税務署Watchへ (01/11/11)
中学生の税についての作文(平成13年)
【全国納税貯蓄組合連合会優秀賞】
"優しさ"を税にのせて
沼津中学校一年 浦川瑠香
「消費税をもう一度三パーセントに--。」このような内容のチラシを、小学
生のときに見た覚えがありました。まだ低学年で、この世に消費税というもの
があるということ、それが五パーセントだということを、初めて聞いて間もな
いくらいのころでした。それで、思わず私はそこで立ち止まり、(そうだよ、
物は安く買いたい。何で消費税なんてあるんだろう。なかったら不便なのかな
あ。)などと考えました。
そして今、私はあの時の自分の考えが、どれだけ無知だったか、思い知らさ
れました。
税金についての作文を書くにあたって、税についての資料を読むうちに、税
が意外に身近で、多くのものに関わっている存在だと知り、驚きをかくせませ
んでした。学校の校舎や体育館、病院や、その医療費、警察費、消防費など、
私達の生活のほとんどに、税金が関わっているようでした。
中でも注目したのが、少子化、高齢化の問題です。消費税は、この問題の対
策の一つとして導入された、という文が、私の目をひきつけました。そこには、
世界の消費税率についても書いてありました。なんとスウェーデンでは、二十
五パーセントもの付加価値税率があるそうです。その国なりに、バランスをと
って、生活しているんだな、と思いました。これから、高齢化が進んでいくた
め、より、税の使い方について考えなくてはいけないでしょう。
税をもっととったら、このような問題はなくなるのではないか。このような
考えが、私の頭に浮かんできました。でも、「税ね…。所得税とかいろいろあ
るけど、貧困の人にとっては、困るんだろうね。」という祖母の言葉を思い出
しました。確かに、ただ増税したり減税したりするだけで解決するものではあ
りません。大事なのは、その税を、いかにも広く、上手に使うか、だと思いま
す。
私も最初、税にいいイメージは持っていませんでした。でも税のことを勉強
し、どれほど必要で大切なものか、わかった気がします。税は私達が生活して
いく中で、とても役立っています。言わば一人一人の「優しさ」です。税を悪
者にしないためにも、私は感謝の気持ちを忘れず、生きていきたいです。今、
私は子供ですが、納税の義務を果たさなくてはならない大人になったとき、自
分の税金で、みんなが笑顔で生活できるんだ、という誇りと思いやりの気持ち
を忘れず、気持ちよく税を納められればいいなと思います。
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