名演小劇場
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別離
別離のチラシの画像

5/12(土)より上映

はじまりは、
愛するものを守るための些細な“嘘”だった—。


テヘランで暮らす妻シミンは、11歳になる娘テルメーの将来のことを考えて、夫ナデルとともにイランを出る準備をしていた。しかしナデルは、アルツハイマー病を抱えることとなった父を置き去りにはできないと国を出ることに反対。

夫婦の意見は平行線をたどり、シミンが裁判所に離婚申請をするが、協議は物別れに終わる。シミンはしばらく家を出ることとなり、ナデルは父の世話のためにラジエーという女性を雇うことにした。

しかし、ある日、ナデルが帰宅すると、父は意識不明でベッドから落ち床に伏せていた。ナデルは怒りをあらわにして、ラジエーを問い詰め、彼女を手荒く追い出してしまう。

その夜、ナデルは、ラジエーが入院したとの知らせを受ける。しかも、彼女は流産したというのだった……。

第61回ベルリン国際映画祭において、映画祭史上初の主要3部門〈金熊賞&銀熊賞(男優賞・女優賞)〉を独占受賞し、第69回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞など賞レースを席巻、本年度第84回アカデミー賞には、脚本賞&外国語映画賞の2部門ノミネートを果たした話題のイラン映画『別離』が、いよいよ日本公開となります。

監督は、アッバス・キアロスタミをはじめ多くの名匠を生み出してきたイラン映画界の新鋭アスガー・ファルハディ。『彼女が消えた浜辺』(ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)受賞)に続く長編第5作目となる本作は、これまでに70冠を超える映画賞を獲得、現在も更新中です。

特筆すべきは、本国イランのファジル国際映画祭や、日本のアジアフォーカス・福岡国際映画祭などで、相次いで"観客賞"を受賞しており、批評家だけでなく一般観客からも絶大な支持を勝ち得ています。

離婚の危機を迎える夫婦、つなぎとめようとする娘、そして、彼らの問題に巻き込まれていくもう一つの家族。すべては愛する人のために、守るべきもののために――。

映画史上稀にみる緊迫の2時間、その結末に、世界が心を震わせた。
世界中の観客を魅了した、人間ドラマの最高傑作!!

製作・監督・脚本:アスガー・ファルハディ『彼女が消えた浜辺』
出演:レイラ・ハタミ ペイマン・モアディ シャハブ・ホセイニ サレー・バヤト

ルート・アイリッシュ
ルート・アイリッシュのチラシの画像

5/19(土)より上映

世界で最も危険な道路(ルート)


ある電話へのメッセージを最後に、イラクの戦場にいたフランキーは帰らぬ人となる。リヴァプールの街でフランキーと家族同然に育ったファーガスは、友人の死に深く心を痛める。フランキーには美しい妻、レイチェルがいて、彼女もその突然の死に衝撃を受ける。

フランキーが命を落としたのは<ルート・アイリッシュ>と呼ばれるイラクのバクダッド空港と市内の米軍管轄区域グリーンゾーンを結ぶ12キロに及ぶ道路のことで、03年の米軍によるイラク侵攻以降、テロ攻撃の第一目標とされる“世界一危険な道路”として知られるエリアだった。

かつてフランキーと共にイラクでイギリスの会社のコントラクター(民間兵)の一員だったファーガスは、親友の死に不審感を抱き、レイチェルの協力を得ながら死の真相を調べ始める。やがて彼は生前のフランキーが映ったショッキングな戦場での映像を入手するが、そこには恐るべき真実が隠されていた…。

代表作『ケス』やカンヌのパルムドール受賞作『麦の穂をゆらす風』などで社会派監督として、社会の矛盾や問題点を鋭く描写してきたイギリスが誇る名匠、ケン・ローチ監督。

いつも新作の動向が注目される彼の最新作は男同士の友情を描いた感動作で、イラク戦争の闇に踏み込んだショッキングな内容が第63回カンヌ映画祭でも大きな話題を呼んだ。

ローチは、今回は英国人の視点でイラク戦争を見つめ、同戦争を舞台にしたオスカー受賞作『ハート・ロッカー』をも超えるリアルな戦闘シーンを作り上げている。ローチ監督には珍しくサスペンスやアクション映画の要素も盛り込まれた骨太の友情のドラマで、さらなる新境地を切り開いた新作となっている。

「イラク戦争やそこで怒ったことは、長年、描きたいことだった」とカンヌ映画祭の記者会見で応えたローチ監督。その演出力の確かさはカンヌ映画祭でも絶賛された。

親友の不可解な死、イラク戦争の裏に隠された恐るべき真実とは。
イギリスの名匠、ケン・ローチ最新作。

監督:ケン・ローチ
出演:マーク・ウォーマック アンドレア・ロウ ジョン・ビショップ

MY HOUSE
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5/26(土)より上映

あなたの“幸せ”を心地よく破壊する


常に革新的な表現を生み出し、現在のエンターテインメント作品のスタイルに多大な影響を及ぼす奇才・堤幸彦が、これまでと全く違ったアプローチで映画を撮った。

07年雑誌に掲載されていた建築家/作家の坂口恭平のホームレス生活に関する記事を読み、既成概念を打ち破る生き方に触発された堤は、情報量の多い画や音楽でエンターテインメント制を高める作風を封印し、出身地・名古屋でモノクロ映画に挑んだ。

主演を務めるのは、名古屋在住のフォークシンガーいとうたかお。本格的な演技派今回が初めてとなる。脇を固めるのは石田えり、板尾創路、木村多江という実力派たち。

原作はコストゼロの家を提唱し各界から注目を集める坂口恭平。意外性のある組み合わせによって誕生した異色の映画『MY HOUSE』には、堤監督の新たな可能性が濃密に息づいている。この試みをもって堤は「監督再デビュー」を宣言する。

可動式の家。アルミの換金。社会の枠組みを軽やかに超えていく人々がいる。
構想5年、堤幸彦が本当に撮りたかった衝撃作。

企画・監督・脚本協力:堤幸彦
出演:いとうたかお 石田えり 村田勘 板尾創路 木村多江

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