| 8月7日(金):6日目−停滞 今日は下山予定日だ。7時起床。あいかわらず雪が降っていてホワイトアウトだ。 朝食は、キムチラーメン、ソーセージ、スープ、クリームチーズ、オレンジ。おいしい。 ![]() 朝食 8時、航空機用無線で島津さんがマウントクックエアポートを呼び出してみる。返事がない。まだ来ていないのかな。30分後、ふたたび呼び出すがまた返事 がない。何回か重ねるが返事がない。 何回目かで、返事が返ってきた。しかしノイズに埋もれてほとんど意味がわからない。なんでこんなに通信状態が悪いのだろうか。このままでは埒があかない ので、話方を変える。「いま飛行機を飛ばせるのか、YesかNoかで答えてくれ」 これならノイズに埋もれても回答が聞き出せる。ノイズの先の答え は、、、「NO」 だった。飛行機は飛ばない。 ![]() キッチン。鍋類が常備。下の棚には残置食料がいっぱい。 ![]() 雑誌や本 12時すぎ、やや晴れてきた。 みちおは、道夫だ。これを彼らに説明する。漢字キャラクタとはなにか、中国語と日本語はとはなにか、日本人は中国語がわかるのかなど彼らに質問された。 道夫は、road + husband だ、と説明したら笑われてしまった。 ひまなので外に出て小屋の前を雪かきする。うんうん、これで入口前が少々広くなってワイヤのない部分だが安全になった、と自己満足。そして小屋からトイ レまでの斜面にステップを作る。うんうん、これで安全にトイレにいけるぞ、と自己満足。 デイビッドが小屋から顔を出して、なにしているんだ、と聞いてくる。michioは road + husband だ。だから roadを作っているんだ。と説明した。 今日は土曜日だ。Saturday! ベイシティローラーズって知っているか、と質問するともちろん知っていた。Queenは知っているかと聞くと、もちろん知っていた。デイビッド達が Queenの歌を歌いだした。日本ではQueenの歌がCMソングによく使われているんだよと話すと、アメリカではQueenの "We are the Chanpion" がバイアグラのCMにつかわれているんだ、とそのCMの内容を説明してくれた。すごく陽気だ。 トムが日本の国歌を歌ってくれ、という。う〜〜ん。日本の国歌はあまり陽気な歌じゃないんだ、と断ってしまった。ありゃりゃん。。。 訪問者ノートを見てみる。3年分ほど書かれているのだが、日本人の名前は2年ほど前の夏の夫婦の名前1組だけのようだ。 おもしろいイラストが書かれてあった。とある夏、クライミングに来たパーティーが悪天のために1週間閉じ込められてしまったようだ。しかたがないので小 屋の天井に登るしかない、と、天井に女性が張りついているイラストが描かれていた。 ![]() 訪問者ノートに書かれたイラスト 15時すぎ、晴れた。再度、航空機用無線でマウントクックエアポートを呼び出してみる。「今日は飛ぶのか。」「今日はもう飛ばない。明日、飛ぶので待っ て欲しい」 もう1泊が決定してしまった。 せっかく晴れたので、飛行機の着陸地点までひと登りして滑ることにする。ここしばらくの降雪でパウダースノーが楽しめるかも! 5人で小屋を出る。せっ かくつくったトイレへのステップが、みんなのスキーで崩れてしまった。ありゃりゃん。飛行機の着陸地点に着く。小屋に向かって滑降だ。しかし斜度が緩いの に加えて雪質があまりよくなかった。スキーが滑らない。ぜんぜん面白くなかった。島津さんは1回で小屋に戻る。みちおはもう一回登り返して滑った。結果は 同じ。滑らない。小屋に戻る。 ![]() みちおと島津さん−ブルーの氷河 ![]() マウントクックをバックに ![]() 小屋に向かって慎重に降りるボブ。右側の谷に落ちるとおしまいだ。 すっごくきれいな夕焼けだ。マウントクックがきれい。 ![]() 夕焼けに浮かぶマウントクック ![]() 夕焼けに浮かぶ Mt.Green ![]() タズマンサドルハット。バック左にマウントクック。 今日の夕食は、らせん状パスタ(エリーケ)とパンプキンクリーム+ソーセージ。そしてニンジンの味噌汁だ。これまたおいしい! ![]() 夕食 デイビッド達が、無線のおねえちゃんの声まねをして楽しんでいる。声をあげて大笑いだ。無線の時間が楽しみだ。 夜7時。待ちに待った定時無線交信。デイビッドが声まねしたおねえちゃんの声。おねえちゃんが明日は晴れだと言う。他の小屋にはまだだれもいない。マウ ントクック国立公園内にて小屋に閉じ込められているのは、我々5名だけなのだ。 もし明日も明後日も飛行機が飛ばなかったら、かなりやばい。というのは帰りの日本への飛行機に乗れなくなってしまうからだ。となると別の選択枝は、飛行 機を使わずに、明日小屋を出てダズマン氷河を下って行く。途中の小屋に1泊してマウントクックビレッジまで降りるのだ。ただし、悪天の中をクレバスの危険 がある、あるいはセラック帯(氷河が砕けた地帯)の氷河を下って行くこと、その下部かなりの距離のモーレーン地帯を重い荷物+スキーを背負って何10km も歩き続けなくては行けないこと、などが障害となる。どうすべきか、悩む。デイビット達も悩んでいる。 夜、満天の星空。明日は晴れるだろう。おねえちゃんもそう言っているし。晴れることを祈って、おやすみなさい。。。 ![]() てるてる坊主 |
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