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白夜行
【Introduction】
山田孝之&綾瀬はるかと
いう、セカチューコンビが再び組んで魅せる、“純愛”ドラマ。
ただし、明るい純愛ではなくて、暗い純愛(笑)
だって二人の上に太陽はないんですから。
お互いを守るために、小学生時代に父を殺した少年と、母を殺した少女が、
罪を隠すために罪を重ねていく物語。
実は、東野圭吾の原作本が家にあったのでドラマが始まる
ちょっと前から読み始めました。
ドラマと小説の同時進行は以前に後悔した経験があるのでやめようかなとも思ったのですが、
どちらもおもしろいので最早やめられません(笑)
そして、当然のごとくドラマと小説では展開が異なります。
何より小説では、物語の発端である殺人事件、すなわち亮司の父親を殺した犯人は
明らかにされていないのです。
亮司と雪穂のつながりも不明のまま(それとなく匂わせてはいますが)、二人それぞれの
中学時代、高校時代、大学時代と進んでいくのです。
【第3話まで】
第2話は、会ったこともない他人としてそれぞれの道を歩き始めた亮司
(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)が再会。
恵まれた家庭の養女になった雪穂は私立の高校に通っていますが、7年前の事件に
ついて噂と陰口が飛び交い、校内で陰湿なイジメに遭います。
一方、亮司の前には再び笹垣刑事(武田鉄矢)が現れ、
真相を突き止めようとする笹垣と死体の第一発見者である菊池からの脅しによって、
亮司は窮地に追い込まれます。
駅の公衆便所で落書きを消す雪穂。
雪穂を見かけて近づいていく亮司。
昔二人で交わした会話を口にする亮司と、それに答える雪穂。
やっと再会できた雪穂を抱きしめる亮司ですが、山田孝之は上手いですね。
いい役者になったもんです(^-^)
気持ちが投げやりになったときに喋り方が渡部篤郎っぽくなるのが気になりましたが…
悪影響を受けてなければいいんですが(^^;)
第3話は、ドラマのテーマ的に言うと、“亮司の決心”というところ。
この作品は罪の上に罪を重ねていく物語ですが、ドラマではどちらかというと
雪穂が知能犯で亮司が実行犯という感じです。
逆売春の斡旋をしていた亮司ですが、亮司の友人・友彦
(小出恵介)が相手をしていた女性客が行為中に死んでしまい、それを隠すために雪穂が
提案したのは死んだ女性の体内に友彦以外の人間(つまり亮司)の痕跡を残せばいいということ。
「死体とヤレってのか!?」
と怒る亮司ですが、雪穂の悲惨な7年間の想いを汲み取って、雪穂に従おうとするのです。
小説では、この件に関しては雪穂も手を貸してる(と思う)のに、ドラマはあくまで亮司が
雪穂に献身するという方向のようです。
二人を主人公にしている以上、主観的に描かなければいけないので原作が持つサスペンス
の色合いが薄いのは致し方ないですが、亮司がボロボロになっても尽くすほどの
魅力を綾瀬はるかに期待したいところです。
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【第5話まで】
先日、原作を読み終わってしまいました。
ドラマに先行して読み終えてよかったと思います。
なにしろドラマと小説で決定的に違うのは、小説では亮司と
雪穂の内面がまったく描かれていないこと。
章ごとに二人の周囲の人間が主人公となって(全編三人称ですが)、そこに
亮司と雪穂も登場してきますが、二人がどう行動してどのように年月を経ているかは
分かるとしても、二人が何を考え、何を意図しているかはよく分かりません。
分かるような気もするんですが、常に周囲を欺いてる二人ですから、本心が分かりません。
なので、二人の心情を描いているドラマはある意味、ドラマオリジナルの物語で
あるともいえます。
第5話は、ダンス部のOB篠塚(柏原崇)と親友
の江利子(大塚ちひろ)が
付き合っていることを知った雪穂が嫉妬して、江利子を陥れようとする件り。
ここでも雪穂の計算ずくの行動に嵌められて、雪穂のために亮司が手を下します。
ちなみに、ドラマの篠塚は小説ほどいい人に見えないです(^^;)
亮司と雪穂は運命共同体であるはずなのに、雪穂は亮司でさえも嵌めようと
してるのがコワイところです。
綾瀬はるかは憎悪の目付きに凄みが出てきて、
上手くなってきたと思います(^-^)
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【第6話】
ええ〜、まさかな展開!! 古賀(田中幸太朗)が〜〜(ToT)
だってだって、小説では古賀は笹垣刑事(武田鉄矢)の娘と結婚して、
二人は義理の親子になるのに〜(;_;)
松浦(渡部篤郎)め〜!!(`ヘ´)
ここまで松浦を嫌な役に演じてくれた渡部篤郎は上手かったです。
亮司(山田孝之)のみならず雪穂
(綾瀬はるか)も松浦に殺意を抱いていたというのが、ドラマオリジナル。
またしても、手にかけた亮司に「(殺したのは)私だよ」と言う雪穂。
でも、言うだけで実行してるのは亮司ですからね〜。
小説も読み終わった今、亮司の人生が痛々しい…
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【第8話まで】
高宮(塩谷瞬)との結婚は売春と
割り切る雪穂(綾瀬はるか)は、高宮の
IDを亮司(山田孝之)に渡して企業機密を
入手させ、亮司は名前を変えてメモリックスという会社に入社します。
高宮の名義で店舗を持った雪穂はブティックを経営し、時機を窺って
離婚をけしかけます。
高宮が密かに想いを寄せていた三沢千都留
(佐藤仁美)と、偶然再会したように仕組みます。
この辺は小説を読んでいても雪穂の罠だとは思いましたけど、高宮の暴力に
亮司に絡んでいたというのが、うまいな〜と思いました。
高宮は間違っても暴力を奮うタイプではないので、亮司がわざと雪穂を
殴ったとする方が納得できます。
高宮を演じている塩谷瞬。
2年前に「奥様は魔女」で、石川亜沙美扮するお嬢様部長の有能な秘書を
能面のように演じていたのを覚えています。
あの時もだし、彼の公式サイトを見てもいつも長髪なんですけど、この
ドラマの高宮にような短髪の方が爽やかっぷりが出てていいと思います(^^)
お坊ちゃんな感じも出てるし。
その高宮の心を射止めた三沢千都留を演じるのが佐藤仁美。
なんか、えらくおばさんくさいのが気になります。
…ちょっと太った?
小説でもとてもいいキャラで、応援したくなる女性なのに、逆にドラマでは
あまりいい人に見えません(^^;)
小説で好きだったキャラクター、探偵の今枝が出てこないのも残念です。
代わりに笹垣(武田鉄矢)が警察を辞めて探偵に
転職して今枝の役もこなしているんですが、少し無理があるんじゃないかと思います(^^;)
刑事だから雪穂と亮司を追い詰められるんだし、篠塚
(柏原崇)がいきなり笹垣のところにやってくるのも不自然だし。
原作を読んでしまうと、細かいところが気になってしまうのが難点です(^^;)
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【第11話(最終回)まで】
原作を読んでしまうと、どうもドラマの粗が気になってしまいます(^^;)
まあ、亮司(山田孝之)と雪穂
(綾瀬はるか)の内面が分からなかった原作と違って、二人の思いが伝わるという点では
ドラマなりの良さもありましたが。
典子(西田尚美)が亮司の子供を産むというのは
ドラマオリジナルでした。
笹垣(武田鉄矢)がそのことを亮司に伝えるんですが、
「お前には、子供がいる」というセリフを山田孝之に向かって
言っている、とそのことに別の意味でドキドキしちゃいました(笑)
結末は、やっぱり原作の方がよかったなと思います。
亮司も自らハサミを自分に刺すんじゃなくて、笹垣との追走の中で事故として
刺さる方がよかったなと。
あと、死にかけた亮司を見た雪穂の言葉―
「全然、知らない人です」
これで、終わってほしかった。
まあ、笹垣と篠塚(柏原崇)が真相に行き着いちゃったので
交わしようがなかったとは思いますが。
山田孝之はもちろん、渡部篤郎の
松浦、武田鉄矢の笹垣など、
俳優は素晴らしい布陣だったので、安心して見てられました。
特に笹垣は「俺が捕まえてやらにゃ、誰があいつらの横っ面ひっぱたいてやるねん」とか、
「あんとき、捕まえてやれなくてすまんかった」とか、本当に親父のような気持ちで
亮司と雪穂を追っていたんだなというのが、よく伝わってきました。
原作との違いも比べて見て楽しめるドラマでした(^-^)
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2006年 1〜3月期 TBS
原作 東野 圭吾『白夜行』
脚本 森下 佳子
主題歌 「影」柴咲 コウ
CAST
桐原 亮司 ---------- 山田 孝之
唐沢 雪穂 ---------- 綾瀬 はるか
幼少時代の亮司 ----- 泉澤 祐希
幼少時代の雪穂 ----- 福田 麻由子
松浦 勇 ------------ 渡部 篤郎(特別出演)
篠塚 一成 ---------- 柏原 崇
古賀 久志 ---------- 田中 幸太朗
園村 友彦 ---------- 小出 恵介
菊池 道広 ---------- 田中 圭
唐沢 礼子 ---------- 八千草 薫(特別出演)
栗原 典子 ---------- 西田 尚美
西口 奈美江 -------- 奥貫 薫
川島 江利子 -------- 大塚 ちひろ
高宮 誠 ------------ 塩谷 瞬
桐原 洋介 ---------- 平田 満
桐原 弥生子 -------- 麻生 祐未
谷口 真文 ---------- 余 貴美子
笹垣 潤三 ---------- 武田 鉄矢
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