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| 【現代編 20巻〜24巻】 |
現代へ戻ったキャロルは、地中海でアラブの大富豪アフマド・ル・ラフマーンに助けられた。水底から不思議な出現をしたキャロルに心を惹かれたアフマドは、意識の戻らぬキャロルを自国に連れ帰ってしまう。 アフマドはキャロルの身元がわかった後も、キャロルを家族のもとに返さず手元に留め、一方で「キャロルを第一夫人に」という使者をリード家に差し向けた。 「エジプトに帰りたい」と強硬に主張するキャロルや、リード家からの面会要求をのらくらとかわしていたアフマドだが、業を煮やしたライアンがアフマドのもとに乗り込んでゆき、強引にキャロルを奪還。 兄ライアンに連れられて、ようやくキャロルはエジプトで待つ家族と再会した。 一方古代では、ナイルに姿を消した王妃を捜して大捜索が行われていた。 カプタ―大神官の造言と策謀を知り、激怒したメンフィスはカプタ―を処刑しようとしたが、宰相の進言で思いとどまり、カプタ―は砂漠の神殿での謹慎処分となる。 自身に不信をいだいて、母なるナイルのもとへと帰ったキャロルを想い、苦悩するメンフィス。 「神の娘」を失い不安に揺れるエジプト。 キャロルの噂は風のように古代世界に流れてゆく。ヒッタイト・・アッシリア・・バビロニア・・・。 これを好機とみたバビロニアのラガシュ王はエジプトへの侵攻を企て、エジプトとバビロニアの間に戦雲が立ちこめる。 ―――メンフィスの苦渋と悔恨・・・・アイシスの嘆きと葛藤・・・そしてカーフラの野心・・・それぞれの思いをはらんでバビロニアの戦雲が動く。キャロルへの想いを胸に抑えて、戦場へと出撃するメンフィス――― 現代で家族と再会したキャロルは、やはり古代での記憶をなくしていた。古代からの呼び声に心震わし、不安を感じつつも、家族のもとで平穏な日々を取り戻そうとするキャロル。 だがキャロルへのアフマドの接近を快く思わない、ライバル会社スペンサーの息子によって、キャロルは誘拐されてしまった。 その頃古代では、ついにエジプトとバビロニアが戦端を開き、両軍はシナイの銅山で、次いで砂漠で激突していた。 戦の最中のメンフィスの脳裏に、キャロルの助けを求める声が響く。 砂漠に拉致され窮地に陥ったキャロルは、ひとたびは時空を越えて届いたメンフィスの槍に救われるが、再び誘拐犯にさらわれ監禁されてしまう。 ライアンとアフマドは誘拐犯のアジトを突き止め、からくもキャロルを救出する。だが激しい救出劇の中、キャロルは衝撃で倒れてしまった。 さらに追い討ちをかけるように、医師の診断でキャロルが妊娠していることが判明。キャロルはひどい噂の渦中の人となることに・・・。 古代での戦は大勢が決し、エジプト軍が優勢のままラガシュ王を追いつめていた。そんな中、ひそかにバビロニア軍を離れたアイシスはエジプトの塩の海の神殿に潜伏する。 バビロニアの王妃となり、エジプトに刃を向けた今もなお、メンフィスへの想いを断ち切ることの出来ないアイシス。だが恋しさを抑えきれず垣間見たメンフィスの心を占めるのは、ナイルに姿を消したキャロルのみ。 愛と哀しみの女王の目が、妖しく光る――。 記憶がもどらず苦しむキャロルを救おうとアフマドは「キャロルの相手は自分だ」と名乗りでる。全身で非難の矢面に立ちながら、毅然としてキャロルを花嫁に迎えたいと申し出るアフマド。 記憶をなくしたキャロルはアフマドの言葉を頼りに、ラフマーンの国へと船で出発する。だがキャロルに恨みを持つスペンサーの娘の企みで船が爆発炎上。キャロルは古代の兵士にいざなわれるように、ナイルへと姿を消した・・・。 |
| 【感想】 |
キャロルがメンフィスのもとから逃走して、現代に帰ってしまったこのあたりのお話は、昔はあんまり好きじゃなかったのですが・・・今読み返してみると、メンフィスがムチャクチャ格好良いではないですか!! キャロルを無くした苦しみを抑え込んで、戦に出るあたりも凛々しくて良いし、なによりも悶える姿が色っぽいっ!!(激爆) ・・・メンフィスってこんなに色気のあるキャラだったっけ?? 昔から、照れ照れのシーンは確かにあったけど(例えば、カーフラの夜這いの前とか、アルバの谷でメンフィスがキャロルを想うシーンとか)全体的にはラブラブモードが全然なくってつまんないなー、とか思ってたはずなんですよ。 ストーリー的には、確かに中だるみの感が拭えないけど、それにもましてメンフィスのこの魅力は一体何事??って感じですよ。まったく(爆) お話の雰囲気も、これ以上ないってくらいシリアスだし。 それに、これもあらためて気付いたんですけど、メンフィスってばこの章では全然笑ってないんですよね! ナフテラも「メンフィス様はけわしい表情をなされて、会議に政務に過ごされて一刻もお休みにならぬ」って心配してたけど、ラガシュ王を敗走させた時ですらニコリともしないの!! この時のメンフィスは、毅然としてて、ストイックな感じがしてホント格好良いわ〜〜〜!!(はぁと) やはり障害があってこそ恋は燃え上がり、美しく輝くものなんでしょうね〜〜〜(しみじみ) |