七宗町ふる里研究会
東京公演 大成功!
日本最古街道連合が主催した「観光キャンペーンin六本木」に参加
平成10年11月18日〜20日 ラピロス六本木1Fギガスペースにおいて実演
日本最古街道連合の事務局を七宗町が努めていることから、「七宗町ふる里研究会」
に話があり、「いとひき」と「はた織り」の実演・体験コーナーが実現したもので
連日、黒山の人だかりとなって大好評でした。
公演の準備
9月の中旬に町から「東京で最古街道観光キャンペーンを行うが、できたらはた織りや糸ひきの実演をお願いしたい。」
との連絡を受けました。
次の土曜日にみんなで相談して依頼を受けることにし、行って頂く方は技術・体力(夜行バスを利用することが
分かっていた)・家庭の状況等を考慮して糸ひきを松本さん、はた織りを亀山さんにお願いしました。
出発までは風邪など引かぬように注意しましたし、また「はた織り機」や「糸ひき機」、それに伴う道具や材料を
運送屋さんのトラックで事前に送ることになっていましたが、「忘れ物」があっては東京でなにもできませんので
本当に気を使いました。
夜行バスは、11月17日の夜11時半に役場を出発し、途中で同時に開催される首都機能移転キャンペーンの
関係者を乗せた総勢30名でした。バスは快調に進むかにみえましたが、都内に入ってからは高速道路の工事のため
3時間近くも遅れてしまいました。
バスで到着後、早速準備に取り掛かりました。ラピロス六本木の一階は通り抜けできるようになっており、
大勢の人通りがあります。一応はビルの中で実演するのですが、歩道に接していて戸はなく、かなり戸惑いましたが
順調に準備ができました。
公演の様子
実演した「糸ひき」と「はた織り」は
現在伝わっている中では最古の方法と言われる七宗の技法を紹介したものです。
「糸ひき」は日に5回、松本さんが実演しましたが、大きな反響を呼びました。
3日間のうち2日間も会場を訪れた熱心な女性のデザイナーもおられて、「七宗を訪問して絹の素材から勉強したい。」
とのうれしい感想もお聞きしました。
「はた織り」は「七宗で行っているはた織りを東京の人達にも体験していただく」
ことを1つの目標にしましたので、すぐに織れるようにして発送しましたが「運搬中にどこかおかしくなったらどうしようか」
と心配しました。ありがたいことに亀山さんの手ですぐに織れるようになりました。
実演は日に3回行いましたが、織り始めると大勢の人が集まってきて、いろいろと質問もありました。
・1反織るのにどれくらいの時間がかかるのか?
・今でも七宗ではこのように織った反物で衣類を作っているのか?
・縦糸はどのようにしてそろえて並べるのか?
・このように織れるようになるには、どれくらい勉強しなければならないか?
等々、騒がしい中でも真剣な質問がありました。
10名の方に体験して頂きましたが、後日、亀山さんがその時の布で「ティシュケース」を作り、住所と名前が
確認できた人全員に発送されました。
「こんなところで体験できるとは思わなかった。岐阜へ習いに行きたい。」
と非常に喜ばれました。また、六本木という土地柄か多くの外国人にも
興味を持って見て頂きましたが、いろいろな質問を受けお答えした方だけでも
8ヶ国の人たちとお話しできました。
公演の感想
今までは、地元で気楽に活動していて気づきませんでしたが、東京公演を実施して、
日本古来の「いとひき」、「はた織り」、「こも編み」、「むしろ編み」、
「蓑つくり」等々を伝承していくことが非常に重要な活動であることを実感し
再認識しました。
最後に、実演・指導にあたった今年86才の松本おばあちゃんについてです。
「今年はこのあたりでやめようか・・・」などと弱気な発言が多かったのですが、
東京行きの話が出てからは急に元気になられ、実演当日は他の若いスタッフより
よほど元気がありました。この様子を見て、「生き甲斐をもつこと」
の意義を改めて感じました。
パンフレット
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