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ラストプレゼント


【Introduction】
余命3ヶ月の宣告を受けたバツイチのキャリアウーマンが、残された日々のなかで 娘と向き合おうと奮闘する。
さばさばとした性格のヒロインを天海祐希がさらりと演じ、 数多い脇役もしっかりと性格づけられていて自然体です。
毎回、ほろりとさせられるシーンがあって涙を誘われます。

【7/14放送分(第2回)まで】
建築士の明日香は9年前に生死の狭間で娘を産んでいたが、 その後育児に嫌気がさし、親権を夫に譲って離婚していた。
明日香は医師からすい臓ガンと診断され、余命3ヶ月と宣告されてしまう。
娘のの誕生日に明日香は会いに行こうとするが、 元夫のは再婚を控えており、今年だけは 来ないでほしいと訴える。
しかし歩は明日香の気配を察し、外に飛び出していくのだった。

聡の再婚相手、有里は歩と仲良くなろうと ミュージカルに誘うが、当日明日香が歩を連れ出してしまう。
歩にケガをさせてしまった明日香を聡はなじるが、明日香は「これきり 歩には会わない」と告げる。


このドラマでは、みんないい人すぎないところがいいですね。
永作博美演じる有里も 可愛い顔して、言うことは言う。
子持ちの聡と付き合うことは“戦闘”だと自覚していて、 計算した行動をとったりする。
今回、聡の再婚相手となる有里を下見に来た明日香。
「結婚て甘くないわよ。旦那は何もしてくれない」 と釘を刺す明日香に「私の夫になる人はそんな人じゃない」と反論。
明日香の正体を知らないのねと思いきや、知ってたんですね。
「コワい。彼女もコワいけどあんたもコワい」と 深浦加奈子に言わしめた有里に軍配をあげたい(笑)

そして歩ちゃんもいつも能面のように無表情なのです。
無言の抵抗というわけでもなく、やはり感情を押し殺してるんでしょうね。
歩ちゃんの心を掴むのは大変だろうなと有里に同情してしまいます。
ちょっとした目の動きなどで感情を表現しなければいけない歩が 実は一番の難役かも(笑) [7/14]

【7/21放送分(第3回)まで】
明日香は病院の待合室で余命半年の患者と話をする。
明日香が診察を終えて帰ろうとしたとき、向かいのビルの屋上からその患者が投身自殺をする。
警察で事情聴取を受けた後で明日香は市役所の設計のプレゼンに向かうが、 設計図を病院に忘れてしまう。
市役所の職員の前で自分の思いを語り始めた明日香は、自ら設計図を壊して しまうのだった。

が泊りがけの出張に行くことになり、 有里の 面倒をみることになる。
有里は、歩が明日香が家出した原因が自分にあると思っていることを知る。


歩ちゃんて悪い子じゃないんだけど、可愛げがないな なんて思ってたんですが、ちゃんとそれを自覚してたことには脱帽しました。
笑顔は見せないわ、せっかく作ったご飯は食べないわ、有里もめげずに よく頑張るなと思ってたんですが、「歩ちゃんと仲良くなりたい」という 有里の言葉に「どうして? 私感じ悪いのに。お母さんも出て行くとき そう言ってた」と返すんですね。
自分のせいでお母さんが出て行ったというより、お母さんが出て行って しまったその寂しさを自分のせいに摩り替えようとしてる気がします。
歩ちゃんは、父親にも言ったことのなさそうな本心を初めて有里の前で 吐き出したのではないでしょうか。 [7/21]

【8/4放送分(第5回)まで】
有里明日香と話をする機会を与えようとするが、 明日香の義理の妹綾音が家出してきたために チャンスを逃す。
有里は蓮太郎来実と 一芝居打って、明日香と歩を二人きりにする。
食事中に具合の悪くなった明日香は歩に口止めし、さらに田舎の夏祭りに 一緒に行く約束をする。

は自分の留守中に起こった出来事に 怒りを露わにするが、歩の意思を尊重し、明日香に歩のことを託すのだった。
明日香は有休をとるために仕事に精を出すが、夏祭りの前日歩から突然 「夏祭りに行かない」と言われてしまう。


聡さんのいろんな感情が現れた回でした(笑)
明日香が家出して以来、歩の世話をするために自ら志願して営業から総務課へ 異動し、“たそがれ清兵衛”の生活をしてきた聡。
思いがけず営業の仕事に駆り出され、困惑しつつも遣り甲斐を感じちゃいました。
有里と再婚するんだし、営業に戻ってもいいかなあとちらっと思ったりも するんですが、有里も仕事を続ける気でいるのを知って、この辺り今後波紋を 呼びそうです。

出張から帰り、歩が明日香に会っていることを知って飛んでいき、 明日香が歩を置き去りにしていったことを知ると(実際は違うんですが) 激怒。
歩が話の内容を喋らないと「あの女、俺の悪口言ってたんだろ」と キレて、「これから家族になるのに」と言った有里に対しても「これから だろ、まだ違う」と八つ当たり。
ボルテージ上がりっぱなしの聡さん、妊婦の綾音ちゃんよりも情緒不安定 でした(^^;)

けれど歩が自分から意見を言ったのは初めてで、歩の意思を 尊重しようと明日香に任せようと考えを改めるのです。
自分よりも娘のため、というのが歩が生まれて以来の聡の一貫した考えで その点は立派です。
夕暮れ時、台所で夕食の準備をする聡さんの姿は素敵でした(*^^*)
そんな優しいお父さんの姿を見て、歩ちゃんも思うところがあったのでしょうねえ。
突然「夏祭りには行けない」と明日香に告げるのでした。 [8/4]

【8/18放送分(第7回)まで】
の 気持ちを考えて明日香と夏祭りに行くのをやめ、 明日香はそんな歩の気持ちを理解する。
明日香が独り言でつぶやいた「どうせ私ももうすぐ死ぬんだし」 という言葉を明日香の父清孝は耳にしてしまう。
明日香は清孝と帰郷し、家族で夏祭りに出かける。
神社で願い事をした時、明日香は父が自分の言葉を聞いていたのだと 確信する。
そこへ、有里が聡と歩を連れてやってくるのだった。

有里は聡との結婚はやめると先輩の真子に告白する。
自分がいるせいだと責任を感じた歩は明日香と一緒に暮らしたいと 留守電に伝言を残す。
しかし、明日香は伝言を聞かずに事務所で徹夜する。
市民会館のプレゼンを終えた明日香は倒れ、病院に担ぎ込まれる。
駆けつけた蓮太郎は明日香にプロポーズするが、 その会話を来実に連れて来られた歩が 聞いてしまう。
ようやく留守電の伝言を聞いた明日香は、聡と有里の仲を取り持とうと、 有里に病気を打ち明ける。


ほんと、このドラマには毎回泣かされてしまいます。
故郷の夏祭りで両親や弟夫婦と楽しむ明日香
何気ないシーンなんですが、明日香が笑う姿とバックに流れる マッキーの主題歌だけで、見てるこっちは泣けて しまうんですよね〜(;_;)
そして有里に病気を打ち明ける明日香。
当然、信じられない有里は「どうせつくなら、もっとましな嘘つけば?」 と言い、明日香は大量の薬が入った袋を逆さまにして見せつけます。
自分のためではなく、歩のために必死な明日香の姿にまたもや してやられました(*_*) [8/22]

【9/15放送分(最終回)まで】
が家出してしまい、 は一晩中街を探し回る。
自分がいなければ聡は有里と、 明日香蓮太郎と 一緒になって幸せになれるとこぼす歩に、聡はいかに歩を愛しているか伝える。
明日香の病気を知った有里の提案で、明日香は聡の家で聡と歩、有里と4人で 共同生活を送ることになる。
歩は家族全員でいられる状況を喜ぶが、海へ行きたいという歩の願いに、 明日香は簡単には頷かないのだった。

明日香は父、清孝の初ライヴに誘われ、帰郷する。
おりしも義妹、綾音の陣痛が始まり、 明日香は産院へ付き添うのだった。
有里は考えた末に聡に明日香の病気を打ち明け、聡は動揺する。
明日香が病院へ行ったと聞いた聡は、歩を明日香の実家へ連れて行く。
歩は周囲の様子と明日香の言動から、何かを感じ取っていた。

明日香の誕生日。
担当医の澤口に、翌日から入院するように と言い含められた明日香だったが、入院するつもりはないと伝える。
歩に病気を打ち明けようとする明日香だったが、結局言えずにいるのだった。
有里は明日香に、歩に真実を伝え、残りの日々を共に過ごすべきだと訴える。
ようやく歩に告白することができた明日香は、聡、蓮太郎と共に 夜の海へ向かうのだった。


中盤までは毎回泣けてたんですが、後半2、3話はそうでもなかった(^^;)
周囲が明日香の病気を知ってしまってからかな、みんな理解ありすぎというか。
はっきり知ったわけでもないのに、妙に訳知り顔で。
お父さんなんて「どうせもうすぐ死ぬんだし」と言う明日香の独り言だけで 分かったってことなんでしょうか?
お母さんもお父さんのこれまでと違う態度で感づいたようですが、「俺に言わせるのか」 という夫の言葉だけで本当に事態が飲み込めたのか不思議です…

最終回、突然ヘアスタイルが変わった歩ちゃんにも驚きました(笑)
終始弱音を吐かず、最後までさばさばと過ごした明日香は すごいと思いますが、あれで本当に死ぬのかなあと、リアル感が生まれなかった のは残念です。
ラストの海でのシーンも、明日香と歩の会話は泣き所なのかもしれませんが、 演じ手に泣かれてしまうと見てるこっちが泣けない…

グーで明日香の頬を2回も殴った有里との やり取りの方がおもしろかった。
天海祐希永作博美は 並んで歩くとまるで親子みたい(笑)
有里のキャラというのが、一番おもしろみがあったかなと思います。
有里にとってみれば明日香は夫になる人の元妻で、子供になる子の母親で あるわけだから、非常に疎ましい存在だと思うんですが、いい人すぎず 適度に敵対心を持って、でも人間的に嫌ってるんじゃないだろうなと は感じられましたので、自分が悪役にもならず明日香を悪役にもせず、 永作博美は好演だったと思います。
「末期ガン患者を2回も殴る?」と明日香が睨み、明日香が素直に歩に 気持ちを伝えないのがもどかしい有里は泣きじゃくるんですが、 大人とは思えない泣きじゃくり方(笑)

でも私は永作博美は好きなんです。
童顔で守ってあげたくなる可愛らしい顔立ちで、でも彼女が演じる役柄は いつもキャリアウーマンが多いんですね。
人に媚びず、思ったことはどんどん口にするタイプで、これでキツイ顔立ち だったら嫌なヤツなんですが、顔で中和されているというか。

そんな永作博美演じる有里と、元宝塚トップスター天海祐希演じる明日香との 女と女の闘いと友情がよかったです。
二人に挟まれた佐々木蔵之介演じる もよかったです。
明日香が聡と歩、有里と共同生活することになった当初の聡の目覚めのシーン。
「あ、有里だ。可愛いな〜。お、歩、おはよう」と聡のモノローグがあって、 そこに明日香が登場。
「げ、何だ。このデカイ女は」と続くまるで聡さんの 日記のような朝の場面に笑ってしまいました(^-^)

余命3ヶ月という悲劇の物語設定でありながら、悲観的にならないキャラクター のおかげでじめじめとせず、一種爽やかな印象に仕上がったドラマでした。 [9/17]

2004年 7〜8月期 日本テレビ

脚本  秦 建日子
主題歌  「僕が一番欲しかったもの」槇原 敬之

CAST
平木 明日香 ----- 天海 祐希
小田 聡 --------- 佐々木 蔵之介
百瀬 有里 ------- 永作 博美
安芸 蓮太郎 ----- 要 潤
廣川 来実 ------- 須藤 理沙
小田 歩 --------- 福田 麻由子
平木 綾音 ------- 田畑 智子
平木 昇 --------- 林 泰文

古茂口 優 ------- 松重 豊
牛尾 加奈子 ----- 中島 ひろ子
高幡 真子 ------- 深浦 加奈子
澤口 久雄 ------- 升 毅
平木 伸子 ------- 大森 暁美
平木 清孝 ------- 平泉 成


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