エコライフ井戸端かいぎ 2

 

実践エコ生活

 

 

 [最新]  

新しいライフスタイル?

筆者は、これまで長いこと、夜が遅く朝寝坊でした。夜は午前1時過ぎに寝て、起床は朝8時過ぎという生活でした。妻はさらに夜型で、2時、3時まで起きていますから、次第に影響されたかもしれません。夜型の生活は電力を過剰消費しますから、地球のためになりません。これではならじ、と朝型ライフスタイルに変更する決意を表明しました。日の出と共に起きて散歩するのです。昨1月20日のことでした。妻は、「どうぜ3日坊主でしょ」と初めから馬鹿にしています。実は、筆者もあまり自信はありませんでした。

運がよいことに1月は、日の出時間が遅く7時くらいです。ですから、起床も割りと簡単。地平線から頭を出す朝日を拝み、軽く体操して、自宅裏にある古墳公園から森の中を歩き、森林公園へと抜けます。その間、輝かしい朝日が、あるときはバラ色に、あるときは黄金色に森を照らします。私は落ち葉の上をあまりの美しさに呆然としながら歩きます。雨の日はほとんどありませんが、落ち葉が赤く染まり、まるで赤いカーペットの上を歩くようです。お蔭で毎日豪華絢爛たる時間を過ごすことができています。朝寝坊して散歩をさぼることなどもったいなくてできません。これまで20年近くこの地に住んできましたが、これほど散歩コースに恵まれた土地も他には珍しいのではないかと思うほどです。あ〜〜もったいない!!!毎日コースを変えながら朝の散歩を堪能しています。ある日は、湖畔周遊コース。ある日は、初夏に蛍が舞う小川沿いのコース。または、一級河川沿いのコース。そして、彫刻が点在する、美術館のだだっ広い芝生広場をトラバースするコース。すべて、半分は森の中を通り抜けます。およそ40〜60分楽しみます。

しかし、たった一つ心配事があります。それは日の出時刻です。1月上旬こそ、午前7時前後ですが、もちろん毎日早まります。春分が近い昨今は6時です。そして、ああ、夏至には4時台にまで加速します。たぶん、そろそろ限界です。そのスピードには付いていけそうにありません。もうすぐすると、しばらく日の出が拝めなくなることでしょう。しかし、早起きは当分続ける予定です。

地球にやさしい朝の散歩は、もちろん自分にもやさしいのです。お腹の周りの脂肪が取れ、ズボンの窮屈さがなくなりました。空腹感がよみがえり、食事がいっそうおいしく感じられるようにもなりました。就寝時も、バタンキューッとすぐ眠りにつけるのです。時間に余裕のある方はぜひどうぞ!

 

エコハウス建設レポート4

新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ついにエコハウス建設予定地を購入しました。

人里離れた?分譲地の一画、その周りには小川も森もないごく普通の分譲地です。しかし、2,300メートルも歩けば山があり、森が残されています。最近、聞いたうわさによると、その分譲地にはイノシシが出没するとか!うれしい噂ではないですか!しかし、小生が薪拾いを予定している山林にはイノシシ捕獲用の罠が仕掛けられているとも聞きました。これには気をつけなければいけませんね!誤って捕獲されないようにしなければ。(笑)

土地を安く購入できましたから欲を出し、現在、ログハウスを設計してもらっているところです。けど、ログハウスって高いのですよね。普通の家より、数百万円は高いです。(泣) 

なぜ、こんなに高いのか、これで本当に地球のためになるのか?いまさらながら考えさせられますけれど、これは本物だから高いのだと思っています。とくに安価な家には気をつけましょう。大量生産でプラスチック等の人工材を多用するからこそ、安価なのではないでしょうか?循環可能なログハウスなら地球も喜んでくれることでしょう。しかし、ログハウスの木材はカナダやフィンランドからの輸入品が多いですから、輸送の過程でかなりCO2が排出されています。できたら、国内産のログで建設したい(地産地消)のですが、そのようなログハウスの宣伝にはお目にかかっておりません。なぜだろう?国内産ログだと、もっと高額になるのかもしれませんね。本当なら自分で伐採して自分で家を建てたいのですけれど。それだと完成がいつになるのかわかりませんし、妻も信用してくれないでしょう。まあ、ログハウスなら、一応エコハウスと云えるのではないでしょうか。

 

<1>ここ数年考えていること

北朝鮮に新たな危機が迫っています。

今夏、北朝鮮は甚大な台風被害を受けました。罹災者は百万人を軽く越えました。その結果、今冬を生き延びることが困難な人々が大勢います。このような状況は、去年はともかく、過去5年ほど恒常的に続いてきました。そのつど、何か自分にできることはないかと考えてはいたのですが、何年か前にひとつのアイデアを思いつきました。冬の間は北風がよく吹きます。北風に乗せて、風船に吊るした軽めの保存食を、北朝鮮に送るのです。そのために、中国と北朝鮮の国境地帯に行かなくてはいけません。現地で、なんとか水素を調達して、米などの保存食を、北朝鮮へ向けて飛ばすのです。ところが、そこで計画が何年も止まっていた理由は、中国・北朝鮮国境への移動がかなり難しそうだからです。そんなところで、こんな怪しいことをやると投獄されかねませんよね。

ところが、最近よいアイデアを思いつきました。冬でも南風が吹くのですよね。日本では、春一番や春二番がそれに当たります。このようなとき、たとえば韓国の首都ソウルの高層ビルの屋上から風船を飛ばせば、飢餓に苦しむ人々を救うことができるでしょう! 風船に封入する水素は、日本ならプロパンガスの取扱店で手に入れられることも、ひょんなことから教えられました。というのも、職場に小生がかんたんな燃料電池を導入し、それが水素を燃料にしているため、水素の購入先を納入業者が教えてくれたのです。ですから、現地のプロパンガス業者にお願いすれば、水素ボンベを購入できるはずです。そして、南風が吹く日を待てばよいのです。昼間に実施すると、せっかくの食料が国境上空で警備兵に打ち落とされるでしょうから、夜に実施するほうがいいでしょうね。けど、わりと簡単でしょう?これで飢えた人々をかなり救えます。

北朝鮮軍部にしてみると、夜とはいえ、無数の風船が飛来するのは脅威でしょう。風船が兵器ではないことを示すため、米を透明なビニール袋に入れたほうがいいでしょう。中身がわかりやすくなるからです。この点、中国側から送ったほうが、戦争行為と思われる確率は減るのですが、中国政府が風船を容認してくれるか?現地で水素が手に入るか?難しいところでしょう。

エッ、忙しいのにソウルで何日も待機できない?そうですよね。あなたが行く必要はありません。誰か、コリアンにお願いすればいいのです。できれば、ソウルやその周辺の国境地帯の住人に・・・・ 在日の方ならそんな親戚をお持ちかもしれません。小生も近々、韓国の新聞社に投書してみようと思っています。このプロジェクトに、もしご協力いただける方がおられましたら、ぜひこの情報を適切な方向へお伝え下さい。

改善案やアドバイスも大歓迎です。どうぞよろしくお願いいたします。

<2>エコハウス建設レポート3

 土地探しにも疲れてきましたので、そろそろ手仕舞うことにしました。ずるずると、理想を追求してみたものの、円安や資源高騰のため、家屋の建設価格が高騰しています。これは2,3年前から予想していましたので、他の人々の、「もっとのんびり構えたら」というアドバイスを振り切って、土地に関しては妥協することにしました。ハイ。

 そうそう、あの崖っぷちの広い土地は気に入っているのですが、崖条例に引っかかり、建設費がさらに高くなりそう、ということにも気付かされました。ウーン。油断大敵ですね。不動産屋もこんなに重要なことを黙っているから始末が悪い。どうりで、周りの土地よりも大幅に安いはずですよね。皆さん、安い土地には気をつけましょう。何か理由があるのです。

 とか云いながら、職場から北に約5kmの「大規模分譲地」にある、安い土地を契約しようとしています。この辺は、地方中核都市の郊外とはいえ、いまだに住宅価格は下落しています。借金を抱えて開発していた業者は経済状況が悪化し、倒産し、開発されていた分譲地がほぼ投げ売り状態になっています。バブルのころは坪30万だった土地価格が、いまやその4、5分の1程度まで暴落しています。それなら小生のような者でもそれほど無理せず手に入るではないですか。求めていた100坪クラスの土地には程遠い面積ですが、この辺で妥協したほうがよさそうです。さもなければ、建設価格がさらに高騰することでしょう。

 実は、この流れにはあまり落胆していません。(ということは少々落胆してる?ハイ、ちょっとだけですけどね)もともと地球のために、このエコハウス建設プロジェクトをスタートしたのですから、標準的な面積の土地でエコ生活をすれば、より多くの方々に参考にしていただけるはずですからね。100坪の土地でのエコ生活なんて、とくに都会の方々にはかなり限定されますよね?

 

今月の話題 エコハウス建設レポート2

毎度、ご無沙汰しております。

土地探しが相変わらず続いています。

大都市圏では土地の値上がり傾向が顕著になっています。しかし、地方中核都市のこの辺では、まだ底値ではありません。土地を探す側には絶好の追い風ですが、同時にインフレも進んでいるようで、石油価格などが高騰すると、そろそろ住宅の建設費高騰かと、少々焦り気味の昨今です。このインフレ傾向は今後ますます増大するでしょう。なぜ?それは、マネーゲームとBRICS諸国という人口25億の諸大国の台頭が原因です。建設資源も生活資源も食料資源も品薄になり、価格上昇は避けられません。さらに、赤字国家予算というやっかいなお荷物もありますねえ。思い浮かぶ対策は、節約とエコ生活くらいしかありません。エコ生活は楽しい対策ですから、何とかなるでしょう。

2件ほど、土地を検討しているところです。1件は、職場から鬼門の方向に10km以上離れた、かなりの田園地帯です。5年くらい前まで「村」でした。そこになんと「畑つき」の広い土地が売り出されています。おそらく昔は農家だった土地です。畑の価格は坪2万。宅地のほうは坪10万と小生にとってはちょっと高すぎ、かな。その周辺では宅地は坪6−7万なのですけどね。しかし、広い畑が魅力で諦めきれません。ただ、遠いことに加えてもう一つ、ちょっと深刻な欠点があるのです。新幹線から150m程度しか離れていません!先述しましたが、安めの土地は、幹線道路や高速道路に至近の場合が多いのです。今回もまたしても!でした。しかし、新幹線なら1時間に4、5本程度で、騒音の絶えない幹線道路よりはましですから、まあなんとか我慢できるかもしれません・・・・うーん、どうでしょうか??

もう1件は、職場から2km程度の徒歩圏にある、三角形の土地です。変な形ですが、かなりの広さです。しかし、崖っぷちというのが少々心配です。今現在、降雨量300mmの暴風雨の最中ですけれど、こんなときは崖崩れに怯えるのでしょうか?住めば都で慣れるのでしょうか?崖の上、ということは、自分で掘ろうと計画していた井戸が掘りにくくなることも意味しています。変な形で崖っぷちということで、価格が安いのでしょうね。うーん。どうしよう?なかなか理想の土地は見つからないものですねえ。       理想のパートナーと同じなのでしょうか?

 

今月の話題 エコハウス建設レポート

梅雨入りですね。畑に散水する手間が省けて助かります。いまはイチゴや絹さやを収穫しています。狭い畑に色々植えて楽しんでいますが、畑は種々雑多な作物が入り乱れジャングル状態です。それが防虫に効果的なんですけどね。

さて、遅まきながらエコハウスの建設を思い立ち、現在土地を物色中です。貧しいので、予算は少ないのですが、それはそれで、もし私がエコハウスを建設できれば実に多数の方々も建設可能ということになり、よいことだと思っています。

まず、当たり前ですが、土地探しから始めています。職場から近いところになるべく安くて広い土地を物色中です。畑はおろかミニ水田まで造ろうと狙っていますから広い土地が欲しいのです。具体的に云うと、800万円程度以下で100坪以上の土地を探しているのですが、なかなか見つかりませんねえ。当たり前でしょうけど。ちなみに職場の近くの相場は1坪30万円ですから、無謀な試みと云えるかもしれません。ところが、探せば、安い土地があるのですよね。しかし、面白いことにそんな土地には決まったように問題があるのです。たとえば、1ヶ月前に見つけた土地は職場から5,6キロ離れたところで、面積85坪で880万円、しかも周囲は田園地帯という絶好の環境で、妻も気に入ってくれたのですが、実は最近自殺者が出た土地なのでした。小生は気にならないのですけど、相方が気にして没になりました。もう一箇所は、職場から北に8キロメートルの場所に、開拓部落のような雰囲気を漂わせる分譲地があり(この辺りで一番安い!)、その周辺部の低地にある分譲地でした。これが95坪で560万円という安さ。おまけに仲介業者の名前がガイア何とかで、土地の周囲の生垣は立派なコニファーで、小生は気に入ったのですが、相方が気に入らず没。他にも何十箇所も見て回りましたが、幹線道路や高速道路の近くだったり、日当たりが悪かったり、相方の気に入らなかったりで(これが最大の障害!)没また没。今日も午後から2箇所見に行く予定ですが、どうなることやら・・・・まず最初の出だしで躓いているところです。しかし、近隣の地名や不動産業者にはずいぶん詳しくなりました。この先どうなることやら。

それでは皆様、お楽しみに。

 

今月の話題 更新遅れの言い訳

 春ですね、と以下に記して早や一年。実に久しぶりの、この欄の更新です。(サボってすみませんでした)「大和路」もやっと更新できました。更新が遅れた主因は、小生の怠惰なのですが、niftyのパソコン通信が3月末に終了したこともあります。私はIT技術には疎いほうなので、このHPをパソコン通信を介して維持していました。しかし、その頼みの綱が3月末に切れたのです。以来、色々なシステム変更を経て、やっとHPの更新ができるようになりました。Niftyのシステム変更は2年おきくらいに強いられてきました。2年程前にはHPサーバーが一部のソフトと共に変更されました。こうして、本HPのURLも変更せざるを得ませんでした。それ以前にも2,3度軽微なシステム変更がありました。それらはすべて通信速度や容量を拡大するためです。この種の変化が嫌いな私はできるだけ変化を避けようとしてきましたが、変化の濁流に飲み込まれてしまい、更新が遅れました。こうして勝ち組の指揮下、世の中は劇的に変化し、負け組みである凡人たちはその変化に踊らされ続けます。変化は経済成長と地球の環境破壊を伴います。変化には技術革新が必要ですが、このような世の中で変化しないことこそが、もっと創造性を必要とするのかもしれませんね。

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今月の話題 <地球の一生>

 春ですね。桜の便りが聞こえ始めています。妻の花粉症も始まりました。
 先日、九州に行きました。高速道路を走行中、テレビで地震報道です。「福岡で震度6弱」「エッ、それってここ?」そう、まさに福岡市を通過中のことでした。信じられないかも知れませんが、車内にいた6人の誰も地震に気づいていませんでした。鈍い私たちのことはともかく、今回の地震の中心地は玄海島。皆さんの中にも気づかれたことがあるでしょう。まさに地球の限界を示すための地震だったようです。地球も人のように歳をとります。新陳代謝が必要です。ただし、最近は、大規模な新陳代謝の時期に入ってきたようです。人間で云うと、無理矢理更年期にさせらされた感じでしょう。それだけ人間の経済活動で地球の老化が進んだのです。
 そうこうするうちに、昨日はスマトラ島沖で再び大地震です。前回ほどではありませんが、多数の犠牲者がまた出ました。実は、大規模な新陳代謝が始まって、すでに1年以上経ちました。この傾向は今後はさらに顕著になると思われます。人間が深いレベルで本当に謙虚になることが要請されているのです。ですからぜひ広めようではありませんか!伝えましょう!地球のため、子供たちのためのエコ生活を!

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今月の話題 <地球のために その4 厳冬期の女王>

 我が家の小さな畑の片端には、古くて大きなブロッコリが1本生えています。高さ1メートル、幅7,80センチくらいあるでしょう。植えてからすでに1年経過しました。うちの畑の作物たちには、天寿を全うしてもらうようにしています。葉や実を収穫してからも、枯れ果てるまで、そのままにしておくのです。私たちのために、せっかく働いてくれるのですから、最後まで見守りたく想い、枯れるまで放っておくのです。ブロッコリの場合もそうでした。

 昨年の夏から初秋にかけてたくさんの花蕾を切り取り、味わわせてもらいました。しかし秋になっても、にょきにょきどんどん茎や葉が伸び続けるのです。冬になると、まるで菜の花のように、無数の黄色く可憐な花が咲き誇っていました。殺風景な冬景色の中、この辺りで満開なのは我が家のブロッコリくらいで、日々私たちの眼を楽しませてくれました。ベランダのすぐ外側、毎朝カーテンを引くと目の前に優しく花が咲いている光景を眼にするのはとてもよい気分です。ミツバチなども喜んでせっせと蜜を採集しに来ていました。3月末くらいまで咲いていたでしょうか?その後は、やはり無数の小さなサヤエンドウのような実(長さ3,4センチ)をつけています。少なくとも千個くらいは成っています。「これ、食べられないかなあ」意地汚い私は、そう思い始めたのでした。そこで、黄金週間に人体実験を始めました。何でも自分で実験してみるのが私のやり方です。一日10個ずつくらい、味噌汁に入れたりして食べ始めています。小粒なのであまり味はないのですが、何とか食べられるようですね。別に本当に大したことではないのですが、ブロッコリへのお礼の印として、収穫した後も育つように放置しておいたところ、美しい無数の花どころか、無数の実までプレゼントしてもらいつつあります。厳冬期の女王であるブロッコリに、いまだに感謝の毎日です。

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今月の話題 <地球のために その3 鯉・牛・鳥からの警告>

 昨年、鯉ヘルペスが全国を席巻したと思ったら、狂牛病が再度現れました。今年になってからは鳥インフルエンザでアジアが大騒ぎになっています。牛丼狂想曲が流れ、鶏肉離れも始まったとか。(大変だなあ)と私は思うのですが、それらは私の生活へはほとんど影響をおよぼしません。以前から、肉はほとんど食べていなかったからです。と言っても狂信的な菜食主義でもないですから、動物性タンパク質はもっぱら魚に頼っていますし、友人宅で肉が出ればありがたく戴いています。ただ拙宅では肉はほとんど購入しないので、いくら肉類が値上がりしてもあまり関係ないのです。肉1キロを育てるために、穀類10キロが必要といいます。より多数の人間が穀類を食べていれば、餓死者も大幅に減る勘定です。また、穀類は天寿を全うできますが、家畜は途中で殺されます。それも可愛そうですよね。だから地球や動物のためとなるべく菜食に努めていたら、やはり自分のためになっていました。野菜のおいしさもかなり分かってきましたし。カレーなんて、野菜カレーのうまさには他のどんなカレーもかなわない、と強く実感するようになりました。肉入りカレーには、特有の臭みがあって旨いと思えないのです。

 そもそも、牛にせよ、鶏にせよ、あの育て方は尋常ではありません。狂牛病の発端となった肉骨粉。あれは死んだ牛の背骨などが原料というではないですか。牛に牛を共食いさせていたのです。私が牛だったらそんなことを考えて実行する人間を必ず恨むと思います。鶏にしても同様です。一晩中灯りを消さず、筋肉増強剤(ステロイド)を含んだ飼料を大量に投与して水膨れ状態の鶏を育てています。それも無数に並んだごく狭いケージの中で。私が鶏だったら、そんな育て方をする人間たちをやはり呪うのではないでしょうか。21世紀の文明人があれらの家畜の光景を見て何にも感じないならば、私たちの文明とはいったい何のための文明なのでしょうか? 今回の伝染病は、そこまで欲に目の眩んだ人間たちへの警告に他ならないのでは、と思うのです。さらに、肉を食べたければ、たまには食べる人が牛や鶏を自分の手で直接殺すべきだと思ったりもしています。そうすれば、命や肉の大切さが身に滲みてわかるでしょう。現代人は、屠殺のような仕事を「汚い」として完全に他人任せにしています。どこかおかしい気がしてなりません。

 そして最後に、昨年のSARSと同じく、日本人の犠牲者が出ていないのに騒ぎまくる日本人。あれ、なんとかならないでしょうかねェ?アフリカでは毎日実に3000人の子供たちが種々の伝染病の犠牲になっています。あれだけ騒いだSARSでも犠牲者数は1万人足らずだったのです。アフリカの子供犠牲者3日分。そんな悲惨な現状には一瞥もくれず、自分たちのことしか考えず報告しないマスコミも問題ですけどね。

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今月の話題 <地球のために その2 洗剤と洗髪>

 我が家には洗剤がありません。シャンプーもありません。それほど貧しいのか・・・ いえいえ、貧しいからではありません。洗剤やシャンプーには界面活性剤が含まれています。それらは環境ホルモンとして、生物に悪影響を及ぼす恐れがあるのです。だから、それらの使用を極力控えるようにしています。

 たとえば、台所ではアクリルタワシを使います。食器などのよごれはまず電話帳や新聞などの不要な紙で拭き取ります。残った汚れをアクリルタワシで拭くのです。1週間も使い続けるとアクリルタワシがぬめってくることがあります。そのときには石鹸でタワシを洗います。ですから、石鹸もほとんど使いません。

 シャンプーも使いません。石鹸で洗髪した後、酢でリンスして終わりです。私はこの習慣を妻には押しつけませんでしたし、女性なのだからと思い、勧めることもしませんでした。ところがいつの頃からか妻も石鹸で洗髪するようになりました。そして、酢特有の臭いのない、輸入品のリンゴ酢をどこからか捜してきて使用しています。すると、不思議なことが起こりました。妻がときどき、人様から次のようなコメントをもらうというのです。
「あなたの髪きれいネェ。どんなシャンプー使ってるの?」
私が見ても妻の髪は黒々としてカラスの羽根のように輝いています。妻もまた、「地球のため」と、シャンプーやリンスの使用を控えたところ、その習慣が「自分のため」になっていたのでした。それどころか、たまに温泉などに出掛けて備え付けのシャンプーを使うと髪がごわごわすると不平をこぼしています。

 ところで私はここ半年、洗髪には石鹸さえも使っていません。お湯だけで洗髪しています。そしてリンスは冷水です。冬でも冷水で洗うとシャキッとして、気持ちいいですよ。しかも、1日置きです。それで痒くもないし、まったく支障ありません。シャンプーで洗うとさらさら髪になりますが、湯と水だけで洗うと髪の量が多く見えます。そして、髪型がくずれにくいので、なかなか気に入っています。もちろん、シャンプー代も石鹸代もかからないので、非常に経済的ですね!読者の皆さんは、アマゾンの密林の奥地ならまだしも、日本国内に、湯水だけで洗髪する人間が生息しているとは気づかなかったでしょう?へヘッ。ところで、身体洗いにはアクリルタワシに石鹸を少しだけ付けて擦っています。これで充分です。

 昔の人も、シャンプーやリンスなしで不便なく暮らしていたのです。現代人がどれだけ不要な製品を押しつけられているか、自らの実践活動から、少しずつ分かり始めてきたところです。  読者の皆さんは、そこまで先祖帰りされなくても、洗髪を毎日から隔日にしたり、またはシャンプーや洗剤の使用量を1,2割減らすことから実践されてはいかがでしょうか?また、練り歯磨きもCMでは、にぎり寿司のネタのようにブ歯ブラシの端から端までたっぷりと乗せていますが、ほんの5ミリ程度で充分なのですよ。こんなエコ生活なら簡単ですね?

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今月の話題 <地球のために>

 皆さん、お久しぶりです。またまた久しぶりにこのコーナーを更新します。

 実は最近、おもしろい気付きがありました。私は地球のためにと思っていろいろと活動しています。たいしたことはできませんが、例えば、マイ箸を使ったりしています。すると使い初めの頃、割り箸について、ある情報が入ってきました。竹箸についての情報でした。竹はすぐ育つから竹箸はそれほど地球にとって害はないと思っていたのです。しかし、人間にとっては害になるようです。竹をそのままにしておくと、腐って変色してしまいます。そうならないように強力な防腐剤を竹に浸透させていると聞きました。そして最近、割り箸にも同様にたくさんの防腐剤が使われていると教えられました。なんでも割り箸の運送業者が、割り箸を運んだ後に気分が悪くなるほどだそうです。ですから、割り箸でうどんやラーメンなどの汁物を食べていると、溶けだした防腐剤が知らず知らず身体に摂取されるのですね。「ヘエー、大変だなあ」私は驚きましたが、個人的に割り箸は使ってませんから、自分は安全です。そもそも「地球のため」にと思って始めた活動が、しっかり「自分のため」になっていたのです!こうして、人間は地球の一部という事実を明確に有意義に教えてもらったのでした。

 考えてみると、似たような経験は割とあります。地球のためにと車に乗らず、一キロばかり離れたコンビニまで歩くときには、途中の景色に魅了されたり、徒歩という運動の爽快感を覚えたりしています。これもしっかり自分のためになっています。また、ゴミ焼却所の敵「生ゴミ」を出さないために始めた家庭菜園は、今やしっかり私と妻の趣味になりました。おまけに、おいしく安全なとれたて野菜が毎日のように楽しめます。さらに、植物の生育を眺めては癒やされています。一見質素で辛そうな地球のためのエコ生活は、実は自分のための楽しみがびっしり詰まった充実生活でした。もう絶対に手放せません!

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今月の話題 <田舎道にて>

 忙しさにかまけて、ついこのコーナーをサボってしまいました。ごめんなさい。これからもさぼるでしょうけど、すみません。m(__)m 細く長く続けていきたいと思います。田舎道のように,,,,

 私の住みかはある地方中核都市の北端です。格別においしいケーキ屋さんが隣町にあるためワイフと共に、たまにではありますが、そこまでドライブすることがあります。距離にして6,7キロで、初夏の夜にはホタルが舞うほど美しい田園地帯を抜けてゆきます。農道ですから一車線です。ところどころ狭すぎて、対向車とすれ違えません。そんなときは、どちらかが停止またはバックして、なんとかすれ違います。

 その程度の狭い道なのですが、隣町の大きな分譲地とこの都市を直接結ぶ唯一の道ということもあり、交通量は無視できないほどあるのです。そこで、半年ほど前から道路の拡幅工事が始まりました。実は、私はこれが残念でなりません。私には、対向車とすれ違うことがちっとも苦ではなかったのです。それどころか、他人様との少ないコミュニケーションのチャンスなのでした。すれ違うときに道を譲ってもらったなら、どう挨拶すればよいか考えたりしていたのです。挨拶の仕方には、1.お辞儀、2.手を挙げる、3.クラクション等がありますね。自分が相手の立場だと、どれが最高に嬉しい挨拶か、実はいまだに考え中なのです。こちらが道を譲ったとき、相手がお辞儀をしてくれて、通過後にクラクションでも鳴らしてくれるととても嬉しいですよね?それに応えてこちらがクラクションを鳴らしたりできるとさらに嬉しさが倍増します!ですから、私は一時、相手の前方でお辞儀して、通過直前に手を挙げて、通過後にクラクションを鳴らしていたのですが、これだとちょっとしつこいかな?と疑問に感じ、いまは通過直前に手を挙げながらお辞儀をしています。夜は通過後にクラクションを鳴らします。

 そんなこんなの楽しいやり取りも、道路が拡幅されればなんと皆無になるのです。

 味けなや!ああ、味けなや!味けなや!

 こうして、人は便利さを追求するあまり、コミュニケーションの場をどんどん失ってゆくのですね。これが私には残念でなりません。利便性の追求はほどほどにして、少々不便でも、コミュニケーションの場を保持する方が、私の性には合っているようですが、皆さんはどう思われますでしょうか?


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今月の話題 <太陽光発電>

 太陽光発電を導入する家庭が増えつつある。太陽光は地球温暖化が危惧される中、クリーンな自然エネルギー源として注目されている。その是非について考えてみたい。長所はもちろんそのクリーンな点。だから、地球温暖化をある程度抑制できる。そしていざ大災害となり、発電所や送電設備がダウンしても自分の家だけは停電を免れる。さらに、長期的には利益が出る可能性もあるのだが、これについては後述する。

 さて、短所は何だろう?まず太陽光のエネルギーが弱いため、大規模な発電ができない点。家庭やオフィス、工場などでしか発電できない。たとえ大規模なものを造っても、コスト面で他の方式の十倍程度も不利なのだ。火力や原子力、そして風力の方が効率がよい。また、太陽光発電は100%クリーンとも言えない。太陽光発電機の心臓部は半導体で、その製造には大量の電気が必要だ。だから、発電器の製造時に多量の炭酸ガスを発生する。だが、製造後なら炭酸ガスを発生せずクリーンなので、太陽光発電を2,3年も続ければ、炭酸ガスの収支において元は取れる。それ以降は、故障さえしなければ名実共にクリーンになる。

 太陽光発電は、その最たる弱点であるコスト面でも最近にわかに改善されてきた。ちょっと前までは、一般家庭での典型的な使用電力である3キロワット用の発電機がおよそ300万円もした。そのうち100万円は補助金でまかなえたものの、残りの200万円はもちろん自前となる。しかし太陽光発電をすると、余剰電力を電力会社に売電できることもあり、だいたい年間10万円ほど節約できる。従って、20年ほどすれば、200万円の初期コストは回収でき、その後は利益が上がり続けることになる。悪くないですね?しかし最近では、太陽光発電機の価格が急激に降下してきた。ちなみに積水ハウスの特別セールでは、3キロワット用の発電器が90万円だった。これだと補助金なしでも、約10年で初期投資を回収できる。後は、使えば使うほど利益が上がるだけ。

 たった今、気付いたのだけど、思い切って900万円ほど太陽光発電機に投資すれば、年間100万円の利益になりますから、率の良い投資になりますね?地球のためにもなるし、良い投資になり利益が上がって楽しいし、おまけに家族の省エネ意識も養える。さらに、太陽光発電機を屋根に設置するとそこが断熱され、例えば夏期の強烈な太陽光を吸収してくれるので、屋内の温度まで下がってしまうから省エネもできる。これほど役に立つ太陽光発電機、兄弟分の太陽光温水器と共に皆さんちょっとチャレンジしてみませんか?


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今月の話題 <ネパール・チベット環境紀行 最終回>

 チベットの自然はとてつもなく巨大です。なにしろ日本アルプスの標高が三千メートルのところ、ヒマラヤ山脈は八千メートルなのですから。高山病に悩み、悪路に揉まれながら見ていても、決して見飽きない素晴らしい大自然でした。

 まず、着陸態勢にある飛行機から見下ろした大きな湖が、実は河でした。  そして谷沿いの道路を登坂するとき、初めは広い谷幅でもやがて狭くなるはずですね。しかしチベットでは谷が百メートルよりも狭くなることはありませんでした。そのまま峠になります。峠は標高五千メートル。七千メートル級の嶺々が見えていました。そこを下ると、またまた広い谷でした。この谷が物凄いのです。幅は数十キロあります。長さは、次の峠まで続いていましたから、数百キロ!ところで、米国のニューメキシコに世界最大級のカルデラ火山があり、カルデラが牧場になっているので、阿蘇の草千里以上の広大な風景が楽しめます。その景色を友人が、カルデラの底にアリの群がいると思ってよく見たら牛の群だったよ、と語ってましたが、ここではそれ以上のスケールで延々と巨大な谷が続きます。きっと何万年も前は大氷河に覆われていたことでしょう。水が豊かな谷底は、無数のヤクやヒツジたちの楽園です。谷の向こう側、と言っても数十キロの彼方には、華厳の滝を三段重ねにしたような見事な滝が見えています。(視力2.0です)

 こんな土地が日本にあったなら、日本人はどう開発するだろう?そんなことを道々考えました。巨大空港でも簡単に何十も造れます。ゴルフ場なら何百。少し掘れば温泉も出るはずですから、リゾートなら何千も建設可能なはずです。

 何百年も昔はきっとさらに豊かだったのでしょう。あちこちにシルクロードの遺跡が見えています。その広大な谷沿いに走行すること4,5時間、車はやっと標高五千二百メートルの峠に到着しました。ここからは一路ネパール目指して下るのみです。その日の宿泊地はジャンムという国境の町です。標高が二千四百メートルですから、峠から約三千メートルの高度差を数時間で下ります。その道は、ヒマラヤ山脈に鋭く刻み込まれた峡谷沿いの砂利道です。何百メートルもの崖下を、氷河の水を集めた急流が直線的に流れ落ちています。ガードレールなどという文明の利器はありませんから、超長大な絶叫マシンのようにスリル満点です。下るに連れて、乾いた山岳風景が緑豊かな大峡谷に変身します。頭上はるかに、または眼下に、この上もなく美しい滝が幾つも幾つも次々に現れます。アッ、あれは霧降の滝、これは那智の滝、あそこは称名の滝。という風に幾十もの名瀑の連続です。ガイドさんに訊いても滝の名は分かりません。名前などないそうです。せいぜい滝1号、滝2号というところでしょう。私がカメラマンならこの峡谷をライフワークとして、世界に紹介するだろう。そう思ったほどの美しいド級の迫力に満ちた峡谷でした。

 さすがヒマラヤ、こんな巨大な谷や峡谷があるのか!帰国したら、地図でさきほどの谷とこの峡谷の地名を調べようと決心して、実際にそうしたところ、図書館でいくら捜しても名前は見つかりません。そんなところにもヒマラヤの大自然の凄さが偲べます。そんな自然も温暖化により変化を強いられているのです。人のエゴはどこまで巨大化したのでしょう?ヒマラヤよりも・・・? 完


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今月の話題 <ネパール・チベット環境紀行 その4>

 出張先でビジネスホテルに泊まることがよくあります。客室には洗濯された寝間着が置かれていますが、私はその寝間着を使うことがありません。歯ブラシなども自分のものを持参するのでホテルのものは不要です。未使用のものをそのまま置いてくれば、ホテルも次の客が使えるから助かるし、ほんの微量ではありますが、地球さんも助かるでしょう。連泊時は、ルームサービスを断ります。シーツやタオルを二度使うことぐらい、うちでは当たり前なので全然気になりません。無駄な洗濯は地球をさらに汚します。せっかく支払った宿泊費の無駄とお考えの方もおられるでしょうが、ホテルの経費節減に役立てば、将来宿泊費が値上げされることもないでしょう。見方を変えて、広い目で見れば結局自分にも得なのです。

 欧米の一流ホテルでは、静かな革命が進行中です。私が実践している行為を客に堂々と推奨すると聞きました。もちろん強制ではなく、聞き流せます。一流ホテルには普段泊まれない私ですが、今回の旅行中は珍しくその地の一流ホテルに宿泊できました。するとカトマンズのホテル・エベレストでは、ベッド脇に次のような注意書きがありました。私は相場の2倍のチップを置き、それを有り難く丁寧に戴いてきましたので、ここに本邦初公開?致しましょう。

「エコ的事実: 世界の水の2%以下が真水です。ネパール各地でも水不足に悩んでいます。節水以上の対策はありません。以下のようにしてご協力下さい。
歯磨き時に水を止めると、5〜10リットル節水可。
手や顔を石鹸で洗う時に水を止めると、8〜10リットル節水可。
ひげ剃り時、泡立てやかみそり使用中に水を止めると、8〜10リットル節水可。
シャワー時、リンスや石鹸を使用中に水を止めると、50〜70リットル節水可。
水漏れを即刻報告して戴ければ、400〜3000リットル節水可」

その裏にはこう述べられています。
「環境問題に関心をもってください:ほとんどの方々は、自分は環境活動家ではないし、地球を救うような活動もできないから、と環境問題に興味を示しません。しかし、以下のような行為は立派な環境活動です。1.周りに緑を増やす。2.周囲を美化する。3.車を一定速度で運転する。4.ポリ袋を再利用する。5.受け取った手紙の裏面などの使用済みの紙を再利用する。6.部屋を使わないときは消灯する・・・・ 」

 一方、ラサ・ホテルには次のような、英文、漢文、和文の注意書きがありました。
「省エネルギーキャンペーンにご協力願います: 外出の際、部屋の電気を消し、暖房、空調、テレビ、ラジオのスイッチを切る等のことをして頂ければ十分です。この他に、シーツ、バスタオルの取り替え回数を減らし、節水にもご協力願います」

 「地球全体が自分の家」というほのぼのとした考えがますます必要とされていることがよくわかります・・・


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今月の話題 <ネパール・チベット環境紀行 その3>

 すでにリポートしましたように先日、世界の辺境チベットのそのまた辺境を四駆車で旅しました。連日、想像を絶っする悪路の連続でした。いままで北極圏のアラスカの道、ニューメキシコの超凸凹林道、オーストラリアの砂漠の道なき道、と様々な悪路を走破した猛者と自負していましたが、やはり世界は広かった!本物の悪路を体験させられ、自称猛者の軽薄な自負をそれは見事に吹き飛ばされました。

 悪路とはお尻を痛打し続ける道。エアポケットの連続ダーッ!車の荷物席のスーツケースが、ドーン、ドーンと騒々しく跳ね続けます。乗客は会話もなく、ひたすら「アッ」、「ウッ」、「オッ」と唸りながら、ただただ忍耐。運転手以外の全員が、窓際に取り付けられたグリップを堅く堅く握りしめる道。先行車が荒馬のように飛び跳ねます。ただでさえ高山病の頭痛に悩むとき、この振動はもう最悪。風邪で高熱時に、ジャグジーの中でエアロビするような状態です。舗装道路の有り難さが今更ながら身に滲みます。悪路は修行の場でもあり、ロデオのようなスポーツでさえもあるのです。

 悪路には橋がありません。河があればそこで道が消えます。あんなに苦しまされた道であっても、いざ消えると心細いものです。車で直接ジャブジャブ渡河するしかないからです。時には流れに沿って河の中を遡上することも!悪路では、暑くても窓を開けられません。開けると埃が容赦なく侵入します。そして対向車の存在が何キロも前から分かります。対向車が高〜く舞い上げる土埃が遠目に見えるから!悪路には電柱も電線もありません。地中化されてる?いえ、それ以前の問題です。大自然に圧倒されながら、ひたすら謙虚に細くただ道だけが延びています。世界の奥の細道です。崖は高〜く谷は深〜いのに、道路標識もガードレールもありません。日本の道にどれだけ人の手が加えられているか分かりすぎるほど分からされます。

 ところで悪路では好きなところで用を足せます。通行量はほぼ絶無なので、他人の目を気にする必要はありません。路傍の花が気に入れば、いつでも急ブレーキOKです。すると悪路がいつでも駐車場に変わります。疲れたら道路脇のせせらぎで水遊びをし、草原で昼寝を楽しみます。一見不便な悪路には、実はたくさんの自由がありました。そして、目一杯の大自然と小さな小さな人間がありました。


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今月の話題 <ネパール・チベット環境紀行 その2>

 「日本のチベット」などと言われるが、世界のチベットのそのまた僻地、チョモランマ登山基地であるシェカールの町を後にして、雄大なヒマラヤ山脈の麓を数百キロひた走り、標高5200メートルの峠をやっとの思いで越えたと思ったら、後は数時間急降下。ヒマラヤを縦断する一台峡谷の中心地、ネパールとの国境の町、ジャンムへとたどり着いた。ここは、だいたい男体山と同じ標高2400メートル。「濃密」な空気が全身に心地よい。やっと高山病の呪縛から解放された。

 ここのホテルでも凝りもせずに聞いてみた。「最近の天候はどうですか?」「別に何も変わってません。昔と同じですよ」半分失望?、半分安心する答えだった。しかし翌朝、私は目撃してしまった!ホテルの正面に鎮座する丘の頂付近の針葉樹林がほとんど立ち枯れていた!他方、町のあちこちでは大量のゴミを崖から捨て放題。おまけに、ジャンムから少し下ると山崩れで道が流され、下車して危険な歩行を余儀なくされた。国境を越え、ネパールに入国してからもあちこちで道路が寸断されていた。そしてその度に徒歩。温暖化のためヒマラヤ山脈の氷河が溶け始めたこともあって洪水が増えているらしい。

 さらに怖ろしいことにネパールでは、見渡す限りの山々が頂上付近まで段々畑になっていた。そしてあちこちで土砂崩れが起きていた。皆、過剰に人の手が加えられた箇所ばかりだ。私は車がカトマンズに到着するまでの数時間ただア然として、車中から観察し続けたが、本当に国境からカトマンズまでの百キロもの間、殆ど全ての山々が頂上付近まで開墾されていた。それも皆、男体山のような、急峻な山々だ。もうアルプスの少女のイメージも脳裏から消え失せた。全てが人災だ。洪水も、山崩れも、全て人の為せる技なのだ。いまさらながら私は悟らされた。

 実は、怖ろしいのはそれだけではなかった。旅の最終日、世界遺産にも登録されているネパールの古都バクタプールを訪れたときに、ガイドさんが耳を疑うようなことを口走った。
「皆さん、お気づきのようにこの街にはお年寄りがたくさん住んでいます。ここには車が少なく空気がきれいだからです。カトマンズにはお年寄りはあまりいません。排気ガスですぐに死ぬからです。それだけカトマンズの空気は汚れています」
エッ、本当??21世紀の幕が上がったばかりのヒマラヤの麓。そこは環境汚染の最前線になっていた。ヒマラヤの東西南北で異常が確認された。神々の座も危うい。

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