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大奥 第一章


【Introduction】
昨年放送された「大奥」の好評を受け、幕末を舞台にした前作より 遡り、江戸開府時期を舞台に春日局を中心に描いたドラマ。
絢爛豪華な大奥に渦巻く、嫉妬・ 陰謀・愛憎をスペクタクルに魅せるトレンディー・ スーパー時代劇です。
強く逞しい春日局に松下由樹、 前半のライバルとなる妖艶なお江与に高島礼子、 後半のライバルとなる聡明なお万の方に瀬戸朝香等々、 女性陣の迫力満点な演技に注目です。

【10/7放送分(第1回)】
美濃の稲葉正成の妻・ふくは離縁され、江戸城で将軍家の乳母となる。
二代将軍・秀忠の正室・お江与はふくを疎ましがる。


前作は見てなかったんですが、評判がよさそうだったので今回初回 放送を見てみました。
NHKの大河ドラマとは違って、映像に古臭さがあってリアル感が あるのが民放時代劇のいいところ。
絢爛豪華な大奥の世界は、さもありなんといった感じでした。

初回は波乱に満ちたおふく(後の春日局)の前半生を描き、将軍家の 乳母として江戸城に入るところまで。
おふく役の松下由樹、男顔負けの バイタリティーを持っているのはいいんですが、彼女は何か太って 見えるのがよろしくない(^^;)
その点、二代将軍家忠の正室・お江与役の高島 礼子は妖艶さがありますね。
テンポも良くて、見飽きないドラマです。
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【10/14放送分(第2回)】
秀忠の長男・竹千代の乳母となったおふくは愛情深く竹千代に接する。
お江与は次男・国松を溺愛し、竹千代をないがしろにするのだった。


女のバトルが露見してきたお江与(高島礼子)とおふく(松下由樹)。
露骨に嫌な顔をしておふくを睨みつけるお江与は と〜ってもコワくてさすが高島の姐御(^^;)
自分が産んだ子でも手元で育てられず、嫌いな人間の元にいるだけで 疎ましくなるものなんでしょうか?
母の愛に飢えた竹千代が可哀相でなりませんでした。
母の元にいる弟にはバカにされ、母が好きな鯉の絵を一生懸命描く竹千代。
なのに母に無残にも踏みつけられ…
母に捨てられた竹千代と、自分の子を捨てたおふくが親子のようになり、 おふくは竹千代を世継ぎにすべく闘う決意をするのでした。
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【10/21放送分(第3回)】
おふくは竹千代を世継ぎにすべく、家康にお江与の所業を訴えに行く。
家康亡き後、秀忠は「竹千代が世継ぎ」と公言するのだった。


竹千代を世継ぎにすべく、大御所様=家康に直談判に行ったおふく(松下由樹)。
主君に対して意見するふくに「たわけ!!」と一喝したものの、家康は 江戸城にやって来て、家臣の前で「世継ぎは竹千代」と公言します。
孫をかわいがる爺じの顔と、大御所としての威厳を醸し出す 藤田まこと、さすがです。
太平の世のため「長子世襲」と決めてるようですが、現代から見れば 「実力主義」を説くお江与の方が正しいんですよね(^^;)

お江与に言いなりの二代将軍・秀忠(渡辺いっけい)。
でも、捕ってはならない池の鯉を捕った国松を叱るなど、言うときは言う もんですね。
おふくの策略で女中のおしず(雛形あきこ)に手を出してしまい、身篭らせて しまいました。
このこともあって「世継ぎは竹千代」が決定し、成人した竹千代改め家光 を見ておふくは胸を熱くするのでした。
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【10/28放送分(第4回)】
竹千代は成人して三代将軍・家光となるが、幼少時からおふくとお江与 の争いを見てきたため、男狂いとなっていた。
お江与が病の床に就き、死の間際「竹千代」の名を呼び続ける。


ついに高島の姐御もご臨終で、大人の女のバトルが終わりました。
死ぬ最後の最後までおふく(松下由樹)を許さなかった お江与(高島礼子)
竹千代を手元で育てることができていたら、無駄な争いも起こらなかったし、 成長した竹千代改め家光も男狂い(女嫌いゆえ)にならずに済んだかも しれなかったのに、世の中とは皮肉なものです。
鬼の形相のようなお江与でしたが、死ぬ場面での家光を呼ぶシーンは 心に打つものがありました。
「家光」ではなく「竹千代」と呼んだことが、産まれた時に赤子を 取り上げられた母としての悲しさを物語ってました。

そして時間軸はさっと過ぎ、秀忠も死に、家光の弟・忠長も自害し、 ふくの長男・正勝も死んでしまいました。
みんなあっけない出番だったんですね(^^;)
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【11/4放送分(第5回)】
おふく改め春日局は大奥総取締りとして、権勢を誇っていた。
家光が慶光院に気があると知った春日局は、慶光院を連れ去って 幽閉し、家光の側室とすべく画策する。


第一部・おふくVSお江与も終わり、おふくも春日局となって 雰囲気が変わりました。
後半の見所は瀬戸朝香演じる 慶光院改めお万。
男狂いの家光が初めて心動かされた女性なんですが、 くっきりした顔立ちと気の強さは、おふくやお江与と 変わり映えしないと思うんですが(^^;)
健気なお玉ちゃん(星野真里)の方が可愛いい(*^^*)

家光が見初めた女性ならばと慶光院を連れ去って幽閉する 春日局。
慶光院さえ覚悟を決めれば、ほんと玉の輿なんですが、 仏門に入った尼君を無理矢理連れて来るのは、拉致以外の 何物でもない気もします(^^;)
同じく囚われの身の、笛奏者のキリシタンの姉君なんかは 気が狂ってしまってるみたいですから、あな恐ろし。
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【11/18放送分(第7回)】
家光の寵愛を受けるお万と派閥争いをする春日局は、町娘のおらんと お夏を新しい側室として大奥に入れる。
笛吹きの隼人は大奥の座敷牢から姉・おゆきを連れ去るが、 おゆきが自害してしまい、仇討ちのため家光の命を狙う。


遠山景織子演じるキリシタンの 女性の哀しい人生に心打たれました。
せっかく座敷牢から救出したのに自害してしまったのでは、 弟の隼人(金子昇)も悔やみきれないでしょう。
けど、幽閉されたまま闇をさまようよりは、心の平安を見出して 天国へ行った方が幸せだったのかな。
これはドラマのお話ですが、実際にキリシタン討伐に遭った人々を 思うと胸の痛くなるエピソードでした。

遠山景織子の儚げな演技もよかったし、金子昇もカッコよくて ナイス(*^^*)
瀬戸朝香がいまいち“癒し”を 与える存在の割りに顔立ちが濃いのが気になりますが、春日局と張り合う にはこれくらいがいいのかも。
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【11/25放送分(第8回)】
春日局は、公家の出のお万ではなく、武家出身のお楽に世継ぎを産ませようと、 家光に忠告し策を練る。
お万と隼人が密かに会っていると知った家光は嫉妬に苦しみ、 倒れてしまう。


大奥なんて江戸時代のハーレムみたいなものかと思ったら、意外に 政治色の濃い場だったんだなと思ったりしました。
家光はお万が好きなのにお万のところへそうそう行けるわけでもなく、 お万には密かに妊娠しないための薬も飲まされ、側室として大奥に あがったお楽もお家再興のために嫌々お仕えするだなんて、誰にとっても 哀しいことだらけで、見た目の豪華さとは裏腹に寂しい場所なんだなと 思いました。

瀬戸朝香演じるお万と 金子昇演じる隼人は美男美女で、寄り添うと 絵になります。
そんな二人に嫉妬する家光(西島秀俊)も かわいらしいというか(*^^*)
「(キリシタン狩りの中止は)誰のためにじゃ。誰を救うためか。 誰を想うておる!」と怒りを露わにする家光は、嫉妬に苦しむあまり 倒れてしまいました(^^;)
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【12/2放送分(第9回)】
家光は痘瘡にかかるが、春日局が必死に看病し、まもなく家光は快復する。
隼人は、キリシタン狩りを中止させるべく書状を家光に献上しようとするが、 警護の者に斬られてしまう。

9話のタイトルが「非業の死」だったので誰が死ぬんだろうと思ってたんですが、 まさか家光が死んでしまったら“大奥”を描く意味がないしなんて思ってたら、 金子昇演じる隼人が死んでしまって悲しい(*_*)
「我らキリシタンは上様(将軍)に歯向かう思想は持っていません」と春日局に 訴える隼人。
でも自分の存在自体がお万の心を乱し、引いては家光を苦しませると聞かされるや 首を差し出して、いや〜、死なないでぇ(>_<)と思ったら、そこは春日局も慈悲を かけてくれたのに、家光に書状を渡そうとして不審な行動をとったために命を 落としてしまいました。
隼人、無念なり…。金子昇もカッコよかったのに残念(;_;)
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【12/9放送分(第10回)】
家光が隼人を殺したと聞いたお万は、総触れに出ず、お褥すべりも申し出て 家光と距離を置く。
お楽の出産、お夏の妊娠に続いてお万も妊娠するが、春日局はお万に子が 流れる薬を差し出す。

隼人の死をめぐって、家光がお万に自分が殺したと言ったもんだから、 お万はもう家光の閨には侍らないと“お褥すべり”を申し出るんですが、 あとで事実が分かり、家光も 「そなたと昇りゆく朝日を見たり、沈みゆく夕暮れを一緒に過ごしたいだけだ」と、 穏やかな愛情で結ばれた家光とお万の姿はいいなぁと思いました。

命からがら出産を終えたお楽。
春日局はさっそくお楽から赤子を取り上げ、乳母に引き渡そうとするんですが、 家光が止めに入ります。
子を奪われた母がどんなに哀れか、そして どんな鬼になるか(笑)も分かってたし、母から引き離された子供の 気持ちも知ってるから、お楽に育てさせようとするんですね。
ドラマの主役のはずなのにすっかり悪役づいた春日局、 今度は身篭ったお万に、薬を飲むよう促し「一服すれば、お子が流れまする」と、 恐ろしい言葉をかけるのでした。
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【12/16放送分(最終回)】
春日局は何とかお万を堕胎させようとするが、家光はお万を還俗させて側室に した罪滅ぼしだと春日局に取り合わない。
発作を起こして倒れた春日局は薬を飲もうとせず、大奥の側室たちを集めて 遺言を残す。

お万の堕胎を企む春日局ですが、お夏の 子を腕に抱き、幼き日の竹千代を抱いたときの思いが蘇り、お万に詫びます。
そして病気になって衰えていく春日局。
薬を飲もうとしない春日局は、かつて家光が痘瘡にかかったときに今後自分が 病気になっても薬は飲まないとお江与の幻に約束したからなのでした。
最後に母としての優しさを取り戻した春日局、家光の腕の中で息を引き取る ことができたのは幸せでしょう。
お江与はできなかったことですから。

大奥、その後のお話。
お万は男児を出産しますが世継ぎ争いの難を逃れようと、 お玉をその子の母とさせるのでした。
この子がのちの五代将軍・徳川綱吉で、お玉はその母・桂昌院でした、 という大奥の秘密のお話。
なるほど、お玉は単なるナレーションかと思っていたら、最後にこんな からくりがあったのですね(笑)
「大奥」、ぜひシリーズ化してほしいドラマです。
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2004年 10〜12月期 フジテレビ

脚本 浅野 妙子
主題歌 「愛と欲望の日々」サザンオールスターズ

CAST
おふく(春日局)---- 松下 由樹
お江与 ----------- 高島 礼子
お万 ------------- 瀬戸 朝香
お玉 ------------- 星野 真里
孝子 ------------- 木村 多江
お楽 ------------- 京野 ことみ
お夏 ------------- 野波 麻帆

徳川 家光 -------- 西島 秀俊
徳川 秀忠 -------- 渡辺 いっけい
朝比奈 ----------- 梶 芽衣子
徳川 家康 -------- 藤田 まこと




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