4月20日(土):アローラ氷河を滑走し、ベルトール小屋へ![]() 疲れのせいか、あまり眠れなかった。うなされた。しかも英語で。ここ毎日、英語の会話ばかりだもんなぁ。 朝、日本人女性が、「わたしのウェアがないのですが知りませんか?」 と言う。ん? その方がウェアを置いておいた近くにステファンのザック。ステファ ン、知らない? ステファン、ザックを捜す。。。。あ、あった! 自分の持っているウェアとそっくりだったのでまちがってしまってしまったのだっ た。。。。 出発だ。天候、ガス。ホワイトアウトだ。まずは小屋前からスキーをかついで小尾根をトラバースする。雪は柔らかいが、下は深い崖だ。前方でネッドが 数m滑落してしまった。 無事、停止した。お〜っと、気をつけなくちゃ、と思っていたら、自分も滑落!やばい!とまれ!どうにか止まった。約5mの滑落。ふぅ。 スキーを履いて進んでいく。完全なホワイトアウトだ。ジルがGPSを使って方向を定める。凍った急斜面でのトラバース、ジルはやや下り気味に進んだのだ が、みちおはまっすぐトラバースしてしまい、少々ジルから離れてしまった。凍った急斜面なので、すぐには戻れない。またまたジルに怒られてしまった。 「Sorry」 と言 うと、「Sorry と言わず言われた通りにせよ!」 と怒られてしまった。 まったくのホワイトアウトが続く。少々吹雪いていて、トレースもない。前方、先行していた20人ほどの団体パーティに追いつく。しかしジルは決して先 行パーティのトレースを追うことはしない。独自のトレースを作っていく。その団体パーティのガイドが、ジルにルートを相談にきた。しばらくそ の団体といっしょに進む。ホワイトアウトの斜面を登って行く。途中、あちこちにクレバスが口を開けている。クレバスを縫うようにして進んでいく。ジルの トレースは的確だ。エベックのコル (Col de l'Eveque)、標高3386m、9時ころ着。 コルからシールをはずしスキーで下る。このとき、わずかにイタリア領に入っているはずなのだが、ジル は入っていないと言う。 ![]() エベックのコルにて。ホワイトアウト状態が続く。 アローラ氷河 (Haut Glacier d'Arolla) を滑降していく。天候は悪い。やや吹雪状態だ。長い、長い。。。。 ベルトールの谷の出合いまで滑り込み(約2500m)、そこからベルートル小屋まで登り返しだ。小雪が舞う中、クトーを使って登っていく。 途 中、山スキーレースの練習をしているグループに会った。3人でアンザイレンして登り、滑っていく。とても速い。 ベルトール氷河(Glacier de Bertol) をつめて行く。斜度が急になってきてジグザグに登って行く。林さんと米倉さんが遅れ始めた。ジルは先に行けと言う。ステファンと 先に登っていくが、途中、みちおのシールの下に雪が団子状にくっついてしまい、それを落としているうちに、ステファンは先に上へといってしまった。 斜面上部 からは、何組かの山スキーレースの練習メンバーが、3人1組でアンザイレンしたまま、声でターンのタイミングを合わせて、滑降していく。 ![]() ベルトール氷河を登る。ホワイトアウト状態が続く。 ぐったりした状態で、ベルトール小屋の下部に着いた。しかし、小屋はそこからさらに高い岩の上にそびえている。はて? どうやってあそこまで行く んだ? まわりにだれもいないので、荷物を置き、あたりをうろちょろする。と裏側にクサリ場があることがわかった。むむ、怖いけど、仕方がない。行こう。 と 行きかけると、下の方から、ジルが声をかけた。 「みちお、ステイ!」 しばらく待つとジルとネッドが登ってた。スキーをそこにデポし、ジル、ネッ ド、みちおの3人でアンザイレンをしてクサリ場を通過する。クサリがあるが、やはり怖い。少々進むと。小屋へ向かって長い鉄梯子がのびている。 アンザイレンをとき、その鉄梯子を登っていく。これも結構怖い。。 そしてやっと小屋へ入れた。 ![]() 岩壁の上に立つベルトール小屋。 小屋着14時前だ。 ふぅ。。。疲れた。自分の体が汗くさくてたまらない。中ではステファンがすでに待っていた。 大分時間がたってから、林さんと米倉さん到着。林さ んは完全にダウン状態だ。 ここの小屋もトイレは外だ。崖に作られた、下がすけた鉄廊下を渡っていく。 ![]() ベルトール小屋のトイレへの道。垂直な崖にせりだした道を進む。 夕食は、スープ、味付きライス、チキン。デザートはピーチだ。おいしい。 林さんが完全ダウンで、食事もとれなくなっていた。 ![]() ベルトール小屋の夕食。 今日もめちゃくちゃハードワークだった。 ぐったり。。。 おやすみなさい。。。 |
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