人魚御殿
- 当サイトのタイトル名となっている人魚御殿、これは実在する場所。
- 高知県土佐清水市の見残し海岸(みのこしかいがん)、ここに「かつて美しい人魚が住んでいた」と伝えられている人魚御殿があります。海岸の岩壁の各所に開いている洞窟状の穴のことなのですが、写真を見るとなるほど、見目麗しい人魚が岩場にたたずんでいそうな雰囲気。
見残し海岸はワシ岩、こけし岩、奇岩、怪岩が有名で、サンゴの群落もたいへん美しい場所。それぞれの場所には愛情の岩、人魚御殿などロマンチックな名前がつけられていて、デートコースにはうってつけ。
- 見残し海岸の探検コースと名所
Mermaid Data
人魚とは
- 水中に棲む半人半魚。上半身が人間、下半身が魚の姿をした生物。
生息地
- ヨーロッパなど世界各地に出現していて、日本でも、津軽、能登、若狭、近江、出雲、伊予、九州、沖縄と広範囲にわたる。海だけでなく湖(琵琶湖等)や池にも出現している。淡水人魚と海人魚、共に清浄な水を好む。
海外に棲む人魚は、妖精といったファンタジックなものとしてとらえられているのに対し、日本の人魚は妖怪のイメージが強い。
最古の人魚
- 人魚に関する最古の記録は、「アイルランド王国年代記」の記述で、「上半身は乙女の姿、下半身は魚の尾、手に水掻きがあった」と記されている。
日本では、「日本書紀」に、7世紀の推古天皇の時代に近江の国、蒲生河、摂津の国の堀江に、「人魚らしきもの(人間のような異形のもの、人でも魚でもないもの)が現れた」という記述がある。
人魚の種類
- Mermaid(マーメイド / 女の人魚)
アイルランドでは「メロー(Merrows )」、マン島では「ベドォン・ヴァーラ(Ben-Varrey)」と呼ばれている。
しばしば人間の前に姿を現し、海辺の岩に腰をかけて笛のような甘い声で歌い、通りすがりの人間の男を誘惑し、海に引きずり込む。
マーメイドが姿を現すと嵐や災害が起こると言われている。
- Merman(マーマン / 男の人魚)
嵐を擬人化した存在と言われており、それゆえ気性は荒く、容姿も醜い。人間には興味はなく、人前に姿を現すことはめったにないが、人間がマーメイドを傷つけたりすると、マーマン達は怒り狂って嵐を起こし、船を沈めることもある。トリトン、ポセイドンといった海神もこれにあたる。
- 淡水人魚
池や沼に棲む淡水人魚は、かわいい容姿で人間を誘う為、つられて泳いでいるうち帰れなくなるという。人並みはずれた美貌と凶暴性を持つ海人魚に比べ、淡水人魚は人並みの容姿で天使のように無邪気。
人魚伝説
八百比丘尼(やおびくに)伝説
- 不老長寿の薬と言われている人魚の肉を食べ、十七歳の美しい姿のまま不老になった娘が比丘尼となり、若狭などの諸国を椿の苗を植えながら巡礼し、何百年かのちに故郷の草生に戻り、その地で800歳で亡くなったという伝説。デュゴンの肉については、辺見庸著の「もの食う人びと
」が詳しい。
- 八百比丘尼伝説アニメ
沖縄人魚伝説
-
デュゴン生息地の北限では長寿を求めた琉球王は、人魚が捕らえられた時は上納するよう命令していたという。
宮古諸島では捕らえられた人魚が、住民に食される危機から海の神に洪水を起こしてもらい脱出するという話がある。
八重山諸島では、捕らえられた人魚が漁師に「人魚は海の神の使いだから逃がしてほしい」と、懇願し助けてくれたお礼に、洪水の起こる日を教えてくれ、その漁師たちが救われるという話がある。
- ユナイマタ(人魚)伝説
- 鵜の浜温泉の人魚伝説
- 滋賀県蒲生町の人魚伝説
人魚と呼ばれる者達
デュゴン
マナティ
- 体長2〜3m、哺乳類。ジュゴンと同じく腕の付け根に乳房がある。大西洋の暖かな海や周辺の大きな河に棲んでいる。
姿は鯨やアザラシに似ていて、水面の浮き草を食べる。
ジュゴン、マナティは後姿のシルエットや、授乳時の様子が人間の親子に似ていることから、しばしば人魚と間違えられる。たまたま頭に海草をかぶっている姿が目撃され、それが長い髪の女性に似ていたとも。
- マナティの扉
- 沖縄美ら海水族館
リュウグウノツカイ
セイレーン
- セイレーンとは、顔が女性、体が鳥の姿をした妖精(妖女)で、その美しい歌声で船乗り達を惑わせ、船を難破させてしまうという。
セイレーンと人魚がしばしば混同されるのは、7〜9世紀に書かれたマムズベリのアルドヘルムの「怪物の書」に、セイレーンは魚の尾を持つ女性、と書かれたことが発端と思われる。
人魚の「人を誘惑する麗しい女性」の要素はセイレーンと重なり、人魚のイメージを形作る原点となった。
- シレネス諸島(セイレーン)
人魚のミイラ
日本
- 滋賀県の観音正寺は人魚寺とも呼ばれ、50pほどの人面魚体のミイラが保存されている。(拝観料を払えば見せてもらえる)
- 大阪市の瑞龍寺のミイラは、江戸時代の天和二年(1682)堺の商人から奉納を受けたとされている。
- 静岡県富士宮市の天照教本社には、日本最大・最古の人魚のミイラがある。該当のミイラは、体長約170センチ、約1400年前のもの。
- 「石道丸物語」で知られる和歌山県学文路(かむろ)の苅萱堂(かるかやどう)にも人魚のミイラが奉られている。千数百年前に滋賀県の蒲生川で捕獲された物だと言われている。
- 橋本市の私立郷土資料館には、体長約50センチの人魚のミイラが保存されている。
- その他、新潟県柏崎市の妙智寺にも人魚のミイラが存在する。
海外
- オランダの国立ライデン民族博物館には、体長約60センチ、体重1.42キログラムの人魚のミイラが存在する。
- アメリカ・ボストンのハーバード大学には、体長約50センチの人魚(半漁人)のミイラが保存されている(非公開)
人魚のミイラとは
- サル、犬といった哺乳類とサケ、マスといった巨大魚を組み合わせたものであると推測される。綿密な調査の結果、人魚である、つまり上半身と下半身を組み合わせたものではない、と認められたミイラは現在のところ存在しない。
人魚石
- アクアマリンの別名
日本名:藍玉
産出国:ブラジル、ロシア、マダガスカル
鉱物名:緑柱石(ベリル)の一種
緑がかった柱状の結晶として採掘される
- アクアマリンとはラテン語で「海の水」という意味。その名の通り、濁りのない透明な水色の宝石で、その昔、船乗り達が航海の無事を祈り、お守りとして身につけていた。
古代ローマでは、太陽の光の下でも室内でもそのクリアな輝きが変わらないことから永遠の若さの象徴とされていた。
3月の誕生石で、宝石言葉は、冷静沈着、聡明、勇敢。神経を癒し、身体をリラックスさせる効果があると言われている。
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