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「2002年ヨーロッパオートルート」

4月18日(木):ロザブランシュ登頂、ディス小屋へ




 ここでも質素な朝食だ。

 今日は行動が長い。朝4時、まだ真っ暗なうちにヘッデンをつけて登り始めた。
 ちょっとみちお、遅れ気味になる。途中、80cmくらいのシュカブラに足をとられてまごついていたら、後続パーティのガイドに手をかしてもらった。先を 行ってたジルがもどってきて、どうしたんだと言う。些細なことだが、他のガイドの力を借りちゃうのはまずかったなぁ。。。。ジル曰く、「み ちお! お前はおれの後ろを歩け!」 以後ず〜っと、ジルのすぐ後ろが、みちおの指定席になった。

 日が登ってくると、立派なモンフォ山 (Mont Fort) が見えた。山頂までゴンドラがかかっている。すごいなぁ。。。あんな山にゴンドラがかかるなんて。しかもスキーで滑れてしまう。いつか、来よう!




ロザブランシュへ向かって。


ロザブランシュへ向かって。


 天気は今日も快晴。小さなコルを2つ越えて、シール登高を続けロザブランシュ下部へ到着。スキーを背負い、アンザイレンして8時30分、ロザブランシュ 山 頂 (Rosablanche) 着。標高3336m。6人が立ったらもういっぱいの狭い山頂だ。
 展望はもうすばらしいなんのって! 360度、すべて岩と雪の 世界だ。遠く、目指すマッタホルンが見える! あ〜〜〜、まだあんなに遠いの?




ロザブランシュ山頂からマッターホルン方面を望む。


ロザブランシュ山頂にて。とても狭い山頂。

 アンザイレンしたまま、ロザブランシュ山頂を後にする。急な斜面を下っていく。岩の間に足をはさんでしまったので、前の人に「止まってくれ〜〜」 と言 うと、後ろにいたジルが、「止まるな!止まるな!どんどん進め!」 というので、ザイルにひっぱられてあやうくひっくり返りそうになってしまった。
 天気がよく、雪がどんどんくさっていく。急な斜面をこわごわ降りていくと、ジルは、「どんどんおりろ!」 とゲキを飛ばす。途中からアンザイレン 解除。どうにか急斜面を通過した。

 あとは、とにかく長いトラバースが待っていた。ディス湖 (Lac des Dix) に出て、その湖岸をず〜〜っとトラバースする。とにかく長い。でもジルは全く休ませてはくれない。 「どんどん行け!」 とゲキを飛ばす。そ う、雪がどんどん腐っていくので、難所を早く通過したいのだ。でもでも直射日光に照らされた長距離トラバースはすっごくつらかった。。。。。

 ディス湖の湖尻あたり、トラバースの終盤、あれま、斜面に無数の小さな亀裂が。斜面を慎重に下る。 と!ネッドが亀裂に落ちしまった。どうにか 無事脱出する。そして、みちおも、小さな亀裂に落ちてしまった。亀裂は雪をかぶっている場所もあってみえないのだ。そこへ落ち込んでしまい、足が抜 けなくなってしまった。何人かが助けにきてくれた。しかしそれを見たジルが、「いいから、さっさと通り抜けろ!」 とみんなに言う。ちょっと冷たい。どう にか自分で足を引 き抜き、脱出。とにかくこのクラック帯から抜け出すのが先行だ。。。。ふう、どにか脱出。そしてやっと、長時間の休憩なしトラバースを終わって、休憩を とった。標高2385m。時刻は12時すぎ。もうみんな、バテバテだ。おしゃべりの停まらない林さんが、今は一言も言葉を発しない。。。。。

 しかし、そこからさらに長い登りが待っていた。シールで、延々と登る。直射日光があたって、とても暑い!
 途中でクライミングサポートが壊れてしまった。ありゃりゃん。。。

 長かった〜〜〜〜。もうほんとバテバテになって、ディス小屋 (Cab. des Dix CAS) に着いた。標高2928m。時刻は15時ころだ。



ディス小屋から、モンブランシャイロン?を望む。



 ディス小屋には、日本人女性2名+ガイドのパーティーがいた。今回の山行で出会った唯一の日本人パーティだ。食事で同じテーブルになる。またワインで 乾杯。
 夕食は、トマトスープ、肉、マッシュポテト、野菜の酢漬け。デザートは、ピーチ。おいしい。



ディス小屋にて。夕食。

 今日は、バテバテだ。。。
 疲れた。おやすみなさい。


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