| 「石の町大谷を見学」
ゴールデンウィークは愛・地球博に行きたいなと思っていたのだが、愛知は宇宙と同じくらい遠くて(距離的にも精神的にも)行かなかった。愛知方面に体の向きを向けることくらいはしたかもしれない。そうして結局僕も日本人の半数の人達と同じようにゴールデン"だらだら"ウィークを満喫したのだった。
ここで採れる石はどうやら全国の家の塀などに使われている。うちの祖父の家(愛知県)も塀は奮発して大谷石にしたとのことだ。大谷石は軽い。空気を沢山含んでいる(気泡がある)。白っぽい。これだけの情報で日本人ならば「ああ、塀でよく見るあの石ね」と分かることであろう。そう、それが大谷石だ。 そしてこの大谷石の採石場が見学できる「大谷資料館」なるものがあるそうなのでそこへ行ってみる。これまた全く期待せずに行った。「他に行くとこないから」という消去法で行ったのだった。行く道すがらも全く期待は高まらなかった。 なぜなら、
そして大谷資料館の入り口についた。看板を見る。えっ?結婚式場と教会もあるの?このときはなぜ廃墟群の先に式場=教会(どうやら式場と教会を区別してないっぽい)があるのか理解できなかった。 大谷資料館内は資料展示場と地下採石場の坑内見学の2つに分かれていて、まずは資料館を見て回る。実はこの時点でまだ、この資料館のすごさが分かっていなかった。我ながらいろいろと鈍い人間である。せいぜい小学校の教室くらいの広さしかない資料展示場で適当に採石に関する資料を見終わり、次に坑内見学だ。 どうやら扉を出て、このあやしい階段を下ってゆくらしい。なんか寒い。だんだん面白くなってきた。そして突然目の前が開けた。 なにこれー! 広ー! でかー! 天井高ー!とにかくでかーくてビックリしました。まさかあのちっぽけな(失礼)資料館がこんな隠し部屋を持っていたとは。採石という仕事はすげー、とか思いながら口がアホみたいに開きっぱなしになってたと思う。 ここは戦時中、採石場としてだけではなく飛行機の工場にもなっていたそう。地下でこの広さというのは他に類を見ないのではないか?そりゃ目をつけるよ、政府も。 そして写真右のパネルがまた興味深い。「左に見える色の変わった部分は機械掘りのあとで、ただ雑然と刃のあとが残り、何んの美しさもありません。」 と、やたら機械掘りに対して辛辣なのである。ここだけではなく、いくつか機械掘りに対する辛辣なコメントがあったのを記憶している。それに対して手掘りは美しいと絶賛の嵐だった。 しかしよく分からない。確かに機械掘りの部分にはチェーンソーで切り刻んだ後が見られたが、別に嫌悪感を抱くほど醜いわけでもない。そして同様に手掘りの後がそれほど美しいとも思えなかった。芸術品ではない、石を切り取った後の壁に対しての批評にしてはいやに厳しかった。こういうのタモリとかだったらすぐ分かるんだろうなあ。
最後に大谷石の写真、etcr。
おわり (2005/5/15) 読み物 |
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