赤ちゃんと子どものお薬 Medicine chest

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小児科で処方されるお薬2
解熱鎮痛剤Medicine chest〜赤ちゃんと子どものお薬
熱や痛みのもとになるプロスタグランジンに作用して熱を下げる薬。
■体温をコントロールする体温中枢に働きかけ熱を下げます
 人間の体は、どんな条件にあっても体温を一定に保とうと調節しているのが、 脳の視床下部にある体温中枢です。 病原体が体に侵入すると、白血球やリンパ球の働きが活発になって、炎症が起こり、熱が出ます。 と同時にプロスタグランジンという物質が増えます。プロスタグランジンは視床下部に作用して、 体温の設定温度を上げてしまい、ますます熱が高くなってしまうのです。 解熱剤はプロスタグランジンができるのを防いで、高くなった体温の設定温度を下げ、上がった熱を下げるのです。 プロスタグランジンは熱だけではなく痛みも出します。プロスタグランジンができるのを防ぐと、痛みも消えるので、 解熱鎮痛剤は、熱にも痛みにも効くのです。
■熱を下げても病気が治るわけではありません。苦痛を和らげることが目的です。
熱が高くなると、赤ちゃんや小さい子は言葉で言えないため、食欲が落ちたり、グズグズ泣いて機嫌が悪くなったり、 眠れないなど症状が現れます。このように苦痛が大きいと体力が低下します。そこで一時的に熱を下げ、体力を回復することによって、病気が早く治るように手助けをするのが解熱鎮痛剤の役割です。  解熱鎮痛剤は、発熱の原因そのものを取り除いているわけではありません。  赤ちゃんや子どもの場合38.5度以上で、ぐったりする、ひどく機嫌が悪いなどの症状があったら解熱剤を使うのが、 一応の目安です。
■熱が下がりすぎると危険です。6時間以上あけて一日3回まで。
病気の時に熱が出るのは、体の中の防御反応のひとつで、それによって病原菌をやっつけようとしているのです。 熱があることだけを心配して、むやみに熱を下げようとすると、この防御反応も低下して、逆に病気が治るのに 時間がかかってしまうことがあります。  効き目の強い薬はこのようにマイナス面もあるので、効き目が緩やかなものを選んで使っていきます。  とくに赤ちゃんや子どもに使う解熱剤はアセトアミノフェンなど。   イブプロフェンは、鎮痛作用が強いので痛みがある時に使います。   解熱剤を使ったからといって、一気に平熱まで下げるのではなく、ぐっすり眠れたり、おっぱいやミルクが飲めたり、 のどごしのよいものが食べられる程度になればよいと考えましょう。
■副作用は、使用回数が多いと肝臓障害が起こることも
剤形
商品名
一般名
備考
プロピオン酸
液剤
プランサス
シロップ
プラノプロフェン
イチゴ味のシロップで、どの子にもなじみ
やすく、好き嫌いなく飲める。
よく振って泡が消えてから一回分をはかる。
坐剤
ユニプロン
坐剤
イブプロフェン
赤ちゃんや子供には、風邪の時の
解熱剤として使われる。
続けて使うときは8時間あけて、
1日2回まで。
サリチル酸
錠剤
小児用
バファリン
アスピリン
・ダイアルミネート
お医者さんにもらうバファリンはアスピリン
が成分。
市販の「小児用バファリンCU」は
アセトアミノフェンが成分。
粉薬
アスピリン
アスピリン
子供には重大な副作用の心配があるので、
解熱鎮痛剤としては使わないが、川崎病や
若年性関節リウマチのときに使われる。
アニリン系
粉薬
カロナール
細粒
アセトアミノフェン
最初は甘く、そのあと苦くなる。
シャーベットなどの冷たいものと混ぜると、
苦みを感じにくい。
坐剤
カロナール
坐剤
アセトアミノフェン
続けて使うときは必ず6時間以上あけて、
1日2〜3回までを守ること。
アンヒバ
アセトアミノフェン
薬の容量によって、パッケージに魚や花の
マークが印刷されていて、
わかりやすいのが特徴。
アルピニー
坐剤
アセトアミノフェン
続けて使うときは、必ず6時間以上あけて、
1日に2〜3回までを守ること。
熱性けいれん予防薬Medicine chest〜赤ちゃんと子どものお薬
熱性けいれんを繰り返すとき、次の発熱時にけいれんを予防するために飲む薬。
■熱が37.5度以上になったときに、1〜2回使います。
 熱性けいれんは、熱が高くなるとき、脳が興奮して、自分でコントロールできずにけいれんなどの症状が現れるものです。
 解熱剤と予防薬(ダイアップ坐薬) の両方をもらっているときは、まずダイアップをいれ30分たってから解熱剤を使います。同時に使うとダイアップの吸収が妨げられるし、解熱剤を先に使うと、けいれん予防ができないことがあります。
 38度以上の熱が続くときは、8時間後にもう一度挿入します。2回目を使ったあとは、それ以上熱が続いてもダイアップは使いません。解熱剤を使うか診察を受けましょう。
■熱性けいれんを起こしても予防薬が必要なケースはそんなに多くありません。
熱性けいれんを起こす子は10人から20人に1人といわれています。そのうち約半数は1回だけで終わり、繰り返すことはありません。3回以上繰り返す子は30%以下です。
 そのため、熱性けいれんを1,2回起こしてもほとんどの場合ダイアップは必要ありません。不安感が強いときにはあらかじめダイアップを渡しておく場合もあります。
 熱性けいれんを半年くらいの間に何回も繰り返す場合は、フェノバルビタールなどの抗けいれん薬を一定期間、毎日服用することになります。
■副作用は、多少、眠気が出たりふらついたりすることも。
剤形
商品名
一般名
備考
粉薬
フェノバルビタール散
フェノバルビタール
苦いのでジュースに混ぜて飲むとよい。
光で変色するので、暗いところに保管する。
眠気などの副作用があることも。
坐剤
ダイアップ坐剤
ジアゼパム
熱性けいれんの予防薬としてよく使われている。
熱性けいれんを起こすくせのある子には、
熱が37.5度以上の時に使う。
抗けいれん剤 Medicine chest〜赤ちゃんと子どものお薬
脳の神経細胞の異常な働きを抑えて、興奮しにくくする薬。
■てんかん発作の起こり方の違いによって、効果のある薬が違います。
 てんかんは、何らかの刺激で脳の神経細胞が一時的に異常を起こして、発作(いろいろな種類があり)が複数回起こるものです。赤ちゃんや子どものてんかんは原因不明の特発性てんかんが多いので抗けいれん剤で発作をコントロールできることが多いものです。(バルプロ酸ナトリウム、カルバマゼピンを使うことが多い。)
 抗けいれん剤は、毎日1〜3回飲みます。発作の予防のためには勝手に薬を減らしたりやめたりしてはいけません。脳波が正常になってからしばらくの間は(最低3年間)、薬を続けます。
■定期的に検査を受けながら服用することが大切です。
抗けいれん剤は、神経細胞に作用するのでとくに飲み始めは副作用として眠気やふらつきが出ることがあります。薬が多すぎると副作用が出ますが、少なすぎると発作をコントロールできません。様子を見て医師に相談しましょう。
剤形
商品名
一般名
備考
粉薬
フェノバルビタール散
フェノバルビタール
熱性けいれんやてんかんの
コントロールに使われる。
上(フェノバルビタール)に同じ。
粉薬・液剤
エパケン
(細粒・シロップ)
バルプロ酸ナトリウム

けいれん発作を予防するには、
飲む時間
を守り、薬を勝手に
やめてはだめ。
副作用に眠気を感じたら
お医者さんに相談を。

粉薬
テグレトール細粒
カルバマゼピン
ジュースには溶けないけど、
アイスクリームやヨーグルトに
混ぜると飲ませやすいかも。
飲む時間を正確に。湿気に注意。
粉薬
エクセグラン細粒
ゾニサミド
わずかな苦みがある。
他の抗けいれん剤と同じく、
飲む量と時間を正確に守ること。
眠気やめまいなどの副作用
があるかも。
 
鎮静剤Medicine chest〜赤ちゃんと子どものお薬
検査をするときに軽く眠らせるために使う薬。
赤ちゃんが動くと困る検査の時に、軽く眠らせるために使います。
剤形
商品名
一般名
備考
坐剤
ワコビタール坐剤
フェノバルビタール
不安、緊張を和らげる。
けいれんを抑えたり、眠りを誘う働きも。
せきがひどく眠れないときにも処方される。
エスクレ坐薬
抱水クロラール
脳に働いて、睡眠や鎮静、抗けいれん作用
のある坐薬。
病院で脳波の検査前などに使う。
太い方から肛門に入れる。

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