会報
メディオ弁護士満足度調査



 <報告> メディオ弁護士満足度調査 医療被害に遭った場合、紛争処理のプロである弁護士に病院との交渉を委ねます。ところが、その弁護士に対する不満の声を聞くことがしばしばあります。 そこで、会員を対象に、医療事故に関する依頼人の弁護士に対する満足度を調査し、メディオの法律相談等ご協力願っている「医療問題弁護団」の全国集会 (昨年11月) で集計結果を報告しました。



■ 調査概要

  • 調査方法: メディオ会員に郵送したアンケートを回収し、弁護士と関係のあった会員からの回答を有効回答として集計した
  • アンケート配布時期: 2000年 7月
  • アンケート集計時期: 2000年 10月
  • 有効回答数: 69
■ 回答者プロフィール
    29% 被害者の父母
    26% 被害者の子
    22% 被害者本人
    17% 被害者の配偶者
    6% 被害者の兄弟姉妹
■ 回答集計結果 1 弁護士への依頼事項 (複数回答)
    68% 相談
    65% カルテ証拠保全
    54% 訴訟
    3% 示談
2 弁護士紹介ルート (複数回答)
    25% メディオ
    17% 医療事故を扱う弁護士団体
    17% 弁護士
    17% 知人
    12% 自分で探した
    3% 弁護士会
    3% その他の団体
    3% その他
3 弁護士相談 3-1 相談料
    45% 1万円未満
    32% 1万円以上 3万円未満
    1% 3万円以上
    21% 無回答
3-2 弁護士のアドバイス (複数可)
    42% カルテを証拠保全する
    15% 協力医に意見を求める
    12% 訴訟を起こす
    9% 病院へ説明を求める
    7% あきらめる
    7% アドバイスはなかった
    4% 病院と示談する
3-3 弁護士相談満足度
    18% とても満足
    39% やや満足
    18% やや不満
    25% とても不満
4 証拠保全 4-1 証拠保全費用 (弁護士費用、実費すべて含む)
    21% 30万円未満
    16% 30万円以上 40万円未満
    14% 40万円以上 50万円未満
    9% 50万円以上 60万円未満
    33% 60万円以上
    7% 不明
4-2 証拠保全費用のうち弁護士費用はいくらでしたか?
    22% 20万円未満
    13% 20万円以上 30万円未満
    31% 30万円以上 40万円未満
    4% 40万円以上 50万円未満
    9% 50万円以上
    20% 不明
4-3 証拠保全時期 (医療事故が発生してから)
    51% 1年未満
    36% 1年以上 2年未満
    5% 2年以上 3年未満
    5% 3年以上 4年未満
    3% 4年以上 5年未満
4-4 証拠保全後 弁護士のアドバイス (複数回答)
    58% 訴訟を起こす
    16% アドバイスはなかった
    15% あきらめる
    13% 病院と示談する
    10% 病院へ説明を求める
4-5 証拠保全後 弁護士説明満足度
    20% とても満足
    17% やや満足
    37% やや不満
    27% とても不満
5 示談 (母数が小さいため、集計せず) 6 訴訟 6-1 提訴前の説明
    17% 詳しく説明してもらった
    56% だいたい説明してもらった
    19% あまり説明してもらえなかった
    8% 説明はなかった
6-2 弁護士委任内容と費用
    31% 契約書を締結した
    42% 取り決めたが書面にしていない
    28% 取り決めていない
6-3 訴訟の着手金
    36% 50万円未満
    21% 50万円以上 100万円未満
    30% 100万円以上 200万円未満
    9% 200万円以上 300万円未満
    3% 不明
6-4 提訴時期 (医療事故が発生してから)
    28% 1年未満
    35% 1年以上 2年未満
    17% 2年以上 3年未満
    14% 3年以上 4年未満
    7% 4年以上 5年未満
6-5 訴訟結果
    6% 勝訴
    13% どちらかというと勝訴
    6% どちらかというと敗訴
    56% 敗訴
    6% 勝訴的和解
    6% どちらかというと勝訴的和解
6-6 訴訟結果満足度
    6% とても満足
    24% やや満足
    6% やや不満
    65% とても不満
6-7 訴訟 弁護士満足度
    13% とても満足
    22% やや満足
    22% やや不満
    44% とても不満
7. 弁護士を選択する上で重視する事項 (件数)
    53 医療過誤訴訟経験
    53 正義感・熱意
    35 医学知識・協力医
    23 コミュニケーション能力
    8 弁護士経験
    8 弁護士費用
    2 年齢
    2 事務処理能力
    1 地元の弁護士
8. 弁護士に改善していただきたい事項 ・弁護士-依頼者関係 45件
    18 依頼人の話をよく聞いて欲しい、依頼人の立場に立って考えて欲しい、被害者の痛みを理解して欲しい、敗訴することの悔しさを理解して欲しい
    7 質問に対してあいまいな回答をしないで欲しい、論理的に詳しく説明して欲しい、わかりやすく説明して欲しい、今後の見とおしを説明して欲しい
    7 経過報告して欲しい
    4 熱意をもって取り組んで欲しい
    3 安易に和解を勧めないで欲しい
    3 誠実に対応して欲しい、敗訴しそうになっても最後まで責任もって仕事をして欲しい
    1 依頼者を騙さないで欲しい
    1 相手方弁護士と仲良くしないで欲しい
    1 相手方弁護士や裁判官と裏取引しないで欲しい
・弁護士の能力 16件
    8 もっと勉強して欲しい、知ったかぶりしないで欲しい、証人尋問技術を向上して欲しい
    3 医療事故が得意でないのに引き受けないで欲しい、自分の手にあまるのなら他の弁護士を紹介して欲しい
    3 迅速に対応して欲しい、世の中のペースと比べて日数がかかりすぎる
    1 訴状、準備書面等、事前に見せてから提出して欲しい
    1 裁判当日ぎりぎりではなく余裕をもって準備書面等作成して欲しい
・弁護士費用 14件
    6 損害賠償額が低い案件であっても受けて欲しい、受けられる体制を弁護士団体で作って欲しい、先入観や前例にとらわれず対応して欲しい
    4 費用が高い、無駄な出費をかけないで欲しい
    3 費用をあらかじめ知らせて欲しい
    1 医療事故は難しいと言って費用は高くとっているのに調査資料等は依頼人に頼っている
・弁護士間の関係、弁護士-裁判官の関係 4件
    1 弁護士や裁判所にも密室性、封建制の壁があるので、取り払って欲しい
    1 弁護士を評価する組織を作って欲しい
    1 先輩弁護士に対して間違っていることは堂々と主張して欲しい
    1 前任弁護士に遠慮しないで欲しい



<Medio News・・・2001. February>
自分の命は自分で守る!
医療への意識を高めることが事故に遭わない近道
 

<報告> メディオ弁護士満足度調査


【連載】 医療事故はなぜなくならないか (第2回)