「乗り換えの限界(永田町駅と赤坂見附駅)」

地下鉄の駅で軽い気持ちで乗り換えようとしたら、思いの他歩かされた・・・。

東京に住んでいる人なら、そんな経験があるのではないか?

例えば就職面接のとき、降りたこともない駅へ行くために地下鉄の赤坂見附駅を降りて、永田町駅で乗り換えろと経路探索マシンが言う。その通りにしてみると、永田町駅までが死ぬほど遠くて、面接の時間に間に合うか不安になり焦ってしまう。その上緊張していておなかも痛いし、下痢気味だし、駅のトイレは嫌だし・・・。

そんな経験があるのではないか?

そんな経験、僕にはある。こんなに歩かせるなら、乗り換え案内するな!といいたくなってしまう。そんなわけで、永田町駅と赤坂見附駅を叱りつけに行ってきた。


有楽町線 永田町駅を降りる

案内盤

ご覧のように、降りたところの案内盤では、4つの路線と乗り換えることができると書いてある。この数は大手町と並んでトップだったと思う。しかしここで、ほほう便利ではないかと軽々しく乗り換えを行ってはいけないのだ。
その証拠にこの案内盤を見て欲しい。

電車を待つ人々を眺めるための窓となっている

駅構造の案内はこのように半分取り去ることで赤坂見附駅に辿り着くまでがいばらの道であること暗示している。そして、

半蔵門線、南北線は余裕 隠された距離
何アヘッド?

同じ永田町駅である半蔵門線と南北線は60m、130mと短いものだが、赤坂見附駅である銀座線と丸の内線は距離をこのように隠蔽してあるのだ!

あと455m

と思ったら階段前にあっさり書いてあった。455m。
そしてこの比較的短い階段を登ると、道は三股に分かれている。分かりにくいけど下の写真は三股に分かれているのである。左へ行くと南北線、真ん中は出口。

どっちへ行きますか

赤坂見附駅へ行くためには一番右を行きエスカレーターを降りる。
このエスカレーター前で残り440m。
あと440m
エレベーターに乗ると・・・
なが〜い


半蔵門線 永田町駅に着く

長いエスカレーターを降りると半蔵門線の永田町駅に着く。着いていきなり絶望が待っている(赤坂見附駅へ行こうと思っている人にとっての)。

この先って軽々しく言うな! 先の見えない不安

「この先」が視覚では確認できない。半蔵門線のホームを丸々歩かなければならないのである。

端と端に乗り換え口

ここまで来るともう後戻りはできない。うんざりしながらも人は歩き始めるのである。赤坂見附駅に向かって。歩こう。

残り400m あと400m。
残り380m 細かく案内しているなあ。
残り360m どうやら20m置きに案内しているぞ。
残り340m そして柱一本置きでもあるぞ。
電車だ お、電車だ。
残り300m てことは柱は10m置きに立っている。
残り280m 思わぬトリビアをゲットした。
残り260m トリビアって程でもないか。
残り240m 残り240m。
残り220m だんだん撮影もおざなりに。
夕刊チェック! 夕刊チェック!
残り200m 北島氏が金メダル取った距離。

残り170m

そして半蔵門線のホームが終ると残り170mとなった。半蔵門線のホームだけで230m消化した計算になる。階段を登れば永田町ゾーンが終わりを告げ、赤坂見附ゾーンに突入するはず。


グレイゾーンに突入

S NAPPY グレーゾーン

地下鉄ゆえに写真は終始一貫してグレイな感じであるが、ここが正に永田町なのか赤坂見附なのか分からないグレイゾーン。グレイ中のグレイである。
そんなグレイゾーンにS NAPPYというスナップの効いた名前のお店がある。ここではなんと果物を搾った新鮮なジュースが飲める。しかしこの純粋に乗り換えのためだけにあるゾーンにおいて、人々は乗り換えのことしか頭にないはず。よっぽど頭の切り替えが早い人しか、ジューサーにかかった生ジュースを飲まないのではなかろうか。

残り130m そんなことを
残り110m 考えながら
残り80m グレイゾーンを
残り60m ラストスパート。

赤坂見附駅 あかさかみつけ


銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅に着いた

ぶらぶら写真取りながら歩いていたら、永田町駅から赤坂見附駅に着くのに24分もかかっている。
ケータイカメラでそこら中パシャパシャ撮りながら乗り換えをするという人は滅多にいないので、この数字はアテにならない。そこで、急いだ場合には何分かかるのか?確かめてみることにした。
律儀に銀座線・丸ノ内線の端っこまで来てスタート!

19:06 てくてくてくてくてく 19:11

ゴール!
なんだ、早足だと5分しかかからないじゃないか。
むしろ運動不足の現代人はこれくらい歩いた方がいいかもしれないが、どうなんだろうこの距離は。約500mの乗り換えってアリか?ナシか?

でもやっぱりおじいちゃん・おばあちゃんのことを考えると、約500mの距離を軽い気持ちで「乗り換え」と呼ぶべきではない。約500mの乗り換えは「健康乗り換え」という名前に改めるべきだと思うのだが。

<追記>
ぶどうにだけ、「今が旬!」と書いてある さわやかなひとときをぶどうの種がじゃまをした
S NAPPYの生ジュース、ぶどうはおすすめできない。種まで一緒にミキサーにかけてあり、種のカスが渋く、口に残る。

おしまい

(2005/7/4)


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