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夫婦。


【Introduction】
「オヤジぃ。」「おとうさん」に続く遊川和彦脚本の、 田村正和が “スタイリッシュな頑固オヤジ”に扮するホームドラマ。
通販会社を経営する田村正和の妻に黒木瞳、 結婚を控えた娘に加藤あい、 大学生の息子に塚本高史を配して、 娘の結婚、夫の浮気などをリアルに描きつつも、ライトコメディの 要素も含んだドラマです。

【10/10放送分(第1回)】
通販会社社長の太一は、娘の菜穂と部下の慎吾が結婚すると聞き、反対する。
結婚式場の担当である待田に会った太一は、彼女にときめきを覚える。


どこにでもいる普通の夫婦、家族の日常を描いたドラマではあるんですが、 夫が田村正和、妻が黒木瞳という時点で、 すでに普通じゃない(笑)
しかし、それを抜きにして考えると妙にリアルな内容です。

特に第1話でスゴイなと思ったのが、家族4人の風景。
みんな一人ずつ勝手なこと(というわけでもないんですが)を 喋っているのです。
ドラマって、どんなに凄まじい怒鳴りあいの場面でも一人ずつ 台詞を言っていくものですが、現実世界は何人もが同時に口を開くもの。
演劇ではよくあることですが、この「幾重にも言葉が重なる」と いう光景をドラマでやってくれるのは珍しいことだし、 何よりとってもリアルでした。

そして、黒木瞳は相変わらず可愛らしい。
潔癖症?というぐらい神経質に掃除をして、常にゴミや汚れを 拭き取ってるんですが、夫が眠る横でおもむろに掃除を始めて 足をぶつけ、声を殺して「いたたたた」なんて言って、目覚めた 夫に「何やってんだ?」と言われるところなんてホント、 かわいらしかったです(*^^*)
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【10/17放送分(第2回)】
太一は待田からアドバイスを受け、妻の華に「愛してる」と伝えようとする。
菜穂と慎吾の結婚に反対していた太一だったが、菜穂から「パパとママが 理想」と言われ、気持ちを変える。


人生の機微を描きながら、コミカルに日常を描写しているので、 思わずクスリと笑ってしまうシーンもちらほら。
20歳も年下の女性に心ときめかせ、妻に「愛してる」と告げた方が いいとアドバイスを受けた田村パパ
さらっとさり気なく言えずに、うろたえる姿がキュートでした(*^^*)
しかし黒木ママも手が止まることがなくて、休まらない人です…

そして留年することを親に言えず、街頭で音楽を奏でる息子 (塚本高史)。
年上の“お姉さん”(西田尚美)に飲みに誘われ、別れ際にキスされて 有頂天な塚本くん。
部屋で喜びを噛み締めているところを姉(加藤あい)に見られて 姉の片棒を担ぐんですが、わざとらしいその演技にまたクスリ(^^)
姉と弟っていいなあと思います。
あんなカッコいい弟がいて、自分の言うこと聞いてくれたらめちゃ嬉しい☆
やっぱりホームドラマに描かれた家族は理想です。
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【10/24放送分(第3回)】
久しぶりに太一と甘い夜を過ごした華は上機嫌な朝を迎える。
太一から優しい言葉を掛けられた待田は嬉しさを隠し切れず、 二人は関係を持ってしまう。


結婚する娘を持つお父さん世代でも浮気ってするのね〜、 などと思ってしまいました。
もちろん、いくつになっても恋はしていいんですけど、 腰痛めるぐらいの年齢なんだから、田村さんも(笑)

“あなたの家庭がドラマになります”をキャッチコピーに しているくらい、このドラマは平凡な家庭の日常を描いています。
ドラマを見る世代なら、だいたいの人が登場人物の誰かに 感情移入して見るんじゃないでしょうか。

私は加藤あいかななんて思っていたら、実は西田尚美・羽田美智子 世代かもしれないことに気付いてしまいました(^^;)
「母が言うんですよ。売れ残りじゃなくて、 もう店にも並んでないって。 ひどいでしょ?(笑)」なんて恐ろしい台詞、どうやって考え出した んでしょう?(@_@)
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【10/31放送分(第4回)】
太一が喧嘩した菜穂と慎吾の仲裁に入り、待田はますます太一への 想いを募らせてゆく。
華は太一が浮気をした痕跡を見つけ、家中を荒らしてしまうのだった。


夫・太一の浮気に感づいてしまった妻・華。
夫が眠る横で苛立ちを抑えようがなく、地団駄踏んだり、 物をぶつけてみようとしたり、でも物音を立てないように しているところが主婦の鑑である華らしいというか 可愛らしくて、これも黒木瞳ゆえなんですが。
ところが階下に降りて来ても昂った気持ちは治まらなくて ビールをヤケ飲みしてみたり、つまみをヤケ食いしてみたり。
行動はエスカレートして、冷蔵庫の中身をぶちまけ、 引き出しや戸棚の中身をぶちまけてしまうのです。
きれい好きの華にしたらとんでもないことで、それほど 感情が爆発してしまったんですね。
女は恐ろしいというより、華さんが哀れで痛ましいほどでした。
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【11/7放送分(第5回)】
太一の浮気に感づいたものの、はっきり問いただせないまま華は悶々と した毎日を送る。
息子の順に偽善者だと言われ、ついに華は自分と別れるか相手と別れるか 太一に切り出すのだった。


ついに太一に不満をぶつけた華さん。
いつもとは逆に、華さんが寝ている横で田村パパの 一人芝居となりました。
隣の家の夫婦喧嘩、覗いちゃったよ〜的なやけに緊迫感の あるシーンで、ドラマだからって軽々しい気持ちで見て いられませんでした。

このシーンに限らず、最近はコミカルなようでいて、 テーマは重くなってきた感じです。
太一の浮気も、相手が本気なら当事者みんなが苦しいし、 年上女性に心乱されてる順くんも彼女がシングルマザーで あることを知ってしまったし、お気楽OL菜穂も本当に 婚約者である慎吾を理解してるとは思えないし。
円満に見えた家庭が実は崩壊寸前で、それが実際、 どの家庭でも起こりえることなのですから、コワイ。
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【11/21放送分(第7回)】
いい夫になると約束した太一は華に気を遣いながら生活し、 華は気晴らしに友人と遊びに行き、帰りが遅くなる。
順は真剣に子持ちの静香と交際を始め、菜穂は慎吾から母と 同居してほしいと言われ、困惑する。


一度気持ちがすれ違ってしまうと簡単には修復できないんだなと、 太一さん華さんを 見てると人生の勉強になります。
太一さんがどんなに華さんを愛してるか、感謝してるか、お酒を 飲みながら慎吾に語ってた様子を見れば分かるけど、華さんに してみれば面と向かって言ってくれなきゃ分かんないですし。

菜穂の結婚に対する考えが甘いのは、 待田さんならずとも誰でも分かります。
人の話は聞かないし、思い遣りはないし、慎吾さんは菜穂のどこが よくて好きになったのかまるで不思議です。
社長の娘ということしか菜穂には魅力がないと思うので、菜穂には ぜひ成長してほしいと思います。
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【11/28放送分(第8回)】
置手紙を残して華がいなくなり、太一は華の行く先を探すが、検討すら つかずにいた。
ようやく家に戻ってきた華だったが、「離婚してほしい」と太一に告げる。


離婚を決意する華さんの気持ちが 私には理解できないんですが、それは私が妻でも主婦でもないからなのでしょうか。
家出して一人で旅してみたり、高い洋服買ってみたりしたけど、 おかげで自分には家庭=家族が一番という結論を見出したのでは なかったのですね(^^;)
外人に道聞かれても分からなくて、電車では変なオヤジにからまれて、 私だったら「おうちで家事してるのが最高!」なんて思っちゃいそう なんですが。

慎吾さんもついに菜穂に「母と同居して くれないなら結婚できない」と告げました。
遅すぎるくらいですよ、慎吾さん。
お父さんと待田さんの浮気も知り、菜穂の試練のときが来ました。
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【12/5放送分(第9回)】
華に離婚届を手渡された太一は、子供たちのことが落ち着くまで保留して ほしいと訴える。
慎吾が会社を辞めて田舎へ帰ることになり、結婚を断られた菜穂は家を 出てしまう。

やっと菜穂が大人になってくれて嬉しい(^-^)
わがままなだけの菜穂に見えましたけど、菜穂は菜穂なりに自分には取り柄が ないって思ってるから結婚する願望だけが突っ走ってたんですね。
家族から見たって、菜穂の長所は分からないだろうなんて思ってたんですが、 「純粋で、何事にもがむしゃらで一生懸命」っていうことをパパもママも 理解してて、弟も応援してくれてるし、改めて家族っていいなと思いました。

なのに華さんの離婚する意志だけは変わって いないようで、本当に離婚してしまうのでしょうか。
結婚したままだって、主婦が自立する道はあると思うんですが。
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【12/12放送分(第10回)】
静香とその娘・萌と一緒に生きていくことを決意した順は、静香にプロポーズし、 大学を中退して静香の故郷に行くことを決める。
愛している華のために何ができるか考えた太一は離婚届に判を押すのだった。

将来の目標もやりたいことも見えてなかったが、 静香に出会って大人になり、人生の目標と静香との結婚を考えるように なったのが、まあドラマ的には順も成長してよかったねということなんでしょうが、 なんとなく塚本高史ファン的には寂しい(^^;)
大学生活よりもシングルマザーとの生活の方がいいんだ、ってやっかむのは 筋違いなんだろうし、現代から見れば世間体に捉われた古い考えなんで しょうけど、大学は卒業しておいて損はないと思うんだけど。
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【12/19放送分(最終回)】
菜穂の結婚式の前日、太一と華は離婚するつもりでいることを菜穂と順に告げる。
結婚式の翌日、太一と華は離婚届を出しに区役所へ向かう。

さんざん山口一家に波風を立てた待田さんが、 結婚式に花嫁に逃げられた、自分の理想とする男(宮迫博之)にプロポーズする という結末には、せっかくここまでリアルだったのに、急にウソくさい物語になって しまいました。

前回の太一さんのモノローグで「まさか、結婚式であんなことが起こるとは…」 と言っていたので、どんなスゴイことが起こって、離婚が取りやめに なるのかなと期待していたんですが、たいしたことは起こらなかったし、 結局太一さん華さんは 離婚してしまいました。
離婚届に判は押したものの、考え直した華さんが破り捨てるのかなと 何度も思ったんですが。
離婚して1年後、二人が再会する場面はよかったです。
黒木瞳が年齢の割りに格好が若い気もしましたが、太一さんが「華!」 と呼び止めて走り寄って行くシーンはウルッとさせられました(*_*)
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2004年 10〜12月期 TBS

脚本 遊川 和彦
主題歌 「あなたが好きで」森山 良子

CAST
山口 太一 ----- 田村 正和
山口 華 ------- 黒木 瞳
山口 菜穂 ----- 加藤 あい
山口 順 ------- 塚本 高史

敏江 ---------- 深浦 加奈子
照代 ---------- 今井 陽子
梶川 由香里 --- 青木 麻由子
田之上 静香 --- 西田 尚美
元木 慎吾 ----- 大森 南朋
待田 幸子 ----- 羽田 美智子


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