一生懸命努力してもさっぱり報われなかったり、ひたすら信心しても何の御利益もなかったりする一方で、適当に面白おかしく遊んでいる人や悪事を働いているような人のほうが大もうけをしてのうのうと暮らしていたりする。
そうしたことを目のあたりにすると、「なんと神は不公平なお方か」「神はどうして黙ってばかりいるのか」と文句の一つもいいたくなるのが人情であろう。あるいは「そもそも神なんていないんだよ」と開き直る人も少なくないだろう。
本書は、こうしたことに対する一つの解答を試みたものである。 (「はじめに」より)