【第47巻】


将軍の助けをかりてアマゾネスの城から脱出したイズミル王子。重傷を負った王子は船で黒海を渡り、ヒッタイトへの帰国の途についていた―――。

一方エジプト王宮では、友好の申し出のあったメディア王国について大臣達が評議を続け、エーゲ海の不穏な噂が聞こえ伝わるなか、キャロルがお忍びの外出で拾った子狐の手当てに夢中になっていた。

さらに西方の砂漠には、メンフィスの弟を名乗り、じりじりとテーベの都に近づく罪人ネバメン。エジプト王弟出現の噂に揺れる、バビロニア、アッシリア、ヒッタイト、そしてリビア王国。噂は嵐のように諸国に伝播し、近隣の国々は色めきはじめた―――。

ネバメンの到着を三日後に控え、メンフィスとキャロルは新都の視察に赴いた。古代の都の建造のさまにキャロルは瞳を輝かせる。

同じ頃、捕らわれの妹を救出するためキズワトナの地を訪れていたアマゾネスの女王が、キズワトナ城の地下牢で満身創痍の妹ヒューリアを発見していた。瀕死の妹を救うためナイルの姫の助力を求めて、一路エジプトへと向かうアマゾネスの女王。

そんななか、いよいよネバメンがテーベの都に到着し、王宮にてメンフィスとの対面をはたした。王家の誰の面影もなく、王よりよほど年長に見える大男のネバメンにざわめく家臣、不信を拭い去れないキャロル。
だがネバメンの持参した先王の遺品はまぎれもない真物と判定され、カプター大神官の進言もあって、ひとまず王弟と認定されたネバメンのために、その夜は宴が開かれることとなった。

宴の席、きびしく過去を問いただすメンフィスに答えて、交易商人タルシシのもとで船に乗り育った過去を語るネバメン。さらにメンフィスが詰問しようとした時、キプロスから貢献の船が到着した。
宴を中座し、ナイル河岸に出座するメンフィスとキャロル。そしてネバメン。

その時、隙をうかがっていた侍女エレニーがファラオの命を狙って短剣を投げつけた。いち早く気付いたキャロルが飛び出してメンフィスを庇い、それによろけたネバメンが背に短剣を受け、結果的に身を呈してファラオを庇う形となった。

心優しい弟君と臣下達に持ち上げられ、するするとエジプト王宮に入り込んだ大罪人ネバメン――――キャロルの心にいいようのない不安が広がる――――


〈第48巻へ続く〉


【感想】


王弟ネバメン、ついに表紙を侵食する・・・・・っっ!!!

第一感想です↑これが(爆)
あとは特に「感想」というほどのものも出てこないのですが・・・(^^;
とりあえず、の〜んびりとした緊張感のない巻ですな(苦笑)

47巻発売を待つ間、王子脱出からネバメン到着までのあいだ・・・何があったっけ??、とエピソードを思い返してみたりもしてたのですが・・・いかんせん新都視察以外のエピソードが浮かんでこない!!

よっぽど印象に残る話がなかったのかと思っていたら、本気でそれ以外に語るべき話が入っていませんでした(爆)
強いて言えば、アマゾネスの女王の妹救出くらいでしょうか。

王弟対面!!というここ近年一番の山場エピソードが盛り込まれているはずなのに、ど〜してこんなにも話が引き締まらないんでしょうね〜〜〜〜???(子ギツネのせいでしょうか・・・やっぱり(^^;)

ただまあ、ちょこちょこ修正が入っているらしく、全体に本誌掲載時よりかはシリアスな雰囲気が増したようで、ここは喜んで良いところでしょう。
ネバメンが刺されたあとのファラオ夫妻のバカップルぶりも改善されてるし。メンフィス様のお顔も、いくぶん麗しさが復旧されてるようですしっ♪

それに新都建設のエピソード。これ自体については言いたいことは多々あるのですが、とりあえずこのくだりがいっちばん絵柄がまともなんですよね(基準=メンフィス様)

折り込みチラシでこの新都視察見開きページ(p76〜77)がカラーになってる奴がついてましたが、これはもう文句なしで美麗!!
ここって多分、本誌掲載時もカラーページだったんですよね。どうせならこっちのイラストを表紙にしてくれればよかったのに・・・・残念!!






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