| 「少年院」
土曜の休み。昼の2時に起きて好きなラーメン屋のラーメンを自転車に
乗って食べに行った。あわよくばしぶとく咲いている桜でも撮ろうと
思って、カメラも首から下げていった。
そのラーメン屋は長浜ラーメンというからに、とんこつ味である。
僕はあまり量を食えないので替え玉はしない。それに食った後また
自転車に乗って自宅まで帰らなければならないし。
ここのラーメン、味は好きなのだけどスープがしょっぱい。
僕はたいていラーメンのスープを全部飲むんだが、ここではやめといた。
全部飲んだら体に悪そう。
しかしラーメンのスープってあとひく。ごちそうさました後も、
思い出したようにスープを飲んでしまう。日本人の9割はそうであると思う。
食べ終わって、じゃあこれからあわよくば葉桜の写真でも撮るか、
と思いつつ自転車にまたがった。適当に自宅方面に向かって自転車を
こいでいたら、なんだか知らないところに来ていた。
あれは、何だろう。
それに近づいてみると、どうやらこれは祠のようなものらしい。

↑
←
無駄に手が込んでいる。無駄にいかめしい。何だか怪しいにおいがする。
なんでこんななんでもない住宅地に突然こんなものがあるのだろう・・・。
はっ。
そういえばこの辺に少年院があるらしいけど

・・・あった。
どんぴしゃだった。
そこで僕はかすかな予定を変更して、少年院を激写してムページにアップ
しようと思ったのだった。葉桜なんてそもそも最初からどうでも良いのだった。
「あわよくば」なんて怠け者が使う言葉だし。
それより最近ムページにえさをあげていないから、きっと喜ぶであろう。
僕が。

「この先多摩少年院」。この柵の後ろが少年院とも取れる、が、違う。
いざ、激写。
門だ。入り口。
関係者以外立ち入り禁止と書いてある。それにしちゃ思いっきり門が
開いているなあ。これで逃げ出さないのだろうか、少年たち。
と思ったが仮に閉まってたとしても、こんなの楽に飛び越えられる
ではないか、ということに気づいた。この先にある建物のほうで
鍵を厳重に閉めているにちがいない。

こんな立て札、台座は車輪。上にはわっか状のものがついている。
法務省の管轄であることが分かった。法務省、なんだかリサイクル上手だ。
右は法務教官募集ポスター。
−心を見つめて
「立ち直り」を支える、
それが私たちの仕事です。
なんともかっこいいではないか。
入ってみようかとも思ったが、土曜の午後にそんな無理をするものではない、
と思いとどまった。きっと土曜じゃなくても午後じゃなくても思い
とどまっていたことだろう。
次に少年院をより多角的に見るために裏にまわってみた。

校庭がある。いや、院庭と呼ぶのかな、これ。広さは中学校の校庭くらい
だろうか。見た目も中学校っぽい。中学校と違う点は、フェンスの上に
刺さるやつがある点だ。刺さるやつ。ちょっと名前をど忘れした。
針金状の。痛いやつ。やっぱり逃げる少年いるのかな。
さらに先に進むと今度は建物発見。

おお、やっぱり鉄格子がはめてある。
なんか廃墟みたいだな。本当に人いるのか?そういえばさっきから
人の気配がしない。院庭にも誰もいなかったし。最近は悪さする少年が
いなくて少年院も暇なのだろうか。

少年院の脇には京王線の線路がある。少年がもし逃げても捕まえやすい
ように目の前が線路になるようにしたのかも。つい映画のような光景を
思い浮かべてしまう。逃げ出した少年。左右から警備員が迫ってくる。
少年、線路に飛び込んで逃げる。そんな青春があってもいいかも。
僕はやらないけど。
さらに歩を進めて(自転車だから輪を進めて)、先ほどの入り口と
ちょうど反対側から少年院を眺めてみる。

コンクリートの高い建物がそびえ立っている。
なんだろう。少年院っぽい建物ではあるなあ。
シンボリック。もしかして監視塔?すこしだけ興奮。
近寄ってみたけど何か分からなかった。

それにしても裏口も開いてる。いいんだろうか?
この少年院のこと、もっとよく知りたい人は
こちらへどうぞ。
興味深い。
それから少年院と怪しい祠の関係は、あるのかどうか全然分かりませんでした。
おわり
(2004/4/11)
読み物

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