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【Introduction】
2006年3月〜KBSで放送された、全20話のドラマ。
「秋の童話」「冬のソナタ」「夏の香り」に続くユン・ソクホ
監督の四季シリーズ最終章です。
ソン・スンホン&ソン・ヘギョ&ウォンビン、ペ・ヨンジュン&チェ・ジウ、
ソン・スンホン&ソン・イェジンという(今でこそ)名だたるスターが
主演してきたシリーズですが、「春のワルツ」のキャスティングは
難航し、一時はヒロインにアイドル兼女優のソン・ユリが確定しましたが
直前になって降板し、結局ソ・
ドヨン&ハン・ヒョジュと
いう新人俳優が起用されることになりました。
他に「私の名前はキム・サムスン」のダニエル・ヘニー、
「新入社員」のイ・ソヨンが出演しますが、
ダニエル・ヘニーもドラマ2作目ということで、まったく新人だらけのドラマというわけです。
撮影も2005年の春に子役のみでクランクインしたものの、本役のキャスティング
が決まらず、結局1年がかりでの撮影になったとか。
放送開始前から話題豊富なドラマなんですね(^^;)
四季シリーズは一応全部見てきたので、今回もちゃんと見ようと思ってます。
美しい風景、ゆったりとしたストーリー展開はこれまで通りですが、ユン・ソクホ
監督にしては珍しく海外ロケを敢行し、ダニエル・ヘニーのために新しく
役を作ったというぐらい、意欲的な作品になってます。
先入観を持たずに素直に楽しみたいと思います(^-^)
【第1話】
***
ウニョン(ハン・ヒョジュ扮)は韓国のクリスタル
・デザイン・コンテストで優勝し、ボーナスツアーでオーストリアへと向かっていた。
その飛行機で隣にすわっていた女性、イナ
(イ・ソヨン扮)は、幼なじみの世界的ピアニスト・チェハ
(ソ・ドヨン扮)に会いに行くのだという。
しかし空港にイナを迎えに来たチェハのマネージャー・フィリップ
(ダニエル・ヘニー扮)は、イナとウニョンを取り違えてひと騒動。
誤解が解け、ようやくチェハの元へとやってきたイナだったが、チェハはイナを覚えて
いなかった! 15年前とはいえ、結婚の約束までしていたのに……。
一方、フィリップは街中で再び出会ったウニョンに道案内をかって出、別れ際に
チェハのコンサートのチケットをプレゼントする。
翌日、コンサート会場へ向かう電車に乗ったウニョンは、たまたま同じ客室に
乗り合わせたチェハに話しかけるが会話がかみあわず気まずい思いをする。
さらに、ウニョンが荷物の中に入れていたコチュジャンをチェハに浴びせてしまい、
すっかり怒らせてしまう……。
ウニョンはお詫びにクマ柄のセーターと、フィリップにもらったコンサートのチケット
を渡す。
彼が演奏者その人だとも気づかずに……。
(「春のワルツ」NHK公式サイトより)
***
今のところチェハの人となりが分からないので、イナに対する素っ気ない態度や
傲慢なピアニストぶりばかりが目に付くので、フィリップのアメリカンなのりが
可愛く見えます(*^^*)
ダニエル・ヘニーは自身と、「―キム・サムスン」のヘンリーと同じくアメリカ人と
韓国人のハーフで、韓国語がまだ得意じゃない役どころ。
吹替え版だと英語だったり日本語だったりするので、日本語のところはオリジナル
では韓国語を喋ってるのかと思っちゃいますが、副音声で聞くとずっと英語で喋ってる
んですね。
フィリップの英語をイナが理解して会話してるわけです。
英語部分も吹替えの方が喋ってらっしゃるので、
ダニエル・ヘニー自身の英語が聞けなくて残念ですが、とりあえず
そこは妥協して後で副音声で聞くなり(^^;)
一方、チェハとウニョンの出会いはザルツブルクに向かう列車の中。
“アー・ユー・コリアン? 韓国人じゃないの?”“こんにちは。日本人でもないか”
“ニーハオマ? 中国人でもないの?”とは、まるで「ごめん、愛してる」のよう(笑)
人間嫌いのチェハはウニョンを無視してるんですが、窓ガラスにスマイルの
落書きをするウニョンを見て、幼い頃を思い出してます。
チェハって、イナとウニョンとそれぞれ幼い頃に思い出があるようですが、
その辺の謎かけもこのドラマにはたくさんしてあるそうです。
それにしても、チェハの頭上から落ちてきた赤い液体、私は赤い絵の具だと勝手に
思ってたんですが、コチュジャンだったんですね(^^;)
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【第5話まで】
2話以降、ウニョンの子供時代が描かれ、謎がとけてきました。
ウニョンが仲良くしていた少年スホが
今をときめくピアニスト、ユン・ジェハその人で、イナの親友だった少年
チェハは別人で、どうやら死んでしまったよう。
スホが死んだチェハに成り変わり、チェハの記憶を叩き込まれたので、
イナの前では親友だったチェハを演じていますが、
その心のうちは、イナに言ったように「僕は君の知ってるユン・ジェハじゃない」し、
フィリップに語ったように「半分はチェハで、半分は別人」なんでしょう。
ザルツブルクへの列車で出会った女の子、フィリップが気に入った女の子の
名前が“ウニョン”であることを知り、動揺するチェハ。
チェハは、病弱だったウニョンは手術に失敗して死んだと聞かされていた
ようです。
病院で確認しても、「手術の後遺症が元で亡くなった」と言われたみたいだし、
この辺りはまだ謎が残ります。
ウニョンの後をつけて、素性を探ろうとするチェハ。
自分が知ってるウニョンには弟も母親もいないはずなので、目の前のウニョンは
やっぱり別人なのかなと思ってるようです。
チェハは今後もウニョンが気になっていくと思いますが、ウニョンはチェハの
ことを完全にイヤな奴だと思ってるので、無垢なフィリップも
絡めて、どんな人間模様になっていくのか楽しみです(^-^)
それにしても、顔が似てるってだけで他人の人生を歩めるものでしょうか?(^^;)
少年スホにとっては自分から言い出したわけじゃなくて、チェハの両親が希望した
ことだからいいとしても、ピアノはまるっきり弾けなかっただろうに。
ちなみに、子供時代のイナが一緒に過ごしていた本物のチェハと、田舎ッぺ
みたいなスホが同じ子役俳優とは気付きませんでした(^^;)
それから、チェハの父親は四季シリーズにお馴染みの俳優さんですが(「冬ソナ」
のサンヒョクパパ)、母親は「チャングム」に出ていたカン・ドックの妻役の
方ですね。
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【第10話まで】
相変わらず傲慢で、笑顔はあまり見せないし、他人に対して素っ気
ないチェハですが、
心はすっかりウニョンに奪われちゃったみたいです(*^^*)
ウニョンが落としたコンパクトを
拾ったチェハ、中身が割れていたので新しいのを買って渡そうとするんですが、
その買い物現場を陰から目撃してしまったイナは
自分にプレゼントされるんだと内心ウキウキ。
でもそれがウニョンの手に渡ったことを知ると、あからさまに
ウニョンに対して冷たくなって、チェハにも不安定な気持ちをこぼして
しまいます。
チェハも、自分からイナとは新しい関係を築こうと思って、「今日から
出会ったみたいにやり直そう」と期待を持たせる発言をしたんだから(だいぶ前に)、
もうちょっとイナにも気を遣ってあげればいいのにと思うんですが…
ま、心を閉ざして成長したうえに、普段はチヤホヤされてるから、
そんな心遣いができないんでしょうね。
ロードマネージャーになってから、どんどん接近していくチェハとウニョン。
割と身の回りの細かいことまでやってるようですが、じゃあ、
フィリップの仕事って…(笑)
フィリップはフィリップで、チェハと
ウニョンが険悪な関係だと今も思ってるようで、「気の合わない人間と一緒で
大変だったな」とか「二人が仲良くなってくれると嬉しい」なんて能天気なことを
言ってるんです(^^;)
だから、“ウニョンを愛してる”と自覚してるチェハは、教会の懺悔室で
「愛してる人がいます。その人は、かけがえのない友達が好きな人なので、
愛しちゃいけない人です。でも、自分の気持ちを抑えることができません」
と苦しい心情を吐きだします。
あまり感情を見せないチェハだけに、ちょっとせつないシーンでした…(;_;)
そして、ウニョンへの気持ちを吹っ切ろうと、わざと冷たく厳しく接するチェハ。
傷ついたウニョンは泣いた後、「何なの、さっきの態度!?」と直談判(^^;)
チェハは「優しくしたからって勘違いするな。今までいなかったタイプだから、
ちょっと遊んだだけさ」と、プレイボーイチックな言葉を吐きます。
その場を去ろうとするチェハ、うずくまるウニョン。
けど、チェハは戻ってきてウニョンを立たせ、愛おしそうに
キスをするのでした…
でもってその様子を、遠くからフィリップが見ちゃってるんです〜
(>_<)
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以降の感想は、最終回を見終えて時間が経ってから書いたものです。
ご了承下さい。
【第20話(最終回)まで】
第14話で、チョンサン島にてチェハはウニョンが、
“妹”のソ・ウニョンであることを知ります。
でも、ウニョンが自分を捨てた“スホお兄ちゃん”を恨んでいることを悟った
チェハは名乗れないでいます。
懐かしい、大好きな、そして死んだと思っていたウニョンに会えたのに
その想いを伝えることはできないわけで、ちょっとせつないシーンでした(;_;)
そしてどういうわけか、イナもチェハが
チェハでなく「イ・スホ」だということに気付きました。
自分が一緒に過ごした初恋の相手であるチェハでないことが分かったんだから、
身を引けばいいものを、なぜイナがチェハに執着しているのかよく分かりません(^^;)
子供時代の思い出のチェハじゃなくて、目の前にいるピアニストのチェハが
好きになったからみたいですけど、そうかな〜??
だって、目の前のチェハは冷たくて愛想が無くて自分勝手で、
ウニョンしか見つめていない男なのに(笑)
その間に、スホの父チョンテも登場してきまして、
幼い頃の自分と重ね合わせて世話を見てきたカングが
弟だと分かります。
そして16話のラストで、チョンテに対峙したチェハは「スホだよ! あなたの息子の
スホだ!!」と叫びます。
いろんな思いが溢れてきて、胸が痛くなるシーンでした。
演じたソ・ドヨンにとっても印象的なシーンだとインタビューで読んだことがあります。
ここは、ウニョンも駆け寄ってきて、チェハの言葉を聞いてしまうんですが、
チェハの心も知らずに責めまくるのが、かわいそうでした。
ドラマの流れ上は分かりづらいんですが、どうしてチェハがウニョンの前から
消えたのかウニョンは知らなかったんですね。
ウニョンの手術代のために、ミョンフン&チスク夫妻の息子になったことを。
ウニョンが知るのは18話ラスト、苦しむウニョン
を見かねたフィリップが真実を告げます。
チェハ=スホへの誤解が解けたウニョンはチェハを探します。
そして、昔二人で行った島で再会するチェハとウニョン。
丸く納まりそうで、なかなか納まらないのが韓ドラの特徴でして(笑)、
チェハの両親には、イ・スホを誘拐したという疑惑が持ち上がり、
スホのお父さんにもマスコミが接近してきます。
20話最終回。
記者会見をするチェハ。
「あなたはユン・ジェハですか? イ・スホですか?」と問われるチェハ。
そこにやってきたスホ父は、マスコミに向かって「この人は私の息子では
ありません」と発言します。
カメラに向かって「スホや〜、父さんが悪かった。帰ってきてくれ」なんて
演技までして。
このお父さん、最終回に来てやたらスポットが当たるからヤバイな〜と
思ってたら、ああ、お酒を飲んでふらふらと道路を歩いて…
ほら〜、トラックに轢かれちゃいましたよ〜(>_<)
甲斐性も無いどうしようもないダメ親父でしたが、それでもスホとカングの
父親だったから、このシーンは泣けてしまいました(;_;)
チェハのコンサート。
リハーサルのときにピアノに置いておいたウニョンの貝殻細工が本番前に
なくなってることに気付いたチェハは必死で探します。
おそらくイナが嫉妬から捨てたと思われる貝殻細工をゴミ箱から拾おうと
して、手を切ってしまうチェハ。
カングの「お兄ちゃん、血!!」というセリフはさすがに原語で
分かりました(^^) ヒョ〜ン、ピ!!(笑)
みんなが公演は中止だと言うなか、チェハは「今日だけは絶対に弾く」
と譲りません。
そして、ウニョンに捧げる曲を奏でるチェハ。
鍵盤が血で染まっていきます。
コンサートは終えたチェハでしたが、応急処置が悪かったために感覚神経を
麻痺させてしまい、ピアニスト生命を絶たれてしまいます。
ウニョンにもマスコミにも言わないでくれと、チェハはイナとフィリップと
共にオーストリアへ行くことにします。
この辺の展開がなんで??という感じなんですが、それはおいといて(笑)
1年後。
イナがソウルに戻ってきて、ウニョンに会いに来ます。
チェハとは結婚しなかったこと、チェハが再起不能になった理由、チェハが
ウニョンを愛してること、などを語り「チェハの元へ行ってあげて」と。
今までのじれったさは何だったんだ〜、という感じですが(^^;)
で、オーストリアへ向かい、チェハと再会するウニョン―。
セリフもなく、淡々と映画のフィルムを見ているような雰囲気でしたが、
あれは最初のオーストリアロケで撮っておいたものなんでしょうね〜。
ウニョンの髪型とか雰囲気が違うし、セリフがないから直前までの展開で
どうとでも解釈できるし(^^;)
最終回の後半だけで、これまでのドラマの半分ぐらいの物語が進んだ
ような気がします(笑)
終わってみればハッピーエンドでよかったねと思いますが、いかんせん、
そこに行き着くまでが無駄な引き延ばしにも感じられるのが残念でした。
***
主役のソ・ドヨン、ハン・ヒョジュが新鮮な
雰囲気で先入観なく見られたのはよかったですが、逆にそのせいでチェハに
あまり感情移入できませんでした。
フィリップの方がよっぽど愛すべき
キャラクターだったのに、ウニョンへの愛が報われなくて可哀相でした。
途中で知ったことなんですが、チェハ役の候補にはチュ・ジフン(「宮」の
シン君)も挙がっていたそうで、チュ・ジフンがチェハだったら、
もっとハマレてただろうな〜なんて思っちゃいました。
(でも、チュ・ジフンが「春のワルツ」に出てたら「宮」には出てなかった
だろうから、意味のない妄想です ^^;)
端役のなかでは、ウニョンの弟(海苔巻き屋の)を演じたチェ・
シウォンというのが、今韓国でも注目株のようで(*^^*)
最近見始めた「18・29」というドラマにも出てます。
なのに、この弟くんの出番はけっこうカットされてしまったみたいで残念です。
何はともあれユン・ソクホ監督の四季シリーズは制覇しました。
どの作品も“現在”の展開より、子供時代の方がおもしろかったりして(笑)
四季の映像はとても綺麗だったんですが、どれもこれもすれ違いやら
じれったいことばかりが印象に残ってしまったのが残念でした。
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2006年10月より、NHK衛星第2にて視聴(全20話)
制作 KBS(2006年)
脚本 キム・ジヨン/ファン・ダウン
演出 ユン・ソクホ
CAST
ユン・ジェハ --------- ソ・ドヨン(松田 洋治)
パク・ウニョン ------- ハン・ヒョジュ(加藤 忍)
フィリップ ----------- ダニエル・ヘニー(比留間 由哲)
ソン・イナ ----------- イ・ソヨン(林 真里花)
イ・スホ(子役)------- ウン・ウォンジェ(亀井 芳子)
ソ・ウニョン(子役)---- ハン・ソイ(矢島 晶子)
イ・ジョンテ --------- イ・ハヌイ(岩崎 ひろし)
チョ・ヘスン --------- ユン・ユソン(佐藤 しのぶ)
ヒョン・ジスク ------- クム・ボラ(松阪 隆子)
ユン・ミョンフン ------ チョン・ドンファン(佐々木 勝彦)
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