幻華殿

例えるなら それは
機能としての言葉ではなく
言葉自体の純然たる存在。
豪奢にして端正なる装飾。
物質の陰影は 心象に通じて
都市の姿を型創り
世界の有り様は 精神こころの立脚点へと
還る。
全て
露光過多に晒された 白日のモノクローム
ゆがんだ矩形に切り取られた空の色は
何色だったのだろう
ほどける記憶
分裂する螺旋
刻まれた 傷みの色は

逡巡する恋情と 侵食する劣情と
錯綜する
瓦礫の街に
ふた度出会う 頭上の空は−−−

新・目次

  1. 嵐・虚
  2. 白月
  3. 時雫
  4. 紫苑・木蓮
  5. 還りたい場所
  6. 月ハ、みテイタ
  7. 寄り添う夏
  8. 世界が明日、滅ぶとしても
  9. 白漂
  10. 残花
  11. 宙猫
  12. 時潮 
  13. 蒼白き けもの

旧作

  1. 見送る夏
  2. 下天
  3. 蒼夜・T
  4. 紅蓮
  5. 花疫み
  6. 蒼夜・U

※上から、おおよその年代順の並びです。

  1. 地下書庫(2次創作室)

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