■ スーチー世界の曙 > Suchie Testaments 〜スーチー世界の聖典〜

<<家庭用ゲーム機用に発売された物>>
美少女雀士スーチーパイアイドル雀士スーチーパイ Specialアイドル雀士スーチーパイ Limitedアイドル雀士スーチーパイ Remixアイドル雀士スーチーパイIIアイドル雀士スーチーパイII Limitedスーチーパイアドベンチャー ドキドキ・ナイトメアアイドル雀士スーチーパイ めちゃ限定盤アイドル雀士スーチーパイ シークレットアルバムアイドル雀士をつくっちゃおう(はぁと)
<<PC用に発売された物>>
アイドル雀士スーチーパイ Specialアイドル雀士スーチーパイ デスクトップであそんじゃおうアイドル雀士スーチーパイIIIアイドル雀士スーチーパイ ファンディスク

家庭用ゲーム機用に発売された物
美少女雀士スーチーパイ (1993年/SFC) 中古で探すしかないだろう(-_-;

 記念すべきシリーズ第1作、と言うよりは第0作(ヌルテ)とでも呼ぶべきであろうか。

 父が開発したペンダントで変身するという基本設定(ま、これは今でもイキてるのかもしれませんが)、勝った相手をせっかんすると相手が改心するという「星雲仮面マシンマン」のようなノリ、ストーリーモードの目的が悪の秘密組織に誘拐された父の救出だとか、盗まれた財宝の奪回とかである点、偽スーチーパイの登場など、過去のアニメや特撮ヒーローもののルーティンを惜しみなく、遠慮なく注ぎ込んだ、異様にB級テイストのあふれる、サイバーオタクな世界観の麻雀ゲーム。今とはだいぶ趣が違う。だけど出てくるキャラは同じ。

 麻雀ゲームとしてはシリーズ中最も普通で、イカサマアイテムもあるにはあるが、AC脱衣麻雀に良くあるタイプで、標準装備しているわけでもない(種類もやたらに多いので、ここでは詳述しない)。持ち点もイーヴンから始まる。
 麻雀の合間にはパネルマッチがあり、その得点を貯めてイカサマアイテムを「買って」いく。パネルマッチには絵合わせゲームの「タコリーを探せ」、ヤマカン命の「パネルじゃんけん」、そして「神経衰弱」があるが、前2者はともかく、CPUと競う神経衰弱はちと空しい。
 ハードの性能は今時のゲーム機とは比ぶべくもないが、出来る範囲での最高の仕事をしており、パステル調の色彩がなかなか美しい。スーパーファミコン用なので、脱衣ではないが、PS版の原型となる水着グラフィックも眼に眩しい。
 ファンなら取扱説明書のミユリちゃんのキャラ紹介を見るためだけでも買う価値があるだろう。各キャラの「好きな言葉」も見逃せないところ。

 キャラの声もジャレコの社員があて、開発スタッフも後の作品とは違うという、スーチー世界の『死海文書』。

アイドル雀士スーチーパイ Special (1995/3DO,SS) 中古で探すしかないだろう(-_-;

 SFC版を受けてアーケードに展開された「アイドル雀士スーチーパイSpecial」をもう一度家庭用に移植した作品。

 AC版では混沌未分のスーチー世界にかないみかさんが降臨し「光あれ」と叫び、AC版IIではさらに多数の使徒が世界に生命を吹き込んでいったが、それらの好評を受けて家庭用は大パワーアップ。流麗なアニメーションや全編しゃべりまくりの音声、そのセリフに完璧に追従する口パク等、麻雀ゲームの常識を遥かに飛び越えた数々のフィーチャーが盛り込まれた。
そしてもうひとつ、スーチー世界の大きな魅力の一つであるテーマソングの誕生。

の3曲がそれだ。ゲームを起ち上げて、「World Birthday」を耳にした瞬間にたちまちスーチー世界に惹き込まれ、そのままこちら側に帰ってこられなくなった人も世に多いのではないだろうか。かくいう私もそんな一人であること、言うまでもない。
 なお、これらの歌はCD-DAフォーマットで収録されているので、一般の音楽CDプレイヤーで聴くこともできる。

 麻雀ゲームとしてはアーケードからの移植なので、最初の持ち点は相手に一発上がられればおしまい、そのかわり強力なイカサマアイテムが標準装備されている、と言ったバランス。
 そのイカサマアイテムは「タツマキ選択氣」(3種類の配牌から好きなものを選択)、「スーチーアイ」(相手の手配を透視)、「ハイパーせっかん」(フリ込みをチャラ)、「必殺!スーチースティック」(必ず一発ツモ上がり)の4種類。種類は大幅に減ったがより個性的で使用したときの演出も素晴らしい。
 前作に続いて登場のパネルマッチは神経衰弱だが、前のようにCPUと戦うのではなく、麻雀での上がり点によってめくることのできる回数がきまり、絵が合えばそれに対応したイカサマアイテムやツミコミPointが得られると言うシステム。また、パネルマッチをクリアすると点数によらずステージクリアとなる。パネルの中には「パネルクリアー」と言うのも存在し、これを取ってしまうとそのステージはそこで終わりになってしまう。初プレイの時にサクッとこれを取ってうまくやったつもりになって、最後に泣いた人も多いのではないだろうか。なぜならこのゲームはツミコミレベルがMAXになった状態で「最強の雀士」を倒さなければ真のエンディングが見られないのだから。
 また、パネルマッチで「パネルクリアー」を取らずとも、下手に大きな手であがるとポイントがあまり貯まらないままに最後まで行ってしまうので、わざと当たりを見逃したり、パネルマッチでわざと間違えたりと、ふつうの麻雀ゲームではあまりやりそうもない事がTips(ってこともないか)になっている。
 このシステムは若干の変更を加えながら次作にも引き継がれ、プレイヤーを悩ませる(^^;こととなる。これは、このゲームが「麻雀で勝つ」ことを目的としているのではなく、「麻雀を通じて魅力的な登場人物とコミュニケートする」事をテーマにしているためのシステムであろう。無味乾燥な勝ちを重ねても決して目的は達成できない。
 そもそも現実の麻雀という遊戯が、世にあまたあるボードゲーム類の中でもとりわけ打ち手の人柄というものが出やすく、またそれがゲームのおもしろさの大きな部分を担っていることを思えば、このような行き方はある意味、非常に正統的なのではなかろうか。ルール的には滅茶苦茶なこのゲームだが、麻雀の「場」としての側面を非常に巧みにシミュレートしているといえよう。気のあった仲間とまた卓を囲みたくなるように、ユーザはまたスーチー達に会いたくなるのだ。ファンにとって脱衣はオマケ、あくまでキャラとのヴァーチャルな交流が真の愉しみなのである。

 また、家庭用らしいサービスとして豪華別冊原画集が同梱されているのもファンには嬉しいところであった。

 なお、3DO版は「16才未満不適」ながら乳首があるのに対し、SS版は謎の(^^;「推奨年齢MA-18」で乳首がないのは有名な話。

 強力無比のテーマソングも得て、アーケードでの胎動を確固たる一つの世界へと確立した、スーチー世界の『旧約聖書』。

アイドル雀士スーチーパイ Limited (1995/PS) 廉価再発!\(^o^)/

 要するに「Special」のプレイステーション版である。
 PSの規制により女の子のグラフィックがセミヌードから水着に差し替えられている(このグラフィックの原型はSFC版に見られる)のが大きな違いだが、その他にも声優さんのインタヴュームービー(かないみか、高橋美紀、冨永みーな、西原久美子、平松晶子、こおろぎさとみの6氏)、フリー対戦モードなどのフィーチャーがある。
 中でもサブキャラをも含めたフリー対戦モードはファンには大変うれしいものであろう。
 3DO版やSS版を持っていてもなお、手に入れる価値のある一本だ。

アイドル雀士スーチーパイ Remix (1995/SS) 中古で探すしかないだろう(-_-;

 SS版「Special」は大変素晴らしいものではあったのだが、画竜点睛を欠くところなきにしもあらずであった(^^;。「かつて無い表現方法」(SS版スーチー2取説の表現)によって、あるべきものがあるべきところになかったからだ(この、「かつて無い表現方法」は確かに非常に衝撃的であり、これがために私は3DO版をゲーム機本体ごと購入したのであった)。
 この事実は多くのファンの「魂の叫び」(これはRemixの取説から)を呼び、その叫びが「天まで届」(同前)いた結果、このRemixは限定発売された。ファンの声に耳傾けるジャレコの面目躍如である。
 「Special」との相違点は、乳首がついた(^^;、それに伴って「X指定(18禁)」になった、麻雀中のBGMが一新された、と言ったところ。

 ところで、このソフトは現在一部の専門店等でプレミアがついているようである。元々限定版であったことに加え、時代の趨勢から言って全く同じ内容での復刻・再発も考えにくい現状では致し方ないのかもしれないがいささか残念な気がする。

アイドル雀士スーチーパイII (1996/SS) 中古で探すしかないだろう(-_-;

 AC版スーチーIIから家庭用へのアップグレード移植作。CD-ROM2枚組。
 どの辺がアップグレードかというと、まずキャラの追加、アニメーション、グラフィックの追加、修正、書き直し、音声の追加、録り直しなど。特に脱衣シーンは全て新作、ステージ間のブリッジ部分は新録音。その上、麻雀はできないけれどスーチー世界に遊びたい!という人のために「おまかせモード」が付き、さらにおまけゲームの「美少女雀士スーチーユキ」モードも追加され、加えてDisk2に収められたフリー対戦モード、声優インタビュー(かないみか、水谷優子、折笠愛の3氏)、回想モードの「ミユリの部屋」と、まさに出血大サービスとしか言いようのないパワー&ヴォリュームアップぶり。我侭勝手なファンの目から見てすら、なにもここまで…と思わせる、鬼気迫る程のサービス精神と妥協のない仕事ぶりには本当に頭が下がる。
 そしてもちろん今作にもテーマソングがフィーチャーさている。というか大パワーアップの大盤振る舞いで6大変身キャラのソロ+6人の割り台詞で歌われる1曲、

 以上、合計7曲も入っており、ファンに随喜の涙を流さしめたのであった。
 なお、残念ながら容量の関係で今作では曲を音楽CDプレーヤーで聴く事はできない。

 今回のストーリーは、何者かにさらわれた片桐志穂さんを助け出すべく、スーチーパイが立ち上がり、麻雀勝負を通じて仲間を見つけ、友情を確かめ、大切なものの意味を見出し、ついに目的を達成、しかしそれは新たな目標への出発点なのであった、という極めてビルドゥングスロマン的(^^;なもの。

 システム的には概ね前作を継承。麻雀をして上がれればパネルマッチ、そこでポイントをためたりイカサマ技の補充をし、相手をハコにするかパネルマッチを制すればステージクリアー、という流れは同様である。
 スーチーのイカサマ技は前作同様4種類だが、名前・アニメーションが少し変わったり(「スーチーアイ」→「ハイパーアイ」、「ハイパーせっかん」→「ファイアーせっかん」)、効果も変わったり(「タツマキ選択氣」(3種類の配牌から好きなものを選択)→「スペシャル召喚」(配牌の中から不要牌を交換))と若干のマイナーチェンジが施された。しかし、「必殺!スーチースティック」はスーチーパイを象徴する最強最後の必殺技だからか特に変更はない。
 また、前作でのつみこみレベルの代りに、今作では変身ゲージなるものができた。変身ポイントが貯まってこのゲージが頂点に達すると、麻雀勝負を通じて仲間になってくれたキャラが変身、それぞれの必殺技(当然イカサマ技)を引っさげて助けにきてくれる。
 このポイントをしっかり貯めないと仲間が全員そろわない。取り説には「自慢のイカサマ技でサクサク勝ち進んじゃいましょう!」なんて書いてあるが、これこそは悪魔の囁き。いい気になって大勝ちしていると最後の一人が変身できないままにゲームが終わり、大切な何かはわれわれの指の間を零れ落ちていってしまうのだ。

 また、前作同様、豪華別冊原画集が同梱されていた。

 魅力的なキャラたちもさらに増え、豊穣な世界に絢爛たる花を咲かせた、スーチー世界の『新約聖書』。

アイドル雀士スーチーパイII Limited (1996/PS) 廉価再発!\(^o^)/

 スーチーIIのPS版。SS版よりさらにヴォリュームアップのCD-ROM3枚組での登場。
 PSの規制により女の子の脱衣シーンがセミヌードから水着に変更されているのは前作と同じだが、特にキョウコ、ユキ、ありすの3人は新作に差し替え。声優インタビューはかないみか、高橋美紀、松本梨香、西原久美子、こおろぎさとみの5氏のものが収録され、ゲーム中のグラフィックを高解像モードで見られる「CGギャラリー」も追加された。テーマソングもCD-DAフォーマットで収録され、音楽CDプレーヤーでの再生が可能。その他、細かい点にも変更がなされている。
 いつもながらきめの細かい仕事ぶりが素晴らしく、やっぱりサターン版を持っていても買いたくなってしまうのである。

 さらに注目すべきは初回版特典のおまけディスクその3こと「スーチーパイ・ラジオステーション」。「売った人は不幸にな」ると言われるこのドラマCDの素晴らしさたるや筆舌に尽くしがたい。その後本当にラジオ番組になってしまった、という事実が物語るものの意味を考えてみて頂きたい。まだ聞いたことのない方は、他人の不幸と引き換えにこれを手にする幸運に恵まれたなら、一瞬たりとも躊躇することなかれ、とだけ言っておこう。

スーチーパイアドベンチャー 
ドキドキ・ナイトメア (1998/SS,PS)
SS版は中古で探すしかないだろう(-_-;
PS版は…どうだろう?

 前作まででおなじみの13人に2人の新キャラを加えた計15人の魅力的な女の子達が登場する、スーチー初の恋愛アドヴェンチャーゲーム。

 主人公は、ゲームセンターYou&Me神用賀店の美しいアルバイト店員御崎恭子に逆ナンパされ(といっても単なる彼女の暇つぶしだが)、彼女の友人の可愛い女の子達に紹介されて鼻の下を伸ばして喜んでいたのもつかのま、神用賀の街を影のように覆う謎に満ちた事件に巻き込まれ、神出鬼没の夢魔リリムの魔手から知り合った女の子を守り抜き、事件を解決に導かざるを得ないはめになるのだった。
 主人公がこの事件に巻き込まれたのは決して偶然ではなく、事件そのものに密接な関係があるらしい。果たして事件の真相は?そして主人公はお気に入りの女の子を守り通せるのか?見事ナイト役を務めおおせた暁には、女の子との楽しいデートが待っている。
…と言うようなストーリー。

 ゲームは、月曜にキョウコと知り合ってから土曜の朝までの間、マップ画面を歩き回って女の子たちに逢い、昼間は会話を楽しみ夜はリリムから女の子を守るということを繰り返して進行する。例によって会話は全セリフしゃべりまくりで口パク完璧。女の子を守るためにはリリムの出すなぞなぞに正解すれば良い。と、システムはいたってシンプルなアドヴェンチャーゲーム。
 変身キャラ6人を守りきった状態でリリムとの最終対決を迎えると、なぞなぞのかわりにSS版は麻雀、PS版はパネルマッチで勝負することになる。SS版での6人勢ぞろいした麻雀画面は圧巻というか、一見の価値があるといえよう。

 麻雀ゲームであった前2作以上に、このゲームは登場するキャラクターとの交流がメインテーマなのはいうまでもない。そのため、各キャラに多くのセリフ、グラフィック、アニメーションが用意されており、すでにスーチー世界の虜となっている向きには大変魅力的である。
 しかし、それらの要素のために容量を食われたからか、ストーリーの分岐がほとんどなく、ヴォリューム的にもいささか物足りない感じがする。スーチーシリーズをプレイするのはこれがはじめてだという人間にとっては評価が分かれるかもしれない。
 また、主人公がキャラたちに深く関わりすぎる、と感じる方もあるだろう。
 前作までユーザは、麻雀の最中の一言やステージ間で垣間見えるわずかな一部分からそのキャラの全体像を、いってみれば行間を読むように思い描き、自分なりのイメージを固めてきている。多分大多数のユーザにとって、そこに自分という存在が入り込む余地はない。スーチーキャラは、脱衣はすれども、なぜか神聖不可侵な雰囲気をその身に纏っている。
 今回は恋愛アドヴェンチャーであるから、当然プレイヤーは主人公となってキャラたちと恋をする。その過程には当然いろいろあるし、事件を解決してデートをすればさらにいろいろある。そこで自分を夾雑物のように感じ、言いようのない違和感を覚える向きもあろう。ゲームの性質上いたしかたないのだが…
 それから、新キャラことりちゃんの性格描写が偏りぎみで、新キャラゆえの馴染みのなさとあいまって一度ことりエンディングを見るまでは、ただただ変な奴に見えてしまう(何しろストーカー呼ばわりされているくらいだ、否定はできないんだけど)可能性があるのもやや問題かもしれない。本当は一途な好い娘なのだが…

 とまぁ、ゲームとして今までとまったく違うために感じる違和感などもあり、賛否両論あるかと思われる本作だが、丁寧とか入魂とか言うのを通り越して偏執とか狂気の沙汰とか言ったほうが良いのでは?とすら思える、細部まで目を配った超一流の仕事ぶりは変わらず。本編に負けないくらい力のこもったミニゲーム、目を見張らされるマップの描き込み等、凄いの一言。ファンにとって買いの一本であることは間違いない。
 そして今回も素敵なテーマソングがたっぷり収録されている。

 ゲームオリジナルの以上6曲に加えて、「みか☆美紀のスーチーラジオSTATION」に続いて本作でもオープニングテーマの重責を担う  の計7曲がそれだ。

 本作SS版には再発売廉価版が出た。リリムのイラストレーションが描かれたスリーブに包まれ、リリムファンには嬉しい感じ。今中古で探すならそちらを狙ってみるのも良いかも(有るかどうかは知りませんが(^_^;)。

 なお、この作品が出てから各種グッズ、出版物、CD、トレーディングカードなど、スーチーパイの周辺はかなり活気付いていた。冬にはサターンへの最後の餞?「アイドル雀士スーチーパイ めちゃ限定版 〜発売5周年特パッケージ〜」も発売さた。CD「ドラマ&ミュージック コレクション」の帯にもあるように
「まだまだ続くスーチーワールド!」
なのだった。

アイドル雀士スーチーパイ めちゃ限定盤
〜発売5周年(得)パッケージ〜 (1998/SS)
中古で探すしかないだろう(-_-;

 サターンの掉尾を飾り、シリーズの歩みを総括する記念作。
 ゲームディスク3枚+おまけCDシングル、加えて26作家 *註描き下ろしのイラスト集も付いた豪華超大作である。

 Disk1は「アイドル雀士スーチーパイSpecial」のアレンジ再録。グラフィックはSFCやPSで使用されていたものと差し替えられている。
 Disk2は「アイドル雀士スーチーパイII」のアレンジ再録。やはりグラフィックおよび背景はPSで使用されていた物に差し替えられている。また、ゲームシステム的には、ファイアーせっかんや仲間たちの必殺技の使用不使用が選べるようになった。これによって、必殺技のムダ打ちやオーバーキルがなくなり、非常にプレイがしやすくなった。この点はプレイヤーからの要望が強かった部分だが、きっちり対応してくれている姿勢やきめの細かさが嬉しい。
 そしてDisk3は今作の目玉。新作ADVと豪華メンツの「フリー対戦」、ミユリスト待望の「ミユリの部屋」強化版、ファン垂涎の「声優ホームページ出張版」などがぎっしりと詰まったお楽しみディスクだ。
 ADVは前作と違ってプレイヤーキャラが廃止された。このためますますゲーム性は希薄になったが、自分の存在がスーチー世界に介入していると言う違和感もなくなり、思う存分にスーチー達が繰り広げる、可笑しく愉しく、そして優しさに溢れた神聖祝典劇(なんじゃそりゃ)を堪能する事が出来る。
 グラフィックの描き込みは既に入神の域に達していたあの前作をすら軽くしのぎ、降雪の場面の足跡の処理などのこだわりも見事。もはやスタッフは悪魔に魂を売ってしまったのでは?とすら思わせる。やらずに死んだら化けて出ろ、と言いたくなる逸品、名品である。

 もう一つの楽しみ、主題歌挿入歌だが、当然ながらDisk1、2ともにあの素晴らしい歌の数々はちゃんとそのまま収録されている。
 そして恒例の新曲は2曲。

がそれだ。曲数は少なくとも、期待に違わぬ良い歌である。

 これはまさにスーチー世界の『スンマ・テオロギカ(神学大全)』!
 PSオンリーの方も、このソフトを発見できたなら、中古のSSと一緒に購入してみてはいかがであろうか。貴方がスーチストならば、きっと幸せになれるはずだ。

*註:26作家
あさりよしとお、有馬啓太郎、いづなよしつね、今井ひづる、岡昌平、越智善彦、おときたたかお、こいでたく、ことぶきつかさ、ごとP、琴義弓介、近藤るるる、SUEZEN、鈴木雅久、新谷かおる、そうま竜也、田巻久雄、都築和彦、つぶらひでとも、豊島ゆーさく、宝谷幸稔、松本嵩春、水玉螢之丞、森下要、安永航一郎、山本貴嗣(以上敬称略、50音順=収録順)
アイドル雀士スーチーパイ シークレットアルバム (1999/SS) 中古で探すしかないだろう(-_-;

 …そしてサターンへの最後の贈り物。
 世にファンディスクと銘打ったソフトは決して少なくないが、これは正真正銘、掛け値なしのファンディスクである。
 なぜなら、このソフトは開発者の方とスーチストとの交流なくしては決して生まれ得なかった作品だから。
 RONぞうさんのサイトへの開発野郎氏の運命的なご登場に端を発し、スーチーへの愛に満ちた多くのネットワーカーの方の尽力によって具体化したこの「シークレットアルバム」こそサターンが最後に送り出した、この世でもっとも幸福なソフトではなかろうか。

 パッケージに含まれるのはサターン用CD-ROM1枚と、CD-DAの特典CD「プラス1CD」。
 CD-ROMをセットして電源を入れると、まずオープニングで新曲、

が流れる。その「さぁスタートボタン押そうよ!!」の歌声に従うと、前作の「声優ホームページ出張版」以来スーチスト必須アイテムとなった魂のWebブラウザ(^_^;「47-Explorer」が起動、5つのコーナーメニューが表示される。
 「園田健一・突撃インタビュー」ではかないみかさんと高橋美紀さんのお二人が行った園田氏への突撃インタビューをムービーで見る事が出来る。
 「スーチーパイギャラリー」は過去の作品に使用されたグラフィックの集大成(年齢制限の関係で、1、2作目のものは未収録)に加えて販促グッズやチラシなどの画像も収録し、目に愉しいばかりでなく資料的価値も高い。
 「リリムちゃんのスーチーカルトQ」は真にカルトの名にふさわしい、濃ゆ〜いクイズ。パーフェクトに答えられれば貴方は間違いなくスーチー博士だ。このコーナーをクリアして行く事で、隠しページにアクセスできるようになったりもする。
「SUCHIE DICTIONRY」カルトQがどうもクリアできないという人はここでお勉強を。スーチーに関するデータがぎっしり詰まった決定版ディクショナリー(なお、このコーナーは、こことも相互リンクして頂いている「S・U・C・H・I・E・DICTIONARY」を原型としている。またこのサイトの主催者Wranettさんは前述「カルトQ」の問題作成も行っている)。
「WAKU2ちゃっと」はヴァーチャル・コミュニケーター。キョウコ、ユキ、ミルキーパイ、ミユリの3人+1羽と会話を楽しむ事が出来る。

 オマケの「プラス1CD」には、還ってきたあの伝説の番組「スーチーパイ ラジオ STATION R」。65分間の愉悦。

 また、今回聞き逃せないのはオーディオトラック(Track2)に収録された、ミユリちゃんの警告メッセージ(に場を借りた挨拶)。スーチーを愛し続けたファンへの、5年という歳月の想い出への、そしてサターンというハードへの愛のこもったメッセージである。
 サターンよ、もって瞑すべし。

アイドル雀士をつくっちゃおう(はぁと) (1999/DC) そろそろ危ない?

 解説はいずれ…(^_^;

PC用に発売された物
アイドル雀士スーチーパイ Special (1996/Win) 中古で探すしかないだろう(-_-;

 アーケード版のかなり忠実な移植作品。
 これはVINGという会社から発売されている物で、ジャレコさんではないが、何はともあれ自分の使っているパソコンのデスクトップにスーチー世界に通じる窓が開くというのはなかなか良いものである。短い物(「ロン!」とか「チー!」とか「ラッキー!」とか)ばっかりだけれど、WAVファイルも入っているので、かないみかさんのファンの方も買いかも。

 言ってみれば、スーチー世界の『アポクリファ』。

アイドル雀士スーチーパイ
デスクトップであそんじゃおう (2001/Win)
まだ大丈夫?

 解説はいずれ…(^_^;

アイドル雀士スーチーパイIII (2002/Win) 絶賛発売中(^ー^)

 解説はいずれ…(^_^;

アイドル雀士スーチーパイ ファンディスク (2002/Win) 絶賛発売中(^ー^)

 解説はいずれ…(^_^;


スーパーファミコン(R)は任天堂の商標です。
3DO、3DOロゴとインタラクティブ マルチプレイヤーは The 3DO Company の商標です。
SEGA、セガサターン、SEGASATURNは(株)セガ・エンタープライゼスの商標です。
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