【番外編 「久遠の流れに・・・」】


遥か三千年の昔、古代エジプト新王国時代に、王子メンフィスは王ネフェルマアトの嫡子として誕生した。古代エジプト王朝には珍しくく、嫡出の王子メンフィスは、生まれながらに完全なる王位継承権を持っていた。

十年後―――父王が新しい花嫁、ヌビアのタヒリ王女を迎える日、タヒリを見定めにでたメンフィスは王女の花嫁行列を襲い、行列を泥まみれにしてしまった。

激怒したタヒリ王女だが、王宮でメンフィスと再会したタヒリは美しく凛々しいメンフィスに一目惚れし、王妃でありながらメンフィス王子に言い寄り、ついには邪魔な王を毒殺してしまう。

タヒリに不審を持っていたメンフィスは、タヒリの誘いに乗ったと見せかけてタヒリの正体を暴くつもりであったが、タヒリに先手を打たれ、父王の崩御をむかえてしまった。

タヒリの罪を暴くべく、タヒリに揺さぶりをかけるメンフィス。
内密の調査が実を結び、エジプト乗っ取りを企んでいたヌビアの計画は発覚し、タヒリの目論みは崩れ去る。逃げ切ることは不可能と観念したタヒリは、メンフィスに毒酒を飲ませ、メンフィスを道連れに自害をはかった。

タヒリは死亡。だがこれを予期していたメンフィスは一命を取りとめ、無事戴冠の日をむかえ、エジプト王となる。

ファラオとなった翌日の朝、ナイルへ馬を駆けさせたメンフィスは、そこで金色の髪、白い肌の一人の乙女と出会う―――。

これこそが三千年を超えた恋の始まりだった。
不思議な秘儀で古代に引き寄せられた現代の娘キャロルと、古代エジプトの勇猛なる若き王メンフィス。
二人はこうして出会った・・・母なるナイルのほとり、伝説の中―――。



【感想】


コミックス11巻に収録の「久遠の流れに・・・」は今のところ、唯一無二の王家の紋章番外編です。

個人的にこの話は、とってもお気に入り。だって幼い頃&若い頃のメンフィス王子が見られるんですもの(はぁと)。まだ愛する人を見出せない傍若無人な乱暴者、メンフィス王子がとっても可愛くて大好きなんです(らぶ)

王家のお家騒動を描いた陰謀モノとしても、この話は短いページでよくまとまっているとおもうんですよね。

それにしてもタヒリ王妃・・・この方の存在は、なかなかミステリアスで妄想心を刺激します。なんと言っても確実に存在を確認された、唯一の(アイシスは別格としてのぞく)メンフィスの「過去の女」ですからね!
いったいどういう関係だったのかが、非っ常に気になるところ!!(謎爆)

個人的には作品中、明示されているキスどまりの関係であって欲しかったのですが、色んな方の意見を聞くうちに、やはりそれ以上だったのかも・・・と、思うようになったり、ならなかったり・・・(苦笑)

まぁ、良いんですけどね、所詮は過去のことだし。
とはいえ、ファンとしては・・・う〜ん、ちびっとだけ複雑なものがある・・・かな〜〜??(複雑な笑い)







戻る