念ながら色が冴えず,今回,フィルムがデジタル修復されて上映されるとのことと,どうやら,今週で上映終了のようなので観に行ったものです。ただし,今回は残念ながらフィルムでの上映ではなく,プロジェクターでの上映で,画質もDVD並みと言う話を聞いているので,危惧をしているのですが,本日観た感じでは,フィルムとの差は感じませんでした。なお,11:10
から上映開始の初回だったのですが,開場前に並んでいたのは30名程度,上映開始時はそれが70名程になり,勿論,ガラガラ状態で,初回は自由席なので,観やすい場所に座ることができました。
さて,感想ですが,まずは,この手の歌と踊りをメインする映画は,やはり,大画面で観る方がいいと言うことです。少なくとも,家で液晶プロジェクターで観た時よりも遥かに良い映画だと思いました(家で観た時は駄作だと思いましたので)。
それにしても,やはり,ドルレアックもドヌーブも芸達者です。特に,二人が着ている衣装がいいですね。今の感覚でも十分に新鮮です。また,大きな帽子がいいです。勿論,日本であのような格好をすると,邪魔だし,バカかと思われるのが落ちでしょうが。
また,二人,すなわち,ドルレアックは作曲家兼バレエの伴奏者,ドヌーブはバレエ教師と言う双子の姉妹の設定年齢ですが,25歳位でしょうか(でも,それだと,喫茶+酒の店を開いている母親が若く見え過ぎますが)。しかしながら,映画の中での二人は30歳台にしか見えません。ここら辺,もう少し若く見えるような化粧にして欲しかったです(ただし,出て来る男も歳とっているので,つりあいがとれているのですが)。
ドルレアックとドヌーブは実の姉妹で,ドルレアックは何本か映画に出た後に亡くなってしまいましたが,2人を比較するとドルレアックの方がいいですね。
一方,話の方は最初のトラックが小型フェリーで川を渡っている場面でのダンス場面は違和感を覚えましたが,他のダンスや歌の場面は良かったと思います。ただし,舞台での2人の赤いドレスや踊りは,下品な感じでいいとは思いませんですが。
と言うことで,5段階でCとしたいと思います。
「ラ・ボエーム」(2009年 2月25日)
2009. 2.25(水),毎週水曜日はテアトル系の映画館の入場料が1000円ですので,先週の水曜日に行った時は何と休館だった新宿駅近くの「テアトル タイムズスクエア」にて,ソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコの出演作「ラ・ボエーム」(ロバート・ドーンヘルム監督)を観てきました。本日は,外で所用があり,そのために,まずは,とある場所に8:45〜9:00の間に行かねばならなかったのですが,小雨の中,歩いて行ってそれを済ませた後,今度は電車に乗って新宿駅に行きました。しかしながら,新宿駅にて車両故障とのことで,電車は度々停まり,こりゃあ,タイムズスクエアがある高島屋の開店前に着かないかと思いましたが,どうやら,間に合って,9:58に高島屋前に到着しました。そして,10時開館と同時に中に入り,11階催事場まで直通のエレベーターに乗り,そして,エスカレーターで12階に行き,キップを購入しました。ここの初回は指定席ではなく自由席ですが,7番目に入場でき,この映画館で最も好きな最後部・中央の席に座ることができました。本日は雨だったので,空いているかと思いましたが,驚いたことに満席になりました。
さて,感想ですが,傑作です!! 勿論,映画的に観れば,ミミ役のネトレプトは既に容姿的に限界を越えているのですが,それでも,彼女の声と歌,そして,演技が素晴らしいです。ともかく,プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」の魅力を十二分に引き出している映画だと思います。今後は,この映画のDVDが出れば,これがこの曲の標準になると思います。
勿論,この映画にも種々の欠点があるがある訳で,まずは,前述のごとく,ネトレプトの視覚的な問題あります。ミミって,やはり,20歳位の設定だと思いますが,ネトレプトではいくら若作りしても,25歳位に見えるのがいいところだと思います。特に,最後の方は顔が険しすぎて,どう見ても40歳台にしか見えません(ネトレプトの容姿も歌もが絶頂期のものは,やはり,2,3年前の「ベルディ:椿姫」の実況録画だと思います,こちらは,歌も演技も容姿もものすごい吸引力でした)。また,これは演出上の問題ですが,真冬で暖房も無い部屋にいると言うのに,着ている服は胸を大きく出した薄いもので,これでは彼女は寒くはないのかと疑ってしまいます。その上,最後の場面でも,ほかの人達は長袖だと言うのに,寒くてしょうがないと言う彼女が半袖姿ですし。いくらネトレプトを強調したいと言っても,これではリアリティが無さ過ぎです。また,ネトレプト以外では,ムゼッタ役の歌手は品が無さ過ぎて,違和感が有り過ぎです。
また,映画上の構成に関してですが,これは元々歌劇ですので,劇場の舞台で演じられた場合は,4つの幕に分けられております。舞台で演じられた場合は,幕が下り,次の幕が始まるまでに休憩時間があるので,次の幕には新しい気分で観ることができますが,この映画では,それがほとんど切れずに続いておりますし,また,それに対するト書きも出て来ないので,急に別の場面を観ることになり,これは違和感です。せめて,文字で,例えば,「3ケ月後」とかが表示されれば,違うと思うのですが。ともかく,この歌劇を知らないとわかりにくい構成だと思います。
一方,素晴らしかったのは,何といっても,ネトレプトによる歌で,その声の悲愴美はものすごい力で,特に,歌劇の第3幕に相当場面,第4幕に相当する場面の後半は,ネトレプトの歌と声の魅力と,プッチーニの音楽の力で,観ていて涙,涙でした。ともかく,ものすごく感動的な映画です。
と言う事で,この映画,5段階でAとしたいと思います。
「マンマ・ミーア!」(2009年
2月14日)
2009. 2.14(土),本日は「東宝デー」で,東宝直営の映画館の入場料が1000円ですので,有楽町駅近くの「日劇PLEX」11Fにて「マンマ・ミーア!」(フィリダ・ロイド監督)を観て来ました。9:15上映開始の初回でしたが,観客は合せて100名強とガラガラ状態でした。ううん,上映開始して大分,経っているのですから,こんなに早い時間に上映することはないと思いますが。
さて,感想ですが,傑作です!! 今年観た内の最高の作品ではないかと思います。と言っても,まだ,2本しか観ていませんが(笑)。ともかく,5段階でAを上げたい位です。
島のホテルの女主人を演じていたメリル・ストリープ,以前より,容姿はともかく演技は素晴らしいと思っていましたが(マンハッタン,恋に落ちて,マディソン群の橋,めぐりあう時間たち,プラダを着た悪魔),歌もこれほどうまいとは思ってもみませんでした。特に,村中の女性達と共に,歌い踊りながら港の桟橋に繰り出す場面は圧巻でした。また,話の方は,あのような展開になるとは思ってもみませんでした。まあ,考えてみれば,この映画,結婚する若者達ではなく,表題通りに母親役のメリル・ストリープが主役だったのですね!
あ,元々,この映画を観たいと思ったのは,勿論,メリル・ストリープのためではなく,花嫁姿のアマンダ・セイフライドが写っているチラシを観たからですが,肝心のセイフライド,冒頭の暗い場面での歌があまりに下手糞なので,それだけで,こりゃあダメだと思いましたが,明るい場面になって容姿が見えてきたら,余計にガッカリでした。そりゃあ,背が低く,また,小柄ですので,遠目には可愛らしく見えるのですが,映画ではかなり顔が長い感じで,アップすると,あまり可愛らしさはあまり感じません。ただし,それでも,結婚式の花嫁衣装の彼女は中々でした。また,歌の方も冒頭以外は我慢ができる範囲でした。
一方,男優さんの方は,ピアーズ・ブロンソンは中々良かったですし,歌もまあまあだったと思います。しかしながら,コリン・フォース,何だか,太ってしまい,以前の「高慢と偏見」の時のような精悍さは消えてしまいましたね。
なお,この映画,なぜか,3人と言うのが強調されていて,若い女性は花嫁を入れて3人,ストリープの方も昔の親友達を含めて3人,そして,男優さん達も3人と言う訳です。
あ,話は,父親が誰だか知らない花嫁が,母親の日記を見てそれらしい3人を結婚式に呼ぶが・・・・と言うもので,全編,「アバ」の曲で成り立っているミュージカル映画です。私はいずれも初めて聴く曲ばかりでしたが,こちらも素晴らしかったです。特に,前述のごとく,ストリープ,歌も踊りも素晴らしかったです。ただし,話が終わった後の,ストリープ達の歌と踊りは蛇足以外の何者でもなく,あれを入れるのであれば,エピソードを1つ加える方が良かったと思います。
と言うことで,文句もありますが,それでも,演技と歌,曲の良さで素晴らしい映画だと思います。DVDが出たら,買いたい1本ですね。
「007/慰めの報酬」(2009年
2月 1日)
2009. 2. 1(日),上野駅近くの「上野東急」1Fにて,「007/慰めの報酬」(マーク・フォースター監督)を観て来ました。10:20からの回でしたが,日曜日の映画サービスデーと言うのに,観客は合せて60名程度と,ガラガラの状態でした。
さて,感想ですが,駄作ですねえ!! それも,完璧と言ってよい程の駄作です。上野の映画館とは言え,観客が少なかった理由がよく理解できました。ともかく,観ていて話がよくわからないと言うのが最大の欠点で,その上,アクション場面は,動きが速すぎて,どちらが勝っているのか,さっぱりわかりません(ただし,迫力はあります)。
また,悪役はどう見ても,単なる小悪党にしか見えませんので,説得力が全くありませんし,また,世界的規模の悪集団と言うのも,実体感がありません。
その上,この映画の「お約束」を完全に無視しており,ヒロインとの濡れ場もなければ,ボンドが敵につかまる場面もありません。加えて,ヒロインを演じている女優さんもさっぱり魅力を感じさせませんし。ともかく,悪いことばかりです。この007シリーズで最低の映画ではないでしょうか。
と言うことで,5段階評価として,当然,Dとします。
それにしても,今年初めて映画館に行ったのですが,これならば,まだ,他の映画を観た方が良かったです。次回は,「東宝デー」の2/14(土)に観に行く予定ですが,気に入ればよいのですが。