2002.3.23KL學友コンサレポ

プロローグ

〜超級學友迷と会場入り〜

まゆりにはG(注1)の紹介を経て知り合ったKL在住華人の友人がいる。
そのうちの一人が自他とも認める「超級學友迷」のMくんだ!
KL學友コンサ当日、彼は車でチャイナタウンまで迎えに来てくれた。
夕方五時半。まだ空は明るい。
しかし結局、道に迷ったり渋滞にはまったりで、
会場入りまでの道のりは二時間以上におよんだ・・・。
この間に展開されたKL「超級學友迷」の熱い語りをここに再現しよう。
31 Mar. 2002

CHINATOWN.JPG - 23,544BYTES 昨日の夜KLに着いたばかりなの?じゃあ、學友コンサのためにわざわざ飛行機に乗って?そりゃー、學友に知らせたら喜ぶだろうね!」

 といって、まるで自分のことのようにうれしそうなMくん。どうも久々の「偶像」との再会を前に興奮している様子。

 「學友コンサはこれで3回目かな。それと、この間は『熱』のプロモーションで1時間くらいミニ・コンサートしてくれて、それにも行ったよ。いやー、よかった。実は、89年にも學友はKLでコンサやってるんだよね。それは会場の外まで行って聴いてたんだ。警備員に追っ払われたりとかしたけどね。」

 もう出発直後から、話題は學友、學友、學友・・・

 「學友との出会いは『毎天愛イ尓多一些』。これを聴いて、この人はすごいと思ったんだ。もう歌唱力というか表現力というか、天才だって。それから、學友は数年の間に「叱咤」とか「勁歌金曲」とか「十大金曲」とか・・・(ほとんどすべての香港歌謡界の賞をあげていた。おそるべし、迷。)総ナメにして、本当にすごかった。応援していてもうれしかったし、楽しかった。そのころから今まで、ずっと學友のことを見ているから、この學友の歌といえば、ああ、この歌が流行ったころ自分はなになにをしていたなぁ、とかそういう記憶がよみがえってくるよ。」

 われらの共通の友人でやはりKL在住華人のJくんがなぜコンサを見に来ないのかに話が及ぶと・・・

 「あいつは、あまりコンサに興味ないみたい。わざわざ高いお金を出して見る気はないんだ。もちろん、忙しいっていうのもあるけどね。今回は鄭秀文コンサとの日程も近くて、それでそんなに続けてコンサばかり見るのもなあ、っていう友達もいたよ。ぼくは違うよ。學友がKLに来たら絶対に見る。どんなことがあっても絶対に行く!一番高い200リンギのチケットを買ってもいい。でも、一緒に行く友達がみんな出せても100リンギだっていうから合わせることにした。自由席だし、學友だって小指の先くらいしか見えないと思うな。ちょっと残念だけど、まあいいんだ。見れればね。」

 

 學友は何度か路線を変えている。特に、95年と99年のコンサの特徴はまったく違う。前者は娯楽的で、後者はライブ感覚を重視している。この点については・・・

 「自分は95年もすごく面白くて楽しめたし、99年のライブっぽいのもすごく好き。いろいろ評価が分かれていることは知ってる。変わっちゃっていやになるという人もいるよね。ぼくは違う。學友ならどう変わろうといつまでも応援できる。ぼくは「超級學友迷」だから。」

 この「超級學友迷」というのは、本当に誇張でもなんでもなく、こうしてMくん自身の口から出たものなのだ。

 

 興奮気味のMくんは、車を飛ばしながら、気持ちも相当飛んでいる様子(笑)。

 「學友の歌でどれが一番好きかなんて、ぼくに聞いても無駄だよ。」

 いや、まゆりは聞いてないですけど・・・(苦笑)。

 「どれも良くて、選べないよ。でもきみはどれが一番好き?」

 「うーん、やはり答えるのは難しいよね。」

 「新しいアルバムでは?」

 「『天下第一・・・』のこと?」

 「『天下第一流』だよ。」

 はいはい、ちょっと間違えただけじゃんか!さすが厳しい「超級迷」(泣笑)。

 「最後の曲かな・・・題名忘れちゃったけど・・・」

 「どんな曲?歌ってみて、わかるから。」

 って、歌声そっくりさん(注2)のあなたの前でオンチなまゆりが歌えますかっ!

 「ねえねえ、どれ?」

 「思い出した『慶幸』(へんはん)だ。」

 「あ〜、あれ。へんはんっ〜♪たらりら〜〜〜♪」

 歌いだすし・・・。

 「ぼくはねー、『地下情』だな。」

 って、さっき「好きな歌はどれ」って質問しても無駄って言ってなかったか?自ら答えてるし・・・。

 「そのほか、まゆりが學友の曲の中で思い出深くて好きなのは『譲イ尓愉快』(注3)だな。」

 「どうして?」

 自分は人に質問させないくせに、なかなかつっこみは激しい。

 「歌詞・・・かな。それだけじゃなくて、歌詞と曲の感じがすごいマッチしていて絶妙だと思う。」

 「ふーん、なるほどね。譲イ尓愉快〜♪」

 「あとまゆりが好きなのは『分手總要在雨天』。」

 「ああ、いい歌だよね。總要在雨天〜」

 Jayがね、香港コンサで歌ってくれたの。」

 「それはすごいね。彼は広東語できないみたいだけど。」

 Mくんは最近Jayにも注目してくれているのだ。

 「いや、はじめは国語で。サビの部分から後は広東語バージョンを。」

 「国語バージョンは『一路上有イ尓』っていうんだよ。一路上有イ尓〜♪」

 ありがとう。また間違いを指摘してくれて(再泣笑)。車の中では終始こんな「人間ジュークボックス@でも學友限定」的ハイテンション状態。

 「今日はどんな曲を歌ってくれるかな。新しい曲が多いのかな、やはり。コンサは2、3年に一度、新しいアルバムが数枚出てからそれを中心にやるものだからね。」

 と、客観的な分析があったかと思っても

 「あ〜、興奮してきたぞー!ふんふんふーん♪」

 と、またしてもハミングしながら、ひざでリズムを取り出す「超級迷」。ある意味すっごいヲタクなんだけど、見ていてなんだか気持ちがいいのはなぜだろう?(笑)

 

 まあ、それはいいけど、運転ちゃんとお願いしますね、と、心の中でつぶやいていたまゆり。なぜなら興奮のあまりか道に迷って迷って・・・なかなか会場に着かなかったからだ(苦笑)。

 「ごめんね、あんまりこのあたり来たことなくてさ。まあ、コンサは大抵遅れてはじまるし、たいじょうぶ、間に合うよ。」

 いや、まゆりは催促していないけど・・・どうも気がせいている自分に言い聞かせている模様。

 「今ごろ、學友はまだ余裕でホテルでシャワーなんて浴びてるかしれない。」

 コンサ前にその歌手がなにをしているかなんて、まゆりは考えたことなかったよ。あなたの學友への愛にはまったく脱帽・・・。

 

 出発から2時間が経過。もうあたりはすっかり真っ暗だ。雨もぽつぽつと降り出し、遠くではごろごろと雷の音もする。会場付近に到着するも、駐車場までがまたひどい渋滞でなかなか前に進まない。話題も學友ばかりではなぁ、と思い、違う話をふってみる。実は、Mくん自身歌手や俳優になりたくて勉強していたこともあるので、香港映画にはめちゃくわしい。

 「最近、どんな映画見た?」

 「あまり見てないな・・・。映画といえば『男人四十』だねえ。楽しみだよ。KLではじまったら絶対に見に行く。それにこの映画では最優秀主演男優賞にもノミネートされているしね。學友はいろんな賞を取ってきた。最優秀歌手賞・・・(いくつもの賞を挙げてくれた・・・)、映画でも最優秀助演男優賞とか。でも、最優秀主演賞はまだ取れていないから、ぜひ今回取ってほしい!!!」

 結局、なんの話をしていても、學友に行っちゃうのだ(苦笑)。

 

 と、そんな折、パトカーに先導された高級車が数台、われわれの前を横切った。

 「あ!學友だ!」

 ん?窓に黒いフィルム貼ってあるし、車の中までは見えなかったはず。

 「絶対にそう。絶対。あれは學友!ほらね、さっき「今ごろまだホテルでシャワーしてるかもよ」って。」

 いや、・・・でもまあ、そういうことにしておこう(笑)。

 

 開演時間の夜8時ぎりぎりになってようやく車を駐車場に泊めることができた。すると見計らったように大粒の雨が!車を出てから会場の入口までダッシュするもかなりずぶぬれ状態に。やれやれ、なんてこったい。まあ、でも無事に開演時間に間に合ってよかったね、そう言おうとすると、青ざめたMくんの顔がそこに・・・

 「しまった!チケット車の中だ!戻って取ってくるから待ってて!」

 このオトボケぶりも「偶像」との再会を前に気持ちが高ぶっているからこそなのだろうか?(笑)雨脚が強まる中、二往復してすっかりぬれねずみなMくんだったが、それでも彼の學友への情熱はかき消されることはなかった・・・。

 

(注1)「絶対支持周杰倫」他にて歌詞の翻訳のお手伝いなどしてもらっているご意見番Gさん。

(注2)「番外編〜「ぼくたちの演唱会」〜」にてこのあたり詳しく説明予定。

(注3)99年學友来日コンサの時、まゆりは自ら歌って(!)學友にリクエストするも「オボエテナイッ!」と言われた幻の曲。

 

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