| 【あらすじ】 |
ネバメンの養父タルシシの最後を見たという男、プシタがメンフィスと対面した。 己の過去を知る男の登場に動揺するネバメン。だが、ファラオにせかされ、ついに腹を括ったネバメンは黄金の衣装で豪華に着飾り、カプタ−大神官の先導を受けて接見の場に登場した。 ――あの事件は5年も前だ、あれからおれは大きく変わった。荷頭のプシタなんかに見破られてたまるか―― ファラオに問われタルシシの最後を語りだすプシタ。だがプシタは実は沈没したタルシシの船には同乗しておらず、威風堂々としたネバメンの様子に目をくらまされ、彼がかつての奴隷ヘネタスと見抜くことができなかった。 見事周囲を欺きとおせたことに高笑いを抑えられないネバメン。 声を殺してうずくまるその様子を泣いているものと勘違いし、メンフィスとキャロルが同情を寄せる。 イムホテップとミヌーエ、そしてキャロルに想いを寄せるミノス王が疑念を残したものの、ひとまず王弟の地位は安泰となった。 キャロルによるミノス王の接待も成功。そんな時、エーゲ海からもたらされた王太后からの親書に、あるひとつの知らせが記されていた。 ――黒海沿岸のトラキアの王女が、ヒッタイトのイズミル王子のもとへ……策謀家のヒッタイト王が王子の妃にと望んでいるらしい―― 【プリンセス2月特大号に続く】 |
| 【感想】 |
結局ネバメンの正体は露見せず………………か。 …… ………… ……………… はぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(深々とため息) 「ユクタス将軍にお骨折りいただいたが、真相はイオニア海の深い海の底じゃな」 と、イムホテップ宰相さまがご落胆のご様子ですが、もっと落胆してるのはこっちの方です。 まあ、どうせ大して進みやしないだろうと半ば予想はしてましたけどねー。 まさかプシタの来訪に、ここまでまったく意味を持たせられないとは、予想したくもありませんでした。 (せめてネバメンがなんらかの手を打って危機を回避したというならまだ良かったのですが……結局ヤツは窮地を脱するのになんら策を講じたわけでもなかったですからねー。強いて言えば着飾っただけ。……単に偶然に救われたにすぎませんな、これは。) しかも、お人好し設定のキャロルはともかく、冷酷非情な古代のファラオであるはずのメンフィスまでも、あのお呑気な反応はいったい…………(T▽T) 「父か……思い出す、父上との悲しい別れ」って。 「ネバメンも養父との別れつらかろう。しばらくはそっとしておいてやろう」って。 …… ………… ……………… あの、あのあの、メンフィス様?? 貴方いったい、いつからそんなお涙頂戴路線に走ってしまわれたのですか????(動揺) かつてのファラオの傍若無人な性格からいけば、こーんな見るからにアヤシイ王弟なんて問答無用で両断したっておかしくなかったはずなのに………どうして、いったい何を根拠に、そこまでネバメンの存在を信じ込んでしまわれたのやら………(滝涙) それにしても、結局騒ぐだけ騒いでびた一文状況が変わらなかった偽王弟疑惑騒動。(いや、疑惑……にすら成りえてなかったか?(^^;) だいたい、最近の王家のエピソードで、何が不満かといえば『結』がないことなんですよね。 起承転結の『結』が(^^;; 先日の、イズミル王子によるキャロル拉致誘拐事件しかり。インダス太子の来訪しかり。アマゾネスの女王の「お願い」も明らかにされないままフェードアウトされてしまったし。 起承転結の『起』は上々。 いつもなかなかオッと思わせる美味しいネタを用意してくれるのに、いかんせんそのあとの調理法が不味すぎて、結局美味しい料理が出来上がらない。 『起』の後の『承』もぼちぼち転がして、『転』まではなんとかもっていくけれど……そのあとがさらに『転転転転』で、『結』がないまま次の『起』がまた始まってしまう。 これが、ここ数年の王家のパターンのように思います。 でもって今回、王弟騒動の『結』がつかないまま、また新たに始まった『起』。 《イズミル王子のお妃登場!?事件》 ―――これも、ネタとしてみれば面白そう!!と十分思えるもののはずなのですが―――いかんせん、このあとの話の発展しなさっぷりがありありと想像できてしまって――………………。 キャッチ―なネタを目にしたがゆえに、げんなりするとはこれ如何に(ため息) どうせね、今のイズミル王子がキャロル以外に目を移すはずがないんですよ。 これが、20年くらい前の連載時であればともかく、今の、あの、恋は盲目を地で突っ走ってるような王子ですよ?? 本来ならば「当て馬」ポジションで登場を期待されるはずの王女様なのでしょうが――なんか、どうせ当て馬にさえ成り得ない中途半端なキャラで終わるのが目に見えるようで―― とはいえ、いったいどんな王女が登場してくるのか興味がないわけではないのですけどね。 願わくば、王家世界でキャロルと張るくらいの魅力的な王女が出てきて、恋に眩んだ王子の目を覚まさせてくれることを祈りつつ―――本年の王家への感想語り納めとさせていただきたいと思います(合掌) |