| 免許更新 免許更新に行ってきた。府中にある免許センター(正式名称知らない) までいつものように原付で。原付を購入してからというものどこへで も原付で行ってしまう。免許の更新はこれまで誕生日までの1ヶ月間に やらなければならなかったのが、誕生日後1ヶ月まで延長されたのだ。 つまり更新期間が2ヶ月間になったってこと。恐らく面倒くさがって 免許失効してしまう人が多いのだろう。そこで私もそれを利用しない 手はない!ということで、誕生日を何日か過ぎた後に行ってきた(な んてのはただの言い訳でずるずる引き延ばしていただけ)。で、原付で 行ってきたわけだけれども、着いてからこれって無免許運転なのでは? と気づいた。更新期間が誕生日後まで延びたとはいえ、私の運転免許証 には「平成15年の誕生日まで有効」と明記してあるのだ。原付を免許 センター(正式名称存知ない)の前に堂々路駐してきたのでもし何かの はずみでばれたらどうしようと、更新の最中はそればかり気にしていた。 結果から言うと別にばれもせず、路駐に文句も言われなかったので良 かったが。でもここは免許センターとはいえ、警察だ。くわばらうらめし。 さて更新の手順でも忘れないうちに書いておこう。そもそも免許センター (正式名称分からない)まで更新に来るのは初回と違反者とここが大好き でしょうがない人だけだ。それ以外の人は近くの警察署でできるらしい。 通りで来ている人(これが物凄く沢山いる)は若い人が多い。多くが初回 だからだろう。ということは中年を見たら違反者と思ってほぼ間違いない (或いはこの免許センターをこよなく愛している人)。 そうだ手順を書くんだった。 まずは更新用紙を窓口でもらう。混んでるのでもらうのに10分は並んだ。 次に3950円の印紙を買ってその用紙に貼り付ける。用紙に必要事項を 書き込んだら今度は視力検査だ。これに並んでいるとババア2人の会話が 聞こえてきた。 「あらお宅も?」 「そうなのよ、直前だったのよ」 「いやーねー」 「悔しいわ」 勘のいい人なら何の会話かわかるだろう。そうこのババア2人は違反者な のである。どうやらババアの内一人は免許更新の直前に違反をやった ようだ。ババアの違反って言ったら決まっている。あれだ、無茶苦茶 なところに駐車して話し込んでいたに違いない。私はそういうババアを 見たことがある。 この世でもっともいいかげんな視力検査が終わると次はパンチをくらう。 免許更新においては警察にパンチをくらうので、更新をこれから初めて やる人は覚悟し給え。どんな優良運転者でもだ。私も例外なくパンチされ た。 「いままでの住所に変更はありませんか?」 「ありません(私、歯を食いしばる)」 「バチン!」 である。そう、今までの免許証にパンチで穴を空けられてしまったのだ。 さらば、若葉の私。っていう具合に。パンチをうける。脅かして御免。 次が写真撮影でそれが終わると2時間講習。2時間受けるのは初回及び 違反2回以上した人。縦にやたらと長い教室に文字通り詰め込まれる。 一つの空席も許さない。私は後ろの方だったので前が見えない。めがね をかけていてもそんなに視力が良くないからだ。それでも視力検査を通っ た。ご存知ここの視力検査はこの世で最もいいかげんなのだ。 さて2時間講習はかなりかったるい。教官は女性でチータの様にハキハキ とした喋りも洗練された人だったけど、それでもかったるいものはかった るい。かったいるいは着る。・・・ 周囲の人々もいかにもかったるそうで、いきなり寝る人、眠くもないのに 無理やりにでも寝る人が相次いだ。そんな風なので私はまじめ坊ちゃん、 世間知らずを決め込むことにした。こういう風に自分を演出するのは 楽しい。筆箱取り出してメモまでした。もっとごっつい筆箱持ってくれば 演出効果が高まったのに、と後悔すらした。 講習の中で唯一楽しめたのはビデオだった。主演は田中実(分かるだろうか)。 内容は、田中実扮するサラリーマンのダークエンド物語。係長昇進が決まり、 婚約者との式の日取りも決まった幸せいっぱいの実。そのお祝いに同僚の カップルとデート旅行に行く。もちろん車で。スワッピングはなし(残念)。 4人を乗せた車が楽しげに走っているところを映しつつ「幸せの絶頂から どん底へ」という血文字のタイトルが入る(正確なタイトルではないが 大体こんな感じだった)。あんな怖い映像は今日びテレビじゃ見れない。 まあこれで想像つくと思うけど、実は帰りの運転で変な車にあおられ、事故を 起こしてしまう。この辺はスピルバーグの「激突」をパクッているんじゃ ないかな。それで同僚の男が死に、同僚の彼女は意識不明。実の婚約者は 大丈夫だったが、顔に傷を負う。肝心の実自身は頭に包帯巻いただけ。 これって考えうる限りの最悪な状態ではないだろうか。4人全員死んだほうが まだいい。一人死に、一人危篤、自分の彼女は顔に傷、なのに自分は軽傷。 こりゃ死にたくなるな。葬儀を済ませ、死んだ同僚の親父に土下座。 でも線香さえあげさせてもらえない。実の母親(父は亡くなっている)は 父が残した家を売り払ってお金を作る。その後パートの仕事を始める。 全ては事故を起こした息子の為だ。実も係長の昇進は取り消され、職場に も居辛くなり退社。おまけに婚約者は田舎へ帰る。曰く、 「○○子(死んだ同僚の彼女)が意識不明なのに自分だけ幸せになんてなれない」 まさにどん底に落ちた実。映像として怖いのは例の血文字のタイトル だけだったけど、不幸の描写が嫌になるくらいしつこかった。 これは効くね。警察の交通課も実にいい仕事してらっしゃる。誰だシナリオ 書いたの。 最後に緑から青に変わった免許証をもらって、やっとこれで終わり。 やれやれ(実際は言ってない)。 その後飲みに行って、パンチで穴が2つ空いた免許証と新免許証を2つセット で見せて、皆に自慢したのだが反応薄。確かにどうでもいいよな。 (2003/2/11) 読み物 |