2002.3.23KL學友コンサレポ

エピローグ

〜學友カルトQの夕べ〜

コンサ終了後も自称「超級學友迷」Mくんの熱い語りを聞くチャンスを得ることができた。
9 Apr.2002


 學友目撃の衝撃で、待ち合わせ場所をぼーっと通り過ぎようとするまゆりをMくんが呼び止めてくれた。
「まゆりっ!こっち!どこ行くんだ?!」
「あ、今ねっ!學友に会っちゃった!見ちゃった!(鼻息っ)」
「ええ?」
「車がね、偶然前を通り過ぎて、學友が窓を開けて手を振ってくれたんだよ!もしも道の反対側だったら見れていなかっただろうな。ラッキー!」
「それはホントにラッキーだね!入りの時もそうだし。よかったね!」
・・・まあ、入りのときは、あれが學友か定かではないけど(あえて本人にはつっこみませんでした)。

 駐車場は人、人、人、車、車、車。マレーシアは車社会なので、こうしたコンサートにもほとんどの人が車で来る。五万人が一斉に車で一箇所に集まったわけだから、混乱してあたりまえである。実は駐車場所が見つからず、適当に通路に車を泊めてしまっていたわれらもわれらだが(笑)、さらにその横に二重、三重駐車している人々も人々・・・。車を発進させることさえも難しい状態になっていた。会場入りも二時間半にもおよんだが、帰りは駐車場から脱出するだけで一時間近くかかった(ひえー)。おかげでまた「超級學友迷」の熱い語りをそんぶんに堪能することができた。

XUEYOUKLDANCE2.JPG - 38,376BYTES 「コンサ始め、音響すごく悪かったね。あれはヒドイと思ったよ。後からよくなってきてよかったけど。」
 うん、まゆりも完全同意だ。
 「衣装面白かったね。なんか正装みたいで。」

 「あの白黒しましまのスーツとかね。ねえ、なんでああいう衣装だったか、わかる?」
 なんでといわれても・・・。
 「以前のコンサでは、學友は白の服を着ることが多かったでしょ?全体のイメージも白で。」
 「あー、確かに、93年と95年のオープニングはどっちも真っ白な服だったねえ。」
 「そう。そして99年がどっちかっていうと黒のイメージなかった?」
 「衣装は蛍光ミドリとかで、カジュアルだったかな。でも確かにステージ全体のイメージは黒っぽかったかもね。」
 「そうそう。以前はすごく娯楽的なステージだったのが、99年でライブ感覚溢れるものに変わってるよね。これは全体のイメージの変化でもあるんだ。今回、白黒ストライプだったのはこの融合を意味しているんじゃないかと思う。混ざって灰色になるというのでもなくて、ダンスつきの見た目にも楽しめるパフォーマンスと歌で勝負のライブ感覚、このどちらも重んじつつ共存させたのが今回のコンサなんだよ。」
 なんと、そんなふうに分析するなんて、さすが「超級迷」は違う!
 「考えてもみたことなかった!」
 
「毎回コンサのコンセプトっていうのがあって、それはタイトルとかステージデザインや衣装に表れるものだからね。こういうのを観察するのも面白いよ。」
 観察というか、もはや學友ウォッチャーを通り越して、研究者の域に達しているような?!

 「それから、學友のMCって絶対に歌手らしいことって言わないんだよ。」
 「例えば?」
 「『今晩はぼくのためにわざわざ足を運んでくれてどうもありがとう。うれしいです。』みたいな、舞台の上と下を区別するようなことはいわない。」
 「そういえばそうだね。『多謝!』とかはいうけど。」
 「観客への感謝はすごく心をこめていってくれるけど、それ以外は友達と話しているみたいなMCだよね。これは學友コンサの特徴。」
 MC分析も熱心な「超級迷」・・・。

 「そういえば、香港明星ってこっちでは広東語なんだね。華語(普通話)は一言も話さなかったねえ。」
 「そりゃそーだ!」
 「えー、でもマレーシアの華人がみんな広東語話すとは限らないでしょ?家では福建語とか潮州語とかまた別の言葉を話している人もいるでしょ。だったら、共通の中国語は華語なんじゃないかと思ったんだけど。」
 「そうでもないよ。マレーシアの華人の間でメジャーなのは広東語だよ。ましてや香港明星なんだし、広東語を話してもらわなくちゃ!華語だなんて・・・全く雰囲気でないよ!ダメダメ!
 香港では普通話学習熱が高まるなどの動きもあり、広東語文化はどうなるのだろう?と思っていたが、世界に飛び石的に広がる華人文化圏の中では、広東語文化はまだまだ優勢を保っているのかも、と実感した。

 「學友の声の調子もよかった!」
 「そうだね、もどってたみたい。」
 「でも、ぼくが思うに、なんだかこのまま學友は引退しちゃうんじゃないかって気がする。」
 「え〜?!そんなことないよ!以前みたいに、がむしゃらに仕事することはなくても、いいペースでいい仕事だけしていってくれるんじゃないかなあ。じゃなきゃ、やだよ〜。」
 「だといいけどね。なんか、學友を生で見るのはこれで最後のような気がしてきて。」
 どうしたんだ?!すごく感傷入ってるんですけど?!
 「そしたら、今回のツアーはじきに香港でもやるから、見にくればいいじゃん?」
 「んー、そうなんだけどー・・・」
 Mくんは長いこと香港にあこがれているものの、まだ一度も来たことがない。ちなみにMくんが一番行ってみたいところは香港で、次が日本。
 「ずっと行ってみたいと思っているんだけど、なんだか自分の想像と違っていたらどうしようとか、不安な気持ちもある。心の準備がちゃんとできてから、ちゃんと行きたいと思ってるんだ。だから今回のツアーを見に香港へ行くことはたぶんないと思う。行くとしたら、観光っていうより香港の人たちがどんな生活をしているのかとか、なるべくそういうことに触れたいな。」
 どうも、まゆりには計り知れないくらいの香港へのこだわりがあるようだ。それにMくんの「心の準備」には、もちろん経済的な理由も大いに関係しているだろう。やはりマレーシアと香港や日本の経済格差はまだまだ大きい・・・。なんだかMくんがちょっと遠くに感じられた瞬間だった。
 「あ、香港のコンサ、學友がぼくをゲストで呼んでくれたら考えてもいいよ!わはは!」
 この言葉に「超級迷」の真の野望が垣間見られた気がした・・・。

 「ふんふん〜♪」
 そしてちょっと感傷入ったかと思っても、またすぐ鼻歌も聴かせてくれる「超級迷」(笑)。
 「さあ、この曲はなんでしょう?」
 うっ、そう来たか!
 「・・・んー、わかんない〜・・・」
 「だめだなあっ!『算命』だよ!Jayも好きならわからなくちゃだめだ!
 あいや、怒られちゃったよ〜!(苦笑)
 「そうそう、コンサ前にラジオで學友特集をやってたんだ。クイズ大会もあってね、DJがまず歌詞をメロディーなしで読み上げるんだ。例えば『しょ〜んごさいげい・じょんいーさうべい・・・』って。リスナーが電話で参加してこれを当てるんだ。ちなみに、今の歌、わかる?」
 そんな漢詩の朗読みたいの、勘弁してください〜(泣笑)。
 「今のは『有個人』。あと、こんなのは?・・・」
 と数曲続けて出題してくれたが、全滅なまゆり。そりゃそーだ、普通答えられないって!(怒笑)
 「結構みんな当たるもんなの?かなり難しいと思うけどなー。」
 「そんなに当たってなかったかな。でもぼくはほとんどわかったんだ!」
 でしょうね・・・それだけ「超級」なあなたなら・・・・。
 「参加したくて何度も電話したけど、つながらなかったんだよ。くやしかった。」
 おお、参加しようとしたんだ!いやー、ラジオ番組に出演して「超級迷」としてブイブイいわせているMくんっていうのもぜひ見たかった(聞きたかった)!(爆)

 こうして學友カルトQの夕べはふけゆき(笑)、泊めてもらっていたKりん先生宅に無事到着した。
 「送ってくれてありがとう。お礼に明日の夜あいてたら、今度はまゆりがおごるよ。食事してカラオケとかどう?」
 「モウマンタイ!じゃあ明日はぼくたちの演唱会を開んだ!!!」
 こんな突然にしかも立て続けに誘い出して(なんと当日の朝になって、コンサ会場まで連れて行ってくれ〜と突然電話連絡したというタイヘン迷惑な旅人、まゆり・・・)悪いかなあと思うも、それは取り越し苦労だったようだ。カラオケ大好きなMくんは、一発OK、もう演唱会を開く気満々だ(笑)。
 「『ぼくたちの』じゃなくて、『ぼくの』でしょ〜?(笑)」
 「いやいや、『ぼくたちの』!」
 こう謙虚なMくんだが、まゆりは彼が「歌うとすごいんです」という人であることを知っている。今回KLに来た目的のかなりの部分は、実は彼の演唱会(笑)を聴くことにもあったのだ。
 「じゃあ、明日の演唱会でね!(笑)」
 
「おう、じゃ、明日!」
 ふと気がつけば深夜二時半をまわっていた。明日のではなく、もはや今日の演唱会であった・・・。

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