| 年代 | 平安時代中期 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 筆者 | 伝 紀貫之 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 料紙 | 香木の粉末を撒き散らした漉き染めの雁皮紙。一般的な麻紙よりもさらに良質な白麻紙に 雲母砂子を一面に撒き散らした料紙。 |
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| 装丁 | 縦26cm×横40cmの紙を継いだ巻子本。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 内容 ・ 特徴 |
この古筆は高野山に伝来した現存最古の古今和歌集の写本の一部です。 書風によって下図の様に第一、第二、第三に分類され、その違いから3人の筆者が寄せ合って 分担執筆したことが推測されます。
現存するものは断簡も含めて九巻だけで、完備しているのは、巻5・8・20の三巻のみとなって います。 <解説 宮田優美> |
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余 語 照 峰 臨 |
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陸 川 恵 暢 臨 |
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| 内容 ・ 特徴 |
第一種の書風は淡々とした筆運びで優雅典麗な情緒を醸し出し、自然な墨継ぎによる線の濃淡・ 太細の変化によって連綿の巧妙なリズムを形成しています。その技量は気品と共に落ち着きを感じ させ、まさに仮名古筆の精華と言えます。 更に、第一種の執筆者は、寄合書の通例から第一の能書家かあるいは上位の身分の者と思われて います。 <解説 宮田優美> |
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宮 田 優 美 臨 |
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間 垣 登 花 臨 |
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| 内容 ・ 特徴 |
第二種は、第一、第三のそれと較べ、運筆は極めて緩く、渋滞を思わせるくらいじっくりと筆を 進めているのか、筆線は深く紙面に食い込んでいます。また、字形は他の二種の優美な姿態と違い やや偏平でスマートさに欠けますが、それぞれの文字は空間を押し広げた形で包容力を感じさせます。 特筆すべきは、側筆による連綿の斜めの線の強調でしょう。 また第二種については、近年の研究によって源兼行の筆であることが定説となっています。 <解説 宮田優美> |
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高 三 野 口 真 理 恵 臨 |
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宮 田 優 美 臨 |
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| 内容 ・ 特徴 |
第三種は軽快明朗な書風を見せ、シャープな線質と張りのある文字構えで、終始一貫乱れること なく格調高く仕上げられています。 行間・字間の取り方が程よく、大半の仮名に交ざって和様の漢字が見事に溶け込んでいます。 しかも癖のない自然体でありながら、全体に緊張感を伴った造形美に筆線の響きが快く伝わって きます。 古筆の基礎学習出発点に、この書の系統が多く使われています。 <解説 宮田優美> |
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