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1999年度 シンポジウム インデックス
事故からみえる日本医療の現実 医療被害の予防と救済
  1. プログラム
  2. シンポジウム 講演・テーマディスカッション
    1. 医療事故と患者の権利 (弁護士 鈴木 利廣)
    2. 医学情報や保険取扱いと医師の行動 (弁護士 安原 幸彦)
    3. 麻酔 悪性高熱症による死亡事故 (メディオスタッフ 阿部 康一)
    4. 麻酔事故の背景 (麻酔科医師 浅山 健)
  3. シンポジウム 資料 (症例研究会サマリ)
    1. SIDSに関する判例報告 (弁護士 石井 麦生)
    2. 最近の医療過誤判例の動向 (弁護士 目々澤 富子)
    3. 内視鏡事故について (弁護士 堀 康司)
    4. 「ケアレスミス」による医療事故 (日本大学医学部法医学教室 教授 押田 茂實)
  4. 医療過誤訴訟 統計データ
    1. 医療過誤訴訟事件の処理状況
    2. 全国の地裁・簡栽での医療過誤訴訟原告勝訴率の推移
  5. アルバム
設立 2周年 公開シンポジウム
<1999 事故からみえる日本医療の現実>
 


テーマディスカッション 「医療事故予防と救済について」

当会では、設立2周年に際し、公開シンポジウムを開催する運びとなりました。 97年 10月設立以来、医療の質の向上を図る・医療事故の被害者を支援する・医療情報の開示/公開を推進する。 以上、3つを主な活動目的として努力して参りました。

現在までに、会員数も延べにしてして 400人を超え、医療事故の可能性のある医療や法律に関する相談も、約 200事例に及びました。 それらケースの中には、現在の医療システムの問題点から、起因すると思われるものも少なくありません。

個々の事故を分析し、その反省点をフィードバックする事こそが、今日、求められている医療におけるリスクマネージメントではないでしょうか。 今後、メディオでは医療事故事例のデータベース化をさらに推し進め、医療事故再発防止の働きかけを行いたいと考えています。

これらから、本シンポジウムでは、医療問題弁護団 (東京) が中心になり、有志の医師・医療事故研 (東京) ・医療事故市民オンブズマン・メディオが行なってきた、99年度「医療事故・症例検討会」より、特に社会性の高い事案について、今回のシンポジウムを通じ、医療改善の足ががりへと願い提言いたします。

99年、「横浜市立大学医学部附属病院・患者取り違え事故」に始まり、実に多くの医療事故が起こりました。 患者として、市民として、また多くの医療従事者と共に、医療事故予防や救済について、また、より良い医療とは? 新しい時代に相応しい医療の在りかたを考える機会になればと存じます。

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設立 2周年公開シンポジウム
< 1999 ・ 事故からみえる日本医療の現実 >
テーマディスカッション「医療事故予防と救済について」
 


97年 10月設立以来、・医療の質の向上を図る・医療事故の被害者を支援する・医療情報の開示/公開を推進する。 以上、3つを主な活動目的として努力して参りました。 現在までに、会員数も延べにしてして 400人を超え、医療事故の可能性のある医療や法律に関する相談も、約 200事例に及びました。 それらケースの中には、現在の医療システムの問題点から、起因すると思われるものも少なくありません。

個々の事故を分析し、その反省点をフィードバックする事こそが、今日、求められている医療におけるリスクマネージメントではないでしょうか。 今後、メディオでは医療事故事例のデータベース化をさらに推し進め、医療事故再発防止の働きかけを行いたいと考えています。

これらから、本シンポジウムでは、医療問題弁護団(東京)が中心になり、有志の医師・医療事故研究会(東京)・医療事故市民オンブズマン・メディオが行なってきた、99年度「医療事故・症例検討会」より、特に社会性の高い事案について、今回のシンポジウムを通じ、医療改善の足ががりへと願い提言いたします。

99年、「横浜市立大学医学部附属病院・患者取り違え事故」に始まり、実に多くの医療事故が起こりました。患者として、市民として、また多くの医療従事者と共に、医療事故予防や救済について、また、より良い医療とは? 新しい時代に相応しい医療の在りかたを考える機会になればと存じます。

21世紀医療へ願う

患者にとって、きたるべき 21世紀は果たしてどんな時代になるのだろうか。 高度先進化医療はますます進み、脳死移植、遺伝子治療、人工臓器、バイオ製剤、などがより日常的なものになり、医療保険の財政破綻もより深刻な状態になるだろう。 このように、患者を囲む環境は急激に変化を向かえるのは、疑いようもない事実だ。 しかし、患者自身の置かれた現実は如何であろうか。

わが国では、未だ患者の権利に関する基本的な法律さえも制定されていない。 そればかりか、カルテを始めとする治療に必要な医療情報さえも手に入れるのが極めて困難な状況だ。 医師にセカンドオピニオンを求め、自分のレントゲン写真を貸して欲しいという言葉に、「どこの誰に見せるのだ!」「直接こちらから送ります」「カルテを覗かないで下さい」…果ては、「カルテは医師のモノ」と言う医者まで出る始末。

また最近では、日本医師会の圧力に屈しカルテ開示法制化も見送られた。 そんな医師会が提唱する、インフォームドコンセントやセカンドオピニオンは言葉だけが独り歩きし、現実にはその実態は極めて怪しい。 なぜなら、わが国の医療機関や医師は、個々の治療や診療に関して第3者による評価を受ける機会をほとんど持たない。 おまけに、医師免許には更新制度が無い。 日々進歩する医療に対し、その研鑚は個人の責任に任されている。

こんな状況から、患者は、「誰が優秀で誰が駄目」「何が正しく何が間違い」などを、きちんと知る機会を持ち得ない。 これでは、治療や手術にl際し自分の体で試す以外の選択肢がないのだ。 福袋医療とでも呼びたくなるような、買ってみないと(受けてみないと)わからない衣料(医療)だ。 今日まで、メディオでは、これら福袋医療の失敗による実に多くの不幸なケースが確認されている。

中には、再三にわたり分娩の失敗を繰り返す「産婦人科医」など、目にあまるものも多い。 一部の不心得な医師や病院が、「医療」という名の人類にとって崇高な行為を汚しているのだ。 患者よ怒れ、市民よ怒れ、心ある医師よ怒れ、今こそ新世紀を向かえる医療の準備が必要なのだ!

医療事故市民オンブズマン・メディオ  広報 伊藤隼也


 

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