抱腹絶倒 ハゲ講座

目次

はじめに (このページです)
カツラ編
ハゲとカツラの社会心理学
・カツラの経済学
・ハゲとカツラの造形学
・ハゲとカツラの神学

ハゲ編

・ハゲの生理学
・ハゲの薬学
・ハゲの臨床医学

☆ はじめに

 ハゲを英語でなんていうのか知らない。まさか、ノーヘアではあるまい。これではガッツ石松になってしまう(ちょっと古い!)。
 英語に疎いので、ここではハゲはハゲ、ハゲてる人はハゲラー、そしてハゲに耐え切れずカツラをつけた人をカツラーと呼ぶことにする。
 ハゲラー、カツラーなんて呼ぶと、それだけで小馬鹿にしている印象を受けるかもしれないが、決してそんなことはありません。
 ハゲていない人は、ハゲとかカツラとか気軽にいう。いってる本人は特段の悪意などあっていっているわけではない。気にもしていないし、悪意もないから平気でいえる言葉なのだ。
 でもそんな言葉に過剰に反応してしまうのがハゲラー、カツラーの悲しい性です。ハゲラー&カツラーが、育毛やハゲ隠しに一生懸命であればあるほど、笑いを誘われる。必死であればあるほどおかしい。だって、ハゲていても、カツラをかぶっていても別にいいじゃん、とハゲてない人は思っているからです。
 ハゲは病気でもなければ、障害でもいない。人間の個性の一つである。しかし、ハゲている人にとっては個性ではすまされない。
 ハゲとカツラに過剰なまでに敏感なのは、日本人の特性かもしれないが、これでちゃっかりビジネスをしている人もたくさんいる。毛生え薬屋、カツラ屋がそうだ。カツラ産業だけでも年商1兆円規模になる。ハゲ以外にも、デブとかブスを相手にした、痩身エステや整形外科なども大いに繁盛している。ハゲ、デブ、ブスを相手にするビジネスを、「人の弱み、つけ込み産業」とも称する。いまも繁盛しているが、これからもますます栄えそうな勢いである。
 日本経済に多大な貢献をしているハゲラーとカツラーにエールをおくるとともに、ハゲやカツラにまつわるちょっとしたお話をまとめたのが本書です。
 ハゲ講座、○×学などとアカデミックなタイトルを勝手につけましたが、内容はまったくアカデミックではありません。気軽に読み流してください。
 もし、あなたがハゲていたら、参考になる部分が少しはあるかもしれません。あなたの回りにハゲラーやカツラーがいたら、こっそり笑ってやってください。間違っても面と向かって笑ったりしないでください。そんなことしたら、ハゲラー、カツラーは悶絶して、鬱病になってしまいます。


2006年6月 富野太郎