「あ… 空、晴れた……」
「……ずっと雨続きだったもんね」
青い空、白い雲……と呼ばれそうな空。
まだまだ雲のほうが多いけれど…その雲には切れ間があった。
透き通るほどの青い空、流れていく純白の雲……
夢見るのはそんな夏の空。
「今年は…会えるかな」
「誰が?」
「……織姫と彦星。ほら…去年さ、雨降ってたじゃん」
「ああ…そうだね」
空を見上げた。
もう少し晴れていれば、問題なく二人は会えるだろう。
「……でもさー」
「ん?」
「一年に一回しか会えないなんてさ…耐えられないよ……」
「…何言ってんの」
「ふえ?」
「間にあるのは川なんだよ? いくらなんでも言葉くらいは交わせるでしょ」
「……あ、そっか」
「…でも、一年に一度しか隣同士でいられないって……やっぱ、やだ」
梅雨明けと七夕。創作でもいけそうです。
川越しでも、言葉くらいは交わせると思うんですよね。
ちょっと遠いけど顔だって見れるでしょうし。
……何年経っても入れたくなるツッコミ。遠距離恋愛にもほどがあると思うよ神様。
2006/6/29