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| 【第48巻】 |
刺客の刃から王を庇った弟君としてキャロルの見舞いを受けるネバメン。 得意満面のネバメンの様子に不信感を拭えないキャロルだが、そんな彼女のもとを突然、アマゾネスの女王が重病人を連れて訪れた。 キャロルは大喜びで女王を迎え入れたが、病人はアマゾネスの女王の妹君ヒューリアで、長くヒッタイト兵に監禁されていたヒューリアは、瀕死の状態で生死の境をさまよっていた。 病弱なミノアの王を助けたキャロルに、なんとかして妹を救って欲しいと懇願するアマゾネスの女王。 「自分は医師ではない……」と躊躇うキャロルだが、女王の必死の願いに、メンフィスの口添えもあり「自分に出来る限りのことを」とヒューリアの治療をひき受けることに。 アマゾネスの女王は、そんなキャロルに妹を託して、自らは敵国ヒッタイトの侵攻に備えるため、故国アマゾンへと帰って行った。 ヒューリアの症状から病名を推測し、懸命の治療を続けるキャロル。 けれどヒューリアの容態はなかなか快方に向かわず、治療の手段の少ない古代で、キャロルは不安に心を揺らし、自身の預かる責務の重さに苦悩する。 そんなある夜。 ようやく少しばかり落ち着いたヒューリアの容態に安堵し、その傍らで寝入ってしまったキャロルの元へ、猛毒を持つくさりへびが忍び寄った。 アイシスの侍女・アリの密命を受けた刺客が送ったインダスの猛毒。 唯一その接近に気づいたペットの子ギツネが身を呈してキャロルを庇い、くさりへびを撃退するが、相打ちとなった子ギツネは毒蛇と共にナイル河へと落ちてしまった。 キャロルの危機を知り、激怒するメンフィス。 厳しい調査にもかかわらず、くさりへびの侵入経路は不明のまま終り、その一方で、アマゾネスの妹君ヒューリアは少しずつ容態の快復をみせていた。 意識を取り戻したヒューリアに、キャロルは食事療法を開始し、さらにかいがいしく彼女を看護する。 ふたたび穏やかに流れるエジプト王宮の日々。 子ギツネの危難を悟ったキャロルは「可哀相なことを……」と嘆き哀しむが、そんな彼女をメンフィスがなぐさめ、さらには毒蛇事件を聞いた民達から、王妃のもとへと大量のマングースが届けられる。 ナイルへ落ちた子ギツネは、かろうじて生きてナイル河畔へ打ち上げられ、優しいキャロルを慕って鳴いていた。 一方ネバメンも順調に傷を回復させ、王宮内で着実に己の信望者を増やしていた。 エジプトはミノアにネバメンの養父タルシシの行方調査を依頼していたが、調査結果ははかばかしくなく、そうするうちにも、ネバメンはカプター大神官の後押しのもと、テーベの大神殿入りへの色気を見せ始める。 古代エジプトでは、神官は王につぐ強大な権力を持つ。 ネバメンの大神殿入りの話を聞かされて―――キャロルの胸が、いい知れぬ胸騒ぎに大きくざわめいた―――。 〈第49巻へ続く〉 |
| 【感想】 |
うーん、どうにも冗長な「あらすじ」だわ……。 もうすこし内容を取捨選択して、すっきりさせたかったのですが、なかなか難しくて(^^; 特に後半、マングース云々のエピソードなんかは省いちゃってもいいかな?と悩んだのですが、まあ、なんとなく書いてしまいました(笑) それにしても、48巻はメンフィスの出番が少ないーー!! いや、出番自体はそれなりにはあるのですが、どうも話の主軸に絡まないというか、比較的脇のポジションで出てくることが多い巻だったので、あらすじにするとほとんどメンフィスの描写が出てこないのが哀しいところ。 主役はキャロルで、サブがネバメン、あるいはフェネック(爆)。影の主役がヒューリア……といったところでしょうかね〜〜〜この巻は。 まあ、ひとコマたりとも出演していない王子に比べれば、出番があるだけましではあるのですけれど。 こうして書き出して見ると、いかに王子の潜伏期間が長かったかが、あらためてよく分かりますね(笑) とりあえず、ほとんどキャロル嬢の看護日記と化している48巻ですが、こうして読み返して見ると、目をひくのが初期のヒューリアの容態の酷さ。 肌は真っ黒だわ、全身から血を吹き出してのたうつわ……よくもこれだけ悪かったものが、あそこまで回復したものだと、今のプリンセス誌上の連載と比べると感慨深いものがあります。 個人的に、このヒューリアちゃんはかなりお気に入りのキャラなので「よく助かったもんだ」という思いもひとしお。 この巻ではまだ、ヒューリア嬢は顔を見せておりませんが、なかなかに可愛らしい顔立ちの女の子なので、コミックス派の皆さまにも、この娘の顔だし初登場シーン(49巻くらいに収録でしょうか?)は期待して頂いていいんじゃないかなーと(個人的には)思います♪ |