| 「禁煙日記」
世の中の流れにおされ、とうとう僕も禁煙するに至った。
そこで禁煙日記を書くことにした。
これから禁煙する人に参考になるかもしれません。
6/14(月)
禁煙を始めた。
日曜はいつも家で吸い過ぎるから、月曜の朝はいつもタバコをやめようと思う。
思うだけで実際はやめないのだが、今回は本当に辞め始めた。辞め始めた、
というのも変な言葉だ。
なにがいつもと違ったかというと、先週の金曜日見たテレビのせいだ、きっと。
身体の寿命というやつが、数字ではっきりと出てしまうそうで、53歳で体の寿命
が尽きると言い渡されたロンドンブーツの敦は、本気でヘコんでいた。
そういう数字が、自分も今診断してもらうと確実に出てくるわけだ。それがきっ
かけといえばきっかけである。
というわけで、禁煙。
初日は、すんなりといった。昨日まで吸っていたくせに、吸わない者の優越感が
味わえて快感だった。辞めて初日が、一番健康自慢したくなる。
6/15(火)
昨日からずっと、頭の後ろが無感覚。
午前中に吸いたくなるが、ベビースターを食って我慢。
もの食うと結構平気。
いつも吸ってるポイントポイントでつい吸おうとして、その刹那禁煙しているこ
とに気づく。たとえば電車からおりたときとか、仕事に一区切りついたときとか。
それでも何とか2日目も吸わずにフィニッシュ。
何もしないことが禁煙という行為。何もしないということする。
それが大きな達成感を人に与えるから不思議だ。
禁煙は哲学だ!
6/16(水)
禁煙3日目が一般的に一番つらい日らしい。なぜならニコチンが体中から抜け落
ちるから。確かに昨日よりも、吸いたくなる回数が多い。
そこは我慢。
我慢方法は簡単だ。
吸うと肺が汚れる。息が臭くなる。歯にヤニがつく。手が臭くなる。髪が臭くなる。
などなど、タバコのあらゆるマイナス面を思い出す。自分の場合、「臭くなる」
とか即効性マイナス面がよく効く。
それから反面教師方法。今吸っている人を見ることで、喫煙という行為を客観的
に批判する。(あんな煙を10分ごとに肺に入れている、汚いなあ)とか(外で吸う
のはいいけど、吸い終わって中に入ってきた時に、肺に残っている煙が部屋中に
広がる、迷惑だなあ)、など他人喫煙行為を借りて、喫煙そのものを批判する。
吸っていた頃の自分は棚の上に上げておく。
喫煙は精神的な戦いだから、精神で攻めるのが一番だけど、やっぱりガムや水
といったツールも必要。理屈じゃなくなってきたら、ガムを噛んだり、水を一気
のみしたりして忘れる。
吐き気がした。吸いたいからか、ガムを噛んでいるからか。
6/17(木)
吐き気の原因だが、これは普通の空気が肺に入れるものとして物足りない為に、
なんとか肺にがつんと刺激を与えようと、沢山の空気を思い切り吸って、オエっ
となる現象であった。
5日間我慢すると、とりあえず禁煙成功といえるらしい。あと一日だ、がんばって
みよう。
6/18(金)
今日は5日目。禁煙一区切りの日(とりあえず成功の日)と言われる。禁煙宣言をし
ているために、約2名からタバコをイジメとして奨められたが、問題なく切り抜け
られた。奨められると吸いたくなるという精神構造は遮断しておいたのだ。
6/24(木)
今日は、とある会議でKENTに燻され続けた。9人ほどの会議で、吸っているのは
一名。そいつが僕のとなりで、風の流れもちょうど僕の方に向いている。
このKENT吸いがまたチェーンスモーカーで、悪いことは重なるものである。
まあ耐えましたよ。というか、燻されているとただ単に不快なだけで、
タバコが羨ましいとは全然思わない。
6/27(日)
禁煙は続いているけど、日記のほうは続かないものだ。
はじめてまる2週間も経つと、だいぶ平気である。だけどなぜか夢で煙草吸ってた。
この2週間の間に、飲み会が3回もあったが(多いなあ)、これもクリアした。
禁煙者にとって一番危ないのは、飲み会であるともいわれるが、僕は大丈夫だった。
●これまでのまとめ
およそ8年も吸ってきた煙草だが、意外とあっさりと辞められた感がある。
といってもまだたったの2週間だから油断はできないが。
8年感吸ってきたのだから、8年禁煙しないと取り戻せないのかもしれない。
(何をだろう)
ふー、この禁煙日記を書き終わった今、この瞬間に煙草が吸いたくなった。
そしてライターに手が伸びたら、この日記のとてもいいオチになるのだが、
そんなオチをやるために辞めたのではないから、吸わぬ。
つづく(かもしれない)
(2004/6/27)
読み物

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